1954-12-06 第20回国会 衆議院 通商産業委員会 第4号
○平井参考人 関税政策はお話のように、国内資源と申しますか、国内の原油と同じ値段まで上げてもらうならば、国内原油は九千数百円いたします。外油は六千五百円くらいですから、国内原油と外泊との競争ができない。従って外油を九千百数円まで上げてもらえば外油との競争ができるから、五〇%上げなければそれには相ならぬけれども、私どもはただちに今五〇%を上げてほしい、こういうことを言っているのじゃない、こういうふうに
○平井参考人 関税政策はお話のように、国内資源と申しますか、国内の原油と同じ値段まで上げてもらうならば、国内原油は九千数百円いたします。外油は六千五百円くらいですから、国内原油と外泊との競争ができない。従って外油を九千百数円まで上げてもらえば外油との競争ができるから、五〇%上げなければそれには相ならぬけれども、私どもはただちに今五〇%を上げてほしい、こういうことを言っているのじゃない、こういうふうに
○平井参考人 帝国石油株式会社の平井でございます。本日は岡田常務がお呼び出しになっておったのでございますが、昨夜から発熱いたしまして、私かわりに参りました。 すでに御存じのごとく、わが国の石油鉱業は、全需要量から見ますときわめて貧弱でありまして、わずかに三十数万トンしか産出しておらないのであります。資源が貧弱であるのと地理的に恵まれないためにやむを得ずコストが高くなっておるのでございます。従いまして
○政府委員(平井平治君) お答えいたします。これは平和会議が済みまして、現地におきまして司令部のほうに証憑書類を、司令部と申しますか、現地の連合軍のほうに証憑書類を相当提出してございますので、これらがこの平和会議が済みまして、それらの資料が見せて頂くようになりますことを期待しております。そのほか只今でも当時の外地に勤務しておつた人たちのだんだん資料を集めまして、何とかしてこの外地の決算、それから臨時
○政府委員(平井平治君) お答えいたします。このもと臨時軍事費特別会計の歳入歳出系統でございますが、これに赤字が約二百億円ございます。これを一般会計に繰入れますというとそれだけ一般会計で赤字公債を出すか、さもなければほかの歳出を切るかしないというと整理ができないわけでございます。ところがそれだけではございませんので、日本銀行に戰時未整理勘定というものがございまして、それはだんだん減つて来ておりまするが
○政府委員(平井平治君) 只今お話がございました通りもと臨時軍事費特別会計所属の歳入歳出を当時の勅令によりまして、一般会計に繰入れて整理するということになつておりましたのですが、実際問題といたしますというと、もと臨時軍事費特別会計系統の赤字が只今約二百億円、そのほか戰時未整理のものが約二十億円、そのほか戰地におきまして軍事郵便所で貯金を預りまして内地に送つたものがこちらに来ておるかどうか判明しないものが
○説明員(平井平治君) お答え申上げます。物品のこの経理でございますが、金銭会計それから国有財産関係につきましては、まあ法律ができまして一応整備されておるのでありますが、物品会計につきましては、 〔理事仁田竹一君退席、理事カニエ邦彦君委員長席に着く〕 今のところ法律がございませんので、物品会計規則という規則によりまして取扱われておるのでありますが、物品会計規則は非常に昔のものでございまして、非常
○平井政府委員 私からお答えいたします。ただいま資料を持つておりませんので、具体的にどこが何件ということは申しかねますので、後日資料を差上げたいと存じますが、これはその当時、終戦処理費も大蔵省所管であつたし、国有財産の関係等、非常に広い範囲を取扱つておつたので、この計数が多くなつております。なかんずく終戦処理費が多いのではないか、かように考えておりますが、後刻資料を差上げたいと思います。
○平井政府委員 各省各庁という中には各府県は入りません。ただ最初の方の各省各庁という中には入りませんが、あとの方の補助金を交付する相手方に入りますので、監査ができることになつております。
○平井政府委員 四十六条の監査を、どういうように具体的にしているかということを申し上げたいと存じます。会計法の四十六条によりまするところの監査は、大蔵大臣が予算の執行の適正を期する上に、各省各庁の予算の会計事務を監査することができることになつておるのでございまして、ただいまやつておりまするものは、大蔵本省でやつておりまするが、各全国にありますところの財務局、府県にありますところの財務部、これを動員いたしまして
○平井政府委員 お答えいたします。予算の執行の適正化につきましては、大蔵大臣が国庫大臣として非常な関心を常に持つておるわけでございますが、なかんずく終戰以来、予算の執行が適正でない数が非常に多かつたのであります。最近もまだ減少というところには行つておらないのでありまして、昨年大蔵省では予算の執行の適正化という方針を決定いたしまして、予算の編成、予算の執行監査というようなことを、その方針に基いてやろうという
