1964-03-25 第46回国会 参議院 予算委員会第一分科会 第1号
○木村篤太郎君 御異議ないと認めます。 それでは、主査には加瀬完君、副主査には山本杉君を指名いたします。よろしくお願いいたします。 ————————————— 〔加瀬完君主査席に着く〕
○木村篤太郎君 御異議ないと認めます。 それでは、主査には加瀬完君、副主査には山本杉君を指名いたします。よろしくお願いいたします。 ————————————— 〔加瀬完君主査席に着く〕
○木村篤太郎君 それでは、ただいまから予算委員会第一分科会を開会いたします。 本院規則第七十五条によりまして、年長のゆえをもちまして、私が正副主査の選挙の管理を行ないます。 これより正副主査の互選を行ないますが、互選は、投票によらず、選挙管理者にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○木村篤太郎君 本論の安保条約の問題につきましてお尋ねいたしたい。もうすでに数日にわたり、同僚議員から各般の点から詳細な質疑が行なわれました、政府からも綿密な答弁がありました。私は、ごく簡略に、かいつまんで所見を披瀝しながら政府のお考えを伺いたいと思います。 この安保条約の問題は、つづまるところ、日米安保体制が必要であるかどうか。次に、安保条約というものはどういう性格を持っておるものであるか。次は
○木村篤太郎君 私はさらに簡単に石原国家公安委員長にお尋ねいたします。 昨日の羽田の暴行行為は、私は計画的のものであろうと信じております。ところが、昨夕たまたまテレビの特別番組を見まして、石原国家公安委員長も出ておられたが、そのときの問答は、あの計画は知らなかったかのごとき言を弄しておられた。これは私ははなはだ遺憾に思っております。あれぐらいの暴行事件が計画的にやることをあらかじめ知らなかったのか
○木村篤太郎君 私は安全保障条約の質疑に先だちまして、まず、昨日ハガチー氏に対して行なわれた暴行事件について政府の所信をただしたいと思います。 昨日ハガチー氏が空港に到着した、その際に全学連、日教組、総評、これらの連中が暴行を加えました。日本歴史上私はほとんど初めてと言っていいかと思います。まことに由々しき大事であります。これによってわが国の国際信義を失い、アメリカとの友好関係にひびを入らせまして
○木村篤太郎君 それでもう一つお尋ねいたしたいのですが、この一般の自由職業者との関係ですね、御承知の通り自由職業者は、大企業の労働者、国家公務員に比して、何らの福利施設も持っていないのです。厚生施設も持っていない。そうして恩給もつかない。これとの関係ですね、それはどうなんでしょうか。バランスがとれないのじゃないか、一方において、どんどん大企業その他の賃金が上がる。公務員の賃金が上がる、ところが、一般自由職業者
○木村篤太郎君 藤木さんにちょっとお伺いいたします。いろいろ御研究になられているわけでありまするが、この賃金と物価との関係でありますが、賃金が幾ら上がっても、物価が高騰すれば差し引きそのままになってしまうのですから、何としても物価の安定ということは一番大事なことであります。そこで大多数の公務員の、給料引き上げにわれわれ賛成でありますが、一挙に引き上げた場合にそれが物価に対する影響ですね、購買力が増大
○仮委員長(木村篤太郎君) ただいま重政君から選挙を省略して管理者である私に指名を一任するということでありますが、いかがでございましょうか。 〔「異議なし」「おもしろくない」と呼ぶ者あり〕
○仮委員長(木村篤太郎君) ただいまから風水害対策特別委員会を開会いたします。 この際、委員の異動について御報告いたします。本日、清澤俊英君が辞任いたしまして、その補欠として亀田得治君が選任されました。 —————————————
○木村篤太郎君 四万戸を入植したといろのですか。
○木村篤太郎君 それは、ただいま天田君も言われましたように、民間から盛り上る力もけっこうだけれども、何らの指導方針もなく、雑多なことをやられて国費を使われるなら、私はまことに遺憾だと思う。実は、私も評議員にされてしまっているんだけれども、どらもやり方が私は満足しないんですよ。それで、文部省あたりが、社会教育局が幸いあるんだから、これはどうもあなたの方の指導力もといっては語弊がありますけれども、言うべきことはどんどん
○木村篤太郎君 私、今の天田君の意見に全く同感なんです。そこで、新生活運動に、文部省の方から事務局にいって、意見でも申し込まれたりしてやっておりますか。
○木村篤太郎君 関連質問。この際、労働大臣にお尋ねいたしたいと思います。職場大会は、私は一種の職場放棄と考えておるのですが、どういうふうに考えておりますか。
○木村篤太郎君 日ソの間に漁業協定も近く締結の運びに相なるかとわれわれは想像しております。次いで起る問題は平和条約の問題であります。ここで申し上げたいのは、いわゆる国後、択捉の問題であります。申すまでもなく、この両島は日本の固有の領土であります。北海道の一部であることは疑いないのであります。終戦直後ソビエトが突如としてこれに進駐して参りまして、わが国の住民を追っぱらってこの地を占拠したのであります。
