1994-02-21 第129回国会 衆議院 予算委員会 第2号
○愛知国務大臣 平成七年度の予算は、御承知のとおり八月いっぱいに概算要求を出して、それをもとにして予算編成の作業が進められるわけでございまして、この私的諮問委員会がどういう結論を、夏までにということでも、概算要求のときにそれを間に合わせるということは実際問題としてかなり難しいかなという感じを抱いております。 総理がおっしゃるように何らかの形で反映させる、その方法につきましては、その方法を検討させていただきたいと
○愛知国務大臣 平成七年度の予算は、御承知のとおり八月いっぱいに概算要求を出して、それをもとにして予算編成の作業が進められるわけでございまして、この私的諮問委員会がどういう結論を、夏までにということでも、概算要求のときにそれを間に合わせるということは実際問題としてかなり難しいかなという感じを抱いております。 総理がおっしゃるように何らかの形で反映させる、その方法につきましては、その方法を検討させていただきたいと
○国務大臣(愛知和男君) 先般、中西長官の突然の辞任を受けまして防衛庁長官を拝命いたしました愛知和男でございます。岡部委員長を初め、委員各位に謹んでごあいさつを申し上げます。 国内外の諸情勢が激動しているこの時期に、我が国の防衛という国家存立の基本にかかわる崇高な任務に携わることとなり、その使命と責任の重大さを痛感している次第でございます。 私は、我が国の平和と独立を守り、国の安全を保ち、さらには
○国務大臣(愛知和男君) 基本的に委員御指摘のとおりでございまして、日本の防衛力の整備というのは、やはり今の国際状況をよく踏まえて、また過去の経緯も踏まえまして、長期的な視野、視点に立って取り組んでいかなきゃなりませんので、基本的に前の内閣の方針を継承していきたい、そういう視点に立って来年度の予算の編成にも当たりたい、このように考えております。
○国務大臣(愛知和男君) 防衛計画の大綱の見直しの問題につきましては、先ほど総理からお話がございましたとおり、これを決められましたのは一九七六年、もう二十年近く前の話であり、そのときの国際情勢は東西対決でございましたが、その後すっかり変わった、そういうことで見直す必要が出てきたということで見直し作業をしようということでございます。 しかし、東西対決はなくなりましたけれども、特にアジアの状況からいいますと
○国務大臣(愛知和男君) 申しわけありません。 防衛庁は装備局の管理課調達補給室長、この人物が四月ごろ指名されていると聞いております。
○国務大臣(愛知和男君) きょう夕方議員総会が開かれますのでそこで羽田党首からの報告を聞かせていただいて正式に決めるということになると思いますが、私の個人的なことを申し上げさせていただければ、外交交渉、特にマルチの交渉というのは大変複雑な面がございまして、バイの交渉は交渉で大変難しい面もございますが一対一でやるわけですからまだやりやすい面もあるわけですが、今度は百国を超える国々の間での交渉でございますから
○愛知国務大臣 カンボジアから帰ってまいりました隊員からの感想として、そういうことがあったということは承知いたしております。確かに隊員の心理的負担が非常に大きかったということはそのとおりだと思います。 具体的な方策につきましては今後十分検討されるべき課題だ、このように考えております。
○愛知国務大臣 カンボジアでのPKO活動は初めての経験でございまして、全体としては大変うまくやれた、また、国民の御支持も得られたと思っておりますが、何しろ初めての経験でございますので、反省点あるいは検討に値する点があったことも事実でございます。 この間、国会に政府として提出をしました報告書にも述べでございますが、これから具体的な事項につきましては検討してまいりまして、それを踏まえて、次のさらなる国連平和維持活動
○愛知国務大臣 最近の景気の状況が、ちょうど株価が非常に大幅に下落をいたしましたし、雇用情勢も非常に悪いという数字が出ました。 御承知のとおり、有効求人倍率〇・六七、完全失業率が二・七、ここ三カ月ばかり引き続き上がった、そういう事態を踏まえまして、私ども与党としましても政府と一体となって景気対策を講じなければいけない、こういうことで、景気対策にはいろいろと具体的な内容もございますが、国民の心理に明
