1948-12-11 第4回国会 衆議院 予算委員会 第9号
○後藤委員 はなはだ首相の御答弁は私は不親切であると思います。單に質問者に対して不親切であるということでなしに、國会に臨む政府の態度として、あるいは総選挙に臨まんとする政府側の態度といたしまして、はなはだ私は立憲的でないと思うのであります。これがいわゆる今日の民自党に対する國民非難の最も代表的なものになつたのだろうと考えておるのであります。さらに私のお伺いいたしたいのは、ただいま新聞紙上等を通じてうかがわれますところの
○後藤委員 はなはだ首相の御答弁は私は不親切であると思います。單に質問者に対して不親切であるということでなしに、國会に臨む政府の態度として、あるいは総選挙に臨まんとする政府側の態度といたしまして、はなはだ私は立憲的でないと思うのであります。これがいわゆる今日の民自党に対する國民非難の最も代表的なものになつたのだろうと考えておるのであります。さらに私のお伺いいたしたいのは、ただいま新聞紙上等を通じてうかがわれますところの
○後藤委員 この点につきまして、私は首相の見解を非常に遺憾とするのであります。なぜならば、漫然と信を問うということであつては、いやしくも多額の國帑を費し、多くの國民に迷惑をかけて総選挙を断行するには値しないと思うのであります。ことに在野時代に掲げられましたる具体的な五つの公約がございます。これらが法律案でもつていたしまするもの、あるいは政令をもつていたしまするもの、いずれもその一端といえども國会に提出
○後藤委員 私は吉田総理にお伺いをいたしたいのでありますが、これは一部本会議でも行われた質問で、重複するようでありまするけれども、総理の答弁がきわめて抽象的でございましたから、重ねてこの機会の冐頭にまず伺いたいのであります。 吉田総理は本会議におきまして、解散に対する見解を披瀝されたのでありまするけれども、これは現在の吉田内閣が少数党内閣であるから信を國民に問うための選挙である、かように申し述べられておるのであります
○後藤委員 私は農相のただいまの御見解に対していささか失望を感ぜざるを得ないのであります。政府が一括して輸入いたしたり、あるいは日本の農業を保護するために関税措置を行うことはきわめて消極的であり、日本の経済力を國際水準より落す措置以外にないのであります。かような措置は私は断じて日本の農業政策として、とつては相ならぬと思うのであります。少くとも日本の農業規模に適應するがごとき多角経営をもつて世界の食糧價格
○後藤委員 私の質問要旨と御答弁が食違つておるのであります。自由貿易が行われるようになり、わが國の経済力をもつて食糧が輸入できるあかつきにおきましての國際的農産物價格と、わが國の生産費によるところの農産物價格との平衡であります。農村恐慌については今日すでに一部の識者によつて唱えられておるのでありますが、この点に関する御見解を伺つておるのであります。
○後藤委員 私は日本の農政問題若干について農相の意見をこの機会に伺いたいと思うのであります。 まず最初に伺いたいのは、わが國の経済が漸次再建されて参りまして、貿易が再開されるあかつきにおきましては、少くとも日本の経済力をもつて、食糧の輸入を自力をもつて行い得る段階に、一日もすみやかに到達することをわれわれは念願せざるを得ないのであります。かようなことを私どもは一日もすみやかに念願するとともに、日本
○後藤委員 私はこ。法案は將來の理想としては賛成であります。しかし現状に即して調整の必要があるのではなかろうかと考えます。すなわち審議会と評議員会との関係は、先ほど一松委員の申されだように、また高津委員や久保委員の御意見でもわかりますように、調整の必要があると思う。
○後藤委員 大体大臣の御答弁を了承するのでありますが、さらに地方財政の主管者でありますところの野溝國務大臣が、閣内において強力に御主張願いたいと考えます点は、たとえて申しますと、政府は今回物資の割当に関する手数料等の徴収に関する法律案を提出しておるのであります。これを見ますと、政府が割当をする生産資材に対して、申請一件に対して五十円の手数料と、配給いたしますものと價格に感じまして、その総額に対して一