○木村篤太郎君 ソ連と日本との間に近く大使の交換もされるのであろうと考えております。私は、総理も御承知の通り、日ソ国交回復は、去年においては時期尚早であるという論を唱えておったのであります。その理由は、おそらくソ連が日本へ大使館を置き、その大使館のもとに多数の政治工作員が日本に向いて入り込んで、日本の内部撹乱を万一やられるならば、一体日本はどうなるであろうか、日本の国内体制は、まだ十分これらに対処すべく
○木村篤太郎君 岸総理大臣兼外務大臣に対して外交の基本方針に対して御所見を承わりたいと思います。 申すまでもなく、一国の外交方針は世界観に基かなければならぬということは申すまでもないことであります。そこでつらつら考えてみまするに、現在の世界は全く二つに分れておる。すなわち、自由主義国国家群と共産主義国国家群との二つであります。この両陣営が互いに相対峙しておる。これが現在の世相であります。この対立からもろもろの
○木村篤太郎君 そこでもう一点お聞きしたいんですが、あの現在の憲法ですね。あれは御承知の通りリゾーが作ったんです。リゾーが草案を出してきたときに、幣原さんがどういう気持でおられたか、賛成されておりましたか、反対されておりましたか。
○木村篤太郎君 私のお聞きしたいのは、非常に私も幣原さんかわいがって下さっていたのでよく知っているのですが、気持はわかっているのですが、松本草案ができましたね。その松本草案に対して幣原さんが反対であったか、また賛成されておったかということを聞きたいのです。
○木村篤太郎君 岸さん、松本草案できたこと御存じでしょうね。あれに対して幣原さんどういう感じを持っておられましたか、賛成されていましたか。
○国務大臣(木村篤太郎君) 御承知の通り防衛力の漸増ということはあらゆる面から検討しなければならんので、先ず差当り人的資源を考えなければならない。財政的面からも考えなければならない。なお防衛生産の面からも考えて行かなければならない。従いまして我々といたしましては、先ず年度ごとに計画を立てることが妥当じやないか、殊に私は常に言つておるのですが、兵器の進歩ということは相当考えざるを得ない問題であります。
○国務大臣(木村篤太郎君) お答えいたします。先ずこの防衛力漸増の問題についてアメリカと何らかの話合いがあるのじやないかと、端的に言えばアメリカの要請でもあるのじやないかというようにお聞きとりするのでありますが、さようなことは断じてありません。我々は独自の考え方で日本の防衛力を如何にして漸増すべきかという計画を立てておるのでありまして、従いましてアメリカと漸増問題については交渉はいたしておりません。
○国務大臣(木村篤太郎君) 竹島問題について、仮に防衛出動をした場合に、韓国の実勢に対して対処し得るかどうかという御質問でありますが、現在フリゲート十八隻、これらについては相当訓練の度が上つております。併しながら、韓国におきましては、現在相当数のロケツト砲弾を積んだ爆撃機を持つておるのであります。然るに日本におきましては何んら爆撃機及び戦闘機を持つておりません。従いまして、韓国においてこれらの飛行機
○木村国務大臣 対馬の問題はかねて申し上げましたように、日本の国防上重要な地点と考えております。これにつきましてはわれわれは相当の関心を持つておることは論をまたないのであります。しこうしてこれに対してどういう施設をするかということについては十分検討を要する問題でありまして、あるいは海を先にするかあるいは陸を先にするか、こういう問題があるのであります。また一面において国際的に見て非常な関心を要することはもとより
○国務大臣(木村篤太郎君) お答えいたします。私が徴兵制度が望ましいという私的見解を表明したのは、決して財政的の見地からでもない。又アメリカとの関係でもありません。私は常にこう考えております。青年が或る期間寝食を共にする団体生活をさせたい、すべきである。と申しますのは、団体生活によつて、いわゆる人間の友愛の精神、信頼の精神が養われる。この関係であります。従つて徴兵制度が布かれるにおいては、青年が或る
○木村国務大臣 御承知の通り、今御審議を願つておりまする管区の増設につきましては、前国会におきまして、この増設するということについて委員会で説明しておるのであります。その説明に基いてこの管区を増設する計画を立てたわけであります。従いまして三十年度におきましても、われわれは自衛隊の増強というものを計画しております。すでに申し上げましたように、陸上自衛隊二万はぜひとも増強したいと考えております。この増強
○木村国務大臣 申すまでもなく、この二管区はもうすでに設置されておるのであります。その承認を求めるために御審議を願つておるのでありまして、事はきわめて簡単だと私は考えております。ぜひともこの国会で御審議を願つて通過をはかりたい、こう考えております。
○国務大臣(木村篤太郎君) お答えいたします。決して私は国会を軽視しておるわけではございません。私の国会に対する行動をこれまで詳細にお調べ願いたい。私はできる限り各種の委員会に出席いたしております。二十六日、二十五日、これは私は記憶がありませんからよくわかりませんが、昨日は私は予算委員会において朝から要求があつて出席いたしております。そこでその代りの者を、政務次官、次長を出しております。政務次官、次長
