1976-11-02 第78回国会 参議院 文教委員会 第7号
○参考人(幡野憲正君) 勤労観なり労働観を養成をするという点については、全教科の中で取り扱うべきだという宮之原さんの意見には私は全面的に賛成なんです。その立場で申し上げますと、この「まとめ」の中に確かに勤労の問題がたくさん書いてありますが、これが単にその部分だけを見ると、いいように思えるんですが、先ほどもちょっと申し上げたように必修を減らして選択をふやす、現在の多様化がさらに一層多様化されていくような
○参考人(幡野憲正君) 勤労観なり労働観を養成をするという点については、全教科の中で取り扱うべきだという宮之原さんの意見には私は全面的に賛成なんです。その立場で申し上げますと、この「まとめ」の中に確かに勤労の問題がたくさん書いてありますが、これが単にその部分だけを見ると、いいように思えるんですが、先ほどもちょっと申し上げたように必修を減らして選択をふやす、現在の多様化がさらに一層多様化されていくような
○参考人(幡野憲正君) いままでのお話のことと現場での問題点をかね合わせながらちょっと意見を述べてみたいと思います。 一つは、現在の高等学校には非常に激しい格差が、大学だけではなしにあります。ですから、これをなくしていく方向が教育課程の改定に当然なければいけないだろうというふうに思うわけです。しかし、今度のこの「審議のまとめ」を見ますと、必修の単位数を減らして、あとは自由にするというふうに一応なっています
○幡野参考人 先ほど質問された方が自分の力で勉強できる、あるいは人間関係が十分発達できるような教育が望ましい、こういうお話があったと思いますが、これは確かにそうだと思うわけです。そういう教育をしなければいけませんし、そういう場を学校教育の中で与えてやりたい、こういう考えを常々私ども持っているわけですが、そういうことになりますと、やはりあまり詰め込んで授業々々ということで追いやることはマイナスになりはしないか
○幡野参考人 今の点は科学技術教育の振興という点を論議する際にかなり問題になる点だと思います。それで非常に象徴的にわかりやすく御説明をいたしますと、一般教養というものと専門教育、このかかわり合いをどうつけるかという考え方をとる際に、専門教育というものは何か、こういう点を明確にしなければいけないだろうと思うのです。一応専門教育と言われている中身がいろいろあるわけですが、現在の工業高等学校でやられておる
○幡野参考人 産業界で技術者を要求している、こういうふうにいわれておりますが、確かに現在の技術の進歩という点から見れば、技術者が足りないということがいえると思うわけです。この技術者をどのように養成するかという点が問題になるわけですが、やはり学校教育の中では科学技術教育を充実する、そういう観点をとるべきであろう、こういうふうに思いますが、現在出されている焦点は、特に高等学校以上の問題として出されております