運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login
60件の議事録が該当しました。

該当会議一覧(1会議3発言まで表示)

1954-03-26 第19回国会 衆議院 法務委員会 第28号

木下委員 前の利息制限法をやめて今度これをおつくりになつたことについて、その趣旨は大体わかるのであつて、そんなに内容を議論するところはありませんけれども、この利息については、一般の金融業者間で行われている利息監督の面と、それから銀行とか、その他の金融業者利息に対する大蔵省監督の面との間に非常なギヤツプがある、そのギヤツプがやはり問題になつている。これが保全経済会というようなものができて来た原因

木下郁

1954-03-26 第19回国会 衆議院 法務委員会 第28号

木下委員 この陳情書というのは私のところへも来ましたからさらにお聞きしたわけですが、陳情書だけを見ても、事実は相当深刻であるし、そういう運動が片いなかで自然発生的に起つたという点でも、やはりたまりかねて起つたんだろうと思う節もあるわけであります。こういう問題こそ、人権擁護の面においていろいろ問題がありましよう。人権擁護局が消極的な態度だけであると、人権擁護局を廃止するとか、せぬとかいう問題も起つているようですが

木下郁

1954-03-26 第19回国会 衆議院 法務委員会 第28号

木下委員 人権擁護局長ちよつと伺つておきたい。栃木県の那須郡の小川町というところで、いわゆる町のボスがおつてせつかく憲法で発足した民主主義が昔の姿で圧迫されているということにつきまして、小川町に青壮年愛同志会というものが見るに見かねてつくられ、その方の人たちから陳情書が来たのであります。それを見ますと、相当事実らしく思われる節があるのであります。人権擁護の面を担当されている擁護局としては、当然

木下郁

1954-03-25 第19回国会 衆議院 法務委員会 第27号

木下委員 奄美大島のことが出たのでちよつと伺つておきたいと思います。奄美大島復帰前の事柄なんですけれども、私奄美大島行つてちよつと疑問に思つたことは、元国有林つたらしい非常に広い山に、占領軍の方から払下げを受けたと言つて、岩崎山とかいつて大きな標札がかかつてつたことです。奄美の住民は復帰前からその山の奥に山林を持つてつたが、名瀬から古仁屋に行く一本道の沿線に厖大な私有地ができて、奥山の連中

木下郁

1954-03-24 第19回国会 衆議院 法務委員会 第26号

木下委員 それは大体前の説明でわかつていたのですが、五条の善行を保持するという遵守事項、これは善行という言葉は、法律の面で言うとこういうふうに伺つていいのじやないかと思いますが、あやまちをまた繰返さないような生活態度をとらせる。善行を保持すると言うと、普通人以上の生活態度を要求しておるかのように聞えますが、実際はお取扱いの面でも、また繰返さぬような生活態度ならよろしいのであるというふうに伺つてよろしゆうございますか

木下郁

1954-03-24 第19回国会 衆議院 法務委員会 第26号

木下委員 ちよつと一点だけ。この執行猶予の範囲が広められたことは、社会的に、在野法曹の面なんかでも全体として評判がいいようであります。今のお話のようなこともありますが、これは刑罰を甘くしたという意味じやないのですけれども、今現に服役している連中の仮出獄の面についても、やはりこの執行猶予の面が広げられたのですから、やはり仮出獄取扱いの面でも、保護更生という面を広げるという意味で、やはり従来の取扱いよりも

木下郁

1954-03-17 第19回国会 衆議院 法務委員会 第20号

木下委員 刑事局長にお伺いしたいのですが、まだ御記憶も新たなことと思います。昨年の暮れであつたと思いますが、栗田英男代議士木村保安庁長官を告発いたしました。これは国会議員という地位にある人が、また国務大臣として、保安庁長官として一国の重責に当つておる人を告発するということになれば相当の覚悟と自信を持つてやられたことであるというふうにわれわれは解釈いたすのであります。またそのことが新聞に伝えられて

木下郁

1954-03-17 第19回国会 衆議院 法務委員会 第20号

木下委員 それが私が受刑者から聞いた話ではまつたく以前とかわりがないという話なんです。どうもそれは実際らしい、また実際と思われる節もあるわけです。というのは、これは事なかれ主義という意味でやるくせがある。ことにまたそれを外国の方から故障でも言つて来れば実にやつかいだというような考え方が、従来の日本の役所の習わしになつ一つの弊害だと思い捜す。そういう点の非常に臆病さ、それから事なかれ主義でおきたいという

