1955-07-15 第22回国会 衆議院 予算委員会 第31号
○平野委員 文部行政に関する範囲内においての答弁である、そういうことならば了解いたしますが、あなたの真意は誤まり伝えられておるのであります。六月二十四日の朝日新聞によりますと、「余剰農産物は今年限り、松村文相答弁」こういう見出しのもとに、あなたは「「余剰農産物協定は今年限りのものと考えている」と述べた。すでに高碕経審長官は明年も同協定を結びたいとの意向を表明している折柄、文相のこの答弁は、政府部内に
○平野委員 文部行政に関する範囲内においての答弁である、そういうことならば了解いたしますが、あなたの真意は誤まり伝えられておるのであります。六月二十四日の朝日新聞によりますと、「余剰農産物は今年限り、松村文相答弁」こういう見出しのもとに、あなたは「「余剰農産物協定は今年限りのものと考えている」と述べた。すでに高碕経審長官は明年も同協定を結びたいとの意向を表明している折柄、文相のこの答弁は、政府部内に
○平野委員 それは非常におかしな御答弁なんです。実は私はあなたにはあまりお尋ねをしようというつもりはなかったのですけれども、そういう御答弁ではさらに追求してお尋ねせざるを得ません。と申しますることは、文部省としてはそうでしょう。文部省は毎年毎年もらって、それで学校給食をやるわけですから、来年来なければ来ないでいいわけですが、あなたは文部大臣であるばかりでなしに、国務大臣として政府全体についての責任を
○平野委員 私は自由党を代表いたしまして、本日は本委員会の議題となっておりまする余剰農産物資金融通特別会計を中心として若干の質問をなさんとするものであります。 実はこの特別会計をめぐりまして政府部内において意見の相違と申しますか、非常な食い違いがあるように思われるのであります。すでにこの特別会計の基礎をなしておりまする余剰農産物受け入れの協定が国会に承認を求められたわけで、その際各委員会におきましてそれぞれ
○平野三郎君 私は、ただいま議題となりました昭和三十年度特別会計予算補正(特第1号)につきまして、自由党を代表し、希望意見を付して賛成の意を表するものであります。 本特別会計は、さきに政府が国会に承認を求めた余剰農産物受け入れに関する日米協定に基くものでありまして、当時わが党としては十分に意見を述べたところでありますから、本日はごく簡単でとどめたいと存じます。 アメリカにおいては大量の余剰農産物
○平野三郎君 本案の第五条でございまするが、提案者といたしましては久保田委員のお説の通り考えておりまして、養蜂を振興する上におきましては、農薬の使用ということについてはある程度そういう点を考慮していくことが必要ではないか、こういう趣旨におきまして本案を提出いたしておるわけでございまして、本案によりまするならば、農林大臣がそういう被害を与えるおそれがあると認めるときに必要な措置ができるというだけのことでございまするから
○平野三郎君 提案者といたしましては久保田委員と全く同感でございますので、皆様の御意見によってしかるべくお取り計らいをお願いしたいと思います。
○平野三郎君 久保田委員の該博なる御知識によりまする貴重なる御意見につきましては、深く敬意を表し、まことにごもっともの御意見と存ずる次第でございます。お尋ねの点は、ハナみつ及びみつろうの増産をはかるということよりも、農作物の花粉受精の効率化に資するということの方が大切ではないか、順序が逆ではないか、こういうお話でありますが、提案者といたしましては、お説の通り、農作物等の花粉受精ということに重点を置いておるわけでございます
○衆議院議員(平野三郎君) ただいま議題と相なりました養ほう振興法案につきまして提案理由を御説明申し上げます。 ミツバチが生産いたしまするハチみつ及びみつろうの生産額は年間数億円に上りまして、その用途は、ハチみつにありましては、食用、薬用、化粧用、工業用に、またみつろうは電気絶縁用、薬用等すこぶる広範囲多岐にわたっておりますが、このことのほかに、ミツバチが農業上に果しております役割として、集みつ活動
○平野三郎君 ただいま議題と相なりました養ほう振興法案につき提案理由を御説明申し上げます。 ミツバチが生産いたしまするハチみつ及びみつろうの生産額は年間十数億円に上り、その用途は、ハチみつにありましては、食用、薬用、化粧用、工業用に、またみつろうは電気絶縁用、薬用算すこぶる広汎多岐にわたっておりますが、このことのほかにミツバチが農業上に果しております役割として、集みつ活動に伴いまする農作物の結実効果
