2009-05-08 第171回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会 第6号
○参考人(日和佐信子君) 同じ食品業界として、食品に対する不安が非常に高まっているということについては危惧をしております。きちんとまじめにやっている食品事業者がほとんどですね、言ってみれば。ですけれども、表示の偽装あるいは原産地の偽装等によって不当な利益を得て、なおかつ消費者を、何を信用して買ったらいいのかなということで不安におとしめている事業者も非常に多いわけです。それが後を絶たないんですね。それは
○参考人(日和佐信子君) 同じ食品業界として、食品に対する不安が非常に高まっているということについては危惧をしております。きちんとまじめにやっている食品事業者がほとんどですね、言ってみれば。ですけれども、表示の偽装あるいは原産地の偽装等によって不当な利益を得て、なおかつ消費者を、何を信用して買ったらいいのかなということで不安におとしめている事業者も非常に多いわけです。それが後を絶たないんですね。それは
○参考人(日和佐信子君) 食中毒事件の原因は、やはり事業者の利益を優先した結果であると思います。そもそもの原因は、出荷してはいけない基準違反の商品ができてしまった、その商品をもう一度原料として再利用したんですね。その結果、食中毒事件につながったということで、それを廃棄をしていれば食中毒事件は起きなかったわけですから、それを廃棄をしないで再利用をしたということは、やはり企業の利益を優先したということにほかならない
○参考人(日和佐信子君) 御紹介をいただきました日和佐でございます。 今日、私の肩書は企業の社外取締ということになっておりまして、実際そうでございますけれども、社外取締の立場で、企業に対しては、消費者志向を強調するようにという観点でずっと経営に関してアドバイスあるいはチェックをしてきたという立場でございます。 私は、今の肩書に至る前、消費者運動に長くかかわってまいりました。その消費者運動に長くかかわってきた
○日和佐参考人 最初の、事業者の情報公開が努力義務になっているという点でありますけれども、ただ、この法律の性格上、食品安全基本法という、基本法という性格でありますので、罰則等についてまで規定することは難しい、法律の性格上難しいのではないかと私は思っておりまして、努力義務ではありますが、かなり強い努力義務で表現をしてほしいと思っております。 先ほど申し上げました件は、リスク評価に関しての具体的なことでありまして
○日和佐参考人 まず最初に、食品安全庁のことなんですが、食品安全庁という形で、一つの行政機関で食品安全行政を行うということは、私は理想的な形であろうというふうには思っておりました。 ですけれども、今回、食品安全行政を改革するに至った一つの大きな原因は、食品安全行政で行われている重要な政策が透明性がない形で、要するに公開されないで、役所の中で明確な理由もわからずに重要な政策が決定されていたという件が
○日和佐参考人 御紹介をいただきました日和佐でございます。 きょうは、食品安全基本法案について意見を述べる機会をいただきました。そのことを大変うれしく感謝申し上げます。 きょう、私は、大きく二つ申し上げたいと思います。 初めに、その二つのことを申し上げておきますと、一つは、食品安全基本法案を高く評価する立場でございます。したがって、全会派一致でぜひ可決していただきたいと願っております。第二番目
○参考人(日和佐信子君) 現在、食品の安全性に関して主に機能しているのは食品衛生法でございます。生産段階では農水省が管轄し、食品の段階では厚生労働省が管轄しという形になっているわけですが、そこの審議会のメンバー構成の中で消費者代表は二名いるんですが、ただしそれは消費者代表という位置づけではないんです。食品衛生法は事業者取締法ですから、消費者の参加という考え方を持っていません。と同時に、消費者への情報
○参考人(日和佐信子君) 情報公開のあり方なんですが、基本的にはすべて公開をする。公開をする場合、情報を提供する側の方たちが、すべて全部公開してもわかってもらえない、あるいは理解されない、難しいというようなことをおっしゃって、公開する方が選択をしがちです。ですけれども、それではいけないと私は思っておりまして、基本的にはすべて情報は公開する。ただし、情報の伝達の仕方には非常に工夫が必要だと思います。
○参考人(日和佐信子君) BSEについてここで意見を申し上げる機会をいただきまして、大変感謝申し上げます。 お手元にレジュメがございますが、それに従って申し上げます。 今回のBSEの発生に関して行われた施策の問題点と今後の課題について、これから農場から食卓までの食の安全性を推進するためにどのようなことが必要なことなのであろうかということについて申し上げたいと思います。 現在、全頭プリオン検査が
○日和佐参考人 見直しのことですけれども、電子商取引等新しい商取引の形態の進展の中で消費者トラブルがどのように発生してくるかということが一つの要因になると思います。こちらの方が後だと思うのですけれども、申しわけありません。 もう一つは、先ほども申し上げましたように、この消費者契約法は決して百点とは言えません、問題を持っていると私は思っております。したがって、この消費者契約法施行後、この契約法によって