○愛知和男君 私は、新生党・改革連合を代表し、連立与党各党の御了承を得て、本日、今国会に提出された補正予算に関連し、現下の緊急課題である景気対策を初め内外の重要課題について、細川総理並びに関係閣僚に質問いたします。 細川政権誕生以来、百日余りが過ぎましたが、我々の目の前にはもはや猶予を許されない、決断を求められている課題が余りにも多いことを日々実感するものであります。それにつけても、一日も早く政治改革
○愛知委員 今それぞれ各党から御決意を伺いましたが、これは委員長にもお伺いしなければならない話だと思うのでございますが、委員長の御決意といいましょうかお考えをひとつ伺わせていただきたいと思います。
○愛知委員 それぞれから御決意をお伺いいたしました。塩川先生は歴史に名を残すというようなところまでは思っていないというお話もちょっとございましたが、しかし、これは本当に歴史に名が残るようなことだと思うんです。政治家としてこういうタイミングにこの政治の場で活躍できる、あるいはこの問題に責任者の一人として取り組んでおられる皆様方、本当に歴史に名を残すという気概を持ってぜひこれからもお願いをしたいと思うのです
○愛知委員 当委員会の審議も大変進んでまいりまして、もう八十時間ですか、そして地方公聴会、中央公聴会が終われば百時間を超えるということでございますが、今日まで、提案者の皆様方、あるいは委員会の運営に当たってこられた委員長、理事の皆様方、大変な御苦労だったと存じます。心からまずもって敬意を表させていただきます。 特に、提案者の皆様方におかれましては、それぞれ党において大変な御苦労をされてこられたわけで
○愛知国務大臣 視察をいつごろするかという御質問ですか。(長谷委員「そうです」と呼ぶ) 長官に就任いたしましてから、長良川河口堰問題に関する関係自治体の方々あるいは住民の方々、これは双方でございますが、賛成、反対双方の方々がいろいろお見えになりまして意見を聞かせていただいております。私も、これだけ話題になっているところでございますので、いずれ機会があれば訪問したいと思ってはおりますけれども、何分今日
○愛知国務大臣 北川前長官が月刊アサヒですか、この雑誌の中で体験談を語られた記事を拝見いたしましたけれども、個人的な御意見としていろいろお述べになることは、これはもちろん自由でございまして、これに対して一つ一つコメントを申し上げるようなことではないと思いますが、長良川の河口ぜきにつきましては、昨年十二月でございますが、実はまだ北川長官のときに、環境庁長官の見解というのをまとめられて、それに従って今日
○愛知国務大臣 お答えをいたします。 御指摘のアンケートの結果のうち、河口ぜきの建設事業の進め方あるいは治水上の安全性の問題につきましては、これは私ども環境庁ではなくて建設省の所管にかかわる事項でもございますので、環境庁長官としてのコメントはずべき立場にないと思っておりますが、ただ、これらのアンケートの結果や長官に就任して以来私に寄せられたいろいろな御意見、御要望から申しましても、建設促進を求める
○国務大臣(愛知和男君) 環境問題を解決するためには、現在の大量消費、大量廃棄型の社会を環境保全型に変えていくということが非常に大事でございまして、そういう意味で、この四月に成立をいたしましたいわゆるリサイクル法、そして今度の廃棄物処理法の改正案、これが成立いたしますといわゆる車の両輪となってこの社会を環境保全型に変えていく大きな推進力になるんではないかと思っておりますが、私ども環境庁の立場から、これらの
○国務大臣(愛知和男君) 我が国は、この二十年の公害対策の歴史を振り返ってみますと、環境と開発、これを両立させた貴重な実績を残した国であります。また、その過程の中で環境保全技術を初めとする数々の技術力を蓄積することができました。また人材を持つこともできました。また同時に、申し上げるまでもなく大きな経済力を有する国でもございます。こういったようなことを考えますと、地球環境保全に対する我が国の貢献が国際社会
○国務大臣(愛知和男君) ごみの問題は大変深刻なことでございますが、先ほど私どもの局長から御答弁申し上げましたように、環境庁といたしましてはまずできるだけごみが出ないようにする、それが私どものとりあえずの役割であろう。それからリサイクル法も成立をしていただきましたので、これがいよいよ十月の半ばごろから施行になる予定になっております。これなどがうまく機能いたしまして、できるだけごみの出ないような社会づくりに
