○参考人(朝倉正君) 森林伐採のほとんどがやはり経済的な貧困の上に人口がふえているという悲劇的な、人類が抱えている問題だと思うのです。これは特に食糧問題に関して南北の落差が余りにも大き過ぎる。例えば、今世紀末まで考えますと、食糧については大体生産も需要もバランスしているという計算になっていますけれども、南北で見ますと、先進国は余剰農産物を抱えている、どうしようもない。ところが開発途上国は足りなくて困
朝倉正
○参考人(朝倉正君) 大変に難しい問題で、きょう私を含めまして申し上げた問題点は、どちらかといいますと問題提起をしたというような形で、一体どうしたらいいかということについてはほとんど方策を持ち合わせていない。一般に環境問題ですと、大変だ大変だということをかなり声高く言うことは可能なのですけれども、それじゃどうしたらいいかというように具体的になりますと、かなり声が小さくなるというのがきょうの場合にも言
朝倉正
○参考人(朝倉正君) 朝倉でございます。
私は、二年ほど前まで気象庁におりまして、専ら長期予報あるいは気候変動という問題を担当しておりました。当然そういう長い期間の予報になりますと、地球規模の問題を取り扱う結果になりまして、従前と違いましてかなり十年先あるいは二十年先という地球の状態を考えていきますと、従来の自然的な要因だけではどうも問題は解決しないのではないだろうか、人為的な要因が年々増大しているのではないだろうかということが
朝倉正
○朝倉説明員 近年の夏は非常に変動が大きい夏である、冷たい夏になったかと思いますと、かなり暑い夏になったというような状況がございまして、現在は各地の予報センターと気象庁との間で意見の調整をしているという段階でございまして、明確にことしの夏が暑いとかあるいは冷たいという最終結論までには、現在も検討を進めている段階でございます。
朝倉正
○朝倉説明員 お答えいたします。
本年の夏の予報につきましては、現在世界各地から新しい資料を取り寄せて分析中でございまして、まだ最終結論には到達しておりません。三月十一日の発表に向けまして、現在鋭意検討中でございます。
朝倉正
○朝倉説明員 お答えいたします。
先生御指摘のように、本日も正午の気温を見ますと、仙台では平年より六度も低いという大変に異常な状態でございますけれども、この低温の状態もほぼ峠を越しまして、今回の低温に関する限りは来週ぐらいからはほぼ平年の気候の状態に戻るのではないかというぐあいに見通しております。
ただし、ことしの異常気象の状態というのは例年とかなり違っておりまして、冬以来かなりの寒さが続いておりますし
朝倉正