○村上国務大臣 ただいまの御質問につきましてお答えいたします。 御案内のとおり、郵便事業は郵便物の収集配達業務など、その大半を人手に依存しなければならない事業でありまして、運営経費の約九〇%が人件費及びこれに相当する経費で占められております。このため、近年増加の一途をたどったベースアップ等の影響を受け、四十九年度において、すでに料金収入をもってしては人件費すら賄えない状態となりました。このために、
○村上国務大臣 ……(発言する者多く、聴取不能)昭和四十六年度に……(聴取不能)この間、諸経費、特に人件費の著しい上昇のために、事業財政は、昭和四十九年度当初から相当の不足を生ずる状況となり、このまま推移いたしますと、収支の不均衡はますます大きくなることが予測されます。年々増加する配便物を円滑に送達し、郵便業務の正常な運営を確保して、郵便に負託された社会的責任を果たすために、事業収支の改善が……(聴取不能
○村上国務大臣 KDDに会長制を設けたということにつきましては私の関知しないところでありまして、必要によってKDDが、国際的にも非常に忙しくなる、そこで社長が出張したり、あるいは外遊したり、外国へ交渉に行ったりという際にその留守を守ったり、いろいろな経営上の相談をしたりする、その立場の人が会長であることが好ましいというような意味からそういうことになったんだろうと思います。KDDの会長に初代渋沢敬三氏
○村上国務大臣 そういう大それたことは考えておりません。絶対に私に限ってと申しますか、そういうようなことをやるべきことではないのでありまして、この点ひとつ御安心ください。
○村上国務大臣 お答えします。 KDDからの役員の選任の要求がありますれば、その人が人格、識見また手腕等について申し分のない人であれば、これに認可を与えることは当然でありまして、そういうようなことで今回のKDDの役員についても、先ほど板野社長も話しておりましたが、全くそういうようなことで決まったのでありまして、何ら異議を差しはさむものはないものと、こう信じております。
○国務大臣(村上勇君) 昭和四十八年度日本電信電話公社の決算の大要を御説明申し上げます。 昭和四十八年度における日本電信電話公社の決算は、前年度に引き続き黒字決算となり、二百九億二千六百四十七万円余の利益金を計上しております。 決算の内容を勘定別に申し上げますと、まず、損益勘定におきましては、収入済み額は一兆六千七百二十四億九千百五十五万余円、支出済み額は一兆六千六百二十一億四千九百九十一万余円
○国務大臣(村上勇君) いま郵政当局として、どうしろとか、こうしてほしいとかいうことを注文するときじゃないんじゃないかと、こう思って実は見逃しております。 私も、その新聞に出ているというようなことは承知はしておりますけれども、それは公式な記者会見で公式な発表かどうか、そういう点についても……
○国務大臣(村上勇君) お答えいたします。 電信電話料金を改定するかどうかにつきましては、現在のところ、電電公社からまだ何らの要請も受けておりません。そのような要請があった場合には、国の財政政策、電電公社の経営の状況及びそのあり方等を十分考慮しながら、慎重に検討していきたいと考えてはおりますけれども、いまだに何らの要請がないところでありますので、御了承願います。
○国務大臣(村上勇君) 国会の審議はあくまでも慎重でなければならないことは、もう言うをまたないのでありますが、特に郵便法の今回の値上げにつきまして御審議をいただいておるこの法案に対しましては、私どもとしては、それはいろいろ見方もございましょうけれども、あくまでも熱心に、しかも慎重に審議をしてまいっておるつもりでございます。もし、ただいま御意見のようなところがありますならば、一層これから注意いたしまして
○国務大臣(村上勇君) 御意見でありますが、御承知のように、郵便貯金も簡易保険もみなそれぞれ国民の大事なお金を預かり、また長期にわたる契約をいたして預かっておる次第でありまして、もしそれによる純益がありますれば、それはその契約者に、あるいは預金者にはね返っていくということが経済の定法であろうと思います。そういうようなところへ郵便事業が参加して、そうしてその赤字はそれらの貯金あるいは保険の利益によって
○国務大臣(村上勇君) 先生の御指摘のように、すでに昭和四十八年に郵政審議会の答申は、この際料金の改定をしてよろしいということでありましたし、また昨年、四十九年度にも郵政審議会の御答申をいただいておるのでありますけれども、時の政府はインフレ、要するに物価の高騰を恐れまして、一応しんぼうのできるだけしんぼうしていこうということで、実に去年、おととしというその上げ時期というものを延ばしてきた。それがここにしわが
○国務大臣(村上勇君) お答えいたします。 お説のように、五十一年度にまたなお赤字が増してくるということは事実であります。しかし、私どもとしては、政府がいま全力を挙げて物価の安定ということに努めておりますが、この物価が安定すれば賃金も安定してくる、かように思います。そういうことで、多少の赤字が出ましても、ともかくこれで賃金が安定すれば何とか切り抜けていけるのではないかと、こう思っております。 もし