○政府委員(平井平治君) その点を、各省各庁で作つておる規定の中に棚卸しをするような規定があつたところもあると考えますが、只今はつきりいたしませんが、專売であるとか、造幣庁であるとか、企業特別会計と申しまするか、事業をやつておる特別会計では棚卸しをやつておるとはつきり記憶しておりますが、その他の各省各庁では棚卸しをやつておるところもあると思いますが、大体においてやつておらんように記憶いたしております
○政府委員(平井平治君) 各省各庁で物品会計の規定を作つておるのでありまするが、これを只今手許に持つて来ておりませんが、各省とも大体似た経理をやつて、今それを各省から頂きまして集めてございますから、後ほど差上げたいと存じます。
○政府委員(平井平治君) お答えいたします。現在の物品会計につきましては法令がよく整備されておらないのであります。財政法の九條に原則的な交換であるとか讓渡であるとか、そういうものについての原則的な規定がございまするほかに、まあ売買等の契約等につきましては合計法の契約によるところの規定があるわけでございますが、その他については法律がないのでございます。それで物品会計規則というものはございますが、この物品会計規則
○平井説明員 御質問のうちの大蔵省関係の認証制度についてお答えいたします。大蔵省が支出負担行為の認証をいたしておるようにお話になりましたが、財政法の規定によるところの認証は、これは各省が実施にあたつて認証をいたしておるので、大蔵省はそれの総括をいたしておりまするが、大蔵省が認証をいたしておるのではございません。多分支出負担行為の計画の証認のことを申されておると考えるのでありますが、大蔵省では予算が成立
○説明員(平井平治君) お答えいたします。昨年度から、大体その前までは大体の繰越の総額というものを見当づける評うな傾向を持つておつたのでありますが、昨年度からはもう来たものはその来た順序によつてどんどん承認をいたしております。
○説明員(平井平治君) お答えいたします。お話の通り書類は相当只今のところ複雑でございまするので、各財務部で審査に当りまして、全部の書類が揃わんというと、審査を始めないというようなことのないように、一部でも書類が出て来た部分については審査を始めて、若し書類が直ぐできないような場合には、後からでもよろしいということを、一部分については今でもやつておるわけであります。併し、この繰越を承認する上に必要な書類
○説明員(平井平治君) 最近、終戰直後以来でありますが、会計職員が新らしい人が非常に殖えましたので、それからそれらの事務が複雑になりましたので、そういう影響がありまして繰越につきましても事務が非常に渋滯いたしましております。それで繰越制度につきましては、どういうふうにしたらよろしいかということを検討して参つたのでありますが、制度そのものを動かすよりも……、制度そのものを動かすとか、改正するとか、そういう
○平井(平)政府委員 お話の点よくわかるのであります。役人が結局仕事がおそいというお話でありますが、私も決算をまとめ、予算の執行の方を見ておりますと、お言葉のようなことが感ぜられるのであります。役人が仕事がおそいというのは、一つは制度がスピード化されないようにできていると思うのであります。たとえば経理面におきましても、統制が民間のように、一つところで社長なら社長、重役なら重役がよろしいと言えば、すぐに
○平井(平)政府委員 公共事業費の見込みでございますが、公共事業費の資金が出るのは、工事が済んだ後、あるいは補助にいたしましても、私は去年よりもちろん早く出ると思いますが、相当遅れるのではないかと考えております。それは支出負担行為計画の承認が済みまして、各省が仕事が済んである程度まで進行したときでないと、金が実際には支払えないということになります。それから補助金にいたしましても、支出負担行為の承認をし
○平井(平)政府委員 昭和二十四年度、ただいまの年度の大体の金と計画との関係を、御参考までに申し上げてみたいと思います。公共事業費は六百二十六億が昭和二十四年度の予算でありますが、そのうち大体全額の六百二十億八千万円、九九%を支出負担行為契約してよろしいという承認を私の方でいたしております。そのうち実際に契約が済んだのが、全国から報告がまだ二月末までしか参つておりませんが、四百二十九億で六七%契約は
○平井参考人 私はちよつと皆さんと違うのでありますが、御参考までに申し上げておきます。検査院が決算を検査確定するということは、検査院その他から申し上げた通り、さように解釈いたしておりますが、国会が決算を議案とするという点に至りましては、検査院が決算を検査確定いたしましても、検査院も同じ行政府でありますから、行政府が検査確定したものを、国会が不当である、あるいは違法である、あるいは妥当であるという議決
○平井参考人 大分有益な御意見がございましたので、私事務的な決算をやつておる関係上、事務的な考え方を一応お話し申し上げたいと存じます。 なお、大蔵省が現在取扱つておる点と私の意見と一致しておる部面もございますが、私の申し上げるのは私個人の意見でありますから、あらかじめおことわり申し上げておきます。 憲法が改まりまして財政法ができ、民主的な財政処理ということになつたのでありますが、憲法の九十條に「
