1964-01-30 第46回国会 参議院 運輸委員会 第2号
○政府委員(広瀬真一君) お手元に「東海道本線鶴見・横浜間における運転事故に関する特別監査報告書」、やや厚いものと、それからこれを要約しました二、三枚の薄いものがございますが、時間の関係もございますので、要旨について報告をいたします。 鶴見事故が起きまして、昨年の十一月十一日付で運輸大臣から事故の原因の究明につきまして特別監査を行なうように監査委員会に対して命令を出しまして、これに基づきまして、監査委員会
○政府委員(広瀬真一君) お手元に「東海道本線鶴見・横浜間における運転事故に関する特別監査報告書」、やや厚いものと、それからこれを要約しました二、三枚の薄いものがございますが、時間の関係もございますので、要旨について報告をいたします。 鶴見事故が起きまして、昨年の十一月十一日付で運輸大臣から事故の原因の究明につきまして特別監査を行なうように監査委員会に対して命令を出しまして、これに基づきまして、監査委員会
○説明員(広瀬真一君) ただいま大臣からお答えしましたように、各私鉄の最高首脳部に対しましては、大臣から総括的な強い要請をいたしまして、そのあとで私がさらに補足説明をいたしました。その内容は、今回の国鉄のような事故というものは、特に私鉄のうちでも大きな私鉄で、大都市付近におきまして、非常に列車回数の高い、また多くのお客を運んでおります私鉄につきましては、やはりそれと同じような事故の起きる、何といいますか
○説明員(広瀬真一君) 第一枚の表でございますが、一番右の上のほうを見ていただきますと、要するに外からの関係で起きました事故の合計が、三十五年度国鉄におきましては一万四百八十六件、それから私鉄は一万一千八百七件、合計で二万二千二百九十三件でございまして、そのすぐ右のほうにございます運転事故総件数——これは国鉄は一万八千三十件、私鉄は二万五百八十八件、したがいまして、国鉄について申し上げますと、一万八千三十件
○説明員(広瀬真一君) 前の委員会で御要求のありました資料につきまして御説明をいたします。 最近三カ年——三十五年度から三十七年度——間における鉄道側に起因しない運転事故の件数表というのがございます。 事故の原因につきましては、踏切障害、これは踏切道上におきまして列車または車両と人と車等とが衝撃をしたものでございます。 それから、その次の欄の列車妨害、これは、列車の運転に関連いたしまして、置き
○説明員(広瀬真一君) 鶴見事故に関連いたしまして運輸省といたしましてとりました措置について御報告申し上げますが、運輸省といたしましては、十一日、国鉄の監査委員会の委員長あてに、本事故の原因を究明するように特別監査命令を発しました。この命令に基づきまして、監査委員会のほうでは、現在すでに三回ほどの調査を、国鉄の内部に設けられました鶴見事故技術調査委員会と並行して調査を開始いたしております。このたびの
○広瀬(眞)政府委員 お手元に配付してございます報告書はかなり大部のものでございますので、その概要につきまして私から御報告を申し上げます。 第一に、工事費の不足額につきまして、所要工事費は三千八百億円、現在の計画額二千九百二十六億円に対しまして八百七十四億円の不足額でございますが、この点は国鉄総裁からの報告と合致しております。 第二に、このよって来たる原因につきましては、第一に当初の計画が過少であったこと
○広瀬(眞)政府委員 鉄道敷設法の別表にありまして、建設線なり予定線なり、それで取り上げられておる臨海鉄道というものは、たてまえとしてはこの公団が建設してまいるということになると思いますが、実際の問題といたしましては、ただいま大臣、政務次官からお答えがございましたように、あるいは工期の関係であるとかあるいは採算の関係、資金の調達というようなことから、その一部あるいはその先というようなものは、今度新しくできた
○広瀬(眞)政府委員 先ほど大臣と政務次官からお答えしたと同様でございますが、従来から、鉄道建設審議会におきましては、他の交通機関との関連も十分に調整しながら、御審議を願っておるのが実情でございます。特にこの一、二年間は、他の交通機関の中でも道路輸送、自動車輸送との関連を十分に御審議願っておりまして、自動車輸送と鉄道輸送の限界点というものを一応頭に置きながら、なおこのほか地理的条件もございます、そういった
○広瀬(眞)政府委員 ただいまの政務次官のお答えで大要は尽きておりますが、こまかい点を若干補足させていただきますと、本年度は確かに公団発足の時期でございまして、政府出資は五億円、それからほかに運用部資金の借り入れが五億ございますが、第四条の第四項で、政府及び日本国有鉄道は、必要があると認めるときは予算で定める金額の範囲内で公団に追加出資ができるというふうになっておりまして、将来は追加出資というものを
