1968-10-09 第59回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第5号
○木村説明員 林野関係を引き続きお答えいたしますが、林道施設及び治山施設につきましては、林道は十月二十日から査定に入ります。それから治山施設は十月の末から査定に入ります。それから問題は一般の山地の崩壊の復旧事業でございます。特にシラス地帯で非常に多岐にまたがっておりますが、その中から本年度緊急に民生安定に役立てなければならぬものの個所の個所づけにつきましては、大体県のほうから十月の半ばごろから下旬にかけて
○木村説明員 林野関係を引き続きお答えいたしますが、林道施設及び治山施設につきましては、林道は十月二十日から査定に入ります。それから治山施設は十月の末から査定に入ります。それから問題は一般の山地の崩壊の復旧事業でございます。特にシラス地帯で非常に多岐にまたがっておりますが、その中から本年度緊急に民生安定に役立てなければならぬものの個所の個所づけにつきましては、大体県のほうから十月の半ばごろから下旬にかけて
○木村説明員 いまお尋ねの、天竜水系に対する治山の考え方はどうかということでございますが、御案内のように、私らのほうの立場からいたしまして、一番重要な河川の一つでございまして、水源地帯に対する山地の崩壊防止のためには、できるだけの努力を現在も今後もしていく考えでございます。
○木村説明員 いまお尋ねの山林被害につきましては、あとの復旧造林につきまして、補助の対象にいたしております。今回の災害につきましては、実態の調査の結果、早急にひとつ対処いたしたいと思っております。
○木村説明員 いまお尋ねの復旧工事につきましては、当面、索道をかけることと並行いたしまして林鉄の復旧工事をやっておるわけでございまして、できるだけ早い機会に完了するように、大体先生御指摘の十二月末までには復旧、かような予定で着工いたします。
○木村説明員 先生御指摘の家屋の復旧材については、地元の青森営林局のほうにおいて備蓄材等で十分配慮いたしておりますが、ただ払い下げの減額等につきましては 先生御案内のように、公共施設以外につきましては減額は法律によって認められておりませんので、個人住宅等につきましては災害以前の時価に基づいて協同組合等から随契で払い下げるということも配慮いたしております。
○木村説明員 国有林といたしましても今回の災害を教訓といたしまして、さらに採材の集約事業につとめますとともに、いま先生御指摘のような枝条抜根の防止堰堤を設置するように、すでに現在調査中でございます。
○説明員(木村晴吉君) いまの御指摘の関係につきましては、伐採の進度が進んで出水が出たというような点については、まあ現実的には聞いておりませんし、現在担当官が現地に調査指導に行っておりますが、調査の結果を待ちまして、対処いたしたいと思っております。
○説明員(木村晴吉君) いまのお尋ねの件は、建設省の河川局の砂防主管のことかと思うのでありますが、私らの担当いたしております林野治山のことに関しましても、上流の治山それから下流の砂防とが一体となりまして、特に治山の、先ほどの崩壊地につきましては緊急治山の方法で緊急に対処してまいりたい考えでございます。
○説明員(木村晴吉君) 山地保全につきましては、林野庁といたしましても十分常々配慮いたしておるわけでございますが、特に公共土木施設の重要な個所あるいは人命にも危険のあるような個所につきまして、全国的に一万七千カ所程度の危険個所を把握をいたしておるのでございますが、今後、このような公共施設の保全につきましては、関係各省とも十分協議さしていただきまして、今後ともその保全維持について十分努力したいと思っております
○木村(晴)説明員 実は松代地震のときに包括して払い下げた事例がございますが、これもやはり災害以前の時価で国有林材を払い下げておりまして、その後の処置につきましては地方自治体なりあるいは消防庁等のほうで配慮いたしたことを聞いております。 以上でございます。
○木村(晴)説明員 お答え申し上げます。 国有林材の払い下げの方針は、物品の無償貸付及び譲与の法律に基づきまして減額し得る場合は、県が直接行なう応急簡易住宅あるいは町村営の公共施設、学校、橋梁あるいは診療所、保育所等が被災した場合における復旧材につきましては、半額払い下げを実施いたしておりますが、一般個人の補修材あるいは復旧材については、これは災害以前の時価でもって協同組合あるいは市町村を通じて随意契約
