1973-06-06 第71回国会 衆議院 商工委員会 第28号
○有吉参考人 小規模企業経営改善資金の運営につきまして、従来中小企業庁あるいは大蔵省から、いろいろと私どもに下相談的にお話はございますし、私どもの感触のお伺いということはございます。まだはっきりと、いまも次長から御答弁ございましたように、関係各省との御意見の一致は見ておりませんので、私どもに対しましては正確なる指示と申しますものは一切承っておりません。したがいまして、私どもといたしましては、従来から
○有吉参考人 小規模企業経営改善資金の運営につきまして、従来中小企業庁あるいは大蔵省から、いろいろと私どもに下相談的にお話はございますし、私どもの感触のお伺いということはございます。まだはっきりと、いまも次長から御答弁ございましたように、関係各省との御意見の一致は見ておりませんので、私どもに対しましては正確なる指示と申しますものは一切承っておりません。したがいまして、私どもといたしましては、従来から
○有吉参考人 先生から十分に御指摘、御教示いただきましたが、私どもとしましては、かねてから国民金融公庫の姿勢は、できる限り国民の皆さま方にとけ込んで、国民の皆さま方の御需要を十分に把握して公庫の使命を達成しよう、かような努力を続けておるのでございますが、何ぶんにもまだ至らないところは多々ございます。今後とも十分に反省、検討を加えまして、国民各位の御需要に沿うように努力してまいりたい、かように存じておるのでございます
○有吉参考人 ただいま先生が数字を申されましたとおりの額でございまして、一口当たりの申し込みの金額を申し上げますと、四十八年の四月でございますが、普通貸し付けの一般口百九十六万円ということに相なっております。そこで、私どもとしましては、お貸し出しをしている金額は百四十九万九千円ということでございます。なるほど物価の騰貴に従いましてだんだんと申し込みの金額が高くなってまいっておるのでございまして、四十三年度
○説明員(有吉正君) 私どもこの二十日に本人から受け取りました場合に、私どものほうの関係につきまして特にお話を申し上げた次第でございます。またこれは一つの私どもに対する御連絡の文書とかように承知してもらいたいということを申し上げた次第でございます。私どもの範囲外のことを二、三さらに聞かれておりますが、その点につきましては、今お話の国税庁へ連絡をするということもいたしておりません。
○説明員(有吉正君) 二月二十日付の書面をお持ちいただきましたのは榎本さん御自身でございまして、当日は私どものほうの証券第二課の課長補佐がお目にかかったのでございます。この中の項目の中で私どもに関係のございますのは、増資株式発行の際に趣意書に虚疑の事項を記載し大衆投資家を欺瞞して多額の不当利得をしたということに集中するのでございますが、問題は、この趣意書に虚疑の事実が記載されてあるかどうかという点が
○有吉説明員 昨日の理事会におきます先ほど申しましたところの申し合わせの中におきまして、先生の御心配の点も十分に検討いたしました結果、まずもちまして自己計算の場合これは当然いけませんし、また委託注文にいたしましてもこれまたいかぬということは自明の理でございますが、そのほかに他の会員に関与せしめるということも、これも一つの申し合わせにおきまして、直近の価格でそういうものはいかんということをきめて参ったのでございます
○有吉説明員 ただいま御質問の点につきましては、まず最初に、いわゆる注文控えと申しますか、そういうものを盗み見して、それによって、新聞紙上の伝えるところによりますと、価格操作をする余地があるというようなことについて、大蔵省が警告を発するというような記事が出ておったのでございます。この注文控えと申しますのは、御承知のように、市場におきまして正会員間の売買の仲立ちを業としております才取り会員がつくっておるものでございます
○有吉説明員 株式市場の概況と投資信託の状況を中心にいたしまして、証券の現状を御説明いたします。お手元にお配りいたしました資料に基づきまして株式市場の概況から申し上げます。 東京証券取引市場第一部の株価の平均でございますが、旧ダウにつきましては、御承知のように三十六年中におきまして七月後半から低落いたしたのであります。十二月には千二百五十八となったのであります。年平均は、ここにございますように千五百四十八
○有吉説明員 私先ほど申しました通り、いわゆる一般の大衆投資家が安心して株の売買をするということにつきましては、できる限り取引所におきまして上場された株の範囲に限っていただきたい。いわゆる店頭株の取引と申しますものは特殊な方で、一般大衆投資家というものには縁の遠い特殊な階層の方に限られるということを私どもは念願しており、また取引の形態としてはそうあるべきものである、かように考えておるのであります。従
