1961-03-30 第38回国会 参議院 文教委員会 第15号
○説明員(春山順之輔君) 新制大学の発足のときに、夜間の各学部の修業年限をいかにするかということで、実に論争というか、検討いたしたわけです。大体四年ではできないのじゃないかというのが結論だったのですが、私立大学のある有力大学で非常に研究の結果、土曜日の午後、日曜日、それからサマー・セッション、それを利用して、時間的には四年の中で履修が可能なような案が出てきたわけでございます。それをとりまして、それでは
○説明員(春山順之輔君) 新制大学の発足のときに、夜間の各学部の修業年限をいかにするかということで、実に論争というか、検討いたしたわけです。大体四年ではできないのじゃないかというのが結論だったのですが、私立大学のある有力大学で非常に研究の結果、土曜日の午後、日曜日、それからサマー・セッション、それを利用して、時間的には四年の中で履修が可能なような案が出てきたわけでございます。それをとりまして、それでは
○説明員(春山順之輔君) その問題は最初から御指摘のような問題があったわけでございます。現在でもその点については研究いたしております。
○説明員(春山順之輔君) ただいまの御質問でございますが、昼間の授業を行なう学部において夜間の課程を置くという意味で、夜間の学部の専任の教官というものは非常に少ない、三分の一程度教官を置いて授業を開始しているわけでございます。これは国立も、公立も、私立も同じでございます。従って、教育課程としては昼間の課程と夜間の課程がございますが、学部の運営につきましては一体として運営をしているわけでございます。そういう
○春山説明員 各省にお持ちになっておる教育施設全般について、文部省が何か考えていくということはなかなかむずかしいと思うのです。ただ各省から御連絡がありますれば、できるだけ文部省としては、それが学生の資格要件を向上させ、あるいは確保するということでございますれば非常に賛成で、御協議に従って十分考えていくことはできると思います。
○春山説明員 ただいま防衛大学の入学者の中に、高等学校を卒業したいで、中学から防衛隊員になっていて、そうして入る者が、一定の資格を得ると入れるというお話がございましたが、このことは実は防衛庁からよく連絡がありまして存じておりますが、高等学校卒業程度の試験で防衛大学入学資格試験というものをやっております。この試験の内容というものは、実は文部省に大学入学資格検定試験というものがあるわけですが、この検定試験
○春山説明員 ただいまのお話は、各省でだいぶお持ちになっている教育施設全般について、文部省の学校教育法に基づく学校というものとの関連についてお尋ねだと思いますが、文部省の学校教育法に基づく学校は、御承知のように戦後高等学校卒業程度を入学資格とする学校はすべて大学という名前になってしまった。この大学は戦前で申しますれば、大学のほかに高等専門学校という制度がございましたが、これが全部大学という名前になったわけであります
○春山説明員 国立大学関係の年額一人当たりの経費は、文科系におきましては学部によって違いがありますが、大体六万円から十五万円くらいの程度でございます。実験、実習を伴う学部につきましては大体三十万から、医学部のような学部がありますので六十万くらいの幅がございます。
○説明員(春山順之輔君) 防衛大学校として研究科を作るというお話は聞いております。しかし、これは防衛大学で、まだ防衛大学の四年間を終わって、さらに高度の研究をする学生のために研究科を置くので、大学院とは性質が違うようでございます。そういうふうに承っております。
○説明員(春山順之輔君) 防衛大学校の教科課程は大体理工系に属する専門学科を教えておりまして、その内容は大学設置基準の内容に合致しております。それから防衛大学当局から申し入れがありまして、審査をして大体一般の大学と内容が同じ、同等以上と認定いたしまして規定いたしたわけであります。 海上保安大学はまだその運びになっておりません。
○春山説明員 ただいまの御質問でございますが、大学の診療は、まず講座組織が主体になっておることは御承知の通りでございます。先ほど局長から教授、助教授、講師、助手、助手の三というのは講座の大小によって若干違いがありまして、内科とか外科とか大きい講座ですと、たとえば五人とか、六人とかという配置がしてあります。そのほかに先ほどもお話が出ました診療助手、この診療助手の約二千名が各大学の病院に配置されておるわけでございますが
