1974-05-27 第72回国会 参議院 本会議 第23号
○松下正寿君 私は、民社党を代表して、ただいま議題となっております衆議院送付、学校教育法の一部を改正する法律案に賛成の討論を行なうものでございます。 本法案の趣意は、管理職としての教頭の地位を明確化し法制化することであり、その目的は、現在激しく動揺しております教育秩序を回復し、教育をそのあるべき姿に近づけることであります。教育そのものと教育秩序とは密接な関係はございますが、同じものではなく、二つ別
○松下正寿君 私は、民社党を代表して、ただいま議題となっております衆議院送付、学校教育法の一部を改正する法律案に賛成の討論を行なうものでございます。 本法案の趣意は、管理職としての教頭の地位を明確化し法制化することであり、その目的は、現在激しく動揺しております教育秩序を回復し、教育をそのあるべき姿に近づけることであります。教育そのものと教育秩序とは密接な関係はございますが、同じものではなく、二つ別
○松下正寿君 受田議員の御答弁、非常に私にはよくわかる、明瞭だったのですが、それについて文部大臣のお考えはいかがですか。違いますか、同じですか。
○松下正寿君 私はきょうは、主として改正案に対する修正についてはっきりしたことをお伺いしたいと思いまして、特に受田議員からお尋ねしたいと思います。 いろいろこまかい問題がございますが、こまかい問題に入る前に、まず一番基本的な問題をお伺いしたいと思います。 一言で言いますというと、今回の改正案の、特にこの修正案の主たるものは、必要に応じていわば従たる職務を行なう。つまり教頭の地位を強化する。どういう
○松下正寿君 学校教育法の一部を改正する法律案は普通、教頭法案といわれておるのでありますが、これについて、まず初めに文部大臣にお伺いしたいと思いますが、お伺いというよりかむしろ確認であります。 御承知のとおり、この法案というものは衆議院において民社党・自民党の共同提案で修正案が出されております。この修正案が衆議院で可決されておるということになっておるわけでありますがそうなっておれば、今回参議院に送
○松下正寿君 文部大臣のいまのことばのうちにもありましたが、私学振興方策懇談会、これはまだ決定になっておらぬでしょうが、大体どういうような結論が出るかということについて、文部大臣のお見通し等はどうでございますか。
○松下正寿君 今度の国会におきまして、人確法——人材確保に関する法案が国会を全会一致で通過いたしまして、これは非常に私喜んでおりますが、方針として非常に大きな進歩であると思っております。 ただ、私らのように私学出身で、私学の経営に長い間責任を持っておった者から見ますというと、ああいう非常なけっこうな法案を通過したのを見つつ、一種の不安と、何といいましょうか、不平等というようなものを感ずるわけなんであります
○松下正寿君 御承知のように、私学は、少なくとも大学においてはもう七割ぐらいまで量的には分担をしておるわけなんです。したがって、この法案、この人確法というものも非常にけっこうでありますが、この運用を誤まりますと非常にかえっておかしな結果になる、そういう点を内閣においても十分に考慮していただくことを強く要望しておきます。 長官のおいでのうちにもう一つ、これもやはり文部大臣からお答え願いたい点でありますが
○松下正寿君 次の質問は、実は文部大臣に御答弁願いたいと思っておったんですが、文部大臣おいでにならぬようであります。ちょっとついでながらと言っちゃ失礼ですが、総理府長官お見えになりますから、文部大臣にかわってというわけじゃないですが、大臣としての、国の政治をあずかる方としての御意見を伺いたいと思うのであります。 今回のこの勧告によりまして教員の給与が上がったのは非常にけっこうなことでありますが、これはつまり
○松下正寿君 今回の人事院の勧告で小中校と高等学校の教員との給与の格差というものは非常に縮小されたようであります。私は元来この格差というものは必要ないという考え方を持って前回文教委員会のときに文部大臣にそういう趣意の質問をいたしましたわけであります。幸いにして、非常にその格差が縮小されておるようでありますが、私、頭があんまりよくないせいか、よく見回してもあまりたいした格差じゃないようなんですが、何か
