1973-04-17 第71回国会 衆議院 内閣委員会 第16号
○木原委員 そうしますと、勧告の対象になる、つまり物価政策といいますか、そのカテゴリーはどの辺までをお考えでございますか。御承知のように、いまの物価の高騰しておる諸要因を考えますと、たいへん複雑で、しかも行政の分野の中でも範囲が広い。そうなりますと、一口に物価政策と申しましても、その要因の特に根幹的な問題に触れていくということになりますと、相当対象の範囲が広がる、こういうふうに考えられるわけなんです
○木原委員 そうしますと、勧告の対象になる、つまり物価政策といいますか、そのカテゴリーはどの辺までをお考えでございますか。御承知のように、いまの物価の高騰しておる諸要因を考えますと、たいへん複雑で、しかも行政の分野の中でも範囲が広い。そうなりますと、一口に物価政策と申しましても、その要因の特に根幹的な問題に触れていくということになりますと、相当対象の範囲が広がる、こういうふうに考えられるわけなんです
○木原委員 権限でございますけれども、長官の権限として、たとえば勧告、こういうことがうたわれておるわけですけれども、この勧告権というのは、実際に行政の分野の中でどの程度の作用、能力あるいは機能をお持ちになるのか。いかがでしょう。
○木原委員 経済企画庁が、従来の国民生活局の一部にありました物価関係を独立させまして物価局をつくる、こういうことなんですが、どうもいまの物価の状況を片方に置いて考えますと、意図はよくわかるわけでございますけれども、少しばかりみみっちいのではないかという感じがするわけであります。同じつくるならば、物価局でなくて物価庁でもつくる、あるいはまた、かつて経済企画庁は経済安定本部という過去の歴史を持っておるわけでありますけれども
○木原委員 幾つか問題があるわけですけれども、ビフェニールを含む熱媒体ダウサムA、これの毒性については不明な点がまだあるという話でございますけれども、これについて不明な分を含めて、どの程度の毒性があるか、その一番原点になる問題についての見解を聞かせてください。
○木原委員 あとでもう少し報告について聞きますけれども、これは少し順序が逆になったかと思いますが、厚生省でいままで掌握になりました問題点、簡単にひとつ要約をして御報告願えませんか。
○木原委員 お許しをいただきまして、千葉ニッコーの食用油に有毒物が混入をした製品が多量に出荷をされたという御案内の問題につきまして、お伺いをしたいと思いますけれども、最初にそれぞれ今日ただいまの時点まで当局で調査をなさっているはずでございますから、まず警察のほうから調査の概要についてひとつ御報告をお願いします。
○木原委員 世論の中にも、商社等が買い占め、投機に走る、確かにけしからぬことですけれども、行政上、政治上の責任というのは一体何だというきびしい批判があるわけであります。特に、問題になりましたモチ米などの投機に流れやすいということは、多少ともこの種の仕事に携わっておる者につきましては、ある意味では常識なんですね。ところが、実際に農林省が告発した分野だけについても、あるいはそのほか逐次明らかになりつつある
○木原委員 この問題点について、司直の手が入った段階だ、こうおっしゃるわけですけれども、たとえばモチ米の買い占め、投機的な操作が行なわれた。食管法の行政の元締めとして行政上の責任ということはないのですか。
○木原委員 大臣にお伺いをしたいのですが、きのうは食管法違反ということで丸紅の本社が捜索を受けるということがございました。農林省自身の告発によるものでして、大量のモチ米などを操作をしていたという疑いが持たれているわけであります。また、その丸紅の責任者を含めまして、同じく昨日、代表的な商社の責任者たちが本院に参考人として呼ばれまして、各党の追及を受けるということがございました。しかも、そのかかわるところは
○木原委員 そうしますと、これから先、住宅公団は、きょうは総裁にお見えいただいたので、あれしたいのですが、どの程度に関与をしていくのですか、これからの建設の中で。
