○参考人(巽外夫君) お答え申し上げます。 昭和六十年後半以降を振り返ってみますと、金融の証券化の進展、金融超緩和のもとで、借り手優位と言われる状況が一段と進みましたこと。一方、金利自由化の進展、BIS規制の導入等から、銀行経営面における収益の重要性が高まりましたことなどから、収益追求を焦り、折からの不動産、株式価格の高騰に乗る形で融資を伸ばしていった面が確かにございました。これが先生おっしゃいますように
○参考人(巽外夫君) お答えを申し上げますに先立ちまして、一言おわびを申し上げます。 私どもの銀行におきまして、昨年の秋以降、元支店長にかかわります出資法違反事件並びにイトマン問題が発生をいたしまして、世間を大変お騒がせいたしますとともに、我が国銀行界の信用に傷をつけるというようなことになった次第でございます。まことに申しわけなく、ここに国民の皆様並びに立法府の皆様に対しまして、重ねて心よりおわびを
○巽参考人 ただいまの先生の御批判、非常に厳粛に重く受けとめております。出資法違反事件の原因につきましては、当行の収益偏重の体質にあるのではないかという御質問であったかと存じますが、私も、出資法違反事件の公判におきまして、元当行支店長から、支店業績を上げるために融資仲介をしてしまったという発言があったと聞いております。 振り返ってみますと、ここ何年かの間に、業務環境が大きく変化してきたとは申しましても
○巽参考人 お答え申し上げます。 河村社長は、第一次オイルショック後の不景気のもとで経営蹉跌に陥ったイトマンからの要請を受けまして、昭和五十年五月、当行の常務取締役を退任の上、イトマンに派遣されまして、イトマン副社長に就任し、同十一月、イトマンの社長に就任をいたしました。それ以降、退任いたしました本年一月まで十五年強の間、河村氏はその地位にあったものでございます。 当行の磯田前会長は、河村氏がイトマン
○巽参考人 答弁に先立ちまして、一言おわびを申し上げます。 私どもの銀行、昨年の秋以降、元支店長によります出資法違反事件並びにイトマン問題を発生いたしまして、世間を大変お騒がせ申し上げますとともに、我が国の金融界の信用に傷をつけることになってしまいました。まことに申しわけなく、国民の皆様並びに立法府の皆様方に心より深くおわびを申し上げます。 それでは答弁さしていただきます。 当行のイトマン株式会社