○松下正寿君 次に、先刻宮之原委員からも御質問がありました。ちょっと私と逆で一番最後に私立学校のことについての御質問があって、これに対して大臣の御答弁があったわけでありますが、私は実はほかのことを除いてもこの問題についてぜひとも大臣のお考えをお伺いするだけじゃなくて、文部省としてもっとはっきりした対策をとっていただきたいと思うわけであります。というのは、私自身が私立学校で長く苦労した立場をとっておるわけであります
○松下正寿君 なかなかお聞きするのは簡単ですが、お答えになるのがむずかしいと思いますからこれ以上どうもいじめてもあまりいい結果が出てこないのじゃないかと思いますが、ちょっといまおことばのうちにありましたが、戦前、徴兵猶予という制度があったわけです。現在は徴兵制度がありませんし、別に私は復活してもらいたいと思っておるわけではありませんが、何かあれに該当するような特権というものが、給与以外に、ほかの職業
○松下正寿君 いままでの質疑応答で大体尽くされていると思いますので、ごく簡単に私の所見を述べつつ文部大臣の御所見をお伺いしたいと思います。 私、個人のことを申し上げて恐縮ですが、文教委員に就任後ごく新しいわけであります。そこで一番初めに、この法案を読んでみて、非常に長いので、学校教育の水準の維持向上のための義務教育諸学校の教育職員の人材確保に関する特別措置法案、ちょっと一息では読めないほど長い名前
○松下正寿君 私は、民社党を代表いたしまして、国立学校設置法等の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由について、その要点を説明いたします。 修正の第一点は、筑波大学の副学長、これは五名となっておりますが、これを三名に変更することであります。 おそらく政府案の骨子とするところは、最近のなげかわしい状態にかんがみて、学長の地位、権限を強化する、そのためには五名の副学長が必要である、そして補佐によって
○松下正寿君 それでは、同じような質問を大蔵省の方にしたいのですが、大体そういうものですか。それともまた、何か国会の議決を経ないで、一応の仮払い等のことが幾らかでも考えられる余地があるのでしょうか。
○松下正寿君 その御説明を伺って、一応安心いたしました。 それから、これは総理府長官にお伺いしたらいいか、あるいは、ほんとうならこれは総理大臣でしょうが、総理大臣がいらっしゃいませんから適宜にひとつ御答弁願いたいのですが、今度臨時国会をやるかやらないかということは、これは総理府長官にお伺いしても、まして大蔵省にお伺いしてもこれはちょっと見当が違うかもしれませんが、ただ、ちょっと私どもが疑問に思っておりますのは
○松下正寿君 人事院勧告の四月の実施について、いろいろ午前中からだいぶきわどい質疑応答があったわけでございます。私もこの問題について、もうちょっと突っ込んでお聞きしたい思っておりましたが、これ以上しつこく突っ込んでも、これ以上のものは何もでてこないのじゃないかと思いますから、ただ一言だけ確認しておきたいのですが、今度の四月実施については、政府からの、何といいましょうか、圧力と言っては語弊があるでしょうが
○松下正寿君 次に外務大臣と防衛庁長官にお伺いしたいと思いますが、沖繩返還協定が成立しましてこの五月十五日に沖繩が復帰したことは、私個人として非常に喜んでおるところであります。ただ、これに対していろんな批判といいましょうか、不安もしくは不満がたくさんあるようでありますが、いろいろあるとしましても、やはり何といってもそのうち一番大きな問題は米軍基地の問題である。この基地の問題については本委員会及びその
○松下正寿君 これは外務大臣にお伺いしたいと思いますが、昨年のいわゆる沖繩国会で非核決議、沖繩の基地縮小等の決議が行なわれたわけであります。沖繩の基地縮小の決議がいかに進行しておるかについては、すでに御答弁が相当詳しくありましたからこれは別として、非核決議のほうが一体どういうふうになっておるか、つまり核兵器の撤去については毒ガスの撤去の作業のようなああいうようなことが行なわれてないわけでありますが、
