○木村参考人 流域下水道ができた場合に、将来どういう汚染の見通しかということでございますが、いまのような流域下水道のやり方ですと、これは非常に年数がかかりますして、おそらく十年ぐらいあるいはそれ以上、完成までに、付帯設備を入れましてかかるんじゃないかと思うわけです。この流域下水道の現在の聞いております計画では、湖南、湖東だけであって、全湖をカバーしていないということが一つあります。ところが先ほど申しましたように
○木村参考人 失礼します。 私は淀川水系の水資源開発基本計画と関連いたしまして、総合開発計画について特に意見を言わしていただきたいと思います。 まず結論から申し上げますと、水の絶対量がそれほど足らないのじゃなくて、きれいな使える水がないのではないかということを申し上げたいと思います。水質の問題が水の量の危機よりもはるかに重大である。水質の解決が利水の解決にイコールなるというふうに考えております。