2007-05-16 第166回国会 衆議院 教育再生に関する特別委員会公聴会 第1号
○木村公述人 御承知だと思いますが、教育委員会は、もともとはアメリカで発足した制度でございます。 私もアメリカへ参りましてかなりあちこちの教育委員会を見せていただきましたが、まさにあれがアメリカのデモクラシーの象徴であるというぐらいに私は思っております。完全に政治から独立し、しかも、住民の意見を聞いて、そしてしかるべき教育ポリシーをつくっていくという制度になっております。 ちょっと余談でありますけれども
○木村公述人 御承知だと思いますが、教育委員会は、もともとはアメリカで発足した制度でございます。 私もアメリカへ参りましてかなりあちこちの教育委員会を見せていただきましたが、まさにあれがアメリカのデモクラシーの象徴であるというぐらいに私は思っております。完全に政治から独立し、しかも、住民の意見を聞いて、そしてしかるべき教育ポリシーをつくっていくという制度になっております。 ちょっと余談でありますけれども
○木村公述人 道徳の問題は、私はやはり非常に難しい問題だと思います。 私、英国ですけれども、多少外国に住んだ経験からしますと、やはり、日本人の道徳心といいますか倫理観というのが彼らに比べるとかなり低くなっているのではないかという印象を非常に強くします。その最たる原因は何かというと、やはり家庭教育の崩壊だと思うんですね。 私は、随分いろいろな家庭へ呼ばれて、行きました。そういうところで見ていますと
○木村公述人 私、ただいま御紹介いただきました大学評価・学位授与機構の木村でございます。 本日、教育三法の改正に関する意見を述べる機会をちょうだいいたしましたこと、心から感謝申し上げる次第でございます。政府提出の教育三法案に対し賛成するという立場から、意見を申し述べさせていただきます。 現在、本委員会で審議がなされております政府提出の三法案は、昨年十二月の教育基本法の改正を受けて緊急に必要とされる
○公述人(木村孟君) 私が最もこの教育振興基本計画に期待いたしますのは、やはり教育投資でございます、広い意味で。殊に、私、高等教育の分野におりますけれども、最近、日本の高等教育に対する投資が非常に少なくなっている。例えば、国立大学は国立大学法人になりましたけれども、毎年一%という節減を迫られております。このまま行きますと、恐らく日本の大学の小さな部分はほとんどコラプスしてしまうということで、是非その
○公述人(木村孟君) 家庭教育の問題は非常に難しい問題であると私自身も考えております。 私、先ほど申し上げましたように、なぜ我が国でこの家庭教育を改めてこの教育基本法に入れなければいけないかというのは、ある意味では私の個人的な体験にもよっております。 私、合計四年半ほど英国に住んでおりましたが、ヨーロッパの社会を見ていて、先ほど申し上げましたことでありますが、日本ほど家庭教育を戦後放てきした社会
○公述人(木村孟君) 私、ただいま御紹介賜りました木村でございます。 本日、この公聴会で公述人として意見を述べる機会をお与えいただきましたことを心から感謝申し上げる次第でございます。 以下に、政府提出の教育基本法案に賛成の立場から教育基本法改正に対する所見を述べさせていただきます。 現在、我が国の教育をめぐっては多くの課題があることが指摘されております。大きな社会問題となっておりますいじめを始
○木村参考人 お答えいたします。 御指摘のとおり、現在、教育委員会のあり方については日本のいろいろなセクターで大きな問題になっております。 私ども、そのことは十分認識いたしておりまして、どういう制度が望ましいのか、それについて、十五期の中教審が再開されて以来ずっと議論をしてきておりますが、このたび、本格的にその議論に取り組もうということで、教育制度分科会を設けまして、そこで、教育委員会のあり方を
○木村参考人 ただいまの御質問に関してお答え申し上げます。 御指摘のとおり、評議員会制度、今、高等学校で六割設置されておりまして、特にこの評議員制度が大きな問題を抱えているという認識は私どもしておりません。今御指摘のとおり、私どもは、その評議員会制度の延長線上にこの学校運営協議会を据えておりまして、もっと積極的に住民なり保護者が学校運営に参画することを制度的に保障するという立場からの議論を行っております
○木村参考人 おはようございます。 私、ただいま御紹介賜りました大学評価・学位授与機構の木村でございます。 中央教育審議会の初等中等教育分科会の分科会長として、「今後の学校の管理運営の在り方について」の答申をまとめました立場から、意見陳述をさせていただきたいと存じます。 中央教育審議会では、平成十五年の五月に、文部科学大臣から、今後の初等中等教育改革の推進方策についてのいわゆる包括的な諮問をいただきました
○参考人(木村孟君) ただいまの御質問といいますかコメントについてでありますけれども、私も全く全般的に同感であります。 まず、日本では、先ほど申し上げませんでしたけれども、やはり、殊に高等教育機関においては、教育をするということに対して、はっきり申し上げて先生方が不熱心だということがあります。それが一つ。 それから、やっぱりどうしても研究中心になるということが一つ。 それからもう一つは、日本人
