1953-07-07 第16回国会 衆議院 農林委員会農業共済制度に関する小委員会 第3号
○平田説明員 疾病傷害共済事業が普及すれば、農家としては比較的任意に開業獣医師あるいは診療所の診療を受けやすくなる。特に今回は、一年の間に何回病気になつても、一回の共済金額の制限はあるが、何回でも診療を求め得ることになり、十分診療ができ得る態勢になる。そのために家畜の死亡は減つて来るであろうと期待しておるわけであります。今回の特例法案において、農家の負担軽減に資し得るかということになると、国の補助金額
○平田説明員 疾病傷害共済事業が普及すれば、農家としては比較的任意に開業獣医師あるいは診療所の診療を受けやすくなる。特に今回は、一年の間に何回病気になつても、一回の共済金額の制限はあるが、何回でも診療を求め得ることになり、十分診療ができ得る態勢になる。そのために家畜の死亡は減つて来るであろうと期待しておるわけであります。今回の特例法案において、農家の負担軽減に資し得るかということになると、国の補助金額
○平田説明員 死亡廃用共済と疾病傷害共済が現在別戸になつております。従つて現行制度の違いは、死亡廃用は組合が決議すれば義務加入制がとられる、ところが疾病傷害はまつたく自由になつております。従つて死亡廃用の加入率は相当あつても、疾病傷害の加入率は相当低い地帯がございます。ところがこれを実験する場合には一元化するので、死亡廃用に入れば当然疾病傷害にも入ることにならざるを得ない。その準備が第一であります。
○平田説明員 実験の対象となる組合は、従来家畜共済の引受けにおいて、死亡廃用共済、疾病傷害の共済が非常に普及しておる地帯と、昨年からやつておる共済のやり方として甲種、乙種に疾病傷害の考え方をしておつたのですが、それが円滑に行つておる地帯、その二つの地帯についてはできるだけ広範囲に組合の承認があればしておきたい。その他の疾病傷害の共済がさほど普及しておらぬ地帯においては、一ぺんに新しい制度に持つて行くことはいろいろ
○平田(操)説明員 本請願の要旨における改正事項を含む農業災害補償法の一部を改正する法律案を次回國会に提出するため準備中であります。