○参考人(平井久志君) ですから、先ほども少し申し上げましたけれども、張成沢粛清までというのは一つの方向性が非常にはっきりしていたわけですけれども、昨年暮れから今年に入って起きている、自らが登用した側近たちの失脚であるとか降格という現象がここのところ見えているんですね。こういうことが続きますと、恐らく、幹部たちは創造的な仕事をするというよりは非常に自己保身に走る傾向が強まる、普通ですとそういうふうな
平井久志
○参考人(平井久志君) お答えいたします、私の考える範囲で。
最側近というのは、恐らく現状でいうなら妹の金与正ではないかなという気がいたします。その中で、分割統治といいますか、軍の方は黄炳瑞に任せ、党の方は崔龍海に任せという構造ではないかなと思います。
私は、現在の政権も先軍政治のスローガンを継承しておりますけれども、この間の動きをずっと見ていますと、やはりお父さんの時代の軍の幹部が事実上軍の一線
平井久志
○参考人(平井久志君) 平井です。よろしくお願いします。
私には北朝鮮の国内政治について話をしろというお話でしたので、レジュメに沿って、北朝鮮の国内政治について私なりの考えを述べさせていただきます。
当初、金正日総書記が亡くなったときには、金正恩さんという人は経験も実績もないということで、彼はそんなに、お父さんやおじいさんのような独裁者にはならないんじゃないかという見方が専門家の間でも強かったと
平井久志