1985-12-06 第103回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第2号
○成田説明員 先ほどもお答えいたしましたように、ソフト面での対応も十分土砂災害の被害を軽減するのに役立つというように私どもは考えております。したがいまして、こういう土石流発生監視装置のいわゆる技術的な問題を、建設省では建設省の技術評価規程に基づきましていろいろ評価をしてまいっております。本年度におきましては八月にこの技術評価をいたしまして、先ほど先生の御指摘のありました機種も含めまして十一機種について
○成田説明員 先ほどもお答えいたしましたように、ソフト面での対応も十分土砂災害の被害を軽減するのに役立つというように私どもは考えております。したがいまして、こういう土石流発生監視装置のいわゆる技術的な問題を、建設省では建設省の技術評価規程に基づきましていろいろ評価をしてまいっております。本年度におきましては八月にこの技術評価をいたしまして、先ほど先生の御指摘のありました機種も含めまして十一機種について
○成田説明員 土砂災害の被害を軽減するためには、いわゆる砂防ダムあるいは地すべり防止工事、あるいは急傾斜地崩壊防止工事という、施設でもって対応するいわゆるハードな対応がございます。一方、こういったハードな対応だけで危険が十分除去できない所につきましては、危険が予測できる時点で警戒避難をしていただくというような、いわゆるソフトな対応がございますが、現在私どもでは、土石流の発生監視装置と伝達システムを組
○成田説明員 ただいまお尋ねの危険箇所についてお答えいたします。 土石流の危険渓流につきましては、約六万二千渓流ございます。それから、地すべり危険箇所につきましては、約五千七百カ所ございます。急傾斜地崩壊危険箇所につきましては、約七万二千カ所ございます。
○説明員(成田久夫君) 建設省といたしましても、桜島の土石流対策につきましては重点課題といたしておりまして、従来からも取り組んでおるところでございます。 六十年度の予算につきましては、ただいま防災局長の方からお答えのありましたように、前年比一・〇六ということで重点的に事業を実施しておりまして、特に第二古里川の流路工等につきましては、今年度も早急に完成するよう事業を現在進めておるところでございます。
○成田説明員 ただいまの件でございますが、こういった監視装置を設けることによりまして、警戒避難を少しでも円滑に進めるということでございますので、地域の住民への連絡体制等もございますし、また発生監視装置そのものの機器の問題等もございますので、機器の点につきましては先ほど先生の御指摘の中にもありましたし、私が先ほどお答えいたしましたものの中にもあったわけでございますが、そういった機器の問題点を把握いたしまして
○成田説明員 ただいま先生お尋ねの土石流発生監視装置の件でございますが、昭和五十九年度は長野県の安曇村、それから岐阜県の中津川市、それから兵庫県の神戸市、鹿児島の桜島、この四カ所でモデル事業を実施いたしております。その結果でございますが、先ほど先生のお話の中にもありましたように、五十九年度は台風が一度も上陸しなかったというような気象条件もございまして、この四カ所のうち実際に活動いたしましたのは鹿児島県
○成田説明員 土石流危険渓流の関係につきましては先ほど先生御指摘のとおりで、私どもといたしましては、近年の土石流災害の実態を踏まえまして、昭和五十七年の八月十日に、建設事務次官通達で地方建設局及び都道府県が把握いたしております土石流の危険渓流に関する資料を関係の市町村に提供いたしまして、地域防災計画に組み込むよう指導をしてきておるところでございます。今後も関係行政機関と十分連携をとりながら、引き続き
○説明員(成田久夫君) 土石流の対策につきましては、今先生御指摘のように、発生源の対策、それから中流、下流の対策それぞれが相まって安全な地域にするということになるわけでございますが、現状では発生源の対策というのが非常に難しいわけでございます。と申しますのは、降灰がございますし、それから礫の落下等もございまして、非常にその発生地域での作業というのが難しいわけでございますので、今後対策を考えていかなければならないと
○説明員(成田久夫君) 小委員会といたしまして は結論を出しまして、その結論は、この流域について実際の模型実験をやるということで現在考えておりまして、六十年度以降模型実験を実施することにいたしております。
○成田説明員 お答えいたします。 この玉ノ木地区で、現在崩壊した場所と全く同じではございませんが、以前に小崩落がございまして、そういったこと等を勘案してそれに対処した工事を実施してきております。
○成田説明員 先ほども防災局長のお話にもございましたが、建設省といたしましても、災害が発生した直後、現地へ担当官を派遣いたしまして、現地の把握それから今後の対策等を行ったわけでございます。現地調査をした結果、崩壊斜面の上部に明瞭なすべり面があるということを見ておりますし、また移動いたしました土塊の形態等から急斜面における大規模な地すべり現象だというように私どもは認識をいたしております。
○成田説明員 建設省といたしましては、現在建設省の方の指導で傾斜計あるいは伸縮計を設置いたしますとともに、先ほども防災局長の方からもお話がございましたが、調査のボーリングを実施いたしております。現在実施中でございますので、原因につきましてはその結果を待つわけでございますが、こういった災害の起こりますいろいろな原因、もとになります原因、それから、そういうものが実際に起こりますインパクトになる原因等がございますが
○成田説明員 ただいま先生御指摘のように、五木村では四十七カ所の急傾斜地崩壊危険箇所がございまして、既に三カ所危険区域として指定をいたしております。 建設省としましては、都道府県に対しまして、急傾斜地の崩壊による災害から人命を守るということで、急傾斜地崩壊危険区域の指定の促進、それから警戒避難態勢の充実について指導しているところでございます。急傾斜地崩壊危険区域の指定は、地元市町村長の意見を聞きまして
○成田説明員 ただいまのお尋ねでございますが、先ほど先生がおっしゃいましたように一審の判決が出たわけでございますが、高知県からは高知地方裁判所の判決に対する内容の説明を受けまして、国として急傾斜行政についての一般的な考えを申し述べまして、控訴に対する云々の話はそのときにはなかったわけでございます。
○成田説明員 ただいま先生のおっしゃいました亀の瀬地すべり地域は、先ほどのお話の中にもございましたように、鉄道あるいは道路、人家への影響等も非常に大きいものでございまして、全国的にも有数な地すべり地域でございます。こういった観点から、昭和三十七年から直轄の事業といたしまして毎年相当の工事を行ってきたところでございます。現在のところ、これらの地すべり対策工の効果によりまして、地すべりの動きは小康状態を
○成田説明員 土砂災害につきましては、急傾斜地崩壊対策あるいは土石流の危険渓流の対策等がございますが、急傾斜地崩壊危険箇所につきましては、昭和五十七年の調査によりますと全国で約七万二千カ所ございます。これに対しましては、昭和五十八年度を初年度といたします急傾斜地崩壊対策事業の五カ年計画を策定いたしまして、これに基づいて事業を進めておるところでございます。 土石流危険渓流につきましても現在約六万二千渓流