○参考人(服部正也君) 先ほども申し上げましたが、今の援助論というものはほとんどがインプット中心であります。インプットの大きさを競う。私はアウトプットを見なければいかぬということが第一。第二が、先ほどいろいろ話がありましたけれども、各国の経済の特性、そして経済援助は広い意味の生産的な資本の蓄積の過程であることは、これはマルクスだってだれだってみんな同じなんで、仮にそうだとすれば、当然それの資本の維持
服部正也
○参考人(服部正也君) 私は、日本のODA全体について特に見ておるわけでありません。したがって極めて断片的なことをもとにして申し上げるわけでございますが、まず第一に、日本のODAの問題は世界的に量の問題あるいは比率の問題としていろいろ問題になっておりますが、これは午前中申し上げたとおり、今の経済学というのですか、これが統計ばかになっているのじゃないかと私は思うんです。何でも何かで割れば何かの比率が出
服部正也
○参考人(服部正也君) 服部でございます。
私は、もう世界銀行をやめておりますので、世界銀行に対する説明をするためにここに呼ばれたとは思っておりません。それで、私が大体アフリカで六年、それから世界銀行で十二年の間を通じまして国際協力というものに対して若干得た考え方を御披露して御参考にしたいと存じます。
国際協力と申しますが、別段これは後進国援助とかに限った問題ではないと思うのであります。国際協力
服部正也