○村上国務大臣 御指摘のようなことがあるとしますと、これはお客様に対して非常に不都合であります。私の知る範囲では、貯金関係の従業員は非常に好感の持てるようにいままで私は受けとめておりましたが、今後特に窓口等でそういうことのないように十分注意をしてまいりたいと思います。
○国務大臣(村上勇君) 郵便を利用するその内容を見てみますと、やはり必ずしも国民一人一人の利用度が均一というわけではないのでありまして、しかも、その八割が各企業等の差し出す業務用の通信であるという利用実態にあります。
○国務大臣(村上勇君) 今回の郵便料金の値増しにつきましては、私どもとしてもできる限りこれを避けたいということでいろいろと努力してまいりましたが、どうしても御案内のように郵便取り扱いのほとんどが人手を要しております。その人件費が非常に高騰してまいりまして、すでに四十九年度千四百億というような赤字が出てきておりますので、これを累年赤字で昭和五十一年度まで計算してみますと約八千億というような膨大な赤字になるのでありますから
○国務大臣(村上勇君) 先生も御承知のように、いずれの部門をとってみましても予算には制限があります。野方図に郵便局舎であろうがあるいは何であろうと、頼まれるから、何ぼでもつくれるというような予算はないはずでございます。したがいまして重要度の高いところからこれに追われながらつくっていっているというのが現実であろうと思います。 そういう意味から、私は、先ほど先生のお話しを承って、これはもう大変だと、六十万以上
○国務大臣(村上勇君) 郵便事業は郵便局を通じまして、国民の基本的通信手段である郵便サービスを提供することによりまして、その地域の福祉の増進とわが国の社会経済の発展、国民生活の向上に尽くしてまいっておる次第でございます。今後とも、社会の発展に即応した事業の運営を図りまして、公共の福祉の増進と地域社会の発展に尽くしてまいる所存でございます。
○国務大臣(村上勇君) お答えいたします。 郵便事業は、全国津々浦々に散在する二万一千余の郵便局を通じまして、国民の日常生活にきわめて密着しております郵便、貯金、保険の三事業を行っております。国民生活の発展、向上を図り、国民福祉の増進に重要な役割りを果たしておる次第であります。 先生御指摘のとおり、わが国の経済社会情勢は高度成長の量的拡大の時代から生活中心、福祉重視の質的充実の時代へと転換してまいりつつあると
○村上国務大臣 これはそれぞれ人によって違います。(阿部(未)委員「そんなことはない。はっきり言いなさいよ、あなた」と呼ぶ)それは、私なら郵便局の方へ入ります。(笑声)
○村上国務大臣 これは一つの行政機構の大改革でありますから、私の考えで——私はあなたの御意見については十分うなずけ、また納得のできる点がたくさんあります。しかし、これはとにかく政府全体の問題で、また画期的なことでありますから、十分考えさせてもらった上で御返事したいと思います。
○村上国務大臣 努力して集めたその金を逆ざやで扱っておったのでは、どういう術を施してもこれはせんすべはないと思うのです。何としてもこれは預託利子というものを採算のとれるようにはするべきだ、かように思っております。
○村上国務大臣 受信料の性格につきましては、昭和三十九年に出されました臨時放送関係法制調査会の答申におきまして、受信料は、「NHKの業務を行なうための費用の一種の国民的な負担であって、法律により国がNHKにその徴収権を認めたものである。」ということでありますが、「国がその一般的な支出に当てるために徴収する租税ではなく、国が徴収するいわゆる目的税でもない。国家機関ではない独特の法人として設けられたNHK
○村上国務大臣 国際協力ということはどこまでもこれは主眼にしておりますが、その会議の結果を見なければわからないことでありますが、しかし、われわれとしてはどこまでも日本の確保しておりますものは守っていきたい、こういう気持ちで会議に臨みます。
○村上国務大臣 ただいま事務当局からお答えのありましたように、わが方としてはあくまでも今日確保しておる権益と申しますか、これだけのものは絶対に放さないんだ、いまから再編成を云々して、そうしてもう戦わずして降伏していくというようなことは考えておりません。どこまでもこれを確保するために懸命の努力をしてまいりま す。
○国務大臣(村上勇君) 三種の問題につきましては、いまいろいろと各方面からも御意見を伺っておりますので、これは適切に処理してまいりたいと思っております。 なお、この郵便料金改正を機会に、全職員に今回の値上げの意味合いを十分に周知徹底いたさせまして、国民の皆様から郵便事業に対する信頼を得られるように、省を挙げて正常運行確保に万全を期してまいりたいと思っております。私は、今回の料金改正に当たり、このような
