1950-05-02 第7回国会 衆議院 本会議 第47号
○押谷富三君 ただいま議題となりました判事補の職権の特例等に関する法律の一部を改正する法律案について、委員会の審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本法律案は、国会及び議院事務局法の改正並びに議院法制局法の制定に伴い、国会の法務委員会の專門員及び国会の法制局の参事等について、判事補の職権の特例等に関する法律第二條の規定を訂正する必要がありますので、これを整理いたしますとともに、新たに設けられた
○押谷富三君 ただいま議題となりました判事補の職権の特例等に関する法律の一部を改正する法律案について、委員会の審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本法律案は、国会及び議院事務局法の改正並びに議院法制局法の制定に伴い、国会の法務委員会の專門員及び国会の法制局の参事等について、判事補の職権の特例等に関する法律第二條の規定を訂正する必要がありますので、これを整理いたしますとともに、新たに設けられた
○押谷富三君 ただいま議題となりました罹災都市借地借家町臨時処置法第二十五條の二の災害及び同條の規定を適用する地区を定める法律案について、法務委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。 御承知のごとく、熱海市は、去る四月三日及び十三日の二度にわたり大火災に襲われまして、駅前商店街、熱海銀座、温泉地帯の大部分を燒失し、罹災戸数千六百三十八戸、その世帶数千八百八十七、罹災人員六千四百五十六名
○押谷富三君 ただいま議題と相なりました民事訴訟法の一部を改正する法律案並びに土地台帳法等の一部を改正する法律案につき、法務委員会における審査の経過並びに結果の御報告を申し上げます。 まず最初に民事訴訟法の一部を改正する法立案について御説明を申し上げます。 御承知のように、最高裁判所は旧大審院と異なり、最終的違憲審査権を有し、かつ規則制定権、司法行政権をも有するに至つたのでありますが、その裁判官
○押谷委員 同じようなことを繰返しておるわけなのですが、結局なるほど何か災害の場合に受刑者が奉仕をすれば、第三者からは非常な感謝でしよう。しかし受刑者としてはたしてそれがどの程度に公共の奉仕をしたといういい影響を與えたたかということは、多少の疑問があると私は考えております。それよりも、特にこの提案理由の中に、私人の仕事を刑務所でさすと、受刑者に対しては精神上おもしろからざる、思わしからざる影響を與えるからである
○押谷委員 今各国例がこういうような考え方であるという御説明がありましたが、各国の文化の程度も違います。受刑者の気持ももとより違つて来ると思うのであります。また御説明の中に、一般にそういう安い賃金でこき使つておるというような感じを持つておるという、一般人の考え方を御説明になつたようでありますが、ここにあるのは受刑者の精神に及ぼす影響ということが基本になつているのです。私どもの考え方では、日本の行政制度
○押谷委員 この法案の提案理由の説明の中に、矯正保護作業は民需よりも官公需の仕事をなすことが適当だというお考えのもとに説明せられておるようであります。その御説明の要点を考えますと、民需に基いた作業を課するということは、受刑者は一私人の利益に奉仕して、その労働が私利に供せられておるという感を抱きがちである。こういうようにお考えになつておるようであります。私人の私利の追求のため、利潤追求のために自分が奉仕
○押谷委員 私は民主自由党を代表いたしまして、本案に賛成の意見を申し述べたいと存じます。本案はきわめて適切妥当なものと信じまするがゆえに、全面的にこれに賛意を表したいと存じます。
○押谷委員 私は民主自由党を代表いたしまして、一部修正の意見を提出いたします。まず修正する部分を申し上げます。 民法等の一部を改正する法律案中第二條民事訴訟法第五百七十條を改正する規定の次に次の第六百十八條を改正する規定を加える。 第六百十八條第二項中「一ヶ年間ニ受ク可キ総額ノ四分ノ三ヲ超過スル部分ニ限リ」を「其支拂期ニ受クヘキ金額ノ四分ノ一ニ限リ」に改める。この修正理由は、民事訴訟法の六百十八條第二項
○押谷委員 浪速少年院の例は大体四合三勺と聞いておつたのですが、あるいは四合一勺かもわかりません。奈良少年院では、多いものは五合三勺くらい與えておるということでありましたがこのことにつきまして少年院なりあるいは刑務所の所長の意見を総合して考えてみますと、少年院あるいは刑務所に收容中の子供がその收容期間内において主食を四合三勺食べるとか、あるいは五合三勺食べるとかいうために、社会の主食の量と大変違つております
○押谷委員 副食の関係はわかりましたが、主食の関係につきまして、少年院は今平均どのくらい與えておりますか、また少年刑務所はどれくらい與えておりますか。
○押谷委員 今の田島君の御質問に関連してお尋ねするのでありますが、少年院の副食は十八円になつたということですが少年刑務所はどうでありますか。
○押谷委員 もう一点伺います。これは梨木君からお尋ねになつたかもしれませんが、この本日の改正は、これは今日の時代から言つて急いでなすべき必要もありましようが、しかし今日の大きな政治問題として最もさしせまつておることは、行政整理であるとか、あるいは企業整備に伴つて生ずる退職者に対する退職金の関係でありますが、この退職金に対する優先権であるとか、先取特権であるとか、あるいは差押えの関係等についてのお考えはどうなつておりますか
○押谷委員 この民法のような基本的な法典の改正は、本日御提案にあるような小さな條文をその都度ばらばらに提案されて改正をせられるという、こういう態度はどうかと思うのでありますが、今後こういう民法のばらばらな改正をせられるような計画なのですか。あるいは全部にわたつて全面的な改正をするような御意図があるのですか。その民法改正の態度について多少私は疑問があるのです。
○押谷委員 ほかの方からすでにお尋ねになつているかもわかりませんが、民法の改正につきまして、第一回國会において、親族、相続の両編について全面的な改正が行われまして、この改正の際の経過を調べますれば、相続あるいは物権、債権等の諸編におきましても、全面的に改正の必要あることを認められまして、そういう附滯決議があつたように聞いているのであります。爾來相当の日時を経過いたしておるのでありますが、この民法の全面的
○押谷委員 ただいまの御質問に関連して一点だけ確かめておきたいと存じます。それは司法修習生の採用と司法試驗の関係でありますが、司法試驗は資格試驗であることは、昨日來の政府委員の御答弁によりまして大体了承できたのでありますが、これについて具体的の問題としてお尋ねをいたしたいのは、今年の試驗に合格をいたしまして、その試驗に合格をした人が、一身上の都合その他の関係から今年は司法修習生を希望しない、こういう
○押谷委員 ただいまの御説明で了承できまするように、司法試驗に合格した人は、おおむね二年間司法研修所に入所せしめられる、そういう性質の試驗でありますから、その試驗は一面資格試験でありますが、他面において入所試験のようにも見られるのであつて、入所試驗という性格が相当強く感ぜられるのです。入所試驗であるならば、その研修所をあずかる方面において入所試驗をせられて、その方でこれを管理せられる方が便利である。
○押谷委員 今の問題に関連してでありますが、司法試驗の管理の機構であります。これを管理するのは法務廳でありまして、法務総裁のもとに、司法試驗管理委員会などがあるというようになつておりますが、その理由はどこにあるのでありますか。
○押谷委員 この簡易裁判所設置の関係でありますが、大体この簡易裁判所はいずれも衆参議員の請願に基いて、これを基礎にしておつくりになつたようでありますが、その請願のうちに京都府竹野郡網野町における関係の請願がすでに採択されておりますが、これが漏れておるのは何か理由があるのでございましようか、この点お尋ねいたします。