1948-01-30 第2回国会 衆議院 財政及び金融委員会 第4号
○愛知政府委員 十五表にあります「復興金融金庫職員調」は、上の欄に書いてありますように、すべて本金庫のものでございまして、支所出張所は含んでおりません。なお支所、出張所には、專任の職員はただいまのところおりません。興銀その他の援助によりましてやつておるわけであります。
○愛知政府委員 十五表にあります「復興金融金庫職員調」は、上の欄に書いてありますように、すべて本金庫のものでございまして、支所出張所は含んでおりません。なお支所、出張所には、專任の職員はただいまのところおりません。興銀その他の援助によりましてやつておるわけであります。
○愛知政府委員 今お話のようなことは耳にすることはあるのでありますが、現在金庫としては、絶対さようなものには融資はいたしておらないわけであります。
○愛知政府委員 ただいまの田島村の引揚者更生水産組合の内容につきましては、ちよつと詳細な具体的な資料をもち合わせておらないのでありますが、ただいま御指摘の通り、復金の融資といたしましても、特に中小金融の面、あるいは引揚者を中心とするいろいろの事業につきましては、気持の上では、何とかしてこれを育成して差上げたいという氣持でやつておるわけでございます。この資料には添附されておらないのでございますけれども
○愛知政府委員 ただいまの御意見は、まつたくごもつともに考えるわけでございます。いささか弁解がましくなるのでありますが、この際に私どもの考えを率直に申し上げたいと思うのであります。まず復金の融資の対象といたしましては、ただいま御指摘の通り、経済再建のためにどうしても必要であつて、しかも他の金融機関から金を仰ぎ得ない場合ということが大原則であるのでございまして、さようにいたす考えであることはやまやまでございます
○愛知政府委員 実はただいまのお話は、復興金融金庫から商工中金を経由いたしまして代理貸しをするというような場合をお答えになつたのでありまして、最近の状況を申し上げますと、お配りいたしました表のような状況でございますが、実は内訳を申し上げますと、二十二年度の第一・四半期には、全体の中小企業に向うべき復金の融資の計画が、実は一億円と計画いたしておつたわけであります。実績が一億四千万円でございます。ところが
○愛知政府委員 数字の点につきまして、若干御説明いたしたいと思います。ただいまお話がございました基本の資金計画につきましては、実は第四・四半期、つまり一月から三月までの総合資金計画につきましては、いまだ確たる最終的の決定をされた資金計画はできておりません。しかしながら、安定本部その他関係方面との話合いになつておりまして、基礎になつております数字がございますので、その概略を御説明いたしたいと思います。
○政府委員(愛知揆一君) 御説明申上げます。 昨日臨時金利調整法の豫備審査をお願いいたしたのでございますが、その後衆議院の財政金融委員會におきまして、只今お配りいたしましたような修正案が出まして、これが全會一致可決になりまして只今本會議に上程の手續中になつておりますので、便宜私から御説明いたしたいと思います。要點の主な點を先ず申上げまするならば、第十條原案の第十條で「委員會の議事は、すべて秘密とする
○愛知政府委員 便宜上政府側からお答えいたしたいと思います。現在御指摘の問題は、實は持株整理委員會におきまして同樣の規定があるわけでございまして、それに平仄を合わせたわけであります。それからなお、その他今後同樣のもので必要があります場合には、同樣の規定をいたすことは適當かと考えております。
○政府委員(愛知揆一君) これは率直に申しますと、何と申しましても物の闇の方も、なかなかきつい法制的の根據がありましても、なかなかこれを取締ることが實際問題として困難でありますると同じように、非常にそれらの點については、取締ると申しましても一層困難であることは御承知の通りであります。殊に金融機關として業法等に基いて、當局に監督の權限がはつきりしておるものは、これは十分に取締れるのでございますが、例えば
○政府委員(愛知揆一君) 只今お話の點につきましては、私共も實はいろいろ耳にしないわけではないのでございまするが、只今までのところ、いわゆる金融機關といたしまして、銀行法その他に基きまして、業務として金融をやつておりまする機關から闇の金利を徴收しておるというようなことにつきましては確證を掴んでおりませんし、又そういうことのないように十分指導注意をいたしておるつもりでございます。ただいわゆる貸金業者とでも