○春山説明員 この問題は教育におきまする長い伝統がありまして、その伝統のもとにそういう存在があったわけです。これはいろいろ大学における学位制度、研究制度等に関係しておりまして、一挙に解決ができなかったのは非常に遺憾に思いますが、文部省といたしましては、終戦後も無給副手の解消に非常に努めたことがございますが、やはり戦後、戦地その他から医学卒業生が帰還いたしまして、その研究なり医師としての修練をする場所
○春山説明員 その点は非常にむずかしい問題で、いろいろ研究はいたしております。ただ無給副手というような存在はなるべくすみやかに解消していきたいという考えでおりますが、解消するためには研究生あるいは専攻生という学生の身分に切りかえていくことが大切だ、こういうような考えで、今大学でいろいろなことを協議しておるわけでございます。
○春山説明員 大学には、今お話しのように大学院学生のほかに研究生、あるいは専攻生と申して、学生であって、お話しのような無給付の、従来では無給副手と申しておった医師がございます。現在では大部分が大学の専攻生、あるいは研究生というふうに名乗っております。ただ経過的に、まだ無給副手が副手という名称を残しておるところがございますが、もちろん副手あるいは研究生、専攻生というのは定員法には関係なく置かれておるわけでございします
○春山説明員 通信教育の学生が全国的にどういう状態になっておるかという正確な数字は今持っておりませんが、格大学とも全国各府県に学生がおるようでございます。特に沖縄あたりの学生、あるいは台湾とかあるいは朝鮮あたりからも参っておるようであります。 スクーリングをやる意味は、先ほど申しましたように、学習の困難な科目について履修するために入り用だというのと、もう一つは、その大学の雰囲気にスクーリングの期間
○春山説明員 大学の通信教育は、今お話がありましたように昼間の課程を通信教育に対して通常課程と申しておりますが、通常課程と教育内容、程度を同じくするような教育でなければならぬという建前でやっております。大学は修業年限は四年でございますが、通信教育の場合も四年以上で、最低四年でございますが、大体は教材を学生に送ってレポートをとる、それに回答を与え、添削して返すという方法ですが、今お話のありましたように
○春山説明員 大学の通信教育を実施している大学は、ただいま申し上げた通り四年制大学が八大学、短期大学が四大学、十二大学で実施しておりまして、今までに四年制大学で一万四千人くらいの卒業生が出ております。この通信教育で実施している学科内容は、法学関係、経済関係それから文学関係、家政それから仏教学部、そういう学部でございまして、短期大学につきましては経済、保育、デザインそれから農業協同組合というような学科
○説明員(春山順之輔君) 大学設置審議会の組織でございますが、この組織は、正規の委員が四十五人でできておるわけです。そのほかに臨時委員——専門委員でございますが、専門委員が約百五十人ぐらいの方にお願いしてございます。合計約二百人の方で審査しております。その専門委員の中に、薬学関係の委員の方をお願いしておるわけです。約六人か七人だと思いますが、お願いしてございます。そこで審査をする場合には、専門委員の
○説明員(春山順之輔君) 国立大学では、京都大学に薬学部ができ、ことしの四月から発足いたしております。ただし、この薬学部は、従前の薬学科をそのまま薬学部にいたしたわけでございますから、増設ということにはならないかと思います。私立大学につきましては、東京理科大学——元物理学校と申しましたが、この理科大学に薬学部が設置されました。それから福岡に、第一薬科大学というのと、福岡大学に薬学部が増設されております
○説明員(春山順之輔君) 大学の学部、学科を認可いたしますには、文部省といたしましては、大学設置審議会という会がございまして、それに諮問して、その審査に合格したものは許可するというのが一般的な方針でございます。その学部、学科を設置しますには、大学設置基準という基準がございまして、その基準に合致いたしますれば、審査会としますれば、その基準によって合否を決定していくわけです。御承知のように、先ほどもお話