○後藤委員 私はこの機会に電気、ガスの消費税と入場税に関しまして、野溝國務大臣の御所見を伺いたいと思うのであります。今回設定されておりますところの電氣、ガス消費税の中で、二十一品目に対しては税を課さないということになつておるのでありますが、この点について私の考え方は、この課税をしない範困を撤廃して、全部に課税をされたい、こういう考え方であります。その理由といたしまするところは、私が伺つておりますところにおいては
○後藤悦治君 当局に重ねてこの機会に請願の趣旨を敷衍しておきたいと思うのであります。御承知のように、尼崎警察が存じまする地点と、伊丹市の裁判所、檢事局のあります地帶とは、隣接都市なのでありますが、それらの施設から施設へは、約三里の距離があるのであります。この三里の距離が、実は電車等の交通機関がございません。それがために隣接の伊丹の檢事局へ尼崎警察から連行したします場合には、尼崎市からわざわざ阪神電車
○後藤悦治君 本請願の趣旨を私から申し述べまして、政府の御所信を併せて伺いたいと思うのであります。 本請願の趣旨は、御承知のように、尼崎市は今日二十数万の人口を有しておりまして、全國の都市の順位においても、十番ないし十一番と称せられている状態なのであります。しかるに尼崎市には裁判所がないのであります。檢事局の拘置所もないのでありまして、もつぱら旧い慣習によりまして、昔郡役所があつた時代からの傳統をもちもして
○後藤委員 大臣はこの点に関しては御所管外でありますが、閣僚の一人としてこういう結論だけ聽いていただいて次の項目に移りたいと思います。その結論は千八百円ベースは十一月黒字説で破れましたが、とにもかくにもその期間支え得た。年末に至つて二・八の補給金も呑まざるを得ない状態だつた。本年の三千七百円ベースはそれから百十倍、百二十倍の安定帶物資はすでに出発当初からその矛盾を指摘されておる。昨年の千八百円ベース
○後藤委員 大臣がお見えになりましたから以下私が行いまする質問につきましては、大臣の御答弁を得れば仕合せだと存ずるのであります。客観的に見ますと、今や三千七百円ベースとこの新價格体系が出発をせんとする今日、すでに労働攻勢の段階にはいつておるのでありまして、わが國においておそらく本月中ないし八月中には労働攻勢が熾烈になつて——百十倍、百二十倍の比率による新物價と三千七百円ベースというものは適合せざるものである
○後藤委員 総合行政企画をやられる安本当局に、この機会に二、三伺つてみたいと思います。今日の國が行いまする施策につきましては、賃金ベース並びに物價、國家財政、課税、一連の有機性をもつておることは周知の事実でありまするが、この中の物價の面から見ました御見解を安本当局に伺つてみたいと思うのであります。昨年の千八百円ベースの設定が、すなわち賃金と物價の惡循環をそこで打切ろうという一つの試みであつたのであります
○後藤委員 いま少しく詳論いたしたいのでありますが、時間の関係がございますから、取引高税はこの程度にいたしまして、税制改革の点をいま一点伺いたいのであります。ただ質問を取引高税においては一應打切りますが、ただいま大藏大臣の御答弁の中で、誤謬のある点だけを一、二指摘しておきたいのであります。少くとも化粧品のごとく一つの容器にはいつて、卸、小賣あるいは中間等の段階のあるものは、さような形態をとられるのでありますけれども
○後藤委員 税制改革と取引高税に関して、総論的に大藏大臣と安本長官にこの機会に伺いたいと思うのであります。取引税は新聞等で御承知の通り、與党、野党をあげて全部が惡税であると断定を下しておりまして、まさに撤回の運命に逢着せんとしておるのであります。私はこの取引高税を惡税と断定する者の一人でございます。何となればただいま細川委員からの御質疑に対する御答弁の中にありましたごとく、わが國の経済の金額面における
○後藤委員 この機会に大藏大臣に所見を伺いたいのであります。税制改革と取引高税の創設と、この二点について伺いたいのであります。