○松下正寿君 いま私は総理大臣によく言えば非常な高次元の質問をしたわけでありますが、これ以上御答弁を願うことは困難だろうと思いますので、逆に今度は非常な事務的な低次元のことを外務大臣にお伺いしたいと思います。 ただいま総理大臣からも偶然、私が期待しておりませんでしたが、いろいろお話しになりましたように、今度の事件に関連しまして非常に困難な、旅行者その他通商関係等いろんな困難な問題がたくさんできてくると
○松下正寿君 こういう事件が起きますというと、必ずまあ政治の貧困であるとか、あるいは若い者の政治に対する不信であるとか、政府が無能であるとか、いろいろなことが言われるわけであります。しかしながら、これは幾らそういう悪口を言ってもそこで解決がつくかどうか、私はほとんどことばだけで終わるんじゃないかというふうに考えておるわけであります。私は実は考えておりますことは、この根本の問題というのは、むしろ総理大臣
○松下正寿君 時間が非常に短いですから、私はイスラエルのテルアビブ空港におけるあの不幸な事件についての私の所見を述べて、総理大臣の御意見を伺いたいと思います。 あの事件に対して政府が謝罪使節を派遣されたということは非常に適切な処置であると私は考え、これを高く評価しておるものであります。しかしながら、これとは別に、あの事件というものは、むろん一つの事件としては単独でありますが、決して偶然に突発したものではなく
○松下正寿君 大体居住者の分布のほうは、私ばく然と考えておった常識と一致するわけですが、実は年齢層のほうはちょっといま数字を伺って驚いたといいましょうか、不明を大いに自覚したわけですが、六十歳以上が相当数がおるんじゃないかと思っておったわけですが、非常にそこに私どもはいままで考えておったものと狂いが出てきているわけです。というのは、何でしょうか、ここ、昭和二十年から今日までの間、だいぶ日がたっておりますが
○松下正寿君 大体のところでけっこうなんですが、年齢層といいましょうか、あまり若いはずはないと思いますが、大体どのぐらいな年齢になっておりますか、大ざっぱなところでけっこうです。
○松下正寿君 私が疑問に思っておりましたことのほとんど大部分は川村委員との相当詳細な質疑応答によって大体はっきりいたしましたから、私は、ごく簡単に、いままで触れられなかった問題について、二、三御質問いたしたいと思います。 結論を先に申し上げますというと、私は北方領土問題対策協会法の一部を改正する法律案、これには賛成でありまして、できるだけ早くこれが成立することを希望しておるものでございます。ただ議員
○松下正寿君 役所のことですから、全体として人件費が七割占めることはそれほどふしぎではない、至ってあたりまえだと思われるわけですが、どういう調査をしておられるわけでありますか。これは詳しく御説明を願わなくてけっこうですから、つまり、破防法で規定されておる一番重要な点について、十分な調査が行き届いておるかどうか、こういう問題ですが。
○松下正寿君 時間も制限されておりますから、私は、法務省関係は公安調査庁の問題の一点だけをお尋ねしたいと思います。 公安調査庁は、むろん破壊活動防止法に基づいて設置されたもので、破壊活動を防止することが目的になっておるわけでございましょうが、現在公安調査庁に使われております予算はどのくらいで、それが、人件費がどのくらい、調査費がどのくらいの割合になっておりましょうか。
○副主査(松下正寿君) 第一分科会を再開いたします。 昭和四十七年度予算中、裁判所及び法務省所管を一括議題として、休憩前に引き続き質疑を続行いたします。 質疑のおありの方は順序御発言願います。
○松下正寿君 内容はそれでわかりました。検査官——調査官ですか、調査官の資質——少年の資質のほうはわかりますが、調査官のほうの資質といいますか、調査官というのはどういったような訓練を受けて、どういう待遇を受けているのですか。
○松下正寿君 裁判所職員の増員につきましていろいろお伺いしたいことがありますが、時間も非常に制約されておりますので、ただ一点だけ、こまかく言うと二点になりますが、家庭裁判所調査官、これの問題と、これに関連した家庭裁判所の問題について、二点ほどお伺いしたいと思います。 これは調査官十五名の増員として、家庭裁判所における少年等に対する資質検査の強化、こういうようにしてございますが、具体的にこの資質検査