○木原委員 私は公団も、ときどきでなくて、かなり欠陥住宅をつくったり、いろいろなあれがあるのですが、しかし、もうちょっと、お話がございました上下水道等の問題についても、やってやれない仕事ではないと思うのです。あるいはまたニュータウンづくりその他のいろいろ経験の蓄積もある。これは政府のほうも、ある意味ではこの十年間かなりなげやりな時期もあったと思うのです。それは何といいましても、各官庁のそれぞれの立場
○木原委員 たいへん同僚委員から詳細な質問が筑波の研究学園都市を中心にございましたし、夜分にわたりましてお疲れの模様でございますので、簡潔にやって終わりたいと思いますので、もうしばらくおつき合いのほどをお願いいたします。 私ども筑波研究学園都市を見てまいったわけですが、いままで指摘がございましたように、建設過程とはいえ、たいへん実情がひどいわけなんです。そこで伺いたいのですけれども、まず公団総裁に
○木原委員 いずれにいたしましても、御指摘のような状況がある。国が介入をしていくといいますか、政府が介入をしていく分野というのは、好むと好まざるとにかかわらず広がっていくと思うのですね。介入のしかたはいろいろあるでしょう。つまり、大臣のお話の中にもございましたけれども、いましきりに、一晩に一つずつ会社ができるような形で石油にアタックしょうという動きが国内でも非常に盛んなわけです。あるいはまた、先般ジ・ライン
○木原委員 通産省のかなり大幅な機構の改革が行なわれるわけで、通産行政につきましては、多くの分野でそれぞれ問題を持っておるように思うわけであります。 ただ、きょうは、新しくエネルギー庁というようなものがつくられるということになっておるわけですが、このエネルギー庁、これは従来のエネルギー関係の部局を統合した、こういう形になっているのですが、ここで基本的に追及しようとするものは、エネルギー庁設置をいたしまして
○木原分科員 この問題は、言い出せば見解の違いなどということになるのでしょうが、それにしても、従来の国際常識をはるかに上回る高値の、いわば買い付けをやっているわけですね。大臣の御見解では、必ずしも高くないとおっしゃるわけですけれども、そういう買い付けのしかたの中にもたいへん問題があるのではないか。何といったって、これは安いとは言えませんね。これは、きょうのところはこのことを追及するわけじゃありませんから
○木原分科員 まあ、お話があったわけですけれども、どうも実情は必ずしも大臣がおっしゃったようなぐあいにはいっていない。多元的に資源を求めるということは、これはそういうことでしょう。しかしながら、内実を見ておりますと、国際協調の面においても、あるいはまたおっしゃいましたような過当競争を避けるというような面においても、いまたとえば、大手の商社筋あるいはまた銀行等が、それぞれの系列その他を動員をして、ことしになりましてからでも
○木原分科員 私は、最近の海外の石油資源の開発をめぐる問題について、二、三大臣の見解をお伺いをいたしたいと思います。 最近の石油資源開発を目ざす国内のいろいろな動きを見ておりますと、何か、どうも異様な感じがいたします。海外石油の資源開発を目ざして開発会社が、何か乱立をするような傾向がある。そうかと思いますと、海外での石油資源の取得のために、ほとんど無原則ともいえるような買いあさりのような傾向がある
○木原委員 先ほど来、これは同僚委員、各党ほとんどこぞって、白紙還元をすべきだ、他に方法がなかったわけじゃないじゃないか、こういう意見が出されたと思うのですね。ですから、これからも話し合いもしていくんだ、あるいはまた返還になったあと協議をしていくんだということになれば、これはいまから居すわる腹を固めているというわけではないというわけですか。それならば、他に適当な方法、あるいは次善の策になるか、あるいは
○木原委員 もう少しほんとうの意図といいますか、企図をざっくばらんに言ってもらいたいと思うのです。たとえば、首都の防災のために必要な装備その他を配備するためには立川というところは非常に適地であった、他にかえるところがなかった、こういう防衛局長などの話もございましたね。そんなような御答弁からいたしますと、他にかえるところはないわけですから、しかも防衛庁で防災という一つの使命感をたてまえにして、他に選ぶところがないんだという
