1978-03-24 第84回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第7号
○村上参考人 ただいまの御質問のハマチの養殖に関してでございますが、私は養殖の方の専門家ではございませんし、また漁政的な面での発言は全然資格のない者でございますので、単に海域環境、漁場環境という面から見て、ハマチの養殖というのは瀬戸内海で一体どんなことなんだということをお答えいたします。 おっしゃるように、ハマチというものは、元来が外洋性の魚で、その幼時期を内海で過ごすというものでございまして、たび
○村上参考人 ただいまの御質問のハマチの養殖に関してでございますが、私は養殖の方の専門家ではございませんし、また漁政的な面での発言は全然資格のない者でございますので、単に海域環境、漁場環境という面から見て、ハマチの養殖というのは瀬戸内海で一体どんなことなんだということをお答えいたします。 おっしゃるように、ハマチというものは、元来が外洋性の魚で、その幼時期を内海で過ごすというものでございまして、たび
○村上参考人 お答えいたします。 確かに瀬戸内海の漁業的な利用、これ一番大きいということなんですが、国民が瀬戸内海をどういうふうに利用するかというまず最初の原点を定める。もちろん日本のことでございますから、いまおっしゃるように、漁業としての利用という面の比重が多いということは当然でございますが、まずどういうふうな利用をするんだという計画を立てる。それに従って、たとえば漁業で申しますと、今度はもう一段
○村上参考人 村上でございます。 私は、瀬戸内海の海域の汚染という問題を研究している一研究者の立場から、瀬戸内海の環境保全に対しまして総括的な意見を申し述べます。 皆様の御努力によって成立いたしました臨時措置法によりまして、瀬戸内海の環境というものは、若干ではありますが好転の兆しが見えてきたということで、はなはだ私どもにとってもありがたいことでございます。しかしながら、なかなかまだこれだけでは油断
○村上参考人 おっしゃる水カビというのは、私も実はデータが全然ございませんのでわかりません。ただ、水カビというのは、仮にスフェロティリスあるいはズーグレア、硫黄細菌、そういったものを意味するといたしますと、こういった種類は元来有機汚染度の高い、しかも流れがかなり速いところで発生しております。したがいまして、支笏湖にそういうような条件のところがあれば、たとえ局部的でもあれば、そういうものが発生し得る可能性
○村上参考人 最初に赤潮ということの定義なのですが、私、先ほど申し上げましたように、つまり被害を伴うような大きな赤潮、たちの悪い赤潮、これを一体予測できるかどうかという問題でございます。そこで先ほど申しましたように、私はある確率をもってこれを予報するということは不可能だということを申し上げたのですが、しからば、それではそれにかわるべき警報といいますか、どうも出るかもしれないぞといった程度のことは私は
○村上参考人 水産研究所の村上でございます。私は、赤潮全般に関しましての意見を申し述べさせていただきます。 御承知のように、赤潮の成因と申しますか、これは従来までにいろいろ言われておりまして、基本的には、その成り立ちが解明されていると申して差し支えないと思います。 すなわち、まず第一点が、海の富栄養の問題であります。 御承知のように、大きな人為負荷、汚染負荷の流入によりまして、瀬戸内海を初め各地
○村上参考人 お答えいたします。 最初の二分の一にしたらどういうメリットか。私どもの計算でいきますと、二分の一というのはおそらく昭和三十七年ごろの時点です。そうしますと、大規模赤潮はまだ発生していない。ですから、それなりのメリットはあるわけであります。ただし、ここでちょっと注意しておかなければいけないことは、現在海底にたまっているいわゆるヘドロ、それから出る負荷、これはプラスされているわけです。ほかから
○村上参考人 最初の第一点の汚染負荷量の二分の一でございますが、御事情よくわかりました。 私、申し上げたいのは、結局現在のところでは、環境容量というものは確実に何十何トンというところまで算定する域に達してない。したがいまして、環境破壊の状況と対比して当時の環境汚染負荷量ということでやらざるを得ない。実は三十七年以前については、私どもがやりましたような発生負荷量の算定は現在いたしておりません。したがいまして
○村上参考人 村上でございます。 まずこの瀬戸内海環境保全に関する法律ができようとしていること、私二十五年間瀬戸内海の海域環境の推移を見守ってきた者として、非常にありがたく存じ、感謝にたえない次第でございます。私、海域環境の研究者という立場から、このいま審議されております法案に対する意見を申し上げます。 もとより、法律の条文の解釈等については私全くのしろうとでございまして、以下申し上げることがあるいは