○木村説明員 先生御指摘の点は、砂防及び治山施設に対する堆積及び洗掘の問題だと思います。限られた予算で効果的な施設をどこにするかという点は、実は一番慎重に検討しておる問題でございまして、今後そういうことのないように、特に洗掘の心配のあるところは副堰堤等も置きまして、慎重に配慮いたしておるつもりでございます。今後ともこういう点については十分配慮いたしたいと思います。
○説明員(木村晴吉君) 第三の事項についてお答えいたします。農林関係の被害の実態につきましては、実は現段階におきましてその分布の状況及び被害の度合いについては十分把握いたしておりません。したがいまして、今後県当局と十分連携いたしまして、調査の結果を待ちまして関係当局と十分協議して善処いたしたいと思っております。
○木村説明員 舌足らずで失礼いたしておりますが、民有林、国有林とも国定公園及び国立公園区域内におきましては、森林施業の問題については先ほど申し上げた保護計画にのっとりまして、十分厚生省と事前に協議いたしておりますし、それから民有林の地域森林計画、国有林の経営計画は関係地元有識者と五年ごとに十分協議し修正しております。 それから一番御理解しにくいのは、自然保護といえばすべてがそのままに温存される要請
○木村説明員 いまの御指摘の件につきましては、先ほどちょっと触れましたように、森林の取り扱いの問題で、天然林のままで残す地域と、それから早急に林相を改良しまして造林地に切りかえる地域と、二つに大別できるわけでございますが、先生御指摘されておる地域は、たまたま林相改良をする、いまの天然林を早急に何年かの計画で人工林に切りかえるところでございまして、私らのほうも静岡県のほうから連絡がございまして、その問題
○木村説明員 長官が農水と重複しておりまして、かわりましてお答えいたします。 いま御指摘の富士山ろくの国有林は、約一万二千ヘクタールございます。そのうち約一万ヘクタールが国立公園地域内になっております。先生御案内のように、国有林内における森林の取り扱いの基本は、保続とそれから林力の高い、成長量の高い森林に持っていく方向が基本でございまして、その中で実は資源の利用と国土保全あるいは自然保護との調整については
○木村説明員 いま先生の御指摘されている点は、建設省なり水資源開発公団から、地元の要請については十分私どもも聞いております。結論から先に申し上げますと、現在の法律の趣旨のたてまえから、代替補償的に国有林を払い下げるということは、法の趣旨及び範囲を逸脱いたしておりまして、できかねるわけでございます。しかし、現在林野庁といたしましては、農業構造改善あるいは林業構造改善その他産業振興のために、この法律の趣旨
○説明員(木村晴吉君) 先ほど舌足らずでどうも失礼いたしましたですが、ヘクタールあたり二千数百円の補助の内容構成は、これは造林地そのものが個人財産であると、特定個人の財産であると、これを復旧する場合の、復旧の補助金の因子は、雪おろしのための針金なり縄代と、いわゆるウインチ、簡易ウインチと、それだけでございまして、その主体は縄とか針金の消耗品でございます。したがいまして、実際的にはなかなか補助金の執行確認
○説明員(木村晴吉君) 現地からの要望も承知いたしておりますが、三十八年の豪雪のときには、たしか雪起こしに対する国庫助成を実施したのでございます。ヘクタール当たり二千数百円程度の金額に相なっておりまして、零細補助であるということと、それから実施確認という問題から運営上非常に問題がございますので、四十一年度以降につきましては、融資に切りかえておる現況でございます。北陸豪雪の雪起こしの問題につきましても
○説明員(木村晴吉君) 先生のいまの御要望については、当局者としましても十分承知いたしておるのでございますが、なだれ防止関係の補助率の二分の一ということにつきましては、やはり局地的な災害防止工事であるという形で、三分の二の問題につきましては、不特定多数の広域的な公益の高いものというものとの一つの均衡バランス上、現在なかなかむずかしい問題だというふうに考えております。 それから事業費の増額の問題については
○木村(晴)説明員 地域によって非常に区々でございますが、最高は時雨量八十ミリ程度、平均的には三十から五十ミリ程度に対して耐え得るものを一応考えております。
○木村(晴)説明員 約二億六百万の中で、一億五千万程度は、雨期までに工事を完了いたしたいという考えを持っております。あとの五千万近くは、これは後半期に入るのじゃないかというふうに考えております。