○広瀬(眞)政府委員 国鉄の経理のあり方でございますが、国鉄全体としていろいろ一般改良あるいは新幹線というものを予算でははっきり一応のめどを立てておりますが、やはり年度の途中におきまして、いろいろ災害あるいは元来予算が非常に窮屈に組まれておりますために、全体から見まして、いままである程度の流用をやってきたというのが実情でございます。そこで、新線建設というものはきわめて重要でございますが、現在の国鉄の
○広瀬(眞)政府委員 二十七年度から申し上げますと、二十七年度は、予算額は二十五億でございましたが、決算額は、概数で申し上げますと、二十一億円でございます。二十八年度は、予算額は、これも概数で申し上げますが、約七十億でございまして、決算額は約六十七億でございます。二十九年度が予算額が約二十九億で決算額が三十四億、三十年度は予算額が三十億で決算額は約二十六億、三十一年度が予算額五十五億に対しまして決算額
○広瀬(真)政府委員 法律の二十三条に、公団は政令で定めるところによりまして、国鉄に対して鉄道施設を有償あるいは無償で貸し付け、あるいは譲渡するというふうになっておりまして、この貸し付けの場合の有償、無償ということが非常に問題でございますが、国鉄の経理内容等も十分勘案してこれは考えてまいりたい。なお、国鉄が譲渡を受け、あるいは貸し付けを受けました線路を営業してまいるわけでございますが、建設線は概して
○広瀬(真)政府委員 いま先生の御指摘のように、本年度の予算では政府の出資が五億、それから国鉄の出資が建設費の額で七十五億ということになっておりまして、確かにこれでは建設審議会の建議でお考えになっておる新線建設を今後積極的にやっていくという額には不十分であるということは申せるわけでございますが、今年度の予算におきましては、政府の財政規模全体の関係からこのようなことになったわけでございまして、今後の問題
○広瀬(真)政府委員 ただいま大臣から申し上げましたように、従来国鉄の新線建設というものは、国鉄がみずから行なっておったわけでございますが、いま先生が御指摘のように、建設審議会の建議もございまして、国鉄は現在五ヵ年計画その他非常に大きな仕事をかかえておりまして、はっきり申し上げてなかなか新線建設までは手が回りにくい、財源の関係もございますが、そういったことがございまして、責任体制をはっきりさせるために
○広瀬(真)政府委員 大都市の鉄道の踏切の除去という問題は非常に大きな問題でございまして、これは列車回数も非常に多いわけでございますし、また道路の交通量も非常に多いということで、事故を起こすと非常に大きな結果を起こしやすいわけでございます。特に踏切の数の多い鉄道につきましては、たとえば国有鉄道の線路では中央線と、私鉄では京浜急行というものが非常に数多い踏切があるわけでございまして、踏切警報機では十分
○広瀬(真)政府委員 南武線の事故の直後に、運輸省におきましては特にああいった事故を起こす一番危険のある複線の電車区間の四種踏切というものを、従来の指定基準を改めまして早急に整備させるということを考えまして、その個所は大体国鉄におきまして三千二百カ所、私鉄におきましては大体三千カ所、合計六千二百カ所程度考えられますので、これらのものを国鉄におきましては昭和四十年度まで、私鉄は四十二年度までに整備をするということを
○広瀬(真)政府委員 ただいま国鉄側の説明がございましたが、これにつけ加えまして、私鉄の分も含めて御説明いたしますと、大体同じような傾向でございます。私鉄におきましても三十七年度を三十六年度に比較いたしますと、件数において百七十六件、死者の数において十五人減、負傷者は逆に十六人ふえておりますが、こういった数字でございまして、大体国鉄と軌を一にしておるということが言えると思います。 この原因につきましては
○広瀬(真)政府委員 ただいま細田先生から、港湾計画はマッチした総合的な交通体系というようなお話がございました。特に最近臨海工業地帯の開発がどんどん進んでおります。また近くは、新産都市の指定というような問題も起きてまいりました。率直に申し上げまして、従来運輸省の欠陥と申しますか。海陸の総合的な交通体系というものが、やや抜かっておるのではないかというような反省もいたしておりましたが、このたび皆さま方の
○広瀬(真)政府委員 国鉄に対する利子相当額の補助の法律は時限立法で五年になっておりますが、これは私どもとしては慎重に前向きでなるべく考えたいというふうに存じております。