○春山説明員 インドネシア留学生の大学の受け入れにつきましては、外務省と十分連絡をとりながら、目下計画中でございます。その計画の内容は、ただいまお話がありましたように、昭和三十五年より毎年百人を五年間留学させ、卒業させる、つまり九年計画でございます。留学生教育の方法は、留学生教育で最も大事な日本語とその基礎教育、これを一年で修了して大学に受け入れ、日本の学生と一緒に教育を行なっていく、こういう計画でございます
○春山説明員 大臣の許可を受けて実施するわけです。
○春山説明員 ただいまの点は、これは薬局のようなものじゃなく、食堂とかその他いろいろ厚生施設なんかありますので、確かに借料はとるようになっております。ただお尋ねの点、それははっきりいたしません。
○春山説明員 ただいまの御質問の、大学本来の薬局のほかに、そういう施設があることはあるようでございますが、実際は調べたことがございませんので、どこの大学に、幾つの大学にあるかということは今記憶をしておりません。
○春山説明員 副手制度というものは大学にないということは先ほど申し上げた通りです。従って副手制度というようなものをやるとすればやみの制度だ、こう申したのだと思います。従いましてやみではないので、現実におる、副手と従来言われていたものは大学院の学生なり専攻生あるいは研究生という資格、あるいはその他の名称をとっているところもありますが、大体そういう学生の身分が主になっておると思います。 そこで、これらの
○春山説明員 大学病院が保険診療を担当することになりましたので、従来とは違った面が出てくることは当然でございます。ただいま御指摘の問題は前の委員会でお話のあったことでございますが、大学が保険診療を全面的にやれば事務量が増加されることは当然でございます。どのくらい事務量がふえるかということは実は今実際を調査しております。この調査に基いて明年度の予算のときに考えていくというよりほかないと考えます。それから
○春山説明員 詳しい資料を持って参りませんので全体のことを申し上げますと、保険患者の診療による収入は、大学病院の全体の収入のうち入院患者については七〇%、それから外来患者については六一%でございます。そして三十一年度の収入額は、入院によるものが二十五億八千九百万、外来によるものが十億五千百万でございます。合計して三十六億五千万が保険患者による収入の総額になっております。
○春山説明員 大学病院は、ただいまお話しのように教育機関でありますと同時に研究機関でありまして、その教育、研究の方法として病人を病院において診療しておるわけでございます。大学病院における患者は、大学によっていろいろ違いがございますが、現在まで相当数の保険患者を診療しております。おりますが、今までの診療におきましては、保険者と大学の契約によりまして大学の慣行料金によっている大学もございました。従いまして
○春山説明員 お答えいたします。大学病院は、従来保険者との契約によって診療を行なってきたわけでございます。今回健康保険法が改正になりましたので、その健康保険法のただいま御指摘になりました保険医療機関として知事の指定のもとに診療機関となる見込みで、目下各大学が手続中でございます。
○春山説明員 中共、ソ連からの引揚げにつきてましては、特に最近、四月に各大学に通牒を出しまして、従来の方針に従つて各大学が特別に便宜をはかつてほしいということを言つております。従つて、今後におきましても、引揚げが続く限りにおいては、特別な取扱いをしてやるべきだと思いますし、またそういう方針になつております。
○春山説明員 ただいまのお話は、終戦後、昭和二十年十二月から二十六年四月まで、臨時処置として、毎年二回ずつ、集団的に集まつて、その当時に引揚げた学生をまとめて編入をさせる臨時処置の方法をとつて来ております。この方法は、大学の教育が四月と十月にコースが始まる関係上二回ずつやつて来たわけでございまして、その後この特別処置というのはやめたのですが、帰つて来た場合にはもちろん元の学校に入つて行くわけであります
○春山説明員 私からお答え申し上げます。引揚者の子弟の大学等への転入学につきましては、一般の入学資格とは別に特別な取扱いをいたして、便利に入学ができるように考えて参つております。国立、公立、私立を問わず、各大学におきましては、そういう方針を了としてくれまして、文部省としましても、円満にこの引揚者の転入学が行われていることと考えております。ただいま長谷川さんから御指摘になりました服部さんの問題、これは