○木村(晴)説明員 御指摘のように被害区域が広範囲にまたがっておりまして、宮崎県が約七十ヘクタール、鹿児島県が約三十ヘクタールになっております。御承知のように、シラス地帯で、堆積した土壌が次期の雨期に流れ出しまして、水田、家屋等に被災を起こす地域が非常に多いのでございます。県の報告では、復旧総額は約十二億に相なっておるのでございますが、私のほうで現地査定を全部終わりまして、その中で集雨時期までに工事
○説明員(木村晴吉君) ただいま御指摘いただきましたまず最初の林道の被害の問題でございますが、林道の施設災害復旧につきまして、関係市町村及び森林組合等に被害の早期把握を強く指導いたしているのでございますが、被害の調査が終わり次第、その調査の資料に基づきまして、早急に農林水産施設災害復旧暫定法に基づきまして、国の助成事業を実施いたしたいと思っております。 それから治山事業における雪害に対する姿勢と申
○木村(晴)説明員 ちょうど担当官が委員会で重なっておりまして、先生がいま申されました内容については、関係者によく伝えておきますから、あしからず……。
○木村(晴)説明員 いまの御質問に対しましては、ちょっと舌足らずの点もありましたので……。従来八年生までが保育資金の適用年齢でこざいましたが、雪起こしの場合に限りまして、原則として十五年まで適用年齢を緩和することに今度いたしました。さらに密植の場合の造林地の雪起こしにつきましては、その実情に応じてさらに若干引き延ばし、緩和もいたす考えでございます。
○木村(晴)説明員 林野庁関係について御報告いたします。 シラス土壌地帯の山地の崩壊に基づく復旧工事額は現在十一億七千万でございまして、この間の二十五日の新しい地震に伴い増破いたしましたのが一億四千六百万でございます。そのうち緊急性のものにつきましては、四月早々調査資料がまとまり次第、緊急治山事業として工事をいたしたいと思っております。 簡単でございますが……。
○木村説明員 申しわけありませんが、また現地は見ておりませんですが、御指摘の点は、十分今後の対策として、現地踏査等も含めまして、検討させていただきたいと思います。
○木村説明員 当時申請者から、保安林解除に伴う代替施設の計画が出てまいりまして、私のほうでは、地域が地域だけに、流量も九十ミリ程度、流出係数〇・九という、私らのほうで治山計画を立てる場合における一番濃度の濃い計画の基準で、一応検討したわけでございますから、御了解いただきたいと思います。
○木村説明員 先生いまの御指摘の、保安林解除の問題に伴う水質汚濁、土砂流出の問題についてのお尋ねの件につきましては、実は地域開発の非常に進みつつあるところに対して、森林の保全と開発の調整についてはいろいろ配慮いたしておる問題でございまして、重要な保安林については、できるだけ温存いたしていく方針をとっております。当該地につきましては、別に代替地になるべき土地も見当たらないし、総合的な土地利用の問題から
○説明員(木村晴吉君) 造林の融資の場合でございますが、農林漁業金融公庫の造林融資は、年三分五厘で三十年間の償還期間でございます。
○説明員(木村晴吉君) お答え申し上げます。いま先生のお尋ねの対策の融資資金は、造林の場合は年三分五厘で三十年間の償還期間でございます。
○木村説明員 根拠は、あくまで自主的に森林所有者がつくりました施業計画でございまして、施業計画を実行するために必要な資金というものをあっせんするということになるわけでございます。だから、あくまで計画とその必要な資金とはばらばらなものではないのだということでございます。
○木村説明員 先生の御意見は、実はそういう点非常に論議したわけでございます。もっとそれを飛躍いたしますと、施業計画の作成の義務づけであるとか、あるいは当然そこに労務計画なり資金計画というのがあるのが正しいので、実は入れたいわけです。しかし、先ほど長官も言いましたように、公的な認定制度と、それから認定されたものが実行されない場合にはすべてが御破算になってしまうから、必要最小限度——特に資金だとかということになると
○木村説明員 いま御指摘がございましたのでお答えいたしますが、長官が申し上げましたのはその骨組みでございます。一番大事なのは生産性の向上の問題でございますが、生産性の向上の問題で一番当面のあれは、やはり造林の推進と林道の拡大でございます。この問題につきましては、いま長官が申し上げましたように、固まるか固まらぬかは別としまして、何とか新しい推進要綱的なものを固めたい。造林につきましては融資条件の改善、