○日和佐参考人 お気遣いいただきましてどうもありがとうございました。私どもの全体の意思といたしましては、とにかく早期成立、この政府提案について賛成しているという立場でございますので、そこは明確に申し上げておきたいと思います。 この二以降に書いてございますことは、附帯決議の中で、以後こういうことも必要なのではないかという、附帯決議として入れていただければということでございますので、そのように御理解いただき
○日和佐参考人 全国消費者団体連絡会、日和佐でございます。本日の委員会で意見を申し述べる機会をいただきまして、本当にありがとうございます。感謝申し上げます。 消費者契約法政府案を支持し、早期制定を求めるものであることを最初に申し上げておきまして、提案されています消費者契約法の評価する点と問題点等について申し述べたいと思います。 提案されています消費者契約法の評価する点は三点あります。 一点目は
○日和佐参考人 私も詳しくはよくわかりませんが、消費者側から申し上げれば、商品名及び加工メーカー名等の公表、もちろんそれは不当な表示なわけですから販売は禁止になりますね。その範囲で、罰則までということになると法律上非常に難しくなる面があるのではないかと思いまして、むしろ商品名と企業名、メーカー名等の公表の範囲でいいのではないかなと思っております。
○日和佐参考人 原材料で何を使っているかということがまず知りたいことです。その原材料の表示は、多い順、含有している順に書いていくということですね。それからもう一つ、加工食品であった場合には、使用している添加物について知りたいと思っています。 それから、どうしても外せないのは期限表示です。賞味期限等ですね。それが基本的なことであり、先ほどお話に出ました原産国表示、加工食品で単品の場合は、原産国がどこで
○日和佐参考人 御紹介いただきました全国消費者団体連絡会の日和佐でございます。 農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律の一部を改正する法律案について、積極的に賛成する立場で意見を述べたいと思います。 このJAS法改正案に対する意見を述べる機会をいただきましたことを、まず最初に心より感謝申し上げます。 全国消費者団体連絡会、略して全国消団連と言っておりますが、全国四十四の消費者団体が参加
○公述人(日和佐信子君) 最初の件でございますが、多分、私が農業予算を見直せというふうに何かに書いたことをおっしゃられたのだと思っております。 私自身は農業者ではありません、農家の出身ではありませんけれども、現在、中山間地域、特に畜産の地域が非常に厳しい状況に置かれています。そこをどうやったら活性化させていくことができるだろうかというような委員会に所属しておりまして、全国各地の中山間地域、主に畜産地域
○公述人(日和佐信子君) 全国消団連の日和佐でございます。 今回、公聴会公述人への公募に応募いたしましたところ、消費者団体として意見を述べる機会をいただきまして大変感謝申し上げるところです。 私ども全国消団連は、全国の四十四の消費者団体が参加いたしまして消費者問題に取り組んでおります連絡組織です。消団連では課題別に専門委員会が設置されておりまして、新基本法に関しても専門委員会の一つである新基本法検討会
○日和佐参考人 円高差益が還元されていないという実感というのは、確かにそうでしょうということで納得できるのですけれども、ただ、円高が進んだら物価全般が下がるというものではもちろんありませんで、下がる分野、下がらない分野、そして、価格に影響を及ぼすには地域差もあるのではないかと思っております。 といいますのは、競争が激しい地域での物価の下がり方、そうではない地域という地域格差もあるわけですね。例を申
○日和佐参考人 規制緩和にかかわって、よく一般に消費者団体は総論賛成、各論反対という形で言われておりますが、私どもは、やはり安全性にかかわること、それと環境の保全にかかわることは規制していかざるを得ないと思っております。それ以外のことについては大いに規制は緩和していくべきだと思っております。 それと、私たちの国の特徴としては、消費者が何か権利を主張するときに、それをバックアップしていく法制度がないというのが
○日和佐参考人 全国消費者団体運絡会の日和佐でございます。前回に陳述いたしました内容とダブることもありますが、強調させていただきながらお話しさせていただきたいと思います。 内外価格差の縮小が急務であるということが言われてからかなり年月がたっわけですけれども、その間もちろん円高傾向でずっと来ていましたから、内外価格差が拡大していっているということもうなずけるわけです。ですが、内外価格差縮小が必要だということが
○日和佐参考人 電線の埋設工事の計画が、たまたま円高で設備投資ができるからということで浮上してきたのかどうかということが問題だと思っています。ですから、基本的にどういう政策を持っているのか、どういう経営方針を持っていたのかということとのかかわりですね。たまたま円高によって得られる利益というのは、努力しないで、まあ言ってみれば棚からぼたもち式に得られるものなわけです。たまたまそういうものがあったから、