木下郁

1954-03-17 第19回国会 衆議院 法務委員会 第20号

木下委員 私は今の押谷委員質問に関連して一つだけ伺つておきたいと思います。一度釈放された人が判決を言い渡された間に法の手違いで逆もどりをしたということの御質問がありました。これに関連いたしまして、十五国会であつたと思いますがあの平和条約第十一条に基く受刑者の釈放に関する問題についての議員立法が通過しております。それは、今まで親子の間の危篤とかいうような場合には、この執行が停止されて見舞に帰られるという

木下郁

1954-03-11 第19回国会 衆議院 法務委員会 第17号

木下委員 それはやはり法務大臣としての重要な職責にある限りは、そういう問題が起つたときにはやはり自分判断はつきりきめて、それが将来最高裁判所判断の上で通らないとか通るとかいうことは別問題といたしまして、重要な地位におる限りは、そういう問題に対してははつきりとした態度をとつて臨まないと、この間のような問題が起る。よく国会で、最近も保全経済会問題等についても、法の盲点でありますからということで

木下郁

1954-03-11 第19回国会 衆議院 法務委員会 第17号

木下委員 さつき有田君の問題が出ましたので、関連して法務大臣一言だけ伺つて打おきたいと思います。それは、先般の本会議で、私逮捕許諾の問題について質疑をいたしましたが、御答弁がその問題に適切に当つていなかつたので、もう一度お伺いするわけであります。議員逮捕許諾に対して議員がいろいろ国会で審議するのに、有田君の例で申しますと、五十万円の事件かどうか、それには十分の証拠があるかどうかどうか、ほかのものはあるかないか

木下郁

1954-03-10 第19回国会 衆議院 法務委員会 第16号

木下委員 少しく問題が具体的になりますけれども、この学校先生方に対して外から教唆扇動するのを取締るということで、この義務教育学校における教育政治的中立の確保に関する法律案というのが出ておりますが、もう一つ教育公務員特例法の一部を改正する法律案、この方は今まで学校先生は、自分学校のある市町村では選挙運動ができないけれどもほかではできるという、この改正法趣旨を見ますと、この前のもう一つ

木下郁

1954-03-10 第19回国会 衆議院 法務委員会 第16号

木下委員 その戦争裁判に対する点をはつきり率直に個人的なお感じを承りましてその点ちよつと愉快になりました。ただ戦争協力の点につきましては、少しく今の国策が云々というものと違いますけれども、閣僚であるというような人は――あの当時は国民戦争の実相を知りません。しかしながら閣僚である人は相当の姿を知つており、ことに昭和十八年の中ごろからあぶない、十九年になればあぶないではなくて負けると思つておるというふうにも

木下郁

1954-03-10 第19回国会 衆議院 法務委員会 第16号

木下委員 先刻猪俣委員から、大臣の過去のいろいろのことについて、今の新憲法からも、文教の最高地位につかれるということについては、国民も非常に不安を感じておる。また今度二つの法案をお出しになつたその基本的な考え方というものについて、詳しく質疑応答があつたわけであります。そういう点について私はいろいろ繰返しません。重複しないようにしたいと思いまするが、今当面しておる問題について一、二お考えを伺いたい

木下郁

1954-03-09 第19回国会 衆議院 法務委員会 第15号

木下委員 今の林委員からの質疑の問題で、林委員はいささかお調べなんかが手ぬるいように感ずるということなんですが、聞いておると人権擁護の方の人の調査はいささかどころではなくて、非常に手ぬるい感じ、物足らず思われるわけであります。この事件が起つたのは二月の五日、もう一箇月以上もたつているのであります。問題は人権擁護というのは、ただ人身売買とか――そういうことも重大なことでありますけれども、日本人がアメリカ

木下郁

1954-02-26 第19回国会 衆議院 法務委員会 第12号

木下委員 外国人の中にはたくさんの国の人がありますけれども、日本の問題としては、比重の飛切り多いのは朝鮮人、その次は中国人ということでありますが、やはり政府がぐずぐずひまどつておるのは、日韓会談がまだはつきり話がつかない、延び延びになつておる、そういうようなことで、両国の間に外交関係はつきりすれば、ぐあいのいいことはわかり切つておりますが、この問題とそれとは、性質から言えば違う問題です。こういう

木下郁

1954-02-24 第19回国会 衆議院 本会議 第12号

木下郁君 私は、日本社会党を代表いたしまして、議員有田二郎君に関してなされました昨日の逮捕許諾の決議に関連して、緒方副総理、犬養法相及び法制局長官に、政治的並びに法律的な両面から若干の質疑をいたさんとするものであります。昨日当院でなされました有田君の逮捕許諾の案件の審議にあたつて、三月三日までという期限付許諾鍛冶君の動議が自由党の諸君の賛成で成立しましたことにつきまして、有田君がかつて本院において