○国務大臣(村上勇君) 私は、私の知る範囲では非常に国民に愛されておる、同時に非常に重宝がられておる、非常にいろいろとめんどうを見てくれておるというように解釈しております。 その地域の常に中心になって、いろいろな面に正確にしかも親切に、その仕事を離れて心配している外交員なり外務員が相当多いようですけれども、まあ私はいい方だけしか耳に入らないんですが、まあ中にはまた投書が、変な、どうも不親切だとか、
○国務大臣(村上勇君) お答えいたします。 御承知のとおり、郵便事業はその作業の大部分を人手に依存しなければならない事業でありまして、運営経費のうち大部分を人件費で占めていることは先生御案内のとおりであります。このために、近年における人件費の高騰は事業財政を強く圧迫いたしまして、昭和四十九年度以降、大幅な赤字が見込まれた次第であります。 しかしながら、政府としては、強い政府の物価抑制方針に沿って
○国務大臣(村上勇君) ただいま御決議のありました郵便業務の正常運行につきましては、御指摘の御趣旨に沿うよう、遺憾なきを期してまいりたいと存じます。
○村上国務大臣 ただいま議題となりました日本放送協会昭和四十八年度財産目録、貸借対照表及び損益計算書並びにこれに関する説明書の国会提出につきまして、概略御説明申し上げます。 これらの書類は、放送法第四十条第三項の規定により、会計検査院の検査を経まして国会に提出するものであります。 日本放送協会から提出された昭和四十八年度の貸借対照表等によりますと、昭和四十九年三月三十一日現在における資産総額は、
○村上国務大臣 このたびは慎重な御審議をいただきまして、ただいま昭和二十四年五月以前の簡易生命保険契約に関する特別措置法案及び簡易生命保険法の一部を改正する法律案の御可決をいただきましたことを厚くお礼を申し上げます。 この委員会において承りました御意見、御議論されました事項は、ことごとく私どもに対する深い御教訓として拝聴いたしました。これらの点を今後の簡易保険事業の運営面に生かしてまいりまして、当委員会
○村上国務大臣 久保先生御指摘のように、明年六十周年を迎えようとしております簡保事業が幾多の困難を克服いたしまして今日までに至りましたのは、ひとえに国民の期待と信頼にこたえる努力を積み重ねてきたことによるものと考えます。しかるに近年、募集方法を中心に事業の信用を失墜させるような問題が数多く発生いたしましたことはまことに遺憾であります。省といたしましては数年来真剣にこの問題に取り組みまして、事業の体質改善
○村上国務大臣 各地方自治体の財政、非常に困窮している今日でありますので、できる限り枠を広げていくように努めたいと思っております。
○国務大臣(村上勇君) 国際電電の人事につきましては、郵政省としては、これを単に社長から提案されたものを承認するかしないかということだけにとどまっております。 ただいま御指摘のありました事務次官の云々と申しますことは私自身がまだ全く知らないことであります。いまの事務次官なら現在事務次官として郵政省で働いてもらっておりますし、そういうことは私自身考えたこともないのであります。そこで派閥人事とかあるいは
○国務大臣(村上勇君) 一つの通信衛星というものは長期展望の第一段階でありまして、それが完成した暁には国際通信はどうなっていくというようなことを長期にわたって検討するということはきわめて当然なことでありますので、これは当省におきましても、またKDDの当局にも、そのような長期展望に立っての十分な検討をさしていくというように指導してまいりたいと思っております。
○国務大臣(村上勇君) つい十日ばかり前に、いわゆる実験用の通信衛星あるいは放送衛星等のアメリカとの契約が正式に結ばれました。大体、昭和五十二年にはこの衛星を打ち上げるというようなことになっておりますので、やはり今後の国際通信についてはそれに合わせてこれから運んでいっておるものと、かようにいま私は思っております。
○国務大臣(村上勇君) 案納議員の御質問にお答えいたします。 まず、郵便事業運営の不採算地域——採算のとれない地域や政策料金に起因する経費を国で負担せよとの御質問にお答えします。 郵便事業は公共性の高い事業でありますので、全国津々浦々に設けた郵便局を通じ、地域に密着した郵便サービスを提供していることは御承知のとおりであります。その運営に当たりましては、採算のよい地域、悪い地域もございますが、この
○国務大臣(村上勇君) 川野辺議員の御質問にお答えいたします。 まず合理化の努力についてでございますが、料金改正をお願いするに当たり、事業の合理化によりできるだけ経費の節減を図り、料金改定を最小限度に食いとめるべきことは御指摘のとおりでございます。 御承知のように、郵便事業は機械化に非常になじみにくいものでありますが、手書きされた郵便番号を自動的に読み取る区分機や、郵便を自動的に選別押印する機械