○木原委員 私も五分間ほど、一、二点、確認をいたしておきたいことがあるのでございます。 これからのやり方といいますか、措置の問題。今朝来、同僚委員との間に熱心な応答があったわけですけれども、防衛庁としましては、これから話し合いを引き続きやっていくのだという政務次官のお話もございました。また、あす革新市長会に対する回答も出る、二十三日には協議会も開かれる、こんなような運びも明らかになっておるときなんですが
○木原委員 法務省といたしましては、供用開始の問題はいわば当事者じゃないわけでございますから、あとでいろいろの措置を聞きたいわけですが、公団の総裁においでいただきましたのでお伺いいたしたいと思いますけれども、いろいろたいへんおくれてきたわけです。そのおくれてまいりました理由が幾つかあると思うのですが、この機会にひとつ、そのおくれました理由を明らかにしてもらいたいと思います。
○木原委員 そうだろうと思うのですけれども、ただ、これは考えてみますと、やはり行政上のある意味では重大なミスだと思うのです。あとでこれはいろいろ詰めた話を聞きたいと思いますけれども、当初想定をしたように供用開始に至らなかった。これにはまた別個の大きな問題があるわけでありますけれども、そういうことがある意味では行政の分野にいろいろな影響を及ぼして、現にこういう法律のやり直しをやらなければならないというような
○木原委員 何か手元に運輸省のほうからハイジャックについての報告が回っておりますので、少し聞きたいことがありますけれども、これはあと回しにいたしまして、本題の質問から入りたいと思います。 この法律は、説明がありましたように、いわば手続のようなものだと思います。しかし、それにいたしましても、昨年成立いたしました法律が施行できない、こういうことで手続上の改正を求めてきておるわけなんですが、旧法を作成するにあたって
○木原委員 これは部隊との関係があるのですか。たとえば、財政的に補助をするとか、あるいは支援をするとか協力をするとか、人を出すとか、そういう協力関係はどうですか。
○木原委員 きょうは二つばかりお伺いをしたいことがございます。一つは雫石の例の衝突事故につきましての報告が出ましたのでお伺いしたいと思いますが、これは事故調査委員会の山縣さんのおいでを願っておりますので、お見えになりましてからお伺いをいたしたいと思います。 いま一つの問題は、山口県の山口市におきまして、自衛隊の隊員の事故でなくなった方でございますけれども、その方の霊を遺族の意思に反して護国神社に合祀
○木原委員 ゾーンの話は私も新聞等で拝見をしただけなんですけれども、いまも財政の話がございました。たいへんりっぱな御計画なんですけれども、財政的な裏づけの見通しというのはどうなんですか。これは公団だけの費用ではやれないだろうと思いますし、どうですか。
○木原委員 飛行場部長いらっしゃいますけれども、丸居さんがいつかどこかの新聞の座談会か何かで、現在の日本の飛行場というのは、プロペラ時代から出発をした飛行場で、必ずしもジェッド時代に対応してつくられた飛行場ではない、こういうような意味の御発言をなさっているのを私は拝見したことがございます。おそらく実情はそうだろうと思うのです。したがいまして、プロペラ機の時代から出発をしてジェットが入ってくるようになった
○木原委員 それでは、受田委員からも御質問がございましたけれども、騒音の問題を中心に二、三御質問を申し上げたいと思います。 先ほども受田さんから御質問がございましたけれども、成田の供用開始の時期、何かまだ必ずしも私どもにははっきりいたしません。騒音対策の面につきましても、かねて御承知のように、いろいろと政府のほうでも対策を立てているやに聞いておりますし、ただいまもお話がありましたように、地元といたしましても
○木原委員 航空事故は、この数年来たいへん大きな事故が、あるときは集中して起こりましたし、昨年のごときは自衛隊機の接触による事故などが起こりました。こういう制度をつくる場合に考えておかなくてはなりませんことの一つは、たとえば航空機を安全に飛ばすためにさまざまな法律的な規制があります。航空法もあります。それに伴うさまざまな規則もあるわけでありますが、定められた法律なり規則なり、それを完全に守っていてなおかつ
○木原委員 第五条だったかに、「科学的かつ公正」ということばがありますけれども、あえて意味をつければそういうふうな意味合いにとれるのじゃないかと解釈しているのですが、よろしゅうございましょうか。
