1970-05-08 第63回国会 参議院 逓信委員会 第20号
○参考人(川上行藏君) 「よど号」事件は、三月三十一日の八時三十分のニュースで冒頭に報道したわけでございますけれども、この事件は非常に特異な