○国務大臣(村上勇君) 郵便法の一部を改正する法律案につきましてその趣旨を御説明申し上げます。 この法律案は、郵便事業の運営に要する財源を確保するため、第一種及び第二種郵便物の料金を改定すること等を内容とするものであります。 郵便料金につきましては、昭和四十六年度に改定されて今日に至っておりますが、この間、諸経費、特に人件費の著しい上昇のために、事業財政は、昭和四十九年度当初から相当の不足を生ずる
○村上国務大臣 平田先生の御意見を拝聴しておりますと、何か私も昔のことを思い出されました。やはり先ほどお話のあったように、戦争とかなんとかいうようなこと、そのために今日こういうふうになっているのじゃないかという御意見がちょっとありましたが、私の個人的な問題を取り上げたら恐縮ですけれども、私どもは本当に当時二千万以上の定期預金を一朝にして金融措置によってわずか七万円になって、しかも自分の一家族で使う金
○村上国務大臣 大変いろいろな方面から参考になる御意見を拝聴いたしました。この問題につきましては、私が前向きで検討すると言ったというようなお話でありますけれども、決して逃げるわけではございませんが、前回私がお答え申し上げましたのは、ひとつ勉強さしていただきたい、勉強をいたしますということでありましたので、今回も、まだ勉強が足りませんから、もう少しひとつ勉強させていただきたいと思います。
○村上国務大臣 いろいろと拝聴いたしておりますと、やはり人間と人間のことでありますから、なかなかめんどうな点があると思います。ただ少なくとも簡易保険は国営の保険でありますし、またこの保険の勧誘をする外交員ですか、外務員もやはりそういうような一つのプライドを持って、そして決してオーバーな、偽りのない、間違ったことのないように、本当にりっぱな人柄を一般国民に見てもらって、そしてその人柄に信頼されて、そして
○村上国務大臣 簡易保険と言い何と言い、とにかく非常に該博な御知識でいろいろと御意見を拝聴いたしました。私も十分行政の上に役立ったことを感謝いたします。なお、ただいま御指摘のありました、もう少し勉強しろということについては、これは局長じゃない、私自身が大いに勉強してまいらなければならぬ、かように痛切に考えております。ありがとうございました。
○村上国務大臣 簡易保険は国営の生命保険として国民の信頼の上にその普及発展に努めているわけであります。最近各種の不祥事件が発生しているのはまことに遺憾でありますが、今後とも職員の訓練、指導と、各種防犯施策の徹底を図りまして、この種犯罪の絶滅を期したいと考えております。集金団体等につきましても鋭意これらのあらゆる問題を十二分に解決してまいりたい、かように思っております。
○村上国務大臣 御指摘のとおりでありまして、当時の貨幣価値と今日の貨幣価値というものを対照してみますと、それは非常に不服のあることは十分わかります。しかし、そのとき、そのときのいろいろな措置によって私どももお互いに幾たびか、いろいろな緊急措置によってほとんど裸にされたというような実績もあります。この種の零細なものに対してはできる限り多く差し上げたいということがもう私どもの考えでありますが、しかし、やはりその
○村上国務大臣 どうも大変申しわけないことでありまして、私もうっかりして——うっかりというよりも勉強が足りなかったと思いますが、そういうような御指摘の点についてのお答えをさすようにいま手配いたしておりますので、どうぞひとつ御了承願います。
○村上国務大臣 郵政事業特別会計、郵便貯金特別会計、簡易生命保険及郵便年金特別会計及び一般会計の昭和四十七年度決算についてその概要と、会計検査院から指摘のありました事項についてその概要を申し上げます。 郵政事業特別会計の歳入予算額は一兆一千二百四十九億七百十六万余円、歳出予算現額は一兆一千七百三十三億九千百五十七万余円でありまして、これに対する決算額は、歳入では一兆二千二十六億五千二百三十一万余円
○村上国務大臣 御意向はよくわかります。よくわかりますが、仮にいまの金額をうんとふやしていきますと、やはり現在の契約者の——これは私の考え方なんですが、剰余金をどんどん出していくということになりますと、いま契約している人たちの利益にも今度はやはり関係してくることになります。この程度が、まだ多くはないけれども、妥当な数字でないかというように……。戦前あるいは戦後の当時と今日のあれは、それはどの政府がやってもこうなったのでしょうけれども
○村上国務大臣 先生の御指摘のことはよくわかりますが、結局これはお客様が大事だから、お客様を後に書いているようですけれども、要するに効率化を図って経営の合理化をして、そして余剰金が出てこなければお客様にお払いができないというような意味で、そこでお客様の利便を図るため、こうやっているので、いわばこの後先については神経質にやかましく言われれば先生のおっしゃるとおりかもしれませんが、とにかくお客様大事で、
○村上国務大臣 どういうことでそういう記事を載せておるかわかりませんが、昔の時代はそういう疑いも多少あったんじゃないかと思います。しかし現代ではそういうことは絶対にありません。