○木原委員 事故調査委員会の問題についてお伺いをいたしたいと思います。 実は、事故調査委員会の独立をした機関をつくるべきだ、こういうのが私どものかねてからの主張でもございました。したがいまして、今度事故調査委員会の設置法が提案されましたのは、制度としましては私はたいへん前進だと考えるわけでございます。ただ、設置法案を拝見いたしまして、せっかくつくるのにこれでいいだろうか、こういう疑問もあるわけであります
○木原委員 これは大臣、お互い政治家ですから問題の選択があると思うのです。しかしおことばにもございましたけれども、たとえばタンクローリーに比べて云々というのは比較の問題ではございませんで、これをつくったからといってタンクローリーがすべてなぐなるものでもないと思います。この比較の問題はちょっと別にいたしまして、ただ御答弁の中に、たとえば距離の問題がありました。埋設の深さの問題がございました。あるいは材質
○木原委員 どうも大臣の御見解は少し安全という問題についてやや楽観的に過ぎるのじゃないかという感じがいたすわけでございます。一般的なことよりも、問題になっておりますのは高圧で石油を輸送するということなんですが、御意見の中にもありましたように、何にいたしましても、諸外国のいろんな事例等もあるわけでございますけれども、わが国としては初めてこれから着手をするという遠距離のパイプライン、しかしすでに事業計画等
○木原委員 お許しをいただきまして、パイプラインの問題について質問をいたしたいと思いますが、まず大臣に、この法案につきまして一、二お伺いしたいのですが、すでにこの委員会でも、この法案の審議の中で、安全性の問題、主としてこれでいいのかという多くの論議が行なわれてまいりました。また、きょうは、午前中、専門家の参考人をお招きをいたしまして、これまた安全性の問題等を中心に意見の聴取等が行なわれたわけであります
○木原委員 そうしますと、裏側の問題としまして、迅速に伝達をするために、あるいは調査能力、いろいろな問題があらためて問われると思うのですが、その辺の用意はどうですか。
○木原委員 これはそうしますと、定期的に迅速に情報を伝達するということになるわけですか。いままでいろいろなものが出ておりますけれども、さらにそれを、たとえば日報のような形だとか、あるいは長いものでも月報のような形だとか、そういう形で、たとえば地域性を重視をして、あるいは業種別というか、ウェートをどこに置いて、それからまた迅速ということが要請されると思うのですが、その辺は具体的に考えていることがございますか
○木原委員 今度の設置法で統計に情報サービスが加わるということなんですが、これはどういうことを考えているのですか。大いに情報提供をして統計の有用な活用をはかろうということだと思うのですが、具体的にはどういうことを考えているのですか。これはひとつ立案者のほうから…。
○木原委員 実はおっしゃいましたように、二、三の学者がかなり具体的なレポートは出しているわけでありますけれども、実際にそれがどういう形でどのくらいあるかというのは、個人の学者の人たちの努力だけでも必ずしも全貌が明らかであるわけではありません。したがいまして、きょう総理府の総務副長官にもお出ましを願いましたのは、何人かの学者がたいへん貴重な資料があるということを現認もし御報告をしているわけでございますので
○木原委員 それではぜひひとつお願いをいたします。 それから、あわせまして、外務大臣御出席をいただいておりますし、本論に入る前にぜひ外務大臣にやっていただくことがございます。 と申しますのは、実は沖繩も返ったし、いろいろとアメリカとの関係に一つの区切りがつくような時期なんですが、実は、占領中にいろいろな公文書その他が、アメリカに接収をされた、あるいはまた個人のコレクションというようないろいろの形
○木原委員 ちょっと質問に入ります前に委員長にお願いがあるわけでございます。 一昨日の本委員会で、同僚の大出委員が広島県の毒ガスの問題を取り上げました。そのときのやりとりで、あの問題も両三年前にこの委員会で問題が提起されておりまして、結局、政府のほうの措置が調査その他において十分でなかった点が再び事故を起こしたのではないかというふうに、私どもも聞いたわけであります。ところが、御承知のように、その後
