○川口証人 ただいま申し上げましたコストの点は、印刷、製本料金だけの問題でありまして、教科書全体は、御承知の通り資材というものが非常にたくさん要ります。また配給上のコストがかかるのでありまして、印刷、製本の上からいって三割か四割引き下げることができる、こういうわけであります。
○川口証人 これは最初の技術導入でありまして、今結果的には具体的に出ておりませんが、見込みといたしますと、三割から四割ぐらい引き下げができると思います。 それから、この特徴といたしましては、まず活字の精確にできること、今までわが国では公差が千分の一以上を認めておりましたが、私の方のこの技術でいきますと万分の一の公差まで圧縮できるわけです。それから、色刷りにいたしましても、日本ではまだほんとうの、たとえば
○川口証人 学校図書株式会社は昭和二十三年五月設立いたしまして、その当時は資本金は二百万円でございます。現在は資本金八千万円でございます。営業種目は、小学校、中学校の検定教科書並びにそれに付随する指導書、ワーク・ブック、掛図の編集、出版並びに販売、これに付随する一切の業務となっております。
○川口証人 図書印刷株式会社の社長は、称号は違っておりますが、昭和十八年の四月だと思います。今日まで社長をいたしております。それから、先ほど申した通り、二十三年の五月に学校図書株式会社を設立いたしまして今日に至っております。同時に社長に就任しております。そのほか慶応通信株式会社の監査役をやっております。
○川口証人 私は明治二十九年十二月生まれ、高等小学校を終えてから家業の印刷業に従事し、昭和二年に先代の業務を継承いたしまして、昭和十八年に株式会社に改めまして、それから引き継いで現在社長をやっております。その間に、昭和二十三年五月、学校図書株式会社を設立いたしまして、同時に社長に就任しまして今日に至っております。