○参考人(木村孟君) ゆとり教育については、そもそもあの当時を思い出していただきますと、子供たちが過度な受験競争で非常に痛んでいる、非常にストレスが子供たちに掛かっているから何とかしてくれというふうな声が圧倒的に世の中に多かったんですね。 そういうことを背景にして、もう一つは、どうしても日本の子供たちというのは、先ほどから出ておりますけれども、知識偏重、知識詰め込み型の教育にならされ過ぎているということで
○参考人(木村孟君) 大学評価・学位授与機構の木村でございます。 個の確立という私がずっと考えております事柄につきまして、少し私見を述べさせていただきたいと存じます。 私、四年ほど英国に住んだ経験がございまして、そういうことから、絶えず日本人と英国人を比較して考えるのが習い性になっております。そういうことからいいましても、どうも日本人については個の確立というものが彼らに比べると劣っているのではないかというふうに
○参考人(木村孟君) 確かにそういう意見があるようで、私自身もちょっと驚いたんですが、私自身は、一個人として中教審の委員でもあり、また教育改革国民会議の委員でありますから、一つの土俵でずっと議論してきたつもりでありますから、私はそういう御意見に対して正直申し上げて余り理解できない、とにかく日本をよくするためだったらどういうことでもいいではないかというのが私の意見であります。
○参考人(木村孟君) 私が個人的に飛び入学等を支持いたしますには二つの理由があります。 一つは、やはり今、戦後五十年、日本がここに至って非常に年齢にこだわる社会になっているという点であります。これが若者の閉塞感を猛烈に助長しているというふうに考えます。そういうことで、少しでも風穴があけばいいのではないかという点が一点。 それから二点、これは大事な点でありますけれども、私、日本の社会から異能者でありますとか
○参考人(木村孟君) 私、ただいま御紹介賜りました大学評価・学位授与機構の木村でございます。参考人として意見を述べさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 まず、全体についてでありますが、私も委員として参加いたしました教育改革国民会議は、今後の教育のあり方について幅広く議論を行い、「教育を変える十七の提案」として報告を取りまとめたところであります。この提言等を踏まえ、教育改革関連三法案が国会
○木村参考人 全く御指摘のとおりでありまして、これは、私の御説明の中で教育システムという言葉と社会システムと両方言葉を使ったと思いますが、やはり日本の社会全体が、私が指摘した、あるいはまた今御指摘のような状態になっているということで、確かに教育だけでは解決できない問題、日本人の意識改革をしなければいけない問題です。 だけれども、意識改革をしなければいけないのですけれども、それの一番手っ取り早い方法
○木村参考人 私どもの部会でも余り教育基本法の議論はございませんでしたので、私個人の意見を少し述べさせていただきます。 私は、議論が始まりましてから、いつもこうやって基本法のコピーを持って歩いております。科学技術基本法ができましたときに、私は自分でそれを英語に翻訳いたしまして、外国へ持っていっていろいろな方に御紹介いたしました。大変に評判がよくて、わかりやすいと。ところが、これを私が自分で翻訳して
○木村参考人 おはようございます。第三分科会の座長を仰せつかっております木村でございます。第三分科会の議論の背景と具体的な提案について簡単に御説明をさせていただきたいと存じます。 当初第三分科会に与えられましたテーマは創造性、すなわち創造性豊かな人材をいかに育成するかというものでございましたが、一、二回の議論の後、もう少し議論の幅を広げた方がよかろう、対象を広げた方がよかろうということになりまして
○木村参考人 これは非常に難しい問題でございまして、今先生がおっしゃった客観性という問題ですね。日本人は、入学者選抜、試験ということになりますと、客観的に何で一番よく判断できるか、そういう判断なんですが、結局それがいわゆる学力試験といいますか、ペーパーテストが一番客観的で正しいという信念みたいなものを持っておりますが、私は、これが今、日本の社会に大問題を起こしているのじゃないかと思うのです。ですから
○木村参考人 私、小中といいますか、初等中等教育の専門家ではございませんので、うまくお答えできるかどうかわかりませんが、今まさに奥山先生のおっしゃったことが大事でありまして、今、子供たちはいろいろな勉強の仕方をしたいのですね。したいのですが、現状ではできない。 先ほどから御指摘ございますように、やはり十五の春の試験があるということで、今、期末テスト、それから中間テストに目標を合わせるということをおっしゃいましたが
○木村参考人 私は、ただいま御紹介いただきました木村でございます。 本日は、学校教育法等の一部を改正する法律案につき、その内容となっております中高一貫教育制度の導入が中央教育審議会の昨年六月の答申を踏まえたものであるということで、私にこの機会が与えられたものと理解し、意見を述べさせていただきたいと存じます。 第十五期の中央教育審議会は、平成七年の四月に発足いたしました。当時の与謝野文部大臣から次