木下郁

1954-02-03 第19回国会 衆議院 法務委員会 第4号

木下委員 お答え、まことに満足すべきお答えなんです。しかし実際においては、この朝鮮人は、疑い深いかもしりませんが、もう、一ぺん帰つたら、また許可を得て、その手続もなかなかむずかしい、どういうふうにするのかしりませんが、帰れない。せつかく久しぶりに会うことができたのに、追い返されたら生きわかれになるという連中相当にあると思う。あたりまえの手続で実情を訴えれば、出入国管理令というものは、密入国した人間

木下郁

1954-02-03 第19回国会 衆議院 法務委員会 第4号

木下委員 これは実際の面では、常識的に見て何の追い返す理由はない。ただ来たやつが、先ほど申しましたように集団的に密入国した。この年の行かぬやつを入れるのには、私は先ほどかつて一つの婚姻の事例を申し上げましたが、向うで手続がむずかしいのです。そうするとやはりほかの人が行くときに一緒に連れて行つてもらおう、そうでなければ不安だということはあり得ることだ。行つて来た手続が悪いからといつて、それをすぐ無効

木下郁

1954-02-03 第19回国会 衆議院 法務委員会 第4号

木下委員 出入国管理令改正して行かなければならぬという点のお話がありましたが、私はさつきから伺つてつて二、三まだはつきり了解しがたい点があるわけです。その点についてお聞きしたいと思います。密入国をしたのはその手続が悪いから、そういうのを戒める意味、けじめをつけるような意味でイツコンタクリに返すことにする、そういう方針だと伺つたのですが、この点が出入国管理令の運用の面で一番考慮しなければならぬところであると

木下郁

1954-02-02 第19回国会 衆議院 法務委員会 第3号

木下委員 保全経済会事件造船疑獄事件、これは根本的に粛正して、徹底してやつていただかなければならぬことは、すでに猪俣古屋両君鍛冶君からも、るる述べられました。これを徹底的にやらぬようなことでは、日本の再建も何もあつたものではない。耐乏生活なんか言つておりましても、そんなものは、これを日本司法部はつきもやり得ないような態度であつては何にもならぬということを、しみじみと感ずる次第であります

木下郁

1953-12-08 第18回国会 衆議院 法務委員会 第5号

木下委員  その京都の本部というのは保全経済会本部のことだろうと思いますが、保全経済会のあの利殖のすすめというパンフレツトなどを見ますと、両本願寺は、宗教教団ではその代表者普遍管長々々といわれておるのです。本願寺法主とか何とかいうのだが、あのパンフレツトには連枝ということを書いているのです。法主とか連枝とかというのを作目大谷氏に伺いましたら、連枝というのは本願寺大谷家の血を受けておる人間

木下郁

1953-12-08 第18回国会 衆議院 法務委員会 第5号

木下委員 重複しないように二、三の点確かめておきたいと思います。  あなたは今仏教保全会というのは代理店のようなつもりで、その世話料をもらつて、そうして仏教興隆のために費用を捻出するというのがこの会の建前だというお話でした。それはつもりはそうだつたかもしれませんけれども、両本願寺の人が正副会長に出ている。それであなた方は匿名組合がどういうものかということもよく御承知ではないままやつた、それは無理もないことだと

木下郁

1953-11-07 第17回国会 衆議院 法務委員会 第7号

木下委員 なお一点だけ最後に聞きます。あなたは知らぬかもしれぬが、何か本願寺大谷という人が東西本願寺を基礎にしてつくつた仏教保全会、やはりこの保全経済会関係のあるようなものをつくつて、そうして同じやような形で金を集めておる。その仏教保全会に対してあなた方は何か交渉したことがありますかどうか。あつたらそのてんまつを知らしてもらいたい。

木下郁

1953-11-07 第17回国会 衆議院 法務委員会 第7号

木下委員 それであなた方出資者の連盟みたいなものをつくつて自分たちを保護しようとしておるのですが、こういう管理委員会ができて待つてくれという。伊藤も待つてくれという。その待つている間に、保全経済会従業員日本全国に散つてつてその日常経費が一箇月に千何百万円というような話が、さつきほかの人から出たのです。これが延び延びになれば、いよいよ破産して清算したときに、今保全経済会に残つているものからそういう

木下郁

1953-11-03 第17回国会 衆議院 法務委員会 第4号

木下委員 今の税金の点ですが、保全経済会が大ざつばに計算して約五十億近くの金を、出資を集めておる、そうしてこれに対して低いところで月二分、高いところでは月八分という利益配当をしておる、それに対してならしにして、低く見て三割の利益配当をしている、そうすると一年に五十億として、三割にして十五億、これに対して今のお話のような税金ということは、これはじようたんみたいな話である、これは私から繰返して言わぬでもよく

