1975-03-25 第75回国会 参議院 文教委員会 第5号
○参考人(成田喜澄君) 大変むずかしい御質問をちょうだいいたしまして、どういうぐあいにお答えしたらいいかと存じますが、いま世界じゅうで私は高等教育の問題と後期中等教育との関係の問題は非常にむずかしい段階に来ておる。日本の学校制度は、御承知のように、西欧型のもので出発して、戦後単線型の教育制度になったと。ヨーロッパの場合だと大学行こうというのがせいぜい一三・四%ぐらいのところ。そうすると、これは例のバカロレア
○参考人(成田喜澄君) 大変むずかしい御質問をちょうだいいたしまして、どういうぐあいにお答えしたらいいかと存じますが、いま世界じゅうで私は高等教育の問題と後期中等教育との関係の問題は非常にむずかしい段階に来ておる。日本の学校制度は、御承知のように、西欧型のもので出発して、戦後単線型の教育制度になったと。ヨーロッパの場合だと大学行こうというのがせいぜい一三・四%ぐらいのところ。そうすると、これは例のバカロレア
○参考人(成田喜澄君) 入試時期を一本化する問題については当然ここでいま触れるべきだったのですが、実はちょっと意識して避けていたわけです。この問題については、高等学校の校長会としては、一本化することについては基本的には反対でございます。ただ、ある条件をつけて、ただいま申し上げましたように、高等学校の校長会としては共通テストを推進しております。共通テストを実施すればいやでもおうでも一期・二期の問題なしに
○参考人(成田喜澄君) きょうの参考人の中で、午前中の槇枝参考人と私が送り出し側の方の代表ということになるのだろうと存じます。私は全国の国立私立の校長会互選、それから全国の普通科校長会というのがございまして、それを一応代表した形になります。その点に関しましては、できるだけ自分たちの会合で一応まとまっていることを中心にして申し上げたいと存じます。 御承知のように、終戦後わりあいに早く進学適性検査というのが
○参考人(成田喜澄君) 簡単に申上げておきます。この同年令の者よりも低いという問題は、先ほど軽石君のほうから説明がありましたような事情を聞いておりますものでございますが、この点は軽石君もそのとき言葉をちやんと逃げておられましたけれども、中学校にも同様な人がいるわけです。現在東京の場合で、中学校に大学の卒業生が一五%おるのです。専四が一五%、これは私がこの前説明したときには、大学が一二%で、専門学校の
○参考人(成田喜澄君) 成田でございます。こうした公聴会でのいろいろな発言というものが、ただ承わり置くというふうな程度に、いつもとどめられておる。そうして、その結果、おもてにおりますものたちは、話をしてもただ喋らせるだけのために喋らして置く、こういうふうな印象を近頃持ちつつあるのではないかということを考えさせられております。そういう点で、只今から申上げます点につきましても、参議院というものの特殊な、
○成田参考人 根本においての差があるというのではなくして、これはどんな場合においても個人々々にそれぞれ個人差があるということであります。ここに選ばれて来ておられる先生方と一般市民を比べた場合に差があるのと同じで、これは当然であります。ただ中等教育として見た場合に、差を見るべきかどうかという点については、私は差があるというふうに考えることは、かえつてよくないというふうに考えておるわけであります。
○成田参考人 学歴と経験年数のみによつてものを考えるならば、その職場にとどまることの勇気を失つて来るという点に関しましては、一応私も了承できる点でございます。しかし、これはすべて関連してお考えいただきたいのでございまして、私どもは、ただいま生活給の要求をしております。生活給の要求という叫びは、相当切実な叫びでございます。この叫び勇れくがしなければならない段階であります。この能力云々という問題になつて
○成田参考人 成田でございます。私お話いたします前に、私の在籍しております学校について申し上げておきたいと思います。私は東京都立のただいま小石川高等学校と申しておりますが、昔府立五中と申しました学校の教員でございます。私たちの仲間の一部の者が、全国の高等学校教職員組合というふうな名前を打ちまして、いろいろ皆様方の方にも申立てをしておるということも聞いておるわけでありますが、当然私どもの仲間に入つて来