○政府委員(愛知揆一君) お答えいたします。この復興金融金庫はこの中に規定されてないのでございまするが、復興金融金庫につきましては、特殊のものとしまして復興金融金庫法の中に、一切の融資につきましては、その條件等を詳細に亙りまして、復興金融委員會の議を經なければならんことになつておりますが、その方で法律的な制約がございますので、ここからは抜いておる次第であります。
○政府委員(愛知揆一君) 今朝提案理由の御説明をいたしましたが、臨時金利調整法案につきまして極く簡單にちよつと補足させて頂きたいと思います。 御案内のごとく、從來金融機關の間におきましては、金利の協定を自主的にやつておりましたわけでございまして、非常に歴史も永かつたのでございますが、本年の十月になりましてから、金融業者相互間において、貸出なり預金なりの金利の協定を業者間において排他的に協定をするということは
○愛知政府委員 實は歳末の金融状況につきましては、率直に申しますと、きわめて樂觀を許さない状況にあると言わざるを得ないと思うのであります。通貨の發行状況等は御承知の通りでございまして、必ずしも前々から當局から言つておりますように、千九百億臺で止るというような状況ではないように豫測せざるを得ないような状態になつているわけでございます。ただしかしながら、そうだからと申しまして、たとえば當然に支拂うべき政府
○愛知政府委員 ただいまの點につきましては、實は率直に申しまして、私どもの間でもいろいろ議論のあつた點でございます。ただしかしながら、現在の日本銀行は、現在の状況においてはガバメント・エーゼンシーというような、政府機關として國會その他に對して直接責任をとり得ざる立場にあると思いますし、また大藏大臣として、ほとんど全權を委任してしまうというようなかつこうになりますことは、現在の行政組織なりその他の法律關係
○愛知政府委員 お答えいたします。この法律案におきましては、ただいま御指摘のような問題があると思うのであります、そこで補足的にこの立案の趣旨と經過等を申し上げたいと思うのでありますが。まず第一に金利一般の政策といつたようなものにつきましては、大藏大臣としてあくまで責任をとらなければならぬ問題だと考えるわけでございます。第二には、この法律案の第一條にもございますように、ここで金利と言つておりまするのは
○政府委員(愛知揆一君) 只今のお尋にお答えいたしますが、只今御指摘の通り、現在の状況におきましては、私は率直に申上げまするが、補填の途はございません。で、これは……ただ併しここで一言附加えて置きたいと思いまするのは、本件に限りませず、實は預金部といたしましては相當多額の保證債或いは外地債を持つておりますので、これは別途當國會におきましても御審議をお願いいたしまして御議決頂いておりまする預金部の損失補償
○愛知政府委員 經濟力集中排除法と金融機關との關係でございますが、金融機關もこの法律の適用の範圍内にはいるということは當然と思うのでありまするけれども、御承知のごとく金融機關の公共性ということ、それから一切の經濟信用組織の基礎になつております點等から考えまして、ただいまのところ未だ具體的に、いかなる態樣でこれが適用されるかということについては、全然きまつておらないような關係でございます。それからただいまお
○政府委員(愛知揆一君) 第二十五條の五の規定によりまして、株主に対して未拂込株金の拂込をなすべき旨を催告しなければならないという規定のところに括弧書きが株主の下にございまして、その括弧書きの後段に外國に住所を有する指定時株主を除く、ということになつておりまするので、その時に外國に住所を有する場合におきましては催告をしないということになるわけでございます。
○政府委員(愛知揆一君) この点は主として適用があると思いますのは、農業会その他の組合の場合が主なる適用の対象になると思うのであります。ここに指定時の株主という言葉を使つてありますので、或いは誤解を招くと思うのでありますが、この法律におきまして株主と申しておりまするのは、農業会その他組合金融機関におきまする出資の場合をも含んでおりまするので、この指定時の株主が存在しない場合と言いまするのは、指定時の
○愛知政府委員 これは第二・四半期が二百七十三億程度でありますから、それに大體百四十億ずつといたしますると、二百八十億といたしまして、年百五、六十億という額になるのではないかと考えております。
○愛知政府委員 第四・四半期につきましては、まだはつきりした計畫が立ちかねておるのであります。大體において他の經濟状態に即して、激變がなければ、大體この程度以内ではなかろうかというふうに考えております。ただ念のため申し上げておきますが、第二・四半期に比べますと、百四十億という計畫は、かなり小さいものになりまして、それはなぜかと申しますと、第二・四半期では二百億ちよつとのわくをつくつておつたのでありますが
