1977-08-02 第81回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第2号
○新盛委員 答弁らしいことになっていないのですが、私が言っておるのはいまのその道路のこともですけれども、側溝をつくらないから国家賠償法が云々と言っているのじゃないのです。道路を設置し管理、維持というのは、当然建設の方でもやらなければならないわけでしょう。そういう面が少なくとも完全であったかどうかということについてお聞きしているのです。これは完全でないことは明らかなんですが。 時間がありませんので先
○新盛委員 答弁らしいことになっていないのですが、私が言っておるのはいまのその道路のこともですけれども、側溝をつくらないから国家賠償法が云々と言っているのじゃないのです。道路を設置し管理、維持というのは、当然建設の方でもやらなければならないわけでしょう。そういう面が少なくとも完全であったかどうかということについてお聞きしているのです。これは完全でないことは明らかなんですが。 時間がありませんので先
○新盛委員 国家賠償法第二条第一項の「道路、河川その他の公の営造物の設置又は管理に瑕疵があつたために他人に損害を生じたときは、国又は公共団体は、これを賠償する責に任ずる。」というこの「瑕疵」というのは通常備えるべき安全性——道路に側溝がないというのは、道路をつくる面においても必要欠くべからざるものであります。それがただアスファルトの簡易舗装をしている。その舗装している中で特に側溝のない部分だけが、この
○新盛委員 このたびの鹿児島市竜ケ水地区における山崩れ災害並びに桜島の火山活動に伴う降灰等による災害等に対しまして、衆議院の災害対策特別委員会として特別に御配慮を賜り、現地をつぶさに視察をしていただいたと同時に、ただいま報告がございましたように現状の認識については十分おわかりをいただいているものと思います。 私は特にこの竜ケ水地区における今回の災害について御質問をしたいと思います。 今回の災害は
○新盛委員 わずかな時間の中でたくさんの質問をすることができないのですが、きょうは厚生省、労働省等もお願いをしているのですけれども、より具体的な問題等についてお聞きしておきたいと思うのです。 まず、労働省の関係なんですけれども、炭鉱離職者が出たり、かつては駐留軍の離職者とかという問題が発生した際に、その都度政府としてもその補償については万手落ちのないようにされたということがあるのですけれども、確かに
○新盛委員 具体的な面で伺いますが、ソ連二百海里水域におけるわが国の漁業の規制内容、今回の場合、百万トンのものが六月から十二月まで四十五万五千トンになり、三分の一を失った、あるいは七千四百隻のものが六千三百三十五隻、約一千隻の減になっています。特にニシンに至っては、壊滅的打撃を受けたんだ。あるいはまた貝殻島のコンブの問題についても結論は出ていないし、サケ・マスに至っては六万二千トンだ。こういうふうな
○新盛委員 鈴木農林大臣、今次の五月二十七日に至るまでまさに日ソ漁業協定を締結をされるその段階まで、誠心誠意御努力をされたし、また国益を守り主権を守っていくという立場で終始一貫臨まれたあなたの姿勢に対しては、その御健闘に心から敬意を表します。 しかし、この暫定協定はいま本会議に諮られようとしているわけでございますが、この内容について一々私の方からは触れません。第一条の海域の問題、いまお話のございました
○新盛委員 そこで附帯決議の中にも各項にわたって、先ほども説明がございましたが、いま全体的に要望されていること、農業者老齢年金額を抜本的に引き上げてほしい、そのために要する経費はすべて全額国庫負担にしてもらいたい、こういう要求も農業者全体からの要求として出されているわけです。 さらに五十四年度以降はこの保険料は農家にとっては大変な高負担になるのじゃないだろうかというふうに予想されているのですが、この
○新盛委員 秋に結論が出るようにというお答えでもございますが、今回の改正の指標になっております物価上昇との関連で、農業者年金基金法の一部改正に伴って、例の社会保障制度審議会会長の方から答申が出されているわけです。物価上昇がなお根強い現状において、国民年金等の改正にあわせてスライドの実施時期を繰り上げることは評価できるけれども、なお時間的におくれがあるので、この点をさらに検討されたい、こういうことで検討
○新盛委員 昨日からもう繰り返し繰り返しこの問題について議論がされておるわけですが、農業者年金基金が発足をして六年と四ヵ月、この間農業者年金制度は、四十九年、五十一年と二回にわたって、法律改正によって、より制度の内容の改善と充実が図られてきたのでありますけれども、年金給付水準の引き上げ等に関して、これに伴う保険料の改定、年金額への物価スライド制の導入、出かせぎ者など短期被用者の年金加入への特例措置、