○平野委員 それは当然のことですよ。何も政府が案を持たずしていかがいたしたらよろしいか、そんなばかなことはない。従って審議会が、すみやかに政府案を決定して、それを参考資料として審議会に出せ、それをするまでは審議会は審議をしない、休会するんだ、こういうことになったわけなんです。要するに政府に対し顔を洗って出直せ、卒直に申しますと、こういうことであります。あなたは六月十五日にはきめるんだということを言明
○平野委員 政府が何ら案を示さずして諮問する、こういうことであったようでありますが、それならば、それに対する審議会の答申というものはどういうふうになりましたか。
○平野委員 本日は予算の実施状況に関する件を議題として本委員会が開かれたわけでありますが、当面予算と重大なる関係を持ちまする米価の問題、これがどうきめられるかということは、今や全国民が注視いたしておるところでありますが、この問題に対する政府の態度がきわめて不明確でありますので、私は自由党を代表いたしまして、ここに本問題に関して政府の所信をお尋ねいたしたいのであります。 まず政府は、先般本年産米の集荷
○平野委員 実はあなたの御意見というものはもうよく承知しておるわけです。これはこういう席では言えないかもしれませんが、わかっておるわけなんです。それが言えないということは非常におかしいですけれども、あなたのお立場上その点は了承いたします。ただ、その点に自信があるかないか、その点だけでけっこうですが、かりにそういう場合においては、今までたびたびあなたから御陳情も受けておりますが、自信がないと言われたことも
○平野委員 あなたはまるで政府のようなことをおっしゃいますけれども、今回はあなたは予約集荷制度の重大な責任の立場にあるわけなんです。すでに全販連としては一万二千四百円ということを要望もしておられるわけであります。だから、この段階でデリケートだとおっしゃいますけれども、責任者たるあなたとしては、万一全販連の要望しないような価格で責任を負わされた場合はこうであるということを、はっきりおっしゃることは、これはちっとも
○平野委員 関連して……。大へんお忙しいところを恐縮でございますが、ごく簡単に石井さんに二点だけお尋ねを申し上げたいのでありますが、かりに政府が今の予算米価を値上げをするといたしましても、二百円とか三百円という程度のごく小幅に値上げした米価でもってこの集荷制度を強行する、そういうふうに決定した場合は、どういうことになりますか、その点あなたのお見通しをちょっと伺いたいと思います。
○平野委員 今あなたは納得し得る理由があれば生産者価格を上げてもよい、こういう御答弁ですが、納得し得る条件ということについて、他の委員諸君がお話がありますから、また私は後ほどあらためてこの納得し得る条件ということについてお尋ねいたしたい。ただここで一点だけお尋ねしたいことは、かりに納得し得る条件があって生産者価格を上げた場合には、当然予算の修正ということに及んでくるわけですけれども、それをあなたは覚悟
○平野委員 消費者価格を上げるとすればというお話がございましたが、先般の予算委員会において政府は、消費者価格を上げないということをはっきり言明しておられるし、また政府の物価政策というものは上げていかないという基本方針でありますから、消費者価格を上げないということは、もう議論の余地のないことなんです。そうしますと、生産者価格を上げるか上げないかということでありまするが、本年度の予算において、九千七百三十九円
○平野委員 関連しましてごく簡単に大蔵大臣に所信をお伺いいたしたいと思います。それは今年度の米価の問題でありますが、これは単に米価にとどまらず、日本の物価体系全般に関する重大な問題でありまするから、財政の責任者である大蔵大臣としては確固たる御信念がおありのことと思うわけでございます。それで本年度の米価をきめるについては、日本の物価体系全般に通ずる基本の問題でありますから、あなたとしては、根本的にはどういう