○後藤委員 御懇切なる御回答ありがとうございました。 そこでもう一言だけ伺つておきたいのでありますが、結局私が申しましたのは、今日わが國では指定生産資材の制度をとつておりまして、まず重要指定生産資材は、チケツトによつて必要なものにのみ配給しておるのであります。ところが物價改訂になりますと、たとえば六十五倍の倍率が百十倍になり、從來百という資金で工場操作が可能であつたものが、たとえば石炭を買うにしても
○後藤委員 私少し遅れて参りましたので、御意見の全貌については、うかがい知ることができなかつたのでありますが、結論的に今要約されました点で、大体の御趣旨のほどはうかがえると思うのであります。日銀側の意見といたしましても、軍公の利拂いが金融業界から見て適切でないという結論に達せられたということは、私といたしましてもしごく同感なのであります。なおそれに関連いたしまして、利拂いに相当する額を日銀が融資するかどうかについて
○後藤(悦)委員 本案に対しまして質疑を打切られることには異議ございません。同時にこの際討論を省略されまして、ただちに採決にはいられんことを望みます。右動議を提出いたします。
○後藤悦治君 私は、この機会に、全國的に一大センセーシヨンを起しました今回の神戸並びに大阪におきまする朝鮮人騒擾事件に対する政府の所信を伺いたいと思うのであります。 今回は、終戰後初めて進駐軍司令部から非常事態の宣言をされるというような、まことに日鮮兩民族のために悲しむべき事態を惹起したのでございますが、これは私がいまさら申し上げるまでもなく、すでに皆様方は、新聞に渉外局発表が出ておりまするから、
○後藤委員 私は遅刻をいたしましたから、すでにお話が出たかもわからないと思うのでありますけれども、大体今行われました質疑者と同意見なのでありまして、この際特に事務当局に申し上げておきたいと思うのであります。一体から申しまして、タバコの値上げはすでに本委員会において私どもが承認をしたのであるから、今さらこれの不評に対してとかく言うことは、本委員会において決定をしておきながら文句をつけておるような形になるのでありまするけれども
○後藤委員 本案は從來も慣例的に行われて來たのでありまして、新たに明文化された法立案として提示されただけでありまして、いまさら討論の余地はないと思います。從つて私から討論省略の動議を提出いたします。
○後藤委員 それではさらに、昨今問題を起しておりますところの事業所得の更正決定について、お伺いしたいと思うのであります。ただいま勤労所得税についての御見解を伺つたのでありますが、このことは事業所得におきましても、法人所得におきましても、まつたく同様であります。私の見解をもつていたしますならば、今日の赤字会社は別といたしましても、黒字会社におきましては、おそらく何らかの経理技術によつて課税を免がれようとしている
○後藤委員 それでは、数字的にはただいま御答弁がないといたしましても、能率給を採用すると同時に、累進課税的な現行税法の増産意欲を阻害しているような方向へもつていかない、こういうような新たなる観点に立つた勤労所得税の改正をお考えになつておられるものと推察してよろしゆうございますか。
○後藤委員 私は本案に大体賛成でありますが、本案を承認するに際しまして、二、三本案並びに本案に関連いたしまする税体系について、いささか所管大臣の御意見を承りたいのであります。 本案によりますと、給與審議会の答申に基いて、政府は二千九百二十円ベースをのむということを声明されまして、本案の上程と相成つたのでありまするが、新芦田内閣の方針といたしまして、能率給の採用を政策協定においてもうたつておられるのでありますが
○後藤委員 その話は予算委員会の理事会で私ども一應聽いているけれども、今官房長官が説明されました通り、すでに中労委の裁定を政府が呑んで、一月の給與審議会の結果をまつて一月から支給すると、政府的には前内閣ですでに決定してしまつて、事務的の支拂いという時に來ておるので、これだけは今の労働攻勢の形からいつても、二十日に支給できるように御協力願いたいと思う。あとのものは私はごもつともだと思うのです。
