○参考人(川上郁雄君) 今の御質問は、JSL教員をどういうふうにつくるかということに関係するわけですけれども、まず、非常に重要なのは、こういう子供たちを年少者日本語教育の知識とかあるいは経験を持って先生方が指導をするということが重要なんですけれども、それが最終的な目標にならないというふうに思います。
ということは、どういうことかといいますと、実際に教室の中にはいわゆる日本人の子供たちもたくさんいるわけですね
川上郁雄
○参考人(川上郁雄君) ありがとうございました。
今、高校生二人の声を聞いていただきました。内容お分かりいただけましたでしょうか。自分の将来について語っている語りでしたけれども、男子生徒は小学校の高学年で来日しまして、滞日期間が約五年です。そして、女子生徒の方は三歳で来日し、滞日期間は十四年です。ですから、お聞きになっていただいて、コミュニケーションが十分取れるというふうにお感じになったかもしれません
川上郁雄
○参考人(川上郁雄君) じゃ、座ったままで話をさせていただきたいと思います。
ただいま御紹介にあずかりました早稲田大学の川上と申します。本日は、このような機会を与えていただきまして誠にありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。
本日は、外国人の子女あるいは外国につながる子供たちの教育について、現状、課題、そして提言の順で日本語教育の立場からお話をさせていただきたいというふうに思います
川上郁雄