○愛知政府委員 先ほどお尋ねでございました資金關係のことについて御説明を申し上げたいと思います。第二・四半期末、すなわち九月末におきまするところの現状を申し上げます。まず貸出しについて申し上げますと、貸出しの殘高は、一般産業資金關係で二百五億二千五百萬圓、それから公團の關係の貸付殘高が六十八億三千七百萬圓、合計いたしまして二百七十三億六千二百萬圓、かようなことになるわけであります。おもなる融資先につきましては
○愛知政府委員 農業會の資産につきましては、金融機關再建整備法に基く整理を行うわけでございますので、その健全なものになりますものが農業協同組合の方に移られることを期待しているわけでございます。清算の原則はあくまでも金融機關再建整備法に基く整理をいたすことになるわけでございます。
○愛知政府委員 その點につきましては、實はやはり金融業務等につきましては、農業協同組合の連合會を主として考えてまいりたい。それにつきまして、とりあえずのところは、農林中金との關係を密接にいたしてまいるのが最も適當な方策ではあるまいかと考えておるわけでございます。なおその點につきまして、お尋ねの範圍をそれるかもしれませんが、農林中金につきましては、ただいま新勘定増資をしまして、直接に農業協同組合、少くとも
○愛知政府委員 ただいまの問題につきまして、私ども事務當局で考えておりますところを御説明いたしたいと思います。農業協同組合法につきましては、實は率直に申し上げますると、ただいまお話の通り組織法でございまして、しかも非常に自主的なつくり方をされておりますために、一面金融業務から申しますると必ずしも十分な規定が織込まれておらぬということは、組織法の立場におきましても言えることではなかろうかと思うのでございます
○政府委員(愛知揆一君) 趣旨は全く同じであります。あれは新勘定増資のことを規定しております。趣旨は同じことであります。
○政府委員(愛知揆一君) 金融機關再建整備法の一部改正法律案について逐條的に御説明いたしたいと思います。御參考のために只今謄寫板刷りのものをお手許に配付してございますのでありますが、それと法律案とお見較べの上お聽きを願えれば仕合せと存じます。 この改正の法律案は金融機關の再建整備をいたしまする最終の處理の段階に入りまして、株主に確定損を負擔させまする場合に、若し未拂込がありまする場合にその未拂込を
○愛知政府委員 その點につきましては、最終處理方法書というものが認可されるわけなのでありますが、その際に、いかようにしてこれを任意賣却するかということについては、行政的に相當の指導と申しますか、相談にあずかることができることになつておりますので、ただいまのところでは一應その點でいかにして適正な方法がとれるかということの相談にあずかると考えております。
○愛知政府委員 最後のお尋ねの點でございまするが、實は他の方法によつて賣却いたしまするのは、一般の原則にとつては非常に例外と考えるのでございまして、當該の金融機關等としては、當然できるだけ適正な價格で處分するようにいろいろの方法を講ずべきであると考えるのでございます。この法律の上では、それに對していかような基準によつてやれということまでは書いてないのでございますが、實行上適正にやりたいというように考
○愛知政府委員 金融機關再建整備法の一部を改正する法律案につきまして、逐條的に御説明いたしたいと存じます。まず條文にはいります前に、全體の構想をお話いたしたいと存ずるわけでございます。今囘の改正法律案は金融機關の再建整備に伴いまする未拂込資本金の徴收ということが問題になりまするので、その手續を規定いたしましたのがこの改正法律案の骨子でございます。そのほかに再建整備進行中に解散する金融機關がありまする
○政府委員(愛知揆一君) 陸軍共濟組合と預金部との關係につきまして、前囘に引續きまして今少し補足させて頂きたいと存じます。その内容につきましては、前囘にも會計檢査院事務總長その他からお答えがあつたのでございますが、何人が當時預金部資金を以てこれらの債券を購入したが、その衝に當つた者がどういう者であるかというお尋ねに對しまして、第一にお答えしたいと思います。預金部の資金につきましては、御承知の通り預金部資金運用委員會
○愛知政府委員 それではただいままでに大藏省がとりました措置のうちで、金融面に關すものを概略御報告いたします。前の機會にも申し上げていると思いますが、今囘の災害に對しまする國費の負擔すべきものは現在豫算化の措置がとられているわけであります。また一部は府縣の負擔になるものもあるはずでありますが、これらもまだ最終的にはきまつておらぬものが大部分であります。しかるに災害の復舊は一刻もゆるがせにすることができませんので