○新盛委員 これはいまの問題と関連をして、通告してないわけですが、南方海域の効率的な操業を考えますと、どうしても活えさの問題でひっかかってくるわけです。そうしたことに対して水産研究所その他等では十分研究が進められていると思いますが、これを容易に供給できる対策、そしてそうした蓄養の可能性をどう見出すか、これは沿岸漁業も沖合い漁業も含めて大事なことだと思います。 〔委員長退席、山崎(平)委員長代理着席
○新盛委員 そうした基本的な態度が明らかになっているわけでありますが、さらに具体的に沿岸・沖合い漁業等について、仮に日ソ漁業暫定協定が結ばれたとしても、漁獲量の面における制限は当然出てくるのじゃないか。従来の実績を確保できるという見通しはいまのところ予期できがたいわけであります。そうしたことから考えると、沿岸・沖合い漁業へ目が向くわけでありますし、さきの私の本会議での質問、それを受けての総理並びに関係大臣
○新盛委員 私からは、きょうは主として水産庁関係にかかわる問題について、特にまた鹿児島県の枕崎、串木野、山川、九州の海岸線三分の一を擁するという、そうした沿岸漁業、そして沖合い漁業などを含めて、これからの二百海里時代に対応する水産振興開発、そうした問題について、まず基本的な諸問題についてお伺いをしたいと思います。 最近の海洋二法ができ上がった後、いま日ソ漁業交渉が活発に進められているわけでありますが
○新盛辰雄君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました漁業水域に関する暫定措置法案、いわゆる二百海里法案について、福田総理並びに関係各大臣に質問を行うものであります。 日ソ漁業交渉は、予期せざる北方領土問題でついに暗礁に乗り上げ、一時中断のやむなきに至ったのでありますが、これまでの政府、特に鈴木農相及び関係委員の御苦労に対し、私は敬意を表し、魚か領土かの選択ではなく、魚と領土は別であるとする
○新盛委員 この問題は、特にこの失業者の問題と関連をして出てまいりますのでいま数値を聞いたわけであります。これは後ほどちょっと質問をいたします。 そこで、さらにポスト海洋法の減船、再編成は現下の情勢上もう必至であろう、遠洋漁業の実績確保はもはや期しがたい。また漁獲量の削減、従来沿岸から沖合いへ、沖合いから遠洋へという政府のかけ声に応じて今日まで漁業振興が行われたし、またその伸びも非常に、日本の漁業
○新盛委員 そこで、ソ連の二百海里、いわゆる専管水域内において現在漁業の従事者あるいはこの地域でとっている漁船の隻数、そしてこれまでのこの地域における漁獲量、こうしたことについては、今度超党派の国会議員団を派遣をするということになったんだけれども、相手側からビザがおりない。まあいろいろな問題がありましょうが、こうした面で北転船を主軸としてスケソウなどが中心になってきているわけでありますが、この魚種の
○新盛委員 日ソ漁業交渉が容易ならざる事態に発展をしてきているわけですが、この局面打開に向かって政府としてもいま懸命に取り組んでおられるわけです。そうした中で四月の三日に千葉で福田総理が記者会見をしておられるわけですが、いままでの漁業交渉の進展の中から、これに対するわが国の対応策として総理の方から述べられている内容を見てみましても、最近のソビエト側のきわめて厳しい対応に対応するという意味でその考えをまとめられたものだと
○新盛小委員 われわれが決議しましたこの中にも入っているのですが、この酪農などに係る畜産農家の負債が年々累増している、こうした実情にかんがみ、これからの整理のための所要の金融措置等を講じなさい、こういうふうに決議をしました。いま酪農家が借金またその返済のために本当に四苦八苦しておられる、それに対する救済をしなければならないという強い要求があるわけですが、ちなみに、私は、九州ブロックの皆さんから九州における
○新盛小委員 お答えとして非常に抽象的で、われわれとしてももっと具体的に前向きの姿勢を期待しているわけですが、時間もないので次に移ってまいります。 まず牛肉の輸入制限、これは対外的な問題もこれあり、なかなか問題が複雑でありますが、国内の生産、需給をもとにしてこれを強力に進めること、それが国内における牛肉あるいはそれらに付随をする生産者への大きな振興、そういうものに役立つわけなんですけれども、輸入の
○新盛小委員 私は主として豚肉及び牛肉の安定基準価格などについて質問をしてみたいと思います。 豚及びこの肉用牛の生産をめぐる状況は、食肉価格は五十年春以降随時回復をしてきた。また五十一年に入ってからも安定上位価格を超えるという状況で、順調に推移してきていると説明をしておられます。昨年九月以降、特に豚肉については、長期間実施された輸入豚肉の関税減免措置が原因となりまして、価格が安定基準価格近くまで下落
○新盛委員 その必要性はわかりました。第一種、第二種漁港振興の上からも、この整備のおくれていることに対応して、国庫負担割合を、三種漁港の百分の五十を百分の六十に引き上げたように、百分の六十に引き上げるお気持ちはございませんか。