○日和佐参考人 先ほども申し上げましたけれども、公共料金にかかわる事業として、そのままこの公共料金という枠組みの中に現在のものが置かれていることの見直しといいますか、洗い直しというのをまず基本的にされるべきではないかと思っております。具体的にはタクシー等ですね。それからあとは、公共料金というのは、それそれによって違いはありますけれども、基本的には選択ができないわけですね。例えば違う電力会社から電気を
○日和佐参考人 全国消費者団体連絡会の日和佐でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 内外価格差問題について、消費者としてどういうふうに考えているかということをお話しさせていただきたいと思っております。 ここのところ急激な円高ではあるのですが、この円高傾向というのは、もう既に昨年の七月あたりから百円を割っておりまして、ほぼ円高基調というのは固定しているといいますか、安定的というと変ですが、
○日和佐参考人 取り扱っている商品はさまざまあるのですけれども、私どもで取り扱っております、取り扱っておりますというよりも、私どもの規格でつくってもらっているプライベートブランドについては表示していくということになっております。ただ、そのほかのものについてはそれぞれということです。
○日和佐参考人 要望として厚生省には要望書を提出してありますけれども、それが具体的にどういう取り扱いになって、なおかつ食品衛生調査会の方に諮問しようということになっているのかどうかなどということは一切わからないという状況です。恐らく審議しようということにはなっていないというのが現状でして、諮問はされていないというふうに思います。
○日和佐参考人 日本生活協同組合連合会の日和佐でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 お手元に冊子を配らせていただいておりますが、それは組合員の学習資料として作成したものでございますので、どうぞ参考にしていただければ大変幸いだというふうに思います。 私は、今回の食品衛生法改定については、基本的には賛成ではありますが、消費者団体の要望が全面的に反映しているというふうには評価できない部分が多々
○参考人(日和佐信子君) 先ほどもお話しいたしたように、本当にこの食品衛生調査会での審議状況というのが消費者のところ、消費者といいますか国民ですね、国民全体に情報公開されていない。なおかつ、ここのWTOに関しても同じだなと私は実は思ったのでございますが、昨日こんな厚い資料をいただきました。昨日いただきましたので、私も老眼がいささか進んでおりまして、一日でとてもこれだけの資料を読むということは不可能でございます
○参考人(日和佐信子君) 世界のレベルと日本のレベルがどうかというお話ですが、それは世界のレベルが劣っていて日本のレベルが非常に高い、そういうことは一概には言えないのではないかというふうに思います。 といいますのは、食生活というのはその国によって違ってくるわけですね。ですから、主にどういう物を食べているかということ、さまざまな食品がある中でどういう食品群を中心にして食生活が構成されているかという問題
○参考人(日和佐信子君) 日本生活協同組合連合会の日和佐でございます。本日はこの場で陳述する機会をいただきまして、大変ありがとうございます。 今回のWTO協定は、経済の一層のグローバリゼーションが進展する中で、経済のブロック化、排他的保護貿易政策が危惧される中で、国際的な自由貿易体制を整える大変大切な内容を持っているものと考えております。しかしながら、これまでの陳述にもございましたように、農業分野合意
○公述人(日和佐信子君) 違います。そこのところは消費税という考え方ではなくて、もっと基本的に税制を改革するということで考えていかなければいけないというふうに思っております。それを単に年金生活者の方も負担する必要があるからそれで消費税を導入するというのは、その導入するという部分の理由づけが非常に弱いと思うんですね。それが消費税導入の大きな理由にはならないというふうに私は思っています。
○公述人(日和佐信子君) そこのところはいろいろな考え方があると思いますけれども、何というんですか、年金生活者も消費税を払うことで負担をするというお考えでいらっしゃいますね。でも、それはいろんな考え方がありますけれども、年金生活者の方たちが負担して協力するものが、その税制が消費税だというふうには私は思いません。
○公述人(日和佐信子君) 私は、日本生協連理事の日和佐でございます。 この公聴会に公述人として意見を述べる機会を与えてくださいましたことに対して、大変感謝申し上げます。ただ、公述人が決まったときから大変緊張してしまいまして、風邪を引いてしまいました。鼻声の方が色っぽいとかという意見もありますが、お聞き苦しい点については御勘弁いただきたいと思います。 それでは、まず消費者団体として、最初に、四野党