1978-05-09 第84回国会 参議院 地方行政委員会 第12号
○参考人(平野和男君) 緊急電話につきましては、現在御存じのように路側にあります電話は、ガードレールの外側についておりますので非常に使いにくいと思います。ただ、パーキングエリアとかサービスエリアにも非常電話を設置してございますので、できればそういう電話を御利用いただきたい。路側の方はちょっとなかなか改造は無理かと思います、という現状でございます。
○参考人(平野和男君) 緊急電話につきましては、現在御存じのように路側にあります電話は、ガードレールの外側についておりますので非常に使いにくいと思います。ただ、パーキングエリアとかサービスエリアにも非常電話を設置してございますので、できればそういう電話を御利用いただきたい。路側の方はちょっとなかなか改造は無理かと思います、という現状でございます。
○参考人(平野和男君) 現に名神高速道路の大津のサービスエリア、それから東名の足柄のサービスエリア、これについては改造を終えまして、その他についても利用状況その他を勘案をいたしまして逐次改造していきたい、そのように考えております。
○参考人(平野和男君) お答えをいたします。 高速道路のサービスエリアにおける身障者用の施設についてお尋ねでございますが、現在全国で約二千二百キロの高速道路、これに約五十キロ置きにサービスエリアがございます。現在四十カ所のサービスエリアがございますが、そのうち八カ所このような身障者のための車いす用車路それから身障者用のトイレ、さらにはそれらの位置の表示、誘導のための標識等を設置をしております。
○平野参考人 お答えをいたします。 高速道路の落下物の処理についてお尋ねでございますが、道路公団といたしましていろいろな方法でこの排除をやっております。 まず一番目には、定期的な路面清掃、落下物の排除等の作業を毎日、これは交通量に応じて一回ないし二回行っております。 それから二番目に、交通管理のための交通管理隊というものがございますが、これが一日に十回以上道路を巡回パトロールをいたしております
○参考人(平野和男君) ただいま東名高速道路を中心にした耐震性というお尋ねでございますが、道路局長からお答えいたしましたように、結論的に申しますと、関東大震災級の地震に対しても十分耐え得るというぐあいに考えております。 もうちょっと詳しく申し上げますと、橋梁、高架等について申し上げますと、いろいろ過去の経験から設計の震度というものを定めております。特に地震に強いような型式を使うこと、それから高い橋脚等
○平野参考人 お答えいたします。 高速道路の冬期間における維持管理体制ということについてのお尋ねでございますが、御指摘のとおり昨年の冬非常な豪雪でございまして、現在供用しております北陸自動車道においても、いろいろな原因がございましたのですが数回閉鎖がございました。その教訓を生かしまして、ことしの冬いろいろ新たな対策等も講じまして、その結果、ことしは一回の閉鎖もございませんでした。 御指摘の今回新
○参考人(平野和男君) お答えをいたします。 東伊豆有料道路につきましては、昭和六十一年の六月三十日まで有料道路として償還をするということになっております。ちなみに、五十二年度当初のまだ償還していない額、これが約六十五億円ございます。ただ、今回の災害で防災対策等の費用がかかりますが、償還期限には影響がございません。予定どおり六十一年に償還することになると思います。
○参考人(平野和男君) 私どもの管理しております東伊豆道路の今回の被災個所は三十一カ所でございます。そのうち、伊豆急行と近接していると思われるところが二カ所ばかりございます。ただ、いまのところ私どもの道路の原因で伊豆急に被害があったかどうかということは、まだ申し出もございませんし、明確ではございません。ただ、私どもの道路復旧するに当たりまして、伊豆急と近接している個所につきましては、相互にいろいろ関連
○平野参考人 今回の災害の復旧工法につきましては、いま先生の御指摘のありましたように、将来の防災対策を含めた抜本的な工法を検討いたしたいと考えてあります。これから個々の個所につきましていろいろ調査をいたしまして、状況に応じた、最も適応した工法をとるわけでございますが、今回非常に貴重な経験を得ましたので、その経験を生かしまして、具体的には個々のケースによっていろいろ工法が違ってまいると思いますが、お話
○平野参考人 東伊豆道路の防災対策につきましては、この道路の供用開始以来、ああいう地形でもございますので、防災対策には十分意を用いまして落石の防止網、防止さく、コンクリートの擁壁吹きつけ等、いろいろの防災対策を逐次危険個所について実施をしております。現在までに使いました防災対策の費用は、およそ四十億円であります。実はこの道路ができました当初の建設費が四十億足らずでございまして、それに匹敵するような費用