○松下正寿君 では、核の問題はその程度にして終了いたします。 次に、佐藤・ニクソン会談の共同声明で「朝鮮半島に依然として緊張状態が存在する」云々ということばがございますが、こういう認識が今回の協定の背景の一つになっておったというふうに見られるわけであります。この佐藤・ニクソン共同声明以来だいぶ国際情勢は変わっておりますが、この朝鮮半島における緊張状態というものは、この当時といまと比べて大体同じようなものであるか
○松下正寿君 総理の御答弁伺って非常に安心したわけでありますが、やはり私は、何も政府を批判するわけでもありませんが、少し表現がじょうず過ぎたんじゃないかという感じがするわけでありますが、たとえばこの前の佐藤・ニクソン会談の第八項なんかにつきましても、「核兵器に関する日本国民の特殊な感情」云々、それについて詳細に総理が説明した、「これに対し、大統領は、深い理解を示し、日米安保」と、これは別に文法が間違
○松下正寿君 本委員会が開かれましてからだいぶ審議が進んだようでございますが、やはりいろいろな問題がたくさん起きましたが、一番沖繩返還協定についての根幹的な問題は私二つあるのじゃないかと思うわけであります。 第一は、やはり核の問題、核があるかないかという問題であります。これは、いや、ないんだ、いや、あるだろうと、ちょっとそれだけだと水かけ論みたいになるわけでありますが、その問題が一つと、それからもう
○松下正寿君 まだ私の考えておるところと御答弁とが食い違っておるように思うのであります。私は一般の、国際連合の理事会がどうとか、そういうふうな一般的な議論をしておるわけではなくて、軍縮の話をしておるわけであります。たとえば日本とソ連、中共等が、双方で、具体的に兵力を減らしていくということは、あるいは少なくとも相手に脅威を与えはしないかというような印象のあるものは撤去をしていくということは、私は一般的
○松下正寿君 日米安保条約がいままで防衛というよりか戦争阻止力を持っておった。この点は私も同意いたします。不戦条約について総理の御意見、私も遺憾ながら同感であります。総理と私とは、これは偶然同じ年でございますが、私も、おそらく総理も同様だと思いますが、不戦条約ができたのを非常に喜んだわけであります。これで戦争はもう永久になくなったんじゃないかと思っておったわけでありますが、それから十年たたない前後のうちにまた
○松下正寿君 私は四つの点について総理大臣以下、各関係大臣あるいは政府委員等の、場合によってはやや専門的なことについての御答弁を伺いたいと思います。 第一は、これは総理大臣の御意見を伺いたいわけでありますが、先刻からしばしば質疑応答がございましたが、やはり沖繩問題の一番難点といいましょうか、むずかしい問題、われわれ国民が非常な関心を持つと同時に、政府も非常に頭の痛い点はやはり基地の問題だろうと思います
○松下正寿君 私は民社党を代表いたしまして、去る十七日本院において行なわれました佐藤総理の所信表明に関し、若干の御質問をいたし、総理並びに関係大臣の御見解を明らかにしていただきたいと存じます。 第一点は、参議院のあり方でございます。参議院のあり方につきましては、国民の間に深い疑惑が漂っております。参議院は衆議院とともに国会を構成し、憲法上国権最高の機関とされているのでありますが、実情として、はたしてその
○松下正寿君 これで現状がわかったわけですが、これをいつと比べたら一番適当かどうかわかりませんが、かりに昭和二十五年、ちょっと当てずっぽうなあれなんですが、その戦後あたりと比べてみると、この率はどういうふうに変化しておりますか。
○松下正寿君 裁判の遅延の原因が非常に複雑であって、裁判官の不足だけではない、しかしながら裁判官の不足も原因の一つになっておるということは間違いないわけだと思います。 そこで、それを前提にしてお伺いしたいわけでありますが、まあお伺いする前に、かりに昭和四十五年としまして、昭和四十五年の修習生、修習を終えた者の中から弁護士、判事、それから検察官等に振り向けられる割合をちょっと御説明願いたいと思います
