○押谷政府委員 いわゆる終戦直後のベビーブームの波が昭和四十年度、来年度に大学に及んでまいりまして、来年度は大学入学志願者が激増することが予定されておるのであります。そこで、この激増にこたえるために大学の拡充整備を強く要求されているのでありますが、それがために文部省といたしましては、明年度及び明後年度を合わせまして六万千五百人の増員受け入れ計画を立てておったのであります。そのうち、私立大学におきましては
○押谷政府委員 伊能委員御発言のごとく、わが国の学校教育におきまして、私立大学、私立学校が果たしております役割りは、きわめて大きいものがあります。また、その大きな役割りを果たしております私立学校の経営につきましては、非常に困難な面もありまして、あるいは授業料その他父兄負担になります修学費の増額等によりまして、いろいろな問題をかもし出しておるのが今日の状況であります。そこで私学の振興、私学の助成につきましては
○押谷政府委員 御承知のように、近年社会の進展に伴いまして、社会教育の必要性はますます増大をいたしております。それがためには、社会教育振興のための公民館でありますとか、あるいは博物館、図書館、青年の家、児童館等の社会教育施設の整備、民間社会教育団体の育成と並びまして、これらの施設、これらの機関を運営する、その中心となるべき社会教育主事、公民館主事、あるいは民間社会教育指導者等の社会教育の担当者でありますとか
○押谷政府委員 ただいま申し上げましたように、養護教諭の充足につきましては全国を八ブロックにいたしまして、八つの養成所を設置するために予算要求等の処置をいたしたのでありますが、今日の時点におきまして財政その他の諸事情から、北海道地区と中国地区の二つだけにお説のように設置することになったのであります。他の六地区につきましては一応見送った形でありますが、最も近い時期においてこの六つの地区にも同じく養護教諭養成所
○押谷政府委員 国立の小中学校の養護教諭につきましては、昭和三十九年度から四十三年度にかけまして約五千二百人を増員することに計画をいたしているのであります。このために大学あるいは短期大学卒業生、国立大学の養護教諭の養成課程の終了者、県立等の養護教諭の養成機関終了者及び現在これらの公立学校に勤務をいたしております養護職員のうち、正規の資格を有する者の採用等により必要数を充足することを予定しているのでありますが
○押谷政府委員 堀委員の御嵩説はよく拝聴いたしております。また同じような御意見も有識者からありますから、よく研究をし、前向きにでき得る限りすみやかに結論を出したいと思っております。
○押谷政府委員 国立大学の一医学部における講師の問題についてのお尋ねでありますが、国立大学の医学部の教員組織は、現在のところ教授、助教授、助手のこの三段階の人々によって組織されているものが原則でありまして、講師はそのワク外にはみ出ているように考えるのでありますが、しかしただいま御指摘のように、二十四だと思いますが、医学部の持っている大学におきまして、ごく一、二を除いたほかは講師を現在かかえておるのであり
○押谷政府委員 医者という人の生命をあずかる重要な仕事でありますから高度の技術を身につけなければならない。したがって、堀委員の御意見のごとく非常に高い教育課程を経るということはそのとおりであります。
○押谷政府委員 この神宮球場なりあるいは球場を中心とする外苑その他の施設につきまして、二十七年の接収解除の直後に一部有償、大きく無償で神宮に譲与されたことは御承知のとおりであり、その当時の申請の趣旨もただいま御発言のとおりでありますから、したがって、これの利用、使用につきましては、この趣旨を尊重せなければならぬことは常識上明らかでありますが、しかしその譲渡関係についてその後の処置については、実は文部省
○押谷政府委員 学生野球はあくまでも体育の向上を中心として、その目的のために行なわれているものであります。また、プロ野球は、営利を目的としているものであります。目的は本質をあらわすものでありますから、似ているが、二者は全然異なるものである、かように考えております。
○政府委員(押谷富三君) 文化財保護委員会委員川北禎一君及び細川護立君の両君は、本日をもちまして任期満了となりますが、細川護立君を再任し、川北禎一君の後任として石田茂作君を任命いたしたいと存じまするので、文化財保護法第九条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため、本件を提出いたした次第であります。 両君の経歴につきましては、お手元の履歴書で御承知を願いたいと存じますが、いずれも文化に関し高い識見