○有吉説明員 先ほど御披露いたしました協会の案でございますが、私どもとしましても、最初から店頭株を管理するいわゆる現在の市場第二部というものの管理、あるいはかつて行ないましたような集団店頭売買の管理ということの方向とは違いまして、価格を公表して参るという事実行為が中心になっております。そういうことによりまして、もう少し価格のよりどころを与えることが一つの方向として検討されることではなかろうか、かように
○有吉説明員 昨年市場第二部が発足いたしましたに際しまして、私どもといたしまして、いわゆる店頭取引と投資家との間の関係というものにつきまして検討いたしました結果、私どもの考えといたしましては、投資家がその公正な価格の形成によりまして株を取得しこれを売却するということは、できる限り市場の中においてこれが行ない得るように、しかも中堅の会社の増資等が促進され得るように市場第二部を設けた次第でございます。従
○説明員(有吉正君) 最近の証券事情につきまして、お手元にお配りいたしました計表に従いまして御説明いたします。 まず、最初に「株式市場の概況」と題しました表をごらん願いたいと思いますが、東京証券取引所市場第一部の株価平均をダウで申し上げますと、三十六年中の平均が一五四八・九四でございます。これが七月の十八日に一八二九・七四という最高になりましたが、その後御承知のように漸落いたしまして、十二月十九日
○有吉説明員 先生が今おっしゃいました株価対策という言葉におきましては、私なかなか御答弁しにくいのでございますが、別に株価対策をやっておるから今先生が御例示になりました二つの事柄を行ないましたわけでございませんので、そういう意味でいかような効果があるかということにつきましてはこれまた端的にお答えしにくい点でございます。私どもがいたしました点につきましてはそれぞれに相当の理由があるからいたしたわけでございます
○有吉説明員 先生御指摘の点につきまして私ども株価の形成そのものについて内容的に見ますと、いわゆる世に言われている大型株、それから中小の株の価格形成が昨年来どういうことに相なっているかというところにも端的に現われる次第でございますが、大型株、一口に資本金百億以上のものをとって考えてみますと、やはり旧ダウの動きよりも以上に下落をしておる次第でございます。中型株は若干ダウよりも下落の幅が少ない。小型株になりますとむしろ
○有吉説明員 すでにこの委員会におきましても、私から株価の形成のことにつきましてしばしば申し上げたことでございます。一般的に申すならば、経済の動勢に対して投資層がいかなる判断を下して参るか、あるいは市場の内部要因がいかなる形によって現われるかというようなことに尽きるかと思うのであります。最近におきます下落につきましては、やはり何と申しましても企業の業績悪が現われて参っているということに対する投資層の
○有吉説明員 七分七厘程度でございます。
○有吉説明員 解約の状態またはその原因につきましてはいろいろなことが考えられると思いますが、一つには三十六年の開始早々におきますところの大量設定によりますところの解約、あるいは社債条件の改定によりまして、その後においてかなり命詰まりになったものの解約というものがかなりある。もう一つは公社債投信自身の本旨でありますが、これは換金の自由ということをうたいまして公社債投信が発足し、またそれが一つの目的となっておる
○有吉説明員 お手元にお配りいたしました資料に基づきまして御説明を申し上げます。 まず最初におきましては発行市場の問題でございますが、増資の状況から御説明いたします。 増資状況調といたしましてお配りしました資料は、有償と無償に分けまして、全国の上場会社分、それから全法人、これを四半期別に分けて掲示したものでございます。問題は有償増資の点にあるかと存じますので、その点を中心にいたして御説明いたします
○説明員(有吉正君) ただいま先生のお話がございましたように、株式に対する投資というものは、やはり個人の自主的な判断と責任の上におきましてこれはなしていただきたいと、かねてから私どももかように考えております。あらゆる機会を通じましてそういったことについての普及をして参りたい、かように考えている次第でございます。しかし、何分にも先ほども申し上げましたように、大衆層というものが株式に近ずきましたのは戦後
○説明員(有吉正君) 証券業者の数は八百二十七社から五百八十八社に減っておるのでございますが、実は証券業者は戦後におきまして登録制度をしかれておりまして、金融機関、銀行その他と違いまして免許制度のもとにございません。登録の要件を備えれば登録して営業を営めるという形態をとっておるのでございます。したがいまして、一時登録業者の数もふえて参った時代もございます。しかし、その後におきますところの一時の株価の
○説明員(有吉正君) 戦後いわゆる株の民主化と申しますか、個人の一般の方々に株の所有ということが非常に普及して参りました。先生も御指摘のように、昭和二十七年に六百八十四万ございましたものが昭和三十六年に千百六十九万というように非常にふえておるのでございます。この特徴といたしましては、やはり従来は相当所得の多額のものが株を取得しておったという風潮から、だんだんに所得階層が低いほうに株の普及というものが