○松下正寿君 私は、裁判の遅延の問題にも関連しまして、裁判官、それからついでにと言っては非常に失礼ですが、検察官の人員の問題についてお尋ねしたいわけでございますが、第一に、根本的に、現在の裁判遅延ということが残念ながらあるようでありますが、これと、裁判官のあるいは検察官の数が不足しているのかどうか、その間の因果関係はどうなっているか、第一点、御説明願いたいと思います。
○松下正寿君 休懇前の長官の御答弁によりますと、この公文書館設置のおもな目的というものは、近代日本の発展のあとづけという点にあるので、非常に私けっこうであると思いますが、そこで、あるとすれば、これまた死児のよわいを数えるような繰り言になりますが、実はもう少し大規模なものにしていただきたかったわけであります。これは議事録を調べておりませんが、長官が衆議院の内閣委員会で、大体日本の公文書の規模というものは
○松下正寿君 この問題を私が峯山委員の御質問があったあと蒸し返してあえて申し上げることといたしましたのは、以下私がいろいろお伺いしたいことが万事これに関係するわけでして、いろいろ注文があるわけでありますが、もう建物ができちゃった以上、一つの空理空論になりはしないかということを非常におそれておるがゆえに、非常に重要な公文書なんというものが、私などから見ると非常に不満足なものになっている。しかし、それをどうしたらいいかということは
○松下正寿君 私は、もっぱら国立公文書館新設問題について山中長官にお伺いしたいと思います。 先刻、峯山委員の御質問に対する御答弁で一応の了解をいたしましたが、多少観点が違いますので、もう一ぺんその点をただしてみたいと思いますが、まあ例の、建物が先か法案が先かというこの問題でございます。長官の御答弁では、これは私どもの印象で、間違っておったかもわかりませんが、建物を建てたのだから押しつけると、そう思
○松下正寿君 それでは現在の段階においては必ずしも中華人民共和国と正常国交開始を目的としていない、こういうふうに理解してよろしゅうございますか。
○松下正寿君 私のお尋ねしました一番大事な点は、接触を重ねた上に、最終的に中華人民共和国と正常な国交を開始される目的を持っておられるかどうか、その点でございます。お答え願います。
○松下正寿君 私は、日中国交正常化及びそれに伴う諸問題につきまして、総理大臣、外務大臣及び防衛庁長官に御所見を伺いたいのでございますが、その前に私の基本的考え方を若干述べまして、その考え方を御理解の上に私の質問にお答え願いたいのでございます。 日中国交正常化への要望というものは、政府当局は非常に慎重であられますからこれは別としまして、国会において表明された意見、マスコミ、一流総合雑誌等に発表されておる
○松下正寿君 時間がはなはだ短いので、いろいろいま申し上げたような、またいま御答弁がありましたような観点に立っての具体的な施策、御意見を伺いたいわけでありますが、ほかは全部省略いたしまして、この「復帰対策の概要」のうちホというところに「通貨の切替準備」ということが書いてあります。これは具体的にどういうようにおやりになるつもりであるか、また、うわさによりますというと、長官はフリーゾーンということをお考
○松下正寿君 ちょっと長官、誤解があるんじゃないかと思いますが、ここに書いてあります論文というのは、本土復帰に反対というわけではなくて、本土復帰には絶対賛成であるけれども、ただ復帰ということは、単なる日本の一県に編成するというような簡単なものじゃなくて、沖繩の伝統同じ日本人でありながら非常な歴史を異にしておるという点にかんがみて、その特性というところに重点を置いてもらいたい、そういう意味でございます
○松下正寿君 沖繩の問題についての政府の基本的な態度について山中長官にお伺いしたいと思います。 沖繩の復帰が確定する前には、沖繩県人はこぞって、またわれわれ本土の者もこぞって沖繩復帰というところに全国のエネルギーが集中されたわけであります。幸いにして全国民の熱意、政府の努力等の結果、一九七二年に沖繩復帰ということが確定しておるというわけであります。まことにけっこうでありますが、同時に、最近ちょっと