○押谷政府委員 御発言のごとく、大学入試の志望者急増を前にいたしましての大学設置の申請でありますから、十分に考慮をいたさなければなりません。また技術者の養成の必要性も考え、特に産炭地であり、地元の熱烈な要望も十分考慮いたしまして、文部省といたしましては、この近畿大学の設置については特別の配慮をいたしたつもりであります。 御承知のごとくこの大学設置審議会におきましては、大体校地、校舎、教員の組織、教育研究用
○押谷政府委員 大学の設置につきましては、御承知のように学校教育法第四条によりまして、文部大臣の認可を必要といたしておるのであり、文部大臣はまた認可の申請があれば、これを学校教育法第六十条に基づきまして、大学設置審議会に諮問をし、その答申を得て処置をすることになっておるのであります。大学の入学志望者急増対策の一環といたしまして、文部省としては特に大学が新設され、りっぱな大学がより多くできて、志願者を
○政府委員(押谷富三君) 今回、衆議院議員稲葉修君を国立近代美術館評議員会評議員に任命いたしたいので、国会法第三十九条但書の規定に華づき、両議院一致の議決を求めるため、本件を提出いたした次第であります。 同君の経歴につきましては、お手元の履歴書で御承知を願いたいと存じますが、国立近代美術館評議員会評議員といたしまして適任であると存じておる次第であります。 何とぞ慎重御審議の上、すみやかに御議決いただきまするようお
○政府委員(押谷富三君) ただいまの御決議につきましては、御趣旨を尊重いたしまして努力してまいる所存であります。 —————————————
○押谷政府委員 海外勤務者の子弟教育という問題は、勝澤委員御発言のごとく大切なことであり、しかも非常に重要な問題として緊急を要することと存じておるのでございます。従来海外に進出をしている商社の二十六社によりまして海外勤務者子女教育対策懇談会というものを持ちまして、その二十六社のほかに個人のこれに関係を持っている人たち、外務省、文部省ともに加わりまして、毎月二回ぐらい懇談会を持ちまして、これが対策にいろいろ
○押谷政府委員 先刻大臣より産炭地区の教育の関係につきまして根本的な文部省の考え方はお話を申し上げたとおりでありますが、重ねてのお尋ねであります。産炭地区におきまして、特に福岡県において教育関係が非常に憂慮すべき状態にあるということは調査の結果文部省も承知をいたしておりまして、これに対して重点的に考慮を払っていることも間違いありません。いまお話の中にありましたように、産炭地区の学校には定員を過剰した
○政府委員(押谷富三君) もう御承知のように、会計検査院におかれては検査の結果を御報告をいたされまするので、検査をされる文部省と検査をいたされる会計検査院との間において報告前にいろいろ情状酌量をしてもらうような折衝を遂げるということは、私は避けるほうがいいのではないかという、これは私個人の考え方でありますが、そういう情状酌量のお願いに行ったり話し合いをしたりするよりも、会計検査院は会計検査院の立場において
○政府委員(押谷富三君) 会計検査院から十件にわたる批難事項を指摘されましたということは、文部省といたしましてたいへん恐縮であり、かつ、このことにつきまして、十分内部的にも反省せねばならぬと存じておるのであります。問題は指摘をされただけですでに重大なことでありますが、その内容につきまして一々精査をいたしましたが、非常に悪意に満ちているようなものとも考えられません。また刑法その他の刑罰法にも触れるとも
○政府委員(押谷富三君) 一言この際ごあいさつを申し上げたいと存じます。私は、過般の佐藤内閣組閣に際しまして文部政務次官を拝命いたした押谷富三であります。まことに未熟者でありますので、皆さんのこの上ともの御指導、御鞭撻、お引き回しを切にお願いを申し上げる次第であります。 昭和三十七年度文部省所管一般会計歳入歳出決算の大要を御説明申し上げます。 まず、文部省所管の歳入につきましては、歳入予算額百五十九億百五十八万円余
○説明員(押谷富三君) 千百四十二名に対する奨学資金の御要望にどの程度にこたえるかということ、またこうした一つ一つの奨学資金の貸与につきましては、やはりその間の実情を調査するというのは、あと学生課長から申し上げたように、それぞれのケースにつきまして、ケース・バイ・ケースでこれはきめなければならぬのでありますから、調査はもちろん必要であり、お許しをいただけると思うのであります。こうした育英会の運営に当