○広瀬(真)政府委員 ただいま細田先生からお尋ねの本法律案を提出するに至った動機となりますものは、いまお話がございましたように、直接の動機は三十七年の五月三十一日の建設審議会の建議でございます。これまでも新線建設の問題は、政府部内におきましても、また鉄道建設審議会におきましても非常に真剣に討議をし、また御検討いただいてまいったわけでございますが、その経過におきましては、全額政府で出資したらどうか、あるいは
○広瀬説明員 法に従って処断するかどうかという問題は、十分に慎重に検討いたしたいと思います。 なお、そういうけしからぬ行為をしたからというお話でございますが、本省でいま審査中でございまして、十分慎重に審査をいたしておる段階でございます。
○広瀬説明員 名古屋の陸運局長から文書で工事中止命令を出しまして、これに従いまして会社のほうは工事を中止したということでございます。現在は工事を中止しておるという段階でございます。
○広瀬説明員 免許申請は名古屋の陸運局に提出されまして、陸運局の手元にしばらくございまして、ごく最近本省に上がってまいりました。ただいま鉄道監督局において審査中でございます。
○政府委員(広瀬真一君) 臨時鉄道法制調査会を設置する理由といたしましては、現在の鉄道営業法というものは明治三十三年に制定されまして、非常に古い法律でございまして、現在の法律の格好からいいまして、旅客、荷主あるいは鉄道事業者、こういった者に対する権利、義務といった事項が広範に命令に委任されているというようなことで、現在の法体系に合わないという問題が多々ございますので、たとえば、こういった鉄道営業法というものを
○広瀬(真)政府委員 運輸省といたしましては、ただいま田口先生のおっしゃったように、長期的な見通しのもとに、交通網の整備ということを努力しておるわけでございます。 具体的に申し上げますと、東京の地下鉄、高速鉄道網の建設というものは、ある一定の将来の輸送量の伸びというものを想定いたしまして、これに見合うように各路線の設定あるいは各路線における輸送力の設定というものを計画しておるわけでございます。これに
○広瀬(真)政府委員 ただいま申し上げましたように、交通関係の閣僚懇談会のメンバーとして運輸大臣が入りまして、それで警察方面と密接な連絡をとりながら、いかにして全体としての交通の能率を上げようかということを考えておるわけでございまして、そういう面から、ただいま申し上げましたように、車種別、時間別規制というようなことを現在実施しておるわけでございます。
○広瀬(真)政府委員 お答えいたします。 大都市、特に東京、大阪附近の中心の路面交通の混雑というものは、だんだんひどくなって参っております。この根本対策といたしましては、何と申しましても、地下鉄を中心とします高速鉄道網を急速に整備いたしまして、なるべく路面交通というもの、特に人の面の路面交通というものをこれに吸収して参りまして、路面交通と高速鉄道を総合的にそれぞれの分野において威力を発揮していこうというのが
○廣瀬(真)政府委員 まだはっきりしたことは申しかねますが、運輸省自体で調査するよりも、部外の適切な機関を利用した方がいいと考えておりまして、はっきりきまったおけではございませんが、運輸調査局というものがございまして、公益法人でございます。これがそういった調査をするのに最も適すると考えておりますので、委託調査という格好をとっております。
○廣瀬(真)政府委員 これまた卒直に申し上げますが、実は予算の折衝過程におきまして、皆さん御存じのように、たとえば大都市周辺の路面交通というものが非常に混雑しております。これの解決策といたしまして、トラック、バスのターミナルの建設ということを真剣に考えておりましたら、諸般の事情で、本年度の予算案にはこれが尚早というようなことで入らない格好になりましたので、三十八年度は新しい問題といたしまして、路面交通
○廣瀬(真)政府委員 まず予算の関係でございますが、従来運輸省の統計調査は各局に分散されておりまして、従いまして、予算も私ども非常に不十分であるというふうに考えまして、機構と関連いたしまして、若干予算の増をお願いをしております。概括的に申し上げまして、三十八年度予算では調査予算が、大まかな数字でございますが、約七千万円認められております。このうち、新設の統計調査部へは約六千万円が移しかえられることになっております