○国務大臣(愛知和男君) 水俣病に関しましては、これは我が国の公害問題の原点であるという認識のもとに、環境庁としても一日も早く早期解決のために努力をしなければならない、こういう認識を持っております。現在、総合対策をつくり上げるべく中公審に答申を求め、その答申を近いうちにいただくことになっておりますが、来年度の予算でこの総合対策を打ち出して、このような行政措置において水俣病に対する早期解決を目指すことが
○愛知国務大臣 地球温暖化防止に関しまして、世界各国が協調して取り組むための法的な枠組みを設けることが極めて重要ではなかろうかと考えております。来年六月のいわゆるUNCEDにおきまして気候変動枠組み条約が締結されるように、引き続き世界各国の合意形成に積極的な役割を果たしてまいりたいと考えております。特に、炭酸ガスの排出抑制につきましては先進国が率先して取り組むことが何より重要でございまして、ちょうど
○愛知国務大臣 地球環境問題で我が国がリーダーシップをとるべきではないかという御指摘、私もまさにそのとおり思います。リーダーシップをとるべきであると同時に、またリーダーシップをとっていけるだけのいろいろな条件を我が国は持っている、このように思います。 その一つは、今委員が御指摘になりましたが、日本の文化的な背景などひもといてみますと、私もごく最近、ある出版社から出ました江戸時代の日本の社会の姿を書
○愛知国務大臣 私、環境庁長官に就任しましてから九ケ月目、後半に入っているわけでございますが、その中で、私なりに環境行政に取り組む中で感じております大きな点の一つが、まさに今簗瀬委員が御指摘のとおり、環境の問題というのはやはり突き詰めてまいりますと、文化とかあるいは歴史といったようなもの、あるいは人間の生き方、どういうふうに生きるべきか、あるいは環境と申しますか自然と申しましょうか、人間以外のものと
○愛知国務大臣 地球環境問題の解決につきましては、特に来年の六月に、御承知のとおりUNCEDと申しております、ブラジルで大きな会議がございますが、これをめぐってこの環境問題の財源をどうするかというのが国際的に大きな課題になっております。さまざまな提案などがなされているわけでございますが、まだ具体的にどういう方法が一番いいのかということは結論が出ておりませんけれども、それはそれといたしまして、財源問題
○国務大臣(愛知和男君) 御指摘のとおり、公害対策基本法制定当時とは環境をめぐる世の中が大変変わっておりますことはそのとおりでございまして、今日では、発生いたしました汚染の回復や防止という対症療法ではなくて、広く社会経済政策全般の中に環境保全施策を組み込むというより積極的な施策の展開が求められている、こういう認識でございます。 ただいま申し上げましたことは、二十一世紀に向けて我々に課されました大変重大
○国務大臣(愛知和男君) 世間でいろいろ話題になっております環境破壊、すべてこのリゾート法に基づいて、その中で破壊が行われているということではなくて、むしろこのリゾート法にかかわっている地域以外のところ、その周辺といいましょうか、以外のところでいろいろ起きている事象が話題になっているという部分が多いと聞いております。したがいまして、このリゾート法があるがゆえに環境が破壊されているということではなくて
○国務大臣(愛知和男君) 今局長から御答弁申し上げましたとおり、現在のところ、この法律によりまして十分環境保全という点から私どもの意向が反映されている、こういうふうに考えておりますが、しかし、環境が破壊をされてしまっては大変だということはもちろんそのとおりでございまして、その点につきましては十分今後とも注意を払っていきたい、このように思います。
○愛知国務大臣 今先生御指摘になりましたことは大変重要なことでございまして、具体的に割りばしの問題あるいは水田の問題等々、お触れになりました。私も、水田の点から申しますと、宮城県でもございますので、この農業の果たす自然環境を守るという環境の面での重要性というものは非常に認識をしているつもりでございまして、個人的にも機会をとらえてそのような話をいたしてまいっておりますが、その重要性を私どもとしても大いにまた
○愛知国務大臣 御指摘のとおり、ことしは環境庁ができまして二十年、その間いろいろな経緯がございました。今お褒めの言葉もございましたが、おかげさまで二十年、環境庁としても精いっぱいの努力をさせていただいてまいりまして、その役割を果たしてきたと思っております。ただし、反省をするところもいろいろございまして、この二十年間にまだ解決がつかない、残っている問題もあるわけでありまして、こういう問題にさらに力を入