○後藤委員 私最近阪神間方面の工場の團体関係の懇談会に出たのでありますが、おそらく昨年の秋ころからは、鉄その他の傾斜生産方面にもない。はたして勤労者に対する職域特配は行われておるのかどうかというような質問を受けたことがありますが、その際にも、たとえば供出用の報奨物資であるとか、あるいは炭鉱向けであるとかいうような重点方面のみにまわされて、一般産業界にはまわつてこないという点に対して、産業界では相当疑問
○後藤委員 この機会にお伺いしておきたいのでありますが、最近のタバコ値上げ以來、職域配給がはたして從來通り行われておるかどうかという点でありますが、その数量なり、現に職域配給、つまり労務者配給等でありますが、これらの実情について、御説明願いたいと思います。
○後藤委員 大体妥当な要望だと思います。しかしやはりハウス・メンバーが多数で政治をやつていく場合には、必ずしも少数團体のようなわけには行きがたい事情があつて、やむを得ない場合も生ずることと思いますが、なるべくそういうようなことを参酌して運営をする、こういうふうにして聽き置きでいいではないかと思います。
○後藤委員 趣旨はよくわかるが、字句をいま少しわかりやすくして、説明を聽かないで、読んだだけでわかるようにしてもらいたいものです。
○後藤委員 私は民主党を代表いたしまして、本案に賛成するものでございますが、一言この機会に賛成の理由について申し述べておきたいのであります。少くとも本法案が提出をされますということは、すでに千八百円ベースが、いわゆる和田長官の説明にありました十一月黒字説は完全に覆えされた。こういうことを実証しておるものでございます。すなわちここに千八百円ベースを基準といたしまするところの新物價体系、これに基きまする
○後藤委員 時間がありませんから、簡單に結論だけ申し上げます。要するに私の質問は、本法の外形にとらわれた一律の適用は、あくまでも排さなければならぬ。本法の精神はあくまで履むべし。しかし實情に副つた運用をされたい。從つてこれが反證については十分の留意をされたい。この點についての明快なる御答辯を得て、私の質問を打切りたいと思います。
○後藤委員 ただいま私が質問いたした要旨は、いわゆる本法に規定いたしますところの出資金の合計が三割または一千萬圓を超えるという規定について、いたずらに形式にとらわれて實際の運用を誤つて、ために經濟界の機能にまで悪影響を及ぼしてはならないという老婆心から申し上げたのでございますが、ただいま大藏大臣の御答辯によりまして、大體了承をしたのでございますが、なおここに確答を得ておきたいと思うのであります。それは
○後藤委員 本法のねらいといたしますところは、從來財閥の行使してまいりました封建的な人的支配關係を排除せんとするにあることは間違いないのであります。しかし他面、本法實施の結果が經濟界に、いたずらなる影響を與えるときには、非常に憂慮にたえざる點があるのでございまして、その運用については、あくまでもその目的に合致する限度に限られまして、不必要な範圍に及ぼされざることを、特に當局において愼重を期していただきたいと
○後藤委員 公述人に伺いたいと思います。ただいまの入場税に關する業者としての御意見をいろいろ伺つたのでございます。私午前中の際にも發言をしておいたのでありますが、私どもの本日の公聽會において最も伺いたいと思うことは、いわゆる陳情的な御意見でなく、建設的な御意見竝びに最もと肯き得る妥當な御批判を伺いたいと考えておつたのでございまして、少くとも議員はこれを國家財政、當面追加豫算の關係からいたしまして、どう
○後藤委員 この機會に委員長に議事進行上希望しておきたいのでありますが、われわれこの公聽會をもちますことは、もつぱら今國會に提出されております所得税法の一部を改正する等の法律案竝びに非戰災者特別税法案についての一般の意見を聞きたいためであります。ところがややもいたしますると、論理が飛躍してただいま伺つておりますると、電燈が消えなければこの案を鵜呑みにしたらよいというようなことですが、私どもは少くともかような