○木村説明員 現在のところ、率直に申し上げまして、四十三年度の予算案に見合う遊林事業費は一応県に全部張りつけてしまう考えでありまして、月末、大蔵省とも協議を進める段階にあります。
○木村説明員 はい。
○木村説明員 お答えいたします。 改植の造林復旧費の問題につきましては、大体新植される時期が秋植えじゃないだろうか、精査の結果を待ちまして財源等について十分検討をいたしたいと思っておりますが、十分努力していきたいと思います。
○木村(晴)説明員 直接その旨のものにぴたりと結びつくものとは考えておりません。つまりこれを全部包含したものとは考えておりませんが、御承知のように、林業経営は長期性あるいは低利性というような立場から、いわゆる属人的な、個人の資産に対しますところの造林補助金制度もございますし、その他森林病害虫等、森林経営の面についてもろもろの補助制度も、農業には考えられない面も加味されておるのでございます。そういう点
○木村(晴)説明員 先生のいまお尋ねの件は、現行制度では、御案内のように、森林国営保険制度というものに対していま現在運営されておるわけでございます。国営保険制度は、御承知のように、沿革的に非常に古いものでございますが、三十七年に気象災害を新しく含めまして、運営上いろいろな問題を実は持っております。加入率もそのわりに伸びてはおりませんし、保険てん補額も現情に沿ってない面もありますし、支払い関係も非常におそい
○木村説明員 炭がま等につきましては、今後の援助処置の方向といたしましては、天災融資法の発動の暁におきましては、経営資金で対処していきたいというように考えております。シイタケも同じように考えております。
○木村説明員 いまお尋ねの件は、病害虫駆除予防のためにあと地整理をする場合の助成というようにお聞きいたしておるわけでございます。現在の制度では、病害虫の駆除法に基づきまして、現在発生しつつある病害虫の駆除の補助につきましては、立木駆除なりあるいは伐採あと地駆除等の補助制度があるのでございますが、今後発生するであろうというためのあと地整理については、現在補助対象としては考えておりません。特に杉の木の造林地
○木村説明員 いま御指摘いただいておりますように、過去に実施した事例は四十一年の近畿の雪害でございますが、いまお尋ねのように雪起こしを非常に早くやらなくちゃならぬので、これの資金といたしましては、造林資金の撫育資金を林齢緩和の方向で十分ひとつ検討いたしたいと思っております。 それから搬出路の問題でございますが、改植のために行なう対象地に対しては、これは造林融資で何とか開設できるように今後検討していきたいと
○説明員(木村晴吉君) いま先生に御指摘いただいておりますように、現在の防除単価の積算因子は、実勢単価から若干遠ざかっておりまして、この実勢単価に一歩一歩前進せしめるように年々努力いたしておるのでございますが、従来は、四十二年度は四十一年度に対して年々九%程度ふえておるのでございます。四十三年度の新予算につきましてもできるだけ実勢単価に近づけるようにひとつ努力いたしたい考えでございます。
○説明員(木村晴吉君) いま御指摘いただきましたように、立ったままで従来はマツクイムシの駆除は被害にかかった立ち木を切りまして、そうして皮をむいて中に入っておる皮の下の幼虫でございますが、虫を焼却するか、薬剤で駆除するかやるのでございますが、いま先生の御指摘のように、風致上あるいは国土保全上重要な地域のこの松の天然の大径木の被害も事実発生いたしておるのでございます。これに対しましてどうするかという問題
○説明員(木村晴吉君) いま御指摘いただいておりますように、マツクイムシの最近の被害が増加いたしておる問題につきましては、事務当局といたしましても非常に実は苦慮いたしておる問題でございまして、マツクイムシが非常に防除しにくい点は、御案内のように木の樹皮の中に潜行しておる虫でございまして、それが非常に種類が多く、虫の生態がそれぞれ異なっております。それからまた農業被害と違いまして、山岳地帯の広範な面積
○木村説明員 緊急に復旧を必要とするものにつきましては、特殊緊急治山事業といたしまて、今後三カ年間で実施いたしたいと思っております。その残のものにつきましては、やはり緊急性の中から五カ年計画の改定等の時期に組み入れまして実施いたしたい考えでございます。
○木村説明員 被害総額は大体百五十億円程度に相なっております。今年度緊急にその被害に対して実施する金額は、約十六億円程度に相なっております。