○平野参考人 お答えをいたします。 東伊豆道路、国道百三十五号線でございますが、これの復旧の見通しということでございますが、一月十四日の地震で、東伊豆道路は延長三十七キロの中で約三十一カ所の被害がございました。鋭意応急復旧に着手をいたしまして、一月の十七日には一応緊急車両を全面的に通すというぐあいにしてございますが、一般車両への開放につきましては、昨日、一月の三十日の午前七時から伊東市の八幡野から
○参考人(平野和男君) 道路公団の高速道路につきましては、震災対策といたしまして橋梁の下部工の補強、それからけたの連結、それからのり面対策等を含めまして五十二年度、今年度約三十億円、それから次年度以降五カ年計画で約百三十二億円の震災対策を考えております。
○平野参考人 低周波騒音と健康との関連については、いままでも話が出ましたように、現在のところその因果関係というものが全くわかっておりません。それで、その辺の解明をしていただくのは、道路公団としてはちょっと手に余るということで、国なり県なり、その筋の権威のある機関で実態調査をしていただいて、学術的に解明されるのを待ちたい、その辺の因果関係がはっきりすれば道路公団としてもいろいろ対策なりその他を考えていくというような
○平野参考人 低周波の対策ということでございますが、先ほど来お話が出ましたように、この発生機構というものがまだ完全にわかっておりません。ただ、この西名阪道路の場合、橋梁から出るであろうということははっきりしております。したがいまして、どこからそれが出るかということがわかりませんので、どこをどういうぐあいに直したらいいかということも非常にむずかしいところでございます。 そこで、現在、さしあたって当面
○平野参考人 お答えをいたします。 ただいま先生からお話のございました西名阪道路香芝高架における低周波の問題につきましては、昭和四十九年の十二月に地元の地区の方々から道路公団に対して申し出がございました。道路公団といたしましても奈良県の公害課の方等と協力をいたしまして実態の調査をいたしました。その結果、一応低周波振動として五ヘルツぐらいで八十五デシベルというようなものが判明をいたしております。
○平野参考人 お答えをいたします。 高速道路の雪氷体制といたしましては、私ども雪氷基地を設けまして、そこに除雪車、薬剤の散布車等、必要な機械を配置して必要な都度、除雪並びに凍結防止剤の散布を行っているわけでございますが、ちなみに、現在この区間に配置をしております除雪機械の台数は約四十七台でございます。今回の豪雪の経験にかんがみまして、今後一層そういう除雪作業の充実を図りたいと思っております。さらに
○平野参考人 お答えをいたします。 高速道路の雪氷対策につきましては、いま、おっしゃられましたような道路構造の面と道路管理体制、両面がございます。道路構造の面につきまして、われわれ、いろいろ配慮をしているわけでございますが、北陸自動車道で具体的にやっております事項といたしましては、たとえば排雪作業を円滑にするために、路肩の方に雪をためます堆雪のための余裕幅を確保しております。さらに中央分離帯の構造等
○参考人(平野和男君) お答え申し上げます。 先ほど松永先生にもお答えいたしましたのですが、白田地区でのり面崩壊を起こしまして、それの流出土砂が海岸線に堆積をしております。これの利用につきまして特に道路側としてそれを駐車場その他に使うということは地形上非常に困難ではなかろうかということで関係方面と現在相談をしているところでございます。 それから、道路公団として護岸工事をしたらどうかというお尋ねでございますが
○参考人(平野和男君) もう一つ、白田地区の堆積の土砂につきましては、先生方も現地をごらんいただきましたように、山から崩れてきました土砂が海中に現在堆積をしております。これの対策につきまして、現在いろいろ考えておりますが、たとえば道路の駐車場あるいは緑地というようなものに利用ができないだろうかということでございますが、現在のあそこの地形でございますと、道路が大分高いところにございまして、鉄道がまた下
○参考人(平野和男君) 先生のお尋ねの道路の余裕幅の問題でございますが、おっしゃいますとおり、道路ののり面の上の余裕幅については、現在いろいろお金の問題その他がございまして、大体一メートルぐらいということでやっております。ただ、特にのりの危険なような個所、そういうところについては、必要に応じて余裕幅をもっととるというようなことも現在行っております。それから、公団が管理しておりますのり面の上ののり面、