○有吉説明員 三十六年の九月期におきまして、四社の自己売買と委託売買の比率を申し上げますと、六三%と三七%、それからその他の会員におきましては三八・五%と六一・五%、非会員におきましては二九・五%と七〇・五%、全体で平均いたしますと、五 一・九%と四八・一%ということになっております。
○有吉説明員 これは先般二月の初めであったと存じますが、堀委員から先ほどのお話しの点につきまして御質問を受けた次第でございます。その際に私どもお答えいたしましたのは、現在コール市場に投資信託の受託会社が相当量のコールを放出いたしておりますし、また、証券会社といたしましても、相当量のコールを取り入れておる、こういう形になっておるのでございますが、これはすべてコール市場を通じて出し、あるいは受け取るということになっておりまして
○有吉説明員 私どもといたしましては、先ほどもお答えいたしましたように、会社側からの報告を聴取するにとどまるということでございまして、それが法の違反であるかどうかということを断定いたすにつきましては、さらに強制的な捜査等、現在司法当局が行なっているようなところまで突き詰めませんと、私どもといたしましてそれがはたして法の違反であるかどうか、はたして相場操縦の目的があったかどうかということをつき得ないということでございます
○有吉説明員 この問題につきまして影響するところは、一つには株価の形成の問題、一つには証券会社が何らかの措置をしたのではないか、他の一つにおきまして、今先生御指摘の発行会社の問題、この三つがあろうかと思います。最初の株価全体の問題につきましては先ほどお答えした通りでございます。証券会社につきましても、一般的な人気化の傾向からかかる株価の高値を招いたのであり、それが証券会社の特定のものによって操縦されたのじゃないというふうに
○有吉説明員 お尋ねの東洋電機の株価の推移につきましては、先生のおっしゃる通りでございまして、またこの間におきまして証券取引所が対策を講じました点につきましても、先生のお触れになったところでございます。再び私ここで、その対策につきまして申し上げまして、今後の問題に言及いたしたいと思うのでございます。 まずもって、証券取引所におきましては、特に真相を究明するために、三月以降数字にわたりまして会社側から
○有吉説明員 昨年の十月二日から第二市場の設置が行なわれたのでございます。第二市場の上場株につきましては、従来いわゆる集団的な店頭取引の場におきまして取引をされておりました株をほとんど包摂いたしておる次第でございます。従前第一市場に上場されておりましたものと資本金なりあるいは浮動株と申しますか、一般に出回っている株数の多寡というものにつきまして、相当の開きがあるわけでございます。従いまして、市場の第二部
○有吉説明員 電話業者と加入者の間の電話債券の取引につきましては、脱在のところ先生のお話しのように、いろいろな形態があるように私ども承知いたしておるところでございます。大多数は今先生のお話しのような担保金融の形をとって行なっているというように承知をいたしておるわけでございます。ただ、その担保金融の形をとって行なっている実態につきましても、やはり本人と意思を疎通いたしまして直接に売買の形になるというようなことも
○有吉説明員 九千四百万円でございます。
○有吉説明員 二銭八厘で運用いたしますと、二銭五厘との差額三厘でございますので、それに六百二十七億を掛けまして、月額当たり五千六百万円でございます。
○有吉説明員 お手元に資料としてお配りしました証券業者のコール・マネーは、全社千四百億の中に四社千四十九億が含まれております。
○有吉説明員 現在のところ投資信託全体に相当量の公社債が組み入れられておりますが、御承知のように、公社債投信等につきましては相当壁の解約も出て参っておる次第であります。本来個人の消化を期待しておりますものを、公社債投信という形によりまして個人消化をさらに一そう促進するということから公社債投信の発足を見たわけでございます。しかし、問題は、個人の公社債の消化ということは、やはりそこに換金性というものがございませんとなかなか
○有吉説明員 御承知のように、ただいまの状態におきましては、いわゆる短期の資金でありますところのコールのレートが非常に高くなっております。これに比較しまして相対的に社債の利回りが低くなっておるということから、たとえて申しますならば、機関投資家が投資をするという場合におきましても、コールの方の投資を選ぶということで、社債の流動化がなかなかはかり得ないということもございます。また、社債の売買市場を形成するにいたしましても
○有吉説明員 公社債市場の流通化の問題につきましては、かねてより理財局におきまして検討いたしておる次第でございます。証券取引委員会におきましても、一昨年でございますか、一応の中間的な結論を見たのでございまして、その結論によりますと、現在の金融情勢におきまして、公社債市場の流通化の本格的な働きを期待するということは無理であるということからいたしまして、当面とるべき対策を掲げまして、これが具体的な問題について
