1986-12-12 第107回国会 衆議院 環境委員会 第3号
○工藤説明員 先ほど申し上げましたように、私どもはいかに先祖から受け継いだものを守り育て子孫に伝えていくかということを考えているわけでございます。私は建造物の修理を担当しておりますけれども、修理については、年間全国で約百件ほど完成しております。全国的に見ますと、こういう修理をやることによって古代の建築技法が伝承できますし、かつまた修理の技術が向上してまいります。それから、昔使った材料をいかに確保していくかということが
○工藤説明員 先ほど申し上げましたように、私どもはいかに先祖から受け継いだものを守り育て子孫に伝えていくかということを考えているわけでございます。私は建造物の修理を担当しておりますけれども、修理については、年間全国で約百件ほど完成しております。全国的に見ますと、こういう修理をやることによって古代の建築技法が伝承できますし、かつまた修理の技術が向上してまいります。それから、昔使った材料をいかに確保していくかということが
○工藤説明員 お答えいたします。 私ども、社寺仏閣等重要文化財もしくは国宝に指定されているものについて、この保存のためのいろいろな施策を行っております。管理につきましても、いろいろな問題があれば、文化財保護法の第三十条の中で文化庁長官が管理について指示できるということになっております。それからお尋ねの保存、修理に関しましては三十五条で、多額の経費を要する場合、所有者が負担にたえないときにその一部を
○工藤説明員 ただいま先生御指摘の二つの駅につきましては、これはどちらも木造の建物でございます。それで、京都の二条駅はいかにも京都風な和風の建物でございます。これに比べまして門司港の駅舎は二階建てでかなり洋風なものでございます。これにつきましてはどちらも地元で保存したいという声が聞こえております。私どもも、全般的に見ましていわゆる明治の末から大正にかけての建築、特に木造建築についてはどうやって残そうかというのを
○工藤説明員 お答えいたします。 東京駅の保存問題については、昭和五十二年の三月に文教委員会で議題になったことがございます。その際、私ども文化庁といたしましては、それまでは余り大正建築というものについて特に指定はしておりませんでしたけれども、それを契機として大正時代につくられた建築についても指定を進めるようになりました。 ところで、東京駅は大正三年にできた建造物でございまして、当時建築学会の泰斗