1999-03-26 第145回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
○参考人(服部信司君) この場合、確かに、形式的な次元で考えますと、関税化というのは形式的には自由化です。非常に高い、一キロ三百五十一円という関税を払えばだれでも日本に米を輸出できるわけです。それを制限するものはもはやありません。ですから、一キロ三百五十一円、トン三十五万一千円という非常に高い関税を払えばだれでも米の貿易が自由にできるという意味では自由化だと言ってもいいわけですね。 〔理事三浦一水君退席
○参考人(服部信司君) この場合、確かに、形式的な次元で考えますと、関税化というのは形式的には自由化です。非常に高い、一キロ三百五十一円という関税を払えばだれでも日本に米を輸出できるわけです。それを制限するものはもはやありません。ですから、一キロ三百五十一円、トン三十五万一千円という非常に高い関税を払えばだれでも米の貿易が自由にできるという意味では自由化だと言ってもいいわけですね。 〔理事三浦一水君退席
○参考人(服部信司君) 国内の自給率を引き上げることが大変難しい、容易じゃないということは隣の甲斐さんの方からもお話があったんですけれども、私も同感なんです。実際、わずか一、二年でもってまた熱量ベースの自給率が一ポイント下がっているということもございます。 しかし、私が今回の関税化問題と並行して行われております新しい農業基本法の策定で非常に注目していますのは、自給率の向上ということをはっきりとそこで
○参考人(服部信司君) 東洋大学の服部でございます。私は、日本、アメリカ、EUという先進国の農業経済と、ガット・WTOという農業の国際関係の研究を中心にしております。 きょうの食糧法改正についての私の意見ですが、結論から申しまして、お手元にきょうの私の意見を簡単なレジュメとして配付してもらいましたけれども、今回の関税化への移行の決断、それに基づく食糧法の改正、これを高く評価したいというぐあいに考えています