木下郁

1953-11-03 第17回国会 衆議院 法務委員会 第4号

木下委員 事実の調査には数が多いのですから、多少のひまがかかりますけれども、それが匿名組名であるかどうかとか、あるいはこの事業伊藤個人事業であるかどうかというようなことの法律的判断は、やはり税金を取立てる方の大事な地位におれば、そう長く考える必要もないことであるし、またそう長く考えられては国民はかなわぬと思う。そういう点についてかれこれ申し上げたいこともありますが、この保全経済会にまた附属して

木下郁

1953-11-03 第17回国会 衆議院 法務委員会 第4号

木下委員 国税庁長官に伺いたいのですが、保全経済会のことが問題になつております。最近起つた新しいえたいの知れない金融機関、これには匿名組合方式株主相互金融二つの種類がありますが、これが世上問題になつております。これは金融保護の部面からも大蔵省で御検討こつて来たことと思いますが、税金をとる立場からはこの点をどういうふうにお考えになつて来たか。銀行局あたりは、問題の保全経済会限つて純然たる匿名組合

木下郁

1953-11-02 第17回国会 衆議院 法務委員会 第3号

木下委員 これはまあおのおのの意見があろうと思いますが、日本アメリカとの間の関係については、アメリカ日本が比重的に強く思い過ぎておるという感じ国民の中にある。またいろいろ政治的な立場アメリカ植民地なつたとかなんとかいうような極端な意見も聞いておるのです。さような意味で、こういうふうにまつたく同じような法律をつくる、あるいは協定をする場合には、アメリカというものは安保条約行政協定があるから

木下郁

1953-11-02 第17回国会 衆議院 法務委員会 第3号

木下委員 法務大臣に伺います。アメリカ駐留軍との間のものと、国連軍との間のものと、同じようなものが両建になつております。国連軍の方は、あれがおるということはどういう根拠か。条約か何か、私はつきり突きとめたいのですが、アメリカとの間には安保条約、それに基く行政協定というものがあるのです。それに基く軍隊国連軍の一部をなしているアメリカ軍隊と、アメリカ駐留軍には二通りありはしないかということを私

木下郁

1953-11-01 第17回国会 衆議院 法務委員会 第2号

木下委員 国税庁に聞いた方がなおはつきりするわけでありますから、銀行局長にはもうこれ以上聞きません。ただ一言、ほかの委員からも希望が述べられましたが、事実を調べるには、複雑した事実だから相当時間がかかるということは了承されます。しかしこの問題は、匿名組合であるやいなや、あるいはこれが準匿名組合無名契約であるかどうか。それからそれに対する態度も、常識的に考えて、このものがいつかしつぽを出すことはわかつているのに

木下郁

1953-11-01 第17回国会 衆議院 法務委員会 第2号

木下委員 こういうことになつたから私は言うのではありませんけれども、私どもみたいな金融のことになると縁のない者でも、月二分、はなはだしいのは八分という配当をするようなばかげたことが行き詰まるということは、常識的にわかつておる。それを今、万一の場合には零細な何万、何十万の出資者に迷惑をかけるから――万一ではありません。万に万、いつ来るかが問題だ。そういうような態度がはなはだ今日をあらしめている。一年前

木下郁

1953-11-01 第17回国会 衆議院 法務委員会 第2号

木下委員 私は国税庁長官にひとつ聞きたいと思つてつたのですが、銀行局長が見えておりますから……。銀行局長は御勉強なさつて日曜にお出になつて国税庁長官は日曜だからどこへ行つたかわからぬ。国会は今休日も休まぬでやつていることは御承知のはずだ。はなはだ遺憾に思つておるが、あなたはお出になつているからその点だけ満足いたします。  ただ先ほど以来繰返された御答弁で、なおきわめてふに落ちぬ点があるのですが

木下郁

1953-10-31 第17回国会 衆議院 法務委員会 第1号

木下委員 それではお調べ願うことを希望しておきまするが、もう一点希望を申し上げておきたい。今までわずかな暴利で罰せられた事例がたくさんあります。その一番軽い暴利として罰せられたのがどういう程度のものかということがおわかりでしたら伺いたいし、また今すぐお答えができなければ、過去の暴利によつて取締つて来た事例の判例もお調べおき願いたいと思います。

木下郁

1953-10-31 第17回国会 衆議院 法務委員会 第1号

木下委員 こまかい点については後日伺いたいと思いますが、ただきよう検察当局お話を聞いていると、あまりに法文の末節にこだわつて、全体の政治的観点をなおざりにしたという感を深くいたします。捜査されたいろいろの点、お話がありましたが、税金の点、これは常識的にすぐわかる。月二割、高いのは八割という配当をしている。これは国税庁査察部あたりでお調べになつていると思いますが、伊藤に対して、二十四年の創立以来今日

木下郁