1992-05-28 第123回国会 参議院 商工委員会 第12号
○政府委員(新関勝郎君) 本年三月の緊急経済対策におきましては、中小企業が売り上げの減少等によりまして資金繰りがタイトぎみに推移している実態を踏まえまして、中小企業の金融対策を講じたところでございます。この中小企業というのは、おっしゃいますように資本金が製造業の場合は一億円以下、または従業員数三百人以下、あるいは卸売、小売、それぞれ中小企業の定義がありますが、それがすべて適用になるわけであります。
○政府委員(新関勝郎君) 本年三月の緊急経済対策におきましては、中小企業が売り上げの減少等によりまして資金繰りがタイトぎみに推移している実態を踏まえまして、中小企業の金融対策を講じたところでございます。この中小企業というのは、おっしゃいますように資本金が製造業の場合は一億円以下、または従業員数三百人以下、あるいは卸売、小売、それぞれ中小企業の定義がありますが、それがすべて適用になるわけであります。
○政府委員(新関勝郎君) お話のありました中小企業の設備近代化資金制度でございますが、これは法律に基づく融資制度でございまして、根拠法たる中小企業近代化資金等助成法において行っているところでありまして、これは全国一律の運用を前提としている、こういうことでございますので、本件につきましては、償還条件の変更等、県の独自の判断で弾力的に運用していくということは残念ながら困難ではないかと考えます。
○政府委員(新関勝郎君) 我が国経済の全体を見ますと、個人消費は基調として堅調に推移をしておりますもののこのところ伸びが鈍化をしておりますし、また在庫調整の動きから鉱工業の生産が停滞傾向で推移しておりますなど、現在経済は調整過程にございまして、景気の減速感が一般にはあるわけでございます。こうした中で、中小企業の景気を見てみますと、生産、出荷の停滞傾向でありますとか、あるいは在庫の積み上がり、利益の減少傾向
○新関政府委員 高度化の融資制度でございますが、中小企業構造の高度化に寄与する事業等について長期低利の融資を行うものでございます。したがいまして、融資条件が優遇をされたものであるわけでございますが、反面、事前の診断の実施等、一般の金融とは異なる要件とか手続を満たすことが必要とされているところでございます。 高度化融資制度につきましては、こうした前提はありますものの、中小企業庁としては、できるだけ制度
○新関政府委員 中小企業者がみずからの流通業務の効率化を図ろうとする際に、そこで働く労働者の理解と協力が得られておりますことが事業の円滑な実施のためにも重要であるものと認識しているところであります。各事業協同組合とか中小企業者は当然のことながら労働者の理解と協力を得るように自主的に取り組むことが期待をされておりますが、行政といたしましても、この法律案の十四条二項に規定がございまして、国なり都道府県は
○新関政府委員 地対協の昨年十二月の意見具申におきましては、同和地区の産業の特色といたしまして、一般地域に比べて建設、小売、繊維、皮革、木竹業等の業種のウエートが高くて、小規模零細企業が多い、これまでの対策によって一定の改善が見られるけれども、人手不足、貿易の自由化の進展など厳しい状況になっている、こういう指摘がなされておりまして、こういうような中で、対象地域のそうした振興というのが非常に大事だということは
○新関政府委員 御指摘のとおり、昭和四十年の同対審の答申におきまして、経済の二重構造についての指摘がされているわけでありますが、同和地区の中小企業を初め中小企業は我が国経済の重要な担い手であるにもかかわらず、大企業との間には生産性それから企業所得の面で格差が存在していることは認識しているところであります。特に同和地区の中小企業につきましては、昨年十二月に取りまとめられました地対協の意見具申においても
○新関政府委員 通産省といたしましては、これまで実施してまいりました地域改善対策事業の結果、対象地域産業の一般地域産業との間の格差が一定の改善をされていると考えております。しかしながら、対象地域産業は依然として中小零細企業が多数を占めておりまして、経営的にも厳しい状況に置かれておりますことから、引き続き経営の合理化、設備の近代化、技術の向上等を促進するための施策を講じていく必要があるというふうに考えておりまして
○新関政府委員 対象地域の産業の現状を見ますと、これまでの地域改善対策によって一定の改善が図られましてはいますものの、依然として中小零細企業が大宗を占めておりまして、経営基盤が脆弱でございます。さらに、近年対象地域産業の製品と競合いたします製品の輸入増加でありますとか消費者ニーズの多様化、高級化の急速な進展、さらにはウルグアイ・ラウンドの関税の引き下げ交渉等の環境変化が見られますことから、対象地域産業
○新関政府委員 中小企業と大企業との間で賃金格差がやや拡大してきていることは承知しているところでございまして、賃金等の労働条件の問題につきましては基本的には労使間のお話し合いで決めるべき問題なのだと思っておりますけれども、賃金につきましては中小企業の経営基盤を強化するための種々の施策を私ども講じることによりまして、賃金格差縮小のための環境整備に努めてまいりたいと思います。 特に、中小企業基本法というのが
○新関説明員 資料の管理の問題での防衛庁のあれでございますが、今回アメリカと締結いたしました交換公文につきましては、一定の防衛分野におきます米国の秘密特許資料を日本国政府がアメリカ政府から提供を受けるための枠組みを設定することを目的としているわけでございまして、当然のことながら、この交換公文に基づきまして我が国に提供されました秘密特許資料につきましては防衛庁が管理をする。 それから米国の秘密特許出願
○説明員(新関勝郎君) 特許の保護の問題はちょっと私どもの所管ではございませんのでお答えはできませんが、防衛庁といたしましては、先ほど申し上げましたように、先端技術の装備品に占める役割、その割合が増大している背景がございまして、防衛技術の相互交流の一層の円滑化を図り、日米間の防衛分野における協力を進展させるということから種々の話し合いを行っておりまして、こういうことでそういう資料の導入の問題についても
○説明員(新関勝郎君) 現在日米間で協議をしているところでございまして、その具体的状況につきましては、交渉中でもありますので、また米側の立場等もありますので、現時点でこれ以上述べることは差し控えたいと思います。
○説明員(新関勝郎君) 防衛庁といたしましては、近年各種先端技術の装備品に占める割合が増大しているという背景がございまして、防衛技術の相互交流の一層の円滑化を図る、それから、そういうことで防衛分野における日米間の協力を進展させていくということで、いろんな意見交換とか話し合いというものをやってきているところであります。こういう話し合いの一環といたしまして、日米両国が保有する防衛の関連技術を最大限交換するという
○新関説明員 先生のお話でございますが、マル経の制度は、商工会議所、商工会が実施しております経営改善普及事業を金融面から補完するということでございまして、経営改善普及事業の実効性を確保するために、小企業者の経営改善を行うに当たって必要とする小口の資金を融資するという政策目的で創設されたものでございます。 この経営指導という面に関しましては、商工会議所あるいは商工会は長年の経験を持っておりますし、全国
○新関説明員 御説明いたします。 五人未満の事業所等の適用拡大の問題に関しましては、この改正法案の国会提出に際しまして、社会保険庁とその内容につき協議を行ったところでございます。 その結果としまして、五人未満の事業所等への適用につきましては、企業の負担をもたらすことのないようその状況を見ながら段階的に適用するものとされておりますので、そういうことを踏まえまして、その内容につきまして了解をしたところでございます
○新関説明員 御説明いたします。 先ほどちょっとお話ししましたように、中小企業の中でも小規模企業の状況は一般的には厳しいものがあるということだと思います。
○新関説明員 御説明申し上げます。 中小企業庁、それから中小企業事業団の中小企業景況調査によりますと、最近の中小企業の景況は、円高の影響等によりまして弱含み基調でございます。また小規模企業についてもほぼ同様な動きとなっておりまして、小規模企業の状況は厳しいものがあります。小規模企業、特に製造業の最近の動向を個別の景況指数、DIと言っておりますが、そういうもので見ますと大体次のようになると思います。
○説明員(新関勝郎君) お答えいたします。 まず、前段の絹製品の輸入に対する通産省の実行と申しますか、ないしは今後の取り組みの問題でございますが、絹製品の輸入につきましては、我が国の置かれました国際的な立場を踏まえましてとり得る最善の方法といたしまして、従来から主要供給国ないし地域であります中国、韓国及び台湾との話し合いのもとに毎年数量協定を結びまして、極力その数量の削減を図っているところでございます
○説明員(新関勝郎君) 私どもは、具体的に国内的に輸入のものをどうしろとかこうしろとか、そういうことについては全くどうこうという立場ではございませんで、先ほどまさにお話し申しましたように、国内の需要動向、それから例えば織物のいろんな需要の動向、それからそれの産地からのいろんな供給の状況、その前提となっている糸の手当ての状況、そういうものをいろいろ総合的に勘案いたしまして、結果として厳しい状況を説明して
○説明員(新関勝郎君) やや繰り返しになって恐縮でございますけれども、絹織物につきましては私どももちろん相手国の非常に供給圧力が強うございます。そういうことで、相手方がもうこれ以上削減するのは勘弁してくれということでいろいろ言ってきてはおりますけれども、先ほどから申し上げておりますように、日本の厳しい需給の状況をるる説明をいたしまして、とにかく需要がこれだけ減っているし非常に厳しいんだ、養蚕農家の方々
○説明員(新関勝郎君) 絹織物の二国間協議に当たりましては、日本の国内需給の厳しい状況を十分我々も把握をいたしまして、それからそういう厳しい国内需給の状況に及ぼす影響をとにかく最小限に食いとめる、こういうことで私ども相手方に対しまして日本の置かれました、先生もいろいろ言われております蚕糸繭業の直面する困難な状況をるる実は説明をいたしておりまして、とにかく相手国の理解と協力を得ることに最大限の力を尽くしておりまして
○新関説明員 お答えいたします。 絹製品の輸入に対する問題でございますが、現在、日本の置かれている国際的な立場ということで、この間も御答弁いたしましたように、絹糸なり絹織物につきまして主要供給国との間に話し合いをしまして毎年数量削減に努めてまいりまして、それから、そういう脱法的なものの輸入を防止するということでいろいろな政令上のきめ細かい措置をとっていることを申し上げました。絹織物につきましては、
○新関説明員 お答えいたします。 絹製品の輸入につきましては、我が国の置かれました国際的立場を踏まえまして、とり得る最善の方法というようなことで、従来から主要供給国ないし地域であります中国、韓国及び台湾との話し合いをしておりまして、数量の協定を結んで極力その数量の削減に毎年努めてきたところでございます。また、これらの二国間の協定等を補完する観点から、その他の国、地域からの輸入に対しましても、協定の
○新関説明員 お答えいたします。 絹製品の輸入につきましては、我が国の置かれました国際的立場を踏まえまして、今とり得る最善の方法といたしまして、従来から主要供給国ないし地域である中国、韓国及び台湾との間で、話し合いのもとに、日本の窮状をよく説明をしておりまして、そして毎年数量協定というのを結びまして、極力その数量の削減に努めてきたところでございます。また、こうした二国間の協定等を補完する観点から、
○新関説明員 お答え申し上げます。 現在、先ほど申しました中国、韓国あるいは台湾ということで二国間の協定を結んで輸入数量の削減を図っているわけですが、それは確かに輸入の総量を毎年面積単位で決めているわけでございます。このため、輸出国といたしましては、たび重なる協定数量の削減に対応いたしまして、比較的付加価値の低い軽目の織物の数量を削減分に充てている、こういうのが実態で、その結果として全体の数量は先
○新関説明員 お答えいたします。 まず流通の問題でございますが、私、通産省で生活産業局の通商課長という輸出入の問題を扱っているところでございますので、先生の御議論は関係課の方にお伝え申し上げますということにしたいと思います。 それで、後段の輸入の問題につきましてお答え申し上げたいと思います。 絹製品の輸入につきましては、日本の置かれている国際的な立場を踏まえまして今の時点でとり得る最善の方策というようなことで
○説明員(新関勝郎君) お答え申し上げます。 ただいまの先生の御指摘でございますが、重量ベースでの輸入状況はどうかということでございます。 御承知のように、現在中国、韓国等と行っている絹織物の取り決めは輸入数量を面積単位で規定しておりまして、このために面積単位では年々減らしてきているわけでございますが、輸出国としましては削減している分を比較的軽目のものに充てた結果といたしまして全体は非常に減っているわけですが
○説明員(新関勝郎君) お答え申し上げます。 ただいま先生からいろいろ表示について現物を御指摘されながら御指摘があったわけでございますが、私どもといたしましても、今後こういう表示の問題に関しましては公取の通達が守られますように、公取等とも連絡をとりながらいろいろ指導をしていくということで徹底してまいりたいと思います。
○説明員(新関勝郎君) 先生の御指摘の絹織物の輸入問題についてお答え申し上げます。 私ども、中国、韓国との政府間の二国間の取り決め、それから台湾との間の民間取り決めによりまして、こういう輸入削減問題について協力を求めてまいりました結果、絹織物の輸入数量に関しましては、二国間取り決めを実施する以前の昭和五十年に比べまして昨年の通関輸入数量は約五六%の水準にまで落ちている現状でございます。国内の厳しい