○広瀬(真)政府委員 私は本部員でありませんで、私のところの課長が出ておりますが、本部では、特に私鉄の除雪費の関係あるいは融資の関係というものが出ておりましたが、運輸省からは、自動車を含めまして問題は提起しておりますが、来週また本部の会議がございますので、そこに具体的な運輸省の考え方というものを提起したいと考えております。
○広瀬(真)政府委員 ただいまおっしゃること、まことにごもっともでございまして、今回の雪害におきましても、現地の対策本部で知事が中心になりましてそれぞれ順位を考えておる次第でございます。まず第一に国鉄の幹線、これは申すまでもないことでございますが、その次、私鉄あるいは国鉄の支線というものは、現地で国鉄当局と打ち合わせをいたしまして、たとえば私鉄につきましても、重要な交通路につきましては、国鉄に従事しておりました
○政府委員(広瀬真一君) 運輸省からお答えしますが、政府の対策本部では、今までのところ緊急の雪害に対する手段というものをやっておりまして、これにはもちろん輸送というものも入っておりますが、先ほど来河野先生おっしゃっておりますように、これから輸送はしばらくいたしまして完全に回復いたしますが、これからの回復輸送というものは非常に重要な問題だと思います。したがいまして、これにつきましては、何といいますか、
○政府委員(広瀬真一君) 政府のほうの雪害対策本部を受けまして、運輸省の中に、官房が中心になりまして、関係局、これには国有鉄道も入れまして、雪害の対策あるいは輸送の対策というものを推進しております。
○広瀬(真)政府委員 第四十三回国会に提出予定の法案について御説明申し上げます。 まず第一が運輸省設置法の一部を改正する法律案でありまして、これは一月二十六日に付託になっておりまして、衆議院先議ということになっております。 次の三件は海運関係でありまして、海運業の再建整備に関する臨時措置法案であります。これは近々二月上旬閣議決定の予定でございます。 それからその次は外航船舶建造融資利子補給及び
○広瀬(真)政府委員 ちょっと今のところ……。これは至急調べて委員長に御報告いたします。 なお、現在は新潟の方に行かれる場合には磐越西線で参れますし、それから富山方面は、高山線を経由すると、時間はかかりますが、参れます。
○広瀬(真)政府委員 運輸省関係の御報告をいたします。 お手元に「北陸地方の積雪と鉄道その他の状況」という資料がございますから、これに基づきまして御報告をいたします。この資料は昨日の十七時現在でございます。 最初に気象状況を書いてございますが、これは後ほど気象庁から詳しく御報告申し上げますので、省略をいたします。 四ページをあけていただきますと、鉄道の概況がございますが、これも国鉄の当局者が参
○政府委員(広瀬真一君) 国鉄の予算につきましては、確かに国鉄の原案要求よりは下回わった政府予算になっておりますが、政府といたしましては、国鉄の収入状況、あるいは一般的に政府から財政融資等でできます分を十分勘案いたしまして、できるだけのことはいたしたつもりでおります。 なお、国鉄の原案には、確かに要求には満たないものもございますが、私どもとしては、できるだけの努力をいたしまして、何とか所期の目的が
○政府委員(広瀬真一君) 国鉄のほうは、積雪の状況、作業の状況を把握いたしまして、逐次要請をいたしました。当時要請しました状況下では、あの程度の人員を必要としておったわけでございます。その後、先ほども報告がございましたように、さらに増員を要請しているという状況でございます。
○政府委員(広瀬真一君) 運輸省の官房長でございますが、運輸省関係全般にわたりまして簡単に御報告いたしまして、後ほど国鉄の理事から、国鉄関係につきまして、やや詳細に御報告いたします。 資料は、「北陸地方の積雪と鉄道の状況」という資料がございますが、お手元にございますか……。それでは順を追って御説明をいたします。 まず第一に、気象状況でございますが、これは、今気象庁から御報告がございましたので省略
○広瀬説明員 私は先ほど申しましたような議論を申しておりまして、消費者物価をなるべく押えるという点もございますし、ハイヤー、タクシー事業の現状も十分承知しておるつもりでございますから、そのような発言は絶対にいたしておりません。
○広瀬説明員 石油審議会には私が運輸省として専門委員に入っております。それで私は審議会の小委員会に出席しておりましたが、大体議論になりました論点は、ただいま成田課長が申された通りでございまして、運輸省の立場といたしましては、石油業界全体の建て直しという大原則には賛成せざるを得ない。それで問題点は今課長から申されましたように、結局議論としては国際的な水準に近づけるという話がございました。運輸省の立場といたしましては