○平野三郎君 私は、自由党を代表いたしまして、ただいま政府から提案せられました自作農維持創設資金融通法案に関しまして若干の質問をなさんとするものでございます。 河野農林大臣は、去る選挙中において、農地担保金融を大々的に推進をする、それがためには農地銀行を作るのだというふうな大みえを切られ、多年農村の懸案でありました農地担保金融に関し農民に多大の期待を与えられたのであります。われわれといたしましても
○平野分科員 ではよろしゅうございます。
○平野分科員 そういうことばかりでなしに、私が前段において御質問申し上げましたのは、一萬田大蔵大臣が与党に圧迫を加えておる、これはけしからぬことだと思うのです。あなたはおそらくそういうことはないというふうに私は思いますので、閣内におきましてああいうばかなことを言われぬように——今日二百億程度でもって妥結するというところになっておるのに、彼は総理のところに行って会談するとか、そういうふうなことまで言っておるということを
○平野分科員 お急ぎのようですが、関連質問を一つ……。親愛なる高碕さんにお尋ねしたいのでありますが、ただいま予算の問題について自由、民主両党の間において交渉が進行しておる。ところが仄聞いたしまするに、一萬田大蔵大臣がこれに対して反対をし、鳩山総理のところまでわざわざ行って、そういうようなことをされては困るというようなことで、与党たる民主党に圧迫を加えておるというような事実があることを聞いておるのであります
○平野委員 今御説明を承わりますと、中共だけでも本肥料年度が九万五千トン、さらに来肥料年度になれば二十万トンとかで、これはほとんど限りなき要求があるわけであります。また韓国においてもとりあえず五万トン、さらにビルマ、インドその他非常に需要が多いわけでございまするが、これらはやはり硫安の輸出の拡大をしなければできないことと思います。十日前後に肥料審議会をお開きになるということになっておりますれば、すでに
○平野委員 ただいまの帆足君の御質疑に関連いたしまして、ごく簡単にお尋ねを申し上げたいことがございます。それは硫安の輸出の問題でございまして、十日ごろに肥料審議会をお開きになるというお話でございましたので、それについてお尋ね申し上げるのでありますが、特に中共及び韓国から非常に引き合いが多いということでございまするが、中共、韓国の現在の引き合いの内容につきまして御説明を願いたいと思います。
○平野委員 まことに奇怪なる御答弁で、さらにその点は追及いたしますが、その前に別問題で一つお尋ねを申し上げておきたいことは、政府は消費者価格をいじる、消費者価格を値上げするというような御意思がありますかどうか、その点まずお尋ねいたしたい。
○平野委員 それでは私の質問に対する答弁になっておりません。あなたは予算通過後に払うのが妥当であるという今のお話でありましたが、その妥当であるという根拠を聞いておる。何ゆえに予算通過後に払うのが妥当であるのか、それじゃ答弁になっておりません。明確にお答えいただきたい。
○平野委員 ただいま政府の御報告によりますと、昨年産米の減収加算について玄米石当り百四十円支払う、それをきょう閣議決定せられたということはよく了承いたしました。 そこで少しお尋ねを申し上げたいのでありますが、まず第一に疑問に思いますことはこの支払いの時期であります。ただいま御説明によりますと予算通過後に支払う、こういうのでありますが、何ゆえに予算通過後に支払うというのでありますか、これは昨年におきましては
○平野委員 結局これはどれを削るということはできませんので、結局金融債を発行するということ以外には手がない。これは民主党の方に伺うことにして私はこれで終ります。
○平野委員 今の御答弁からいたしますれば、結局金融債の発行は反対である、一兆円は堅持するんだ、しかも食糧増産対策費と災害復旧費を削るということになると、今のあなたの御意見は他の費目を削って、そしてその方に重点的に配分する、こういうことになるわけなんですが、それは非常に困難だということでありますけれども、そういうことをあなたが勇敢におっしゃるならば、他の費目のどれを削ればいいのか。どれかを削らなければどっかをふやせないことになる
○平野委員 ちょっとお尋ねを申し上げたいと思います。 ただいま御意見を伺いましたが、そのうち第一点の御意見は一兆円予算は堅持すべきである、これはしりがすでに抜けておって意味をなさぬようなことであるけれども、しかし心理的な立場からいってやはりこの格好だけは維持すべきである、こういうのが一つの御意見でありました。もう一つは一部に伝えられるところの開銀債、あるいは輸出入銀行債を市中銀行に引き受けさせる。
