2018-12-05 第197回国会 参議院 法務委員会 第7号
○参考人(斉藤善久君) それは、技能実習制度に関して言うと非常に難しい話で、制度自体が使用者にそういう意識を持たせないような仕組みになっていると思います。あの制度の中で使用者が、これは自分の会社の後継者だとか大事な日本人と同じ従業員であるとか、そういう意識を非常に持ちづらい構造になってしまっていると思いますので、あの制度はもう廃止する方がいいと思う。あの制度の中でどうしたらいいですかという話ではなかなか
○参考人(斉藤善久君) それは、技能実習制度に関して言うと非常に難しい話で、制度自体が使用者にそういう意識を持たせないような仕組みになっていると思います。あの制度の中で使用者が、これは自分の会社の後継者だとか大事な日本人と同じ従業員であるとか、そういう意識を非常に持ちづらい構造になってしまっていると思いますので、あの制度はもう廃止する方がいいと思う。あの制度の中でどうしたらいいですかという話ではなかなか
○参考人(斉藤善久君) 問題点は、民間人材ビジネスに丸投げしている点がすごく多いということで、いずれも国策として入れるわけですから、ちゃんと国が前面に出て、日本語教育であるとか生活のサポートをするということが必要だろうと思います。
○参考人(斉藤善久君) 神戸大学の斉藤です。 私は、外国人技能実習生の支援に携わりながら、関係する法制度を研究し、また、彼らの母国であるアジアを中心とする発展途上諸国から日本に学びに来ている公務員、役人などに、法治国家日本、民主国家日本の法制度を教えている、そういう立場からこの法案に対する意見を述べさせていただきます。 法務大臣は、この法案に言う特定技能と既存の外国人技能実習制度は無関係な別個の
○参考人(斉藤善久君) 先ほどのお話、私の理解では、日本で学んだ知識、技術を本来の分野でベトナムなり母国で生かして働いている方はほとんどいないというふうに聞きましたが、そうではなくて、むしろ自ら送り出し機関を立ち上げたり、そこのスタッフになったり、あるいは日本語の先生になったりする人が多い。それは、私が実際に関わった実習生たちでも本当に多いです。実際に希望としてもそうです。
○参考人(斉藤善久君) 先ほどレロンソンさんがおっしゃったとおり、このようなすばらしい送り出し機関であっても、実習後帰ってきて、その技術を本来の分野で発揮する人はほとんどいない。結局、送り出し機関で働くわけですね。それがいいビジネスだからだと思います。そうなってしまっているのが現状だと思います。
○参考人(斉藤善久君) 神戸大学大学院国際協力研究科の斉藤です。本日は、お呼びいただき、光栄に存じます。 私は、外国人技能実習制度の適正化と拡大のためには、技能実習生の送り出し側諸国における実情を正確に理解する必要があって、また、それら諸国と連携して目的整合的で一体的な制度としてこの制度を再構築する必要があるんだけれども、本来的にはもう正面から移住労働とか移民労働を検討するべきじゃないかという立場