○政府委員(愛知揆一君) 只今のお話は非常に廣汎に亘つておりますので、一つずつ簡單に事務当局としての所見を申上げたいと思います。先ず第一に勧業銀行、それから農工銀行のお話があつたわけでありまして、從來の如く都道府縣と地域的の標準においての金融を考えるようにというお話が第一点かと思うのでありますが、これは私共も方針においては賛成と申しますよりも、そういふ積りで漸次考えて行きたいと思つておる次第であります
○政府委員(愛知揆一君) その点は、同時にという言葉は理想的に考られておりますが、一條、三條ははつきりこの政令案にございますように、公布の日からこれを施行することになつておりますので、私の氣持といたしましては、全部揃えて施行することにいたしたいのでございますが……。
○政府委員(愛知揆一君) 只今の委員長のお尋ねに対しましては、お配りいたしました政令案の要網にもございます通り、法律案第一條に関係いたしまする部分、それから第三條で、第一條を準用しておりまする規定は、公布の日からこれを施行することに相成ります。それから第二條はお尋ねのごとくすでに前囘の議会を通過しておりまする法律の施行が、実は只今議題になつております本法律案と非常に密接な関係、と申しまするよりも、一体
○政府委員(愛知揆一君) 前囘資料が間に合いませんでお手許に配付することができませんでありましたが、大体前囘のときに御説明いたしました通りの要網案でございまするので、格別附加えまして御説明申上げる点はないかと思いますが、尚御質疑等がございましたらお答えいたしたいと思います。
○政府委員(愛知揆一君) その正確なる調査は、實は御案内の通りに指定時におきまするところの、例えば直接融通先の債務の全部なり一部にいたしましても、昨年の八月十一日を指定時といたしまして、その後評價基準の決まりましたのは、極めて最近のことでございますので、正確なる數字はちよつと只今のところ判明いたしておりません。ただ御質問に直接のお答えになるかどうか分りませんが、前の議會で御協贊を得ました大藏省預金部等損失特別處理法
○政府委員(愛知揆一君) 預金部資金運用委員會は官制によつて決まつておりまして、その構成員は、會長が大藏大臣になつております。委員は當然の委員と内閣で任命する委員と、二通りございまして、官制上當然になりまする委員は大藏政務次官、大藏次官、日本銀行總裁、この三人が當然の委員となります。それから内閣で任命いたしまする者は、關係各省の次官、會計檢査院次長及び學識經驗ある者、こういう範圍で内閣で任命することになつております
○政府委員(愛知揆一君) それでは議題になつております法律案の逐條的な御説明を申上げます。 第一條につきましては、ここに書いてありまする條文は比較的簡單でございまして、さして詳細に御説明申上げる點も實はないようでございますが、字句的に申上げますると、第一條の「特殊の事由」という表現がございます。「特殊の事由に因り、」と申しますることは、預金部資金の融通を受けました者が、經濟の急激な變動だとか、その
○愛知政府委員 ただいまの問題についてお答えいたしますが、ただいま政務次官から答辯いたしましたように、ただいまのところ金額については正確にわかりませんが、實は一昨日から大藏省からも財政關係、金融關係の係官も現場に派遣いたしております。これも一部歸つてまいりましての報告もございますが、ほとんど状況においてはちよつと補足することができないような状況であります。從つて私どもの事務的な考えで現在まで考えておりましたところでは
○愛知政府委員 ただいまの法制局の御答辯で御了承願つたと思うわけでありますが、なお財政的な面から見ますると、豫算的な措置を經るわけです。その際に十分に御論議願いたいと思います。先ほど私のことばのうちに、一般の流動する通念として把握できるということを申したのであります。その一般の通念というものは、國會議員の方々がこれを十分に把握しておられると思うので、私はあくまでも國會の決定というものを重んじていくというように
○愛知政府委員 お手もとに配付してございます政令について御説明を申し上げます。議題になつておりまする法律案は、大藏省預金部等の債權の條件變更等に關する法律案でございますが、そのうちの法律案の第一條につきましては、政令に規定しておるものはございません。 第二條につきまして、大體政令案になつておりますのは、第二條を中心にするものでございますが、その第一點は、政令の要綱案のうちの第一の規定してある分でございまして