○木原委員 私ども、政治論としては、あるいは長期的な政策論としては、ともかく何か大きなやはり展望に立って歩いていかなければならないような時期に来ておるわけであります。大臣もおっしゃいましたように、減反という問題をとってみましても、その背景の中には、やはりかなり選別が行なわれておりますし、あるいは残ったところも、たとえば出かせぎのほうが主になっているような状態のところもありますし、いろいろな要素がからんでおるわけでありますが
○木原委員 私も、大臣がおっしゃいましたように、いろいろな状況から考えて、生産者の立場に立てば、ことしあたりは幅はともかくといたしまして、ある程度合理性のある価格の引き上げはやむを得ない、こういうふうに考える一員なんです。ただ、その場合に幾つかむずかしい問題が同時に出てくるわけなんです。たとえば米価をそういう形で幾らか前向きに調整をしていく、値上げをしていく。これは幅にもよりますけれども、そういう場合
○木原委員 今度の設置法の改正案は、農林省としましては、たいへん思い切った、ある意味では画期的な改革案が提案をされておりまして、大臣の意欲のあるところがたいへんわれわれわかるような気がするわけでありますが、それだけに、ある意味ではそれを裏づける農政の大きな問題がやはり残されているような感じがいたします。そういう面で、やや一般的なことから大臣の御所見を少し伺ってまいりたいと思います。 最初に、そろそろ
○木原委員 大臣、組合のことにつきましては、私どもも、これは大臣のおっしゃるとおりだと思うのです。それは、それ以上に介入すればたちまち不当労働行為ということになるわけであります。あるいは、全逓に対して組合員が組合員として批判の自由を持つということもあり得るわけですから、そのことが問題じゃないわけなんです。そして私ども接触しました第一線の管理職の人たちも、まさに大臣がおっしゃるとおりのことを言われるわけなんです
○木原委員 大臣もまだ就任をなさってから比較的短期でございますけれども、おことばの中に、明るい方向に向かいつつある、こういうふうに考えていたのだというおことばがございましたが、私どももそう信じたいわけなんです。ところが、私ども手近なところで、まさかと思うような、ともかくどう言ったらいいんですか、逆の傾向があらわれている。そういうのを見ておりますと、当局のほうでは、たとえば労働組合というものについて、
○木原委員 大出委員のほうからたいへん詳細に、労使関係を中心に質問がありましたが、私もこれはもうぜひ申し上げなければならないということで、幾つかの質問を申し上げたいわけなんです。大出委員とのやりとりを詳細に拝聴したわけですが、大臣をはじめ、人事局長の御答弁を聞いておりまして、率直に言いまして、これははなはだ道が遠いという感じがするわけなんです。大臣はたいへん誠意のこもった御答弁でございますけれども、
○木原委員 もう一つこれに関連してあわせて伺っておきますけれども、二十五年を迎えた憲法について、政府としては、別にこれを記念するとかなんとかという行事は、もちろんやる準備はないのでしょうけれども、たとえば政府の声明を出すとか、何らかの形で、憲法の二十五年について、これを前に進めるような評価をする、そういう考え方はございませんか。
○木原委員 これはやはり官房長官のおっしゃるように、個人的見解というのが大体おかしいわけです。自由民主党がどういう綱領を掲げようとこれは自由なんですけれども、しかし政府閣僚という立場というのは、これは別だと思うのです。その踏み違いがあったということは、しかも押しつけだという評価の中には、それにつながる一連の政治的ないろいろな評価というものが含まれているわけです。しかもことしは二十五年。憲法についても
○木原委員 ただいま提案のありました法案に関連をしながら、主として、文民統制の問題と自衛隊の沖繩配備に関連をする問題等について、御質問申し上げたいと思いますが、その前に、官房長官、あまりお時間もないようでございますので、官房長官にお話を伺いたいと思うのです。 本題に入ります前に、ただいまも理事会の中で問題になりました、昨日、総務長官から参議院の予算分科会で憲法に触れた発言がございました。速記録等を