○国務大臣(愛知和男君) 野生生物との共存関係、こういうことだと思うのでございまして、今までこういったような問題を正面から我々が認識し、あるいは取り上げていくような環境に必ずしもなかったように思うのでございますが、つい最近、環境庁といたしましても、環境と文化に関する懇談会と称しまして幅広い方々にお集まりをいただきまして、いろいろ御討議をいただき、ついせんだって提言をいただきました。その中でも、環境を
○国務大臣(愛知和男君) 私も基本的には今委員がお述べになりましたのと同じような認識でございます。いわゆる野生生物と申しますのは、我々人類にとりまして、地球という生態系の中でともに生きる共存者でありますし、我々の環境の状況を的確に示す指標でもありますし、そうして人類に多くの恵みを与えてくれる資源と申しましょうか、資源という言葉が適切かどうかわかりませんが、そういう意味合いもございます。決してこれを絶滅
○国務大臣(愛知和男君) ただいま議題となりました鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律の一部を改正する法律案について、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 我が国においては、鳥獣の保護繁殖を図るため、環境庁長官が定める狩猟鳥獣以外の鳥獣の捕獲を禁止するとともに、鳥獣保護区等を設定し当該区域における鳥獣の捕獲を禁止するほか、鳥獣保護事業を実施する等の措置を講じているところでありますが、特定の用具
○愛知国務大臣 かすみ網による密猟防止を徹底するには、国民の理解と協力が不可欠であるということは申し上げるまでもございません。そのために関係省庁、都道府県あるいは新聞、ラジオ、テレビ等のマスメディアの協力を積極的に得ていきたいと思っておりますが、同時にまた、今委員御指摘のとおり、かすみ網密猟防止強化月間、ことしも予定をしているわけでございますが、こういう機会を通じ、国民の啓発運動に積極的に取り組んでまいりたいと
○愛知国務大臣 委員の御指摘のとおりだと思いますので、通産省を初め関係省庁と十分協議をいたしまして、私どもも鋭意努力をさせていただきたいと思います。
○愛知国務大臣 ただいま議題となりました鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律の一部を改正する法律案について、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 我が国においては、鳥獣の保護繁殖を図るため、環境庁長官が定める狩猟鳥獣以外の鳥獣の捕獲を禁止するとともに、鳥獣保護区等を設定し当該区域における鳥獣の捕獲を禁止するほか、鳥獣保護事業を実施する等の措置を講じているところでありますが、特定の用具を使用した
○国務大臣(愛知和男君) 有害廃棄物の越境移動問題をどう認識しているかという御質問だと思いますが、近年アフリカや中南米諸国でヨーロッパやアメリカからの有害廃棄物の越境移動に伴う環境汚染事例が多発いたしましたことから、UNEPによりましてバーゼル条約が策定され、一九八九年三月に採択された、御承知のとおりでございます。 私どもも、この問題は地球規模で環境汚染を引き起こすおそれがある問題であるとともに、
○国務大臣(愛知和男君) 先生御指摘のとおり、一番基本的に大切なことはこの社会を環境保全型社会に変えるということでございまして、これは容易なことではないと思いますが、とにかく社会全体のこのあり方を変えていく、ライフスタイルを変えていくということがどうしても必要であります。これは日本だけではなくて、世界で、やはりライフスタイルを変えていくという認識が世界じゅうに高まらなきゃならない。その中で、まず日本
○国務大臣(愛知和男君) 私どもといたしまして、いわゆる理念だけの法律をつくっても、この効果を考えた場合には、やはり今回のように事業所を所管している省庁と一緒になりました法律の方が実際の効果が上がるという判断もございまして、今度のようなこの法案で国会に出させていただいたわけでございます。この中で、基本方針を打ち立てるところに環境庁としての意思を十分反映することができると思っております。 また、今回