○説明員(押谷富三君) 御発言のとおり、今年の北海道の冷害はまことに激甚でありまして被災農家の生活を脅かしておる。その程度におきましても、ほとんど前例を見ない程度の大被害と考えておりますので、その生活を脅かしておる関係から、文教関係に及ぼす影響につきましては相当深刻なものがあると考えます。したがいまして、政府におきましても、最もきめのこまかい配慮が必要であると存じておりますので、まことに抽象的なことばで
○説明員(押谷富三君) 今年の北海道の冷害は非常な激甚な被害がありまして、被災農家の生活を脅かしておるようなことも小林委員御発言のとおりでありまして、まことに御同情にたえないところであります。その被害激甚の結果、就学児童の給食関係、あるいは育英関係、あるいは今後長欠児童も出るであろう等の諸問題につきまして、この対策を政府において目下検討中でありますが、その詳細につきましては局長からお答えを申し上げたいと
○説明員(押谷富三君) こまかい細部にわたっての引き継ぎはありませんでしたが、大体、アウトライン程度のことで引き継ぎはいたしました。
○押谷説明員 機会を失いましてごあいさつがたいへんおくれて恐縮に存じます。 私は、過般の内閣改造に伴う政務次官新人事にあたりまして、はからずも文部政務次官を拝命することになったのであります。もとより浅学非才、特に文部行政につきましては知識も経験もきわめて乏しいものであります。 皆さんのこの上ともの御指導、御鞭撻をお願い申し上げましてごあいさつといたします。(拍手) ————◇—————
○説明員(押谷富三君) 私は文部政務次官を拝命いたしました押谷富三であります。きわめて浅学非才、未熟者であります。どうかよろしく御指導、御鞭撻をお願い申し上げます。(拍手) —————————————
○押谷委員 この「血液事業の現状」、これは三十八年十月にあなたのほうからお出しになったのだからわかっておると思いますが、これの七ページに血液銀行分布状況という地図が載っております。これによりますと、血液銀行、いわゆる商業バンクは北海道にありません。これは御承知ですね。そこで北海道においては輸血の血液は献血をもってまかなわれているということは一応考えられる。それに相違ないのです。これは御承知だと思う。
○押谷委員 売血者に対する実態の把握につきまましては、まだ非常に不足だと思います。もちろん不足であることをお認めになっているんだから、これ以上は追及はいたしません。しかし、これは制度としてしっかりその実態を把握して、そして、供血の量につきましてある程度の規制をしっかりせられなければ、人道上の問題で、血を売って生活するというこの哀れな姿は、絶対に厚生省としては防止せられなければならぬと思います。そして
○押谷委員 きょうは大臣の御出席を求めておったのですが、お差しつかえのようですので薬務局長においで願ったのでありますが、売血の関係についてお尋ねいたしたいと思います。 この問題については、厚生省のほうでもいろいろな機会に方針等を御発表になっていることを承知いたしております。また当院における社労委において一昨日質疑応答があったことも承知をいたしております。参議院においての質疑応答の経過も新聞等によって
○押谷委員 これはわかり切ったことですが、一応念のためにお伺いいたします。第四の点であります。 政党の立て看板の制限でありますが、この政党の活動用のポスターはもちろん許されておる。それはタブロイド判の四倍型が許されておる。ところがその掲示のしかたについては制限がないのですか、これは立て看板に用いてもそのものでやったらいいわけですね。そう承っていいのですか。
○押谷委員長代理 了承しました。 本日はこれにて散会いたします。 午後一時五十二分散会 ————◇—————
○押谷委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となっております昭和三十六年度一般会計歳入歳出決算外三件について、委員長から提案されました議決案のとおりこれを議決するに賛成の討論をいたしたいと存ずるものであります。 決算委員会は、決算の審議にあたりまして国会が議決した予算がいかに執行されたかを中心として、決算全般について予算と対比して審査するとの方針のもとに、歳入歳出は予算のとおり執行