1976-05-07 第77回国会 衆議院 逓信委員会 第7号
○有竹参考人 経営委員というものの構成についてのお話ですが、あれを見ますと、要するにNHKという特殊法人の全体の運営、経営ということに主眼があるとすればまあ全面的に否定はし得ないと思うのですが、NHKのその日その日の仕事は、これは大きな文化事業であります。学問、芸術、娯楽その他いろいろな総合雑誌、大きな一般紙というような性格を持っておるのですが、そういうことから考えますと、経営委員には知っている人もいるのだが
○有竹参考人 経営委員というものの構成についてのお話ですが、あれを見ますと、要するにNHKという特殊法人の全体の運営、経営ということに主眼があるとすればまあ全面的に否定はし得ないと思うのですが、NHKのその日その日の仕事は、これは大きな文化事業であります。学問、芸術、娯楽その他いろいろな総合雑誌、大きな一般紙というような性格を持っておるのですが、そういうことから考えますと、経営委員には知っている人もいるのだが
○有竹参考人 先ほどの御質問の趣旨は、恐らく一般新聞、マスコミというものとの関連という意味に理解したらいいのですか。そういう意味でお答えしますが、要するに一般の人が知りたいこと、見たいこと、聞きたいことを適正に放送するというのが本来であると思うのですが、私はNHKに期待するのは、現に選挙のときに立候補者の政見発表というのがNHKの舞台が与えられるわけですね。これは一つの国事ですね。国事をNHKがやっておるということです
○有竹参考人 最初、お断りしますが、私は放送事業、特にNHKについてまとまった学問的な研究はちっともやっておりません。ですから、いまこれから申し上げることは、ただ一受信契約者としての思いつき、私見の程度以上を出ないと思うのです。そういうことで御承知を願います。 二月十一日の朝日新聞の「声」欄という投書欄、そこに肩書きが大学の講師ですね、投書が出ております。「NHK受信料むしろ下げよ」という文章でございます
○有竹参考人 私は時事新報の有竹修二でございます。結論を先に申し上げますと、いろいろな事情から考えまして、この原案はまあしようがないじやないかということであります。別な案で、四円、十二円でなくて、五円、十円にしろという案がおありのようですが、これでもよろしい。どちらにしても大差はない。これは技術的な話になるわけで、大体上るということそのものにはまず賛成していいのじやないかと思います。これが結論であります
○証人(有竹修二君) 独立採算制は非常に困難だと思うのです。併しこれは今日の場合、電氣通信省とそれから郵政省の分離ということが私の伺つたところによりますと、これはマツカーサー司令部の方のこの要請に対する専門家のご意見に從い、且つ日本の遞信関係殊に電氣通信の専門家、それから向うから來ておられるいろいろな専門家、殊にアメリカのベルですか、ああいう通信関係の会社の専門家、そういう方が來られて、アメリカと日本
○証人(有竹修二君) 時事新報社の有竹でございます。先ず簡單に結論を申上げますが、今回のこの措置は大体においていたし方ないのではないかと思うのであります。実はもう少し早く、もう少し又多量の材料を頂きますれば、もう少し纏つた意見が申述べられるのでありますが、極くこの直前に材料を頂いたということと、この材料がもう少しいろいろな面について詳しいものがあつたらばと思うのであります。さようなわけで、至つて無難
○有竹参考人 私が本案に賛成だと言うことは、今申しましたように二省分離をやむを得ざる大前提として、その上での話として言つておるわけであります。根本的に申しますと、先ほども述べましたように、少し時期が早かろう、しかしまあやろうということになつておるのであります。そこで多少のむりが出て來る。そのむりを克服してやつて行かなければならぬ。かるがゆえにこの値上げを認めるかわりに、今後通信事業運営の上において、
○有竹参考人 今の二省分離問題については、先ほど私の申し上げましたことについて誤解があるように思います。二省分離問題は、私は趣旨として反対ではないのです。ただ今の日本の戰後に置かれた現状においては、少しむりである、時期尚早である。すなわち二省分離ということは、國家の経済産業という面において、電氣通信というものは非常に重大な面を持つておる。電氣通信事業というものを非常に尊重するという観念から、この二省
○有竹参考人 時事新報の有竹修二であります。数日前にいただきましたこの資料を拜見して、ざつと考えをまとめました結果を申しますと、大体今度のこの値上げそのものは、このいただいた資料から照合して申しますと、むりのないところではないかという感じがいたします。すなわちこの表にございます、たとえば第七表の公定物價と通信料金の指数の比較、こういうものを見ますと、東京卸賣物價、東京小賣物價、こういうものの昭和八年
○有竹参考人 突然参考人という御指名を受けまして、昨日この資料をいただきまして、はなはだ知識がまとまつておりませんので、從つてほんの思いつきということになるのであります。 逓信省を二つに割つて、郵政省と電氣通信の二省に分つということ、これは実は一般にはその趣旨がわからないのではないかと思うのですが、よく伺つてみると、今まで通信省でやつておられた通信事務の中で、いわゆる有線無線電氣通信とその他の郵便貯金
○公述人(有竹修二君) 有竹でございます。この資料を頂きましたのが、この直前のことでございまして、十分考えが纏まつておらんのでありますが、見ますところ、これは相当な料金になると思うのであります。殊に電報爲替の料金のごときものは、相当高率であります。五百円まではその料金が百円、つまり百円の金子を送金するのに、その電報爲替の料金に百円かかるというような高率のようでございます。それからはがきの二円これも今
○有竹公述人 私有竹であります。時事新報の編集局長であります。 私はこの値上げの可否を論ずるに際しましてこの際考えなければならないことがあるのではないかと思うのであります。それは日本の官業というものがどういう性格をもつものであるか、官業の今日のあり方、その実体を把握し、將來これをどういう方向にもつていくべきものであるか、そういう点を少し考えてみなければならないのではないかと思うのであります。殊に逓信省
○有竹公述人 有竹であります。 今日税ということについていろいろ考えましたが、一番大きな問題は、税というものが一番われわれのきらつているインフレを、むしろ促進しているという事実であります。われわれは学校で経済学を学び、財政の講義を聽きましたが、健全財政とは、なるべく國の收支は税によつて賄うべし、公債を出してはいけない。こういうふうに教わつてきたのでありますが、今日はこの健全財政を企図すべきはずの税金