○木原委員 これは長官、私は念を押しておるわけなんです。おっしゃるように、これは運用の中の問題。沖繩自身がジレンマを持っておるのです。これから先行きのことを考えれば、やはり国の相当の援助がなければどうにもならないという側面と、しかし従来のいろいろないきさつから、自治の機能というもの、沖繩県の自主性というものを高めないと、本土の政府はあまり信用もできないのだ、こういう実態とそのジレンマの中にあると思うのです
○木原委員 これは問題は幾つかあると思うのです。おっしゃるように、これは国のサービスだ、こういう側面を強調されるわけなんですが、一つは国家行政組織法なんというものがあるわけです。どう考えましても、いままであまり例のない、言ってみれば国家行政組織法のワクからはみ出たような機構なり体制なりというものができる。それを沖繩の特殊事情だとおっしゃる、あるいは国のサービスだとおっしゃるわけなんですが、しかし、これはたての
○木原委員 まず、総務長官にお伺いをいたしたいと思います。 沖繩の問題につきましては、昨年の秋の国会以来、たくさんのことが論議をされ、また多くの問題が出されたのでありますけれども、残念ながらなおたくさんの問題が残っておりますし、基本的な点で私どももなかなか了解のできない点が多いわけであります。 きょう審議の対象になっております開発庁問題にいたしましても、すでに幾つかの問題が論議をされたわけでございますけれども
○木原委員 もうこれで終わりたいと思いますが、私は一人の議会人としましては、長官の御答弁になお不満なわけなんです。ただ、天皇陵その他につきましても、やはり歴史がありまして、学者に聞きますと、たとえば大正期になって比較的外形等の調査が行なわれた。いま外形の調査等が残っておるのは、大体その時期に調査をされたものが各陵墓ごとにあるやに聞いております。そしてまた終戦後に一時、まあ外形的な調査でしょうけれども
○木原委員 私はたいへん大きな問題だと思います。私は少しラジカルな考え方を持っておりますけれども、そうかといって、おっしゃるようにやはり国民の中には、それからまた皆さん方は、天皇家のお墓として静安を祈るという立場でやっておられる。そういう立場はわれわれも最大限に尊重しなくてはならぬ、そういう側面があることは事実なんです。しかしながら、あわせて同時に、もうすでに古代という明らかに遠い歴史の存在としてあるものが
○木原委員 関連して、ちょっと時間をいただきたいと思います。 大出委員が最後に触れました、私この前もちょっとお伺いをいたしました天皇陵の調査の問題です。 実は長官に前回質問をいたしまして、たいへんな反響がございました。私もいろんな委員会で発言をしてまいりまして、いろんな問題を取り上げたことございますけれども、たいへんな反響がございまして、何か長官の考え方と、それからいろんな問題といいますか、国民
○木原委員 そういう御議論で、結局は私は、かなりことばが悪いですけれども、お堀の中に陛下をとじ込めているのじゃないかという気もするわけです。私は大正生まれなものですからそれほどのあれはないのですが、どうもやはり明治の人たちは、依然としてあそこに大事に天皇さまをかかえておれば安泰で大過がないというあれがあるのじゃないかと思うのです。外国のことなんか申し上げたくないですけれども、やはりイギリスのキングの
○木原委員 御説明を聞けばそのとおりだと思います。ただその場合にも、しからば今度の増額分が適切であるかどうかということについては、残念ながらわれわれは資料を持たないわけであります。その点がたいへんどうもくつを隔ててかゆいところをかくような感じがいたします。これは、こういう機会が一番いいとは思いますけれども、機会あることに私の申し上げたいことは、もう少し国民との間のつながりのようなものが緊密になっていくことがほしい
○木原委員 今度の改正案についての法案をもらっているわけですが、残念ながら、私どもは、宮廷費等の増額の問題につきましても、基礎になる天皇家の日常の御生活なり、特に経済生活なりについてはほとんど知る機会がないわけであります。したがいまして、先ほども論議がございましたように、物価が上がっている、基本的にはそれにスライドをして、こういうことなら、それはそうだ、こう申し上げる以外にございません。 ただ問題