○平井(平)政府委員 特殊財産資金の歳入歳出決算に計上いたしました歳入の収入済額は、七千九百五十九万余円であります。歳出の支出済額は十四万八千余円であります。從つてこの会計の歳入歳出差引七千九百四十四万二千余円の剰余を生じたわけであります。この剰余金は特殊財産資金特別会計法の第九條によりまして、本資金に属する財産の減價償却に充てました九万六千余円を差引きいたしましたその残りの七千九百三十四万五千余円
○政府委員(平井平治君) 結局決算そのものは変りないのですが、調製する書類が非常に多くなつたわけであります。例えば予算科目にいたしましても、二十一年度までは大蔵省ですと大蔵省所管の一本でよかつたのが、今度は二十二年度から各部局別に予算が編成されておりますから、それを部局別に作らなければならん。それから予算が甲一號と二號に分れておりますから、その二つの方面から数字を出して行かなければならん、こういうような
○政府委員(平井平治君) はい。その通りでありまして、その原因は約二百億の赤字になつておるのですが、そのうち一時借入金をしておるものが七十億円でございます。それ以外の約百三十億円というものは、一般会計とかそれから各会計の余裕金を、國庫の余裕金を使つて泳いでおる関係であります。
○政府委員(平井平治君) 臨時軍事費特別会計は、昭和二十年度の決算と同時に國会の議決を頂いて、臨時軍事費特別會計としては一應済んだのでありますが、その後この会計を一應締切つたのでありますが、その後この特別会計の系統の歳入歳出が当時不明であつたものが段々分つて來たものが生じているわけであります。この関係は数字で申上げますと、臨時軍事費特別会計を締切つたときの剰余金が百七十九億八百九十三万五千八百八十六円
○平井政府委員 ただいま申し上げた詳しい数字は、総決算参照、昭和二十一年度歳入決算明細書、以下四本建に並んでおる書類でございますが、それの百九十七ページをごらんいただきまして、これの内容をなお御要求でしたらば、内訳をつくることにいたしたいと思います。
○平井政府委員 その合計額は一億六千八百二十余万円でありまして、合計いたしました百八十億七千七百余万円、これを前に申し上げました二百十五億八千五百余万円の金から差引きましたものが、三十五億八百余万円でありまして、これが昭和二十一年度末におけるところのこの臨軍関係の跡始末の赤字になつておつたわけであります。さらにその後、昭和二十二年度に入りまして判明した金額が、歳入におきまして七十万余円であります。歳出
○平井政府委員 臨時事軍事費特別会計の跡始末の関係を御説明申し上げます。 昭に和二十一年度の臨時軍事費特別会計を打切りましたときに、その打切つた際における不明額が三百八十一億五千五百余万円でございましたが、昭和二十一年に大藏省令を出しまして、その不明額は判明の都度大藏大臣の定めるところによりまして、当該経費に復活整理することといたしておつたのであります。從つて、この三百八十一億五千五百余万円というものは
○政府委員(平井平治君) 特別円資金の特別会計の方に入りますものは、元の解散團体、例えば陸海軍の元の関係した各種の團体等の解散の土地建物等を処分して入つて來るわけでありまするが、この特別会計は昨年御審議を願いましてできた特別会計でございまして、只今数字を持つて参つておりませんが、一億や二億でなくもう少し沢山処分する予定であつたのでありまするが、関係方面の関係等がありまして処分が大分遅れておりまして、
○説明員(平井平治君) お答え申上げます。これは國の資産のうち実際運用しており、利子を生む、或いは配当を受けるという資産だけの明細表を掲げましたので、日本銀行に國庫金を置く場合には、或いは手許にある場合は、利子も配当もありませんので、そういう区別をして経理をして行く建前になつております。そういう建前になつております。
○説明員(平井平治君) 前回に御説明御答弁申上げたうち敵産の返還関係につきまして、まだ未解決で大部分が返還してないように私申上げましたが、没收敵産のうち相当分返したものがございますので、この前の御説明をそういうふうに直して頂きたいと思います。尚これらの関ににつきましては担当課長が本日参つておりますから詳しく御説明申上げたいと思います。
○平井説明員 先ほど川島さんからお尋ねがありました國防獻金のその後の状況をお答えいたします。もとの陸海軍から引繼きがありました國防獻金、恤兵金、學術技藝奬勵金といつたようなもので、その後大藏省の會計課に引繼ぎになりまして、その中には債券等もありましたので、處分して一般會計に受入れることになつておつたのでありますが、昭和二十二年度の補正第四號に五千二百七十六萬圓雜收入の雜入の中に計上して大體完了したわけであります
○平井説明員 國會豫算竝びに裁判所豫算の昭和二十二年度一般會計豫算補正(第七號)についてこれから説明を申し上げます。 國會豫算の第七號に計上いたしました金は七千百二十八萬六千圓でありまして、そのうち衆議院竝びに參議院の第一囘國會開會に伴う議員等の應召旅費、それが衆議院におきまして五百五十五萬二千圓、參議院におきまして二百十九萬八千圓。同じく議員の歳費、旅費等が今囘改正になりまして單價が上りましたので