○国務大臣(木村篤太郎君) なお付け加えて申しまするが私はそういう正力君の計画に魅力を感じたのがもう一点あります。というのは、二カ年以内にやるということであります。これに大いに私は魅力を感じたのであります。実現できるかできんか、それは私は関知しません。そういう話であります。そこで今お説のように、政府自体でやる。MSA援助その他でもつてやる。MSA援助では絶対に私は受けられないものと思つております。然
○国務大臣(木村篤太郎君) 実は、この前の委員会でも申上げましたように、私といたしましては、防衛庁自体でマイクロウエーブを持ちたい、これは本音です。というのは、御承知の通り我々の方に今度部隊が増設され、いろいろ海の方も空の方も通信関係に相当重点を置かなくちやならん。それと同時に、将来日本の国防ということを考えてみますと、私はどうしても電波兵器にあると思う。この信念は私は崩れません。そういたしますと、
○木村国務大臣 ただいま議題になりました自衛隊法の一部を改正する法律案の提案理由を申し上げます。 さきの国会において陸上自衛官二万人の増員が認められ、これを基礎として二管区隊を増置し、北海道及び東北方面の陸上自衛隊の防衛警備力の充実強化をはかる計画でありましたが、増置する管区隊の具体的配置場所等については種々研究の結果去る八月に至りようやく決定することができる運びとなつたのであります。当時たまたま
○木村国務大臣 ただいまお示しのパンフレツトですか何ですか……。私の方から直接出した覚えはありません。おそらくこれは私のものと考えております。防衛庁自体においては、さようなものは出しておりません。
○木村国務大臣 ただままお話のような話はあります。これは正力君から直接の話であります。自分の方で全国的のマイクロウエーブを施設いたしたい。それを防衛庁側へ専用させてもいいというような話はあつたのであります。その計画については、われわれは今内部において検討中であります。まだ結論は得ておりません。
○木村国務大臣 御承知の通り防衛庁におきましては、現在自衛隊自体によりまする装備による短波無線電信と、日本電信電話公社施設の専用によりまする有線電話を併用しておるのであります。これで中央と地方各総監部の間を結ぶ電話回線は、各一回線ずつを有するのみであります。陸海空各自衛隊の増設に伴いまする通信量増大のため、通常の業務遂行にも支障を来しておる状態であります。特に御承知の通り北海道方面においては、米軍の
○木村国務大臣 さようであります。
○木村国務大臣 国防会議についてはただいま法案を作成中であります。われわれとしては一応の案をつくりつつありますが、法制局あるいは内閣においてまだ十分な打合せを済ませておりません。来るべき通常国会においてその法案を提出する運びになることと信じます。それによつて十分なる国会の御審議を願うべきであると考えます。国防会議については、この前も申し上げたように、いろいろと議論があるのであります。つまり、国会の承認
○木村国務大臣 私はちぐはぐじやないと考えております、今中村君からまず国際情勢についてお話があり、各国は軍備をだんだん縮小する傾向にあるんじやないか、ソ連、中共のことを例に引かれて言われた。私はそうは考えておりません。賢明なる中村君は、昨日モスクワにおけるあの革命記念日でブルガーニン元帥が何を言つたかということはおわかりであろうと思います。ブルガーニン元帥は、ますます軍備を増強しなければならぬと言つておるのであります
○木村国務大臣 ただいま中村委員の御質問を承つておりますと、要するに日本の根本的の防衛計画いかんということにおちつくだろうと思います。それについては、いろいろの見解もありましようが、私はしばしば申し上げております通り、この根本的の防衛計画を立つるについては、そのときの国民所得、その他一般的財政計画及び兵器の進歩等を勘案しなければならぬと思います。ことに国際情勢が大きな関連性を持つておるのであります。
○木村国務大臣 信念のある回答をいたします。決してさようには考えておりません。内容が充実していないというお言葉でありますが、決して充実していないとは考えておりません。辻委員も専門家でいらつしやるのでありますから、内部の訓練の模様その他も十分御観察くださつたことと思つております。私不肖でありまするが、各部隊へつぶさに行つて若い隊員に会い、また訓練の模様を十分視察して来ましたが、きわめてまじめにやつております
○木村国務大臣 ただいま申し述べた予算の要求は、私は本気でやつておることであります。これだけのものは必要であろう、こう考えております。
○木村国務大臣 ただいま委員長の御要求によりまして、来年度すなわち昭和三十年度における自衛隊の増強計画を申し述べます。 まず陸上自衛隊に関する点から申し上げたいと思います。陸上自衛隊の増強につきましては、人員、自衛官が二万人、平服の職員が二千五百三十人、計二万二千五百三十人。部隊は九州に方面総監部を新設いたしたいと思つております。九州、北海道に戦闘団を新設いたしたいと考えております。若干の独立特科