○平野委員 この際動議を提出いたします。委員長の互選は、投票を用いずに、前田榮之助君を委員長に推薦いたしたいと思います。
○平野三郎君 各国務大臣の御答弁は、全部私には全く満足しがたいものであります。国民を欺くにもほどがあると言わなければなりません。しかし、時間がありませんから、すべては予算委員会に譲りまして、一言だけ河野農林大臣にお尋ねを申し上げます。 あなたは、今、愛知用水の分を加えればふえておる、こうおつしゃいましたが、ほんとうにそう思いますか。愛知用水というのは全然これはソースが違うのであって、これを加えれば
○平野三郎君 私は、自由党を代表いたしまして、政府の施政方針演説に対し若干の質問をなさんとするものであります。 すでに、わが党の太田正孝、田中伊三次両君から、財政、経済全般に関し、外交問題に関し、また政局安定の根本理念について、それぞれ質疑が行われたのであります。これに対する政府側の答弁は、全くしどろもどろ、都合の悪いことは顧みて他を言うという、すでに鳩山内閣に対する国民の信望は地を払うに至ったとの
○平野委員 五月一ぱい延ばすということ、それはけっこうですが、それは法律でできることになっておるわけであります。しかしながら三月十五日が申告の期限になっておりまして、三月十五日以後は、延びることは五月に延びますけれども、延滞利子をとるわけであります。それではあなたは五月まで延滞利子をとらないで、特にこの点については延ばして適当な措置をとる、こういう御意見ですか、その点もう一ぺん念のためお伺いいたします
○平野委員 ずいぶん驚き入った御答弁であると思います。この間本会議においても、これは社会党だけの立場で質問したのではない、各党を代表して、国会の多数の意思で、この不当なる課税ということについて質問をしておる。それに対してあなたの御答弁では、ただ調査してみるという一般的なお話だけである。あのときはおそらく、私も御答弁を聞いておりましたが、所得が増加しておるのだから、税金がふえるのは当りまえだというあなたの
○平野委員 関連質問ですからごく簡単にお尋ねしますが、過般の本会議におきまして、社会党の日野吉夫君から農業に対する不当課税の質問がございました。これに対して大蔵大臣からも答弁がありましたが、大蔵大臣としてこの問題についてその後どういう処置をとられたか、その点をまず伺いたいと思います。
○政府委員(平野三郎君) 松浦委員の御指摘につきましては、政府といたしましても全く同感に存じておるわけでございます。御審議を頂いておりまするこの法案につきましては、政府といたしましてはやはり確固たる被害の実態を掌握いたしまして、これに基いた的確なる予算措置をとるのが適当であるというふうに考えておるのでございます。ただ何分にも本日は会期の最後の日でありまして、農林省といたしましては、鋭意被害調査をいたしておりまするけれども
○政府委員(平野三郎君) まだきまつてはおりませんが、ほぼきまりかかつておるのですが、大体こんな茨城くらいまでのやつは入るわけです、四億五千万で……。
○政府委員(平野三郎君) 河野議員のお話は根本論としましては全く同感でございます。でき得べくんば速かにそういう方向に日本の政治機構全体を持つて行かなければならんと、かように考えておりますということは、塚田長官もお答え申上げた通り、政府全般の意見でございますが、併しながら今日の段階におきまして、直ちにそういうふうにするということもいろいろ困難な事情がありますので、従つてこの定員法の改正案も、誠に御指導
○平野政府委員 今の東北各地に起きました被害は、まだ公式には報告を受けておらぬわけでございますが、相当甚大なのではないかというふうに考えまして、農林省といたしましては、さつそく調査班を派遣するなりその他の方法をとりまして、的確な状況を確保するように努力いたしたいと思います。
○平野政府委員 ただいまの御指摘の通り緊縮予算の折からでございまするが、ただいま御提案になりました茨城県その他に起こりました農村の被害につきましては、この法律が成立いたしますならば、すでに成立を見ております四月、五月の法律と同様の措置を講ずるように最善の努力をいたしたいと思います。