○有吉説明員 先ほど大臣からもお答えいたしましたように、昨年の年初から逐次株価は上騰して参りました。七月の十八日をピークといたしまして、その後下落の基調をたどった次第でございます。十月に至りまして一時持ち直った時期もございましたが、十二月十九日を底にいたしまして、ダウで申しますと千二百五十円台になったわけでございます。その後二十日過ぎから漸次漸騰いたしまして、一時千五百円台をつけ、昨日千四百九十八円
○有吉説明員 投資信託に組み入れられておりますところの公社債は相当な額に達しておりまして、十二月の末で約三千億円に達しているところなんでございます。ところが現在のところ、遺憾ながら公社債の流通市場というものが確立しておりませんために、資金化に困難を来たしているということは御指摘の通りでございます。特に公社債投資信託の場合におきましては、最近の金融情勢を反映いたしまして、解約率がある程度高くなっておりまして
○有吉説明員 株価の暴落の原因とその対策につきまして御説明申し上げます。 まず初めに、株価下落の実情につきまして、お配り申し上げました資料に基づきまして御説明いたします。 株価の推移でございますが、まず初めにダウ平均の推移を申し上げますと、表にもございますように、本年の一月におきましては、月平均をとりますと、千四百三十六・七九でございます。一月四日が大発会でございましたが、この日が千三百六十六・
○有吉説明員 お尋ねの件でございますが、十月二日の市場第二部の発足の日に、午後十二時三十分より一時三十分まで組合がストを行なったのでございます。実際におきましては立ち会いが一時からでございますので、三十分間立ち会いに影響を及ぼしたということでございます。この原因につきましては、取引所側におきましては第二部の発足に際して売買管理等を強化する意味におきましても、管理要員を相当に充実するという意味におきまして
○有吉説明員 局長の申しました通り直接の関係はございません。ただ、一部におきましての株価の下落ということが二部におきましても同様な状態で続いている、かように考えております。
○説明員(有吉正君) 第二市場は、お説の通り、中堅会社におきますところの株式を取り扱うということで発足をいたして、中堅会社の今後の資金調達に資する意味を持っておる次第でございます。ただ、中堅企業の株式でございますので、何分にもその株式数も少額でございますし、その流通額も従来上場されておるものに比べまして少ないことは、これまた当然でございます。したがいまして、この第二市場に上場せられておりますところの
○説明員(有吉正君) 株式市場におきましては、これが流通市場を育成せしめるためにおきまして、増資の盛行、会社におきまして増資が盛んに行なわれるということを、特に株式市場を通じまして考えていかなければならぬという趣旨から申しまして、戦後特に現物の形におきまして、株式市場を現物取引を中心にして考えて参った次第であります。ただ、現物取引のみにおきましては、やはり需給の適正な形成ということに対しまして若干欠
○説明員(有吉正君) お話のように、株価につきましては、三十六年に入りまして、三月におきまして平均株価がダウにおきまして千五百八十七から、四月におきましてもさらに高騰を続けました。七月に至りまして千七百四十五を月平均とし、七月の十八日をピークにしておるのであります。その前におきまして、すでに国際収支につきましての問題等先見せられておったのじゃないかというお話でございます。私ども、株価の高低につきましては
○説明員(有吉正君) 金融機関資金審議会につきましては、ただいま御審議中のものでございますので、まだ人選をいたしておりませんけれども、現在ございますのは、金利調整審議会なり、あるいは国民金融界旋会、それから金融制度調査会等がございます。これらの審議会につきましては、それぞれ委員の人選につきまして、できるだけ重複をいたさないように配慮をしてきておる次第でございますが、何分にも金融機関のことを審議する場合
○説明員(有吉正君) 貯蓄の伸びの源泉が何であるかということの御質問でございますが、この点の内容の個々につきまして、なかなかむずかしい問題でございますが、ただ一般的に申しましていわゆる銀行の預金あるいはその他の中小金融機関の預金、こういったようなものに分けて考えてみますと、先ほどの御質問がございました三十年から三十一年にかけましての預金の伸びと申しますものについては、それぞれの機関が相当に伸びておる
○説明員(有吉正君) 三十二年度の貯蓄目標は、一兆四千億ということになっております。これは貯蓄目標の内容でございますが、一般預金と申しまして、全体の預金から、公金預金、あるいは金融機関の預金、その他政府関係預り金あるいは手元の小切手、手形金額相当額、こういったものを差し引いたものでございまして、いわゆる自主的な貯金とみなされるものをいっておるわけでございます。この一兆四千億が三十二年度の貯蓄目標でございます