○新盛委員 二百海里時代における海洋構造の変化、そしてこれによって変わる今日の漁業あるいは水産という問題では、当面私どもは新しい海洋秩序の時代を迎えている、そういう位置づけをするのでありますが、その重要な役割りを果たすことのできるこの沿岸漁業の見直し、いまも大臣おっしゃいますように、強力な水産業基盤の確立を図るのだ、そして地元の漁業をさらに振興させる必要があるということは同感であります。そのためには
○新盛委員 今回の漁港関係二法案の重要な改正として第三種漁港の国の費用負担割りを、特定第三種漁港を除いてでございますが、この漁港修築事業のうち、外郭施設及び水域施設にかかわる現行の百分の五十を百分の六十に引き上げる、地元の負担を少なくしようという意図によってこの第六次計画を立てられた、こういう説明があるわけであります。 そこでまず冒頭に、いまもお話がございましたが、われわれがどうしても今日の水産業
○新盛委員 ぜひそうした前向きの姿勢でお取り組みをいただくことを要望して、次に移ります。 漁業振興対策の強化については、すでに御承知のように、二百海里漁業専管水域実施が、米ソ二大国三月一日実施、世界の大勢もまたこれに追従しながら進展をしているようであります。こうした中で目下日ソ漁業交渉が激しく行われているわけでありますが、枕崎、串木野、山川、こうした日本有数の遠洋漁業基地を持っている鹿児島県も、少
○新盛委員 工期の短縮をやるということなのですけれども、南薩地区の大規模畑地帯の総合土地改良工事、これの進捗状況について、国営のいわゆる畑灌漑の基幹施設であります六千四百四十二ヘクタールに対して百三十四億七千万、そして県営として畑地帯の総合土地改良あるいは区画整理あるいは農道あるいは農地保全、こうしたものに対する七千百七ヘクタール二百五億二千九百万、あるいは畑灌漑の機具購入などによる非補助六千百六十
○新盛委員 私は、農業生産体制の強化を含める地域の問題について質問をしてみたいと思います。 わが国の農業は産業としての基盤が脆弱化して、農村は農家と非農家が混在する社会に変化するなど、激しい事態に直面をいたしております。国内の農業生産体制を強化して食糧の自給率を高めることが当面の重要課題となっているときであります。わが国の食糧供給基地を目指す南九州農業の重要性がさらに高まってきております。このために
○新盛委員 今度の特別措置法案によって、その第五条に明らかにされているように、従来の命令にかえて特別防除を行うことになっている。また、その要綱でも明らかにされておりますように、特別防除の実施行為を拒んではならないというきわめて厳しい規制が行われております。特に法案の第五条の四項には不服申し立てをすることのできる条項もございます。これは森林の所有者、受益者の側からはいわゆる不服の申し立てをすることはできるけれども
○新盛委員 現行法での空散、そのことによってやはり松枯れを防ぐことはできなかった、大量に発生したというこの事実に照らして、その支障が来たからここで特別措置法をつくるんだということになってきているようでありますが、実際は、私どもが考えるところでは二分の一の助成金が三分の二になる、結局金が多くつくんだということ、そのことによっていわゆる一大せん滅作戦をとるということなんですが、この一大せん滅のやり方として
○新盛委員 いま厳しい日ソ漁業交渉のさなかで、農林大臣としてかつてない試練の中で日夜御健闘をされていることについて、まず敬意を表します。 しかし、この場における松くい虫防除をめぐる問題もきわめて重要であり、学者の間でも賛否両論があって、まさに国論を二分する議論となっているときであります。その選択を迫られていると考えられるこの松くい虫の防除に対して、私どもとしては疑わしきはただして、徹底的に議論をし
○新盛分科員 必要な危険個所の防護措置の面で、のり面の防護法だとか、落石どめのさくをつくって、H鋼のつくりによって金網を張るとか、あるいは斜面の強化を図るとか、あるいは崩壊の防止で、落石どめの擁壁をつくるとか、落石覆いをつくるとか、いろいろ方法はあるでしょうが、幹線系で六百六十四カ所、地方交通線で千六十六カ所、合わせて千七百三十カ所、この危険個所に対して、財投から金を出して国鉄にはおよそ工事経費を含
○新盛分科員 いまここで明確にお答えができないということなんですが、防災の面から予知できることと予知できないこと、これはいままでの国鉄でおとりになっているいろいろ恥な防護措置もあるわけですけれども、そのことについて、これは四百立米、三十トンの石が落ちて結局列車に刺衝した、こういうことになっているわけですけれども、その防護対策として、いままでおとりになっている国鉄のこれらに対する対策、こうしたことについて
○新盛分科員 まず冒頭に、この八日に起こりました上越線の脱線転覆事故、この問題について、その概況については省略をいたします。 〔住主査代理退席、佐野(憲)主査代理着席〕 すでにあらゆる手段あるいは手だても加えられ、なされているわけですが、前代未聞の遭遇事故だというふうにとられておられるわけですけれども、もしこれが間違って大惨事ということになったらどうだったろうか。もうすでに死者が一名出ましたし