1952-06-17 第13回国会 衆議院 文部委員会 第35号
○布川参考人 ただいまのところは、まだ平和條約が発効いたしまして一箇月半しか経つておりませんので、こういうケースは、今のところ起つておりません。それよりも、戰時中に契約いたしましたものの処理や何かに非常に苦労しておるというのが、現状でございます。
○布川参考人 ただいまのところは、まだ平和條約が発効いたしまして一箇月半しか経つておりませんので、こういうケースは、今のところ起つておりません。それよりも、戰時中に契約いたしましたものの処理や何かに非常に苦労しておるというのが、現状でございます。
○布川参考人 ただいまの御質問について、御答えを申し上げたいと思いますが、私たちは、先ほども申し上げましたように、平和條約を正しく解釈して、これにのつとつて、外国の著作権ないし翻訳権をやつて行けばよろしいという見解を持つておりますので、この法律が出るくても、われわれには別段どうということはないだろうという見解でございます。別段不便というか、問題の起るようなことはないだろうという見解を持つております。
○布川参考人 私は出版に携わつている者でございまして、法律の方の專門なことは、あまり存じておりません。しかし、実際の著作権あるいは翻訳権を、われわれがいかに処理するかというようなことは、ほかの法律家よりも、一審直接的でありまして、従つて外国の著作権に関する法律、それは平和條約にいたしましても、今回の法案にいたしましても、われわれにとつては、直接的な問題でございますので、これについては深い関心を持つているわけでございます