○説明員(村山松雄君) 高等学校を卒業した程度の学歴といたします実習助手が実習の二級に上がる場合におきましては、高等学校において実習にかかる実業に関する学科をおさめて卒業したものであることを基礎条件といたしまして、その後六年の経験年数と十単位の修得をもって二級免許状をとることになっております。
○説明員(村山松雄君) 実習助手の経験年数を実習教諭の資格を取得する場合の経験に通算する場合におきましては、臨時免許状の有無は関係ございません。
○説明員(村山松雄君) 教員養成制度の答申に対しましては、主として教員養成を目的とする大学を作ることが教員養成制度改革の方向のうちで一番重要な問題であるとされておるわけでございますが、その点につきまして、言論界と申しますか、各界の方から相当慎重に研究すべきであるというような意見も寄せられておりますし、それから教員養成を目的とする大学を作るといったような方向に進むといたしますと、単に教員養成制度という
○説明員(村山松雄君) 教員養成の教育として基本的に必要なものは、広い視野に立った国民的教養の基礎の上に教員として必要な専門的知識、技能を備え、かつ児童、生徒の発達段階に応じて適切な指導をなし得るところの教職的教養を備えることが必要だ、しかもそれらの知識、技術が個々ばらばらに断片的にあるのではなくして、自主的な人格の中に総合されて備わらなければならない、そういう教員の資質を実現するためには一般教養、
○説明員(村山松雄君) 現在の教職員免許法におきましては、教員の資格を取得する場合の基本的条件といたしまして、大学を卒業して学士号を有すること、それから大学四年間に一般教育、それから教科に関する専門科目、教職に関する専門科目を法令の定めるところによって取得することが条件になっておりまして、それ以外には何らの条件が加味されておらないわけでございます。中央教育審議会の答申におきましては、教員の資質を向上
○説明員(村山松雄君) 単位の詳細は、各養成所ごとに定めるように今大体考えておりますけれども、外国語については、英語とドイツ語につきましては各三単位を履修させるようなことで準備を進めております。
○村山説明員 一般に小学校及び中学校の教員となる目的で教育を受けて、卒業後教員になれなかった者というのは、先ほど申しましたように卒業者の一割程度おるわけでございますが、これらの者が教員になれたかった事情につきましては、いずれの県におきましても教員の採用試験というものをやって、その結果成績のいい者は採用されておるわけでございまして、教員になれなかった者につきましては、必ずしも成績の面で十分でない者も相当数
○村山説明員 高等学校の工業教員になる場合に、基本的に必要になるものは、やはり工学に関する専門教育だと考えられます。従いまして、一般の教員養成を目的とする大学学部の卒業者は、工学の専門教育という点では全然欠けておりますので、これを活用して工業教員に転換させるということは非常にむずかしいと考えます。ただ現職教員の中に、工業教員としての資格を有する者で、現在工業以外の教科を担当している者が相当数あります
○村山説明員 教員養成を目的としております国立大学の卒業者で、教員になれない者の数は、毎年約卒業者の一割程度でございます。卒業者が約一万五千程度ございますので、千五百名内外の者が教員になれないで未就職の状態で終わることになっております。
○説明員(村山松雄君) 十一大学につきまして、大学学術局におきまして、関係課長、係官で事情を聴取したわけでございます。私全部につきまして逐一立ち会ったわけでございませんが、関係者の間で話し合いまして大体事情聴取の結果まとめてございます。その結果につきましては、実は十一大学の中でおいでにならなかったところもございますし、また、おいでになったところでも、お願いいたしました資料を十分お持ちにならなかったところもございます
○説明員(村山松雄君) 教員養成所の教育課程のうちの約半分を専任教官で担当し、残りを非常勤講師で担当することに予定しております。
○説明員(村山松雄君) 定員を計上いたしました分はもちろん専任として埋めるわけでございます。残りの不足の分につきましては非常勤講師によって教官組織を構成することにいたします。
○説明員(村山松雄君) 定員を計上いたしました分につきましては、大体養成所を付置する大学におきまして充足の計画が立っているようでございます。
○村山説明員 免許法の理念をくずした場合にどういうことになるかというお尋ねでございますが、現在提案いたしております教育職員免許法等の一部を改正する法律案におきましては、免許法の理念を前提といたしまして、現実の必要にも適応するごとく所要の改正を試みたものでございまして、免許法の理念をくずしたものとは考えておりませんので、その結果につきましても、この改正によりましてよりよく現在の教育界の実情に適合していけるものと
○村山説明員 免許法の目的をもう少し具体的に申し上げますと、教育職員の資質といたしましては、大学ないし教員養成機関におきます一定の修業年限と一定の単位の修得によって教育職員の資格を定めていく、これが基本的な考え方になっております。基準といたしましては、法律におきまして非常に大まかな修業年限と単位の数の基準をきめまして、それから細目につきましては施行規則におきまして具体的にどういう教科についてどれだけの
○村山説明員 教育職員免許法の目的は、法律の第一条にも掲げておりますように、教育職員の免許に関する基準を法令の定めるところによらしめることによりまして、教育職員の資質の保持と向上を目的といたしております。
○説明員(村山松雄君) 学生定員は学則に規定する事項になっておりまして、学生定員増は、形式的に申しますと、学則の改正ということになりますので、法令上は報告事項になっております。
○説明員(村山松雄君) 大学の増員の計画なり、それから現在の施設の収容能力なり、そういった点について御説明を承ったわけでございますが、それにつきまして可能であるかないかの判断を下すにつきましては、大学基準の適用、それからそういうことを承認する場合の手続、その他いろいろ検討すべき点がございますので、現段階におきましてはまだ結論が出ておりません。
○説明員(村山松雄君) 官房長からお答え申し上げましたように、大学からおいでいただきまして、書面と口頭によって実情を伺っておるわけですが、全体的に検討いたします必要もございますので、個々の大学につきまして可能であるとかないとかいう結論はまだ現段階では出しておりません。
○説明員(村山松雄君) 三千二百二十名のうちで、国立大学関係が千七百九十名でございまして、残りが公、私立大学という割り振りになっております。
○説明員(村山松雄君) 九つの養成所で合計二十二学科を予定しております。内訳といたしましては、電気が六学科、機械が六学科、工業化学が五学科、建築学科が三学科、土木学科が二学科でございます。 これは、工業高等学校の増設計画の大体の学科別の比率に対応いたしまして、工業高等学校をたくさん設置するもの、従って教員需要が多いと思われる学科を多くし、比較的少ないと思われる学科を少なくし、まとまった教員需要がないと
○説明員(村山松雄君) 工業教員養成所の職員構成は、大体、高等学校卒業を入学資格といたしまして三年の教育機関でございますので、同種のものといたしましては、四年制の大学あるいは三年制の短期大学、二年制の短期大学等がございます。それらと対比いたしますと、四年制の大学の場合に比べますと、大体二分の一見当になっております。それから短期大学に比べますと、併設の短期大学よりは多少よくなっております。それから独立
○説明員(村山松雄君) 養成所は、三学科を置くものと二学科を置くものとがございます。三学科の場合におきましては、教授六、助教授六、助手六、事務職員を合わせまして、合計四十二名、二学科の場合ですと、教授四、助教授四、助手四、事務職員を合わせまして、合計二十九名の職員編成を予定しております。
○説明員(村山松雄君) 局長通達を出しましたのは昭和三十六年三月十六日付でございます。茨城大学におきまして試験が実施されましたのは三月二十三日でございます。
○説明員(村山松雄君) 四月一日付で大学課長を命ぜられました村山でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 大学入学試験問題の事故の状況につきまして、現在までに調べました状況を簡単に申し上げます。昭和三十六年度の大学入学試験問題におきまして、出題の誤り等の事故があったケースは、大学の数にしまして八大学、件数にしまして九件ございます。大学別に概要を申し上げますと、東京大学におきまして、社会科の世界史
○説明員(村山松雄君) 御指摘のように、養護教諭資格取得の三つの方法のうちで、保健婦、看護婦から入ってくる者につきましては、保健婦、看護婦といたしまして女であるこことが確定しておりますので、男の養護教諭がそっちの面から出てくるおそれはないのであります。残る一つの大学ないし短大を卒業して所定の単位をとって養護教諭の資格を得る場合につきましては、現在性別の規制がございませんから、男が出てくる可能性があるわけでございますが
○説明員(村山松雄君) 養護教諭の資格要件は、御承知だと思いますが、養護教諭は、生徒児童の養護をつかさどるという職責からいたしまして、保健婦、看護婦的な要素と、それから教育者的な要素と二つが要求されているわけでございます。現行法といたしましては、従いまして、大学四年を卒業いたしまして二つの要素を両方とも充足した者が、養護教諭の資格の原則的要件になっております。ただ、いろいろ沿革的な事情並びに現実の事情
○説明員(村山松雄君) 御説明申し上げます。養護教員の養成課程といたしまして、国立大学に委託して看護婦を基礎資格といたしまして一年の養成課程、一大学当たり三十名、五大学で養成課程を設けたいという要求を三十六年度にいたしております。金額として約三百万円でございますが、これは政府原案に乗るに至りませんで見送りになっております。過去五年間も大体同様な考え方で養護教員の養成課程の要求をいたして参ったのでありますが
○村山説明員 御説明申し上げます。やみ学級とおっしゃいますのは、付属学校におきますいわゆる予算超過学級のことだと存じます。付属学校の学級数は、申すまでもないことでありますが、予算で定められておりまして、予算で定められました学級数に従いまして運営する建前になっております。ところが、ただいま御指摘のように、多数あります付属学校の中で、ごく一部のものでございますが、予算に定められた学級数をこえました学級を
○説明員(村山松雄君) 御指摘の養護教諭とほとんど、同等の資格を持ち、同等の職務に従事しておるが、定員その他の関係で養護教諭として任用になっていない、いわゆる養護婦その他の名目で学校に勤務しておられる方というのは、全国で全部で三千数百名あるやに聞いております。そのうちの半数近くの方は、ある程度の養護教諭の資格もお持ちだという工合に聞いております。その方がさらに研修して単位をとられて養護教諭になりたいという
○説明員(村山松雄君) お答え申し上げます。委員会規則で臨時免許状の有効期限三年を六年に延長しておりますものは、現在では北海道だけのように承知しております。過去におきまして和歌山県も六年にしたことがございますが、現在では三年にしておるという工合に聞いております。
○説明員(村山松雄君) 認定講習の実施状況について御説明申し上げます。御指摘のありましたように、免許法の認定講習は、昭和三十四年七月以前におきましては、大学でやるとか、しからざれば都道府県の教育委員会がやる場合には、その府県所在の当該課程を有する大学の指導のもとに運営されなければならぬことになっておりました。従いまして、昭和三十四年七月以前につきましては、特に養護教諭関係の認定講習につきましては、まあ
○説明員(村山松雄君) 軍関係学校の卒業者に対して三年の現職経歴を加えることによりまして、専門学校相当と取り扱い、二級の免許状を授与することにつきまして、他の学校との均衡はどうであったかという質問でございますが、免許法の施行法は大学並びに旧制の高等専門学校並びにこれと同等の学校につきましては、網羅的に新免許状に切りかえの規定が設けられております。無線電信講習所ないし文部省所管でなかった時代の高等商船学校等
○村山説明員 高知大学の付属幼稚園の人事問題につきまして簡単に経過を御説明いたします。高知大学の教育学部に付属幼稚園を作りますことは、昭和三十年度予算におきまして所要の経費が計上されまして、一クラスの二年保育の幼稚園として七月から発足したわけでございますが、本年度といたしましては一クラス分の生徒経費と教官定員が一名計上せられたわけでございます。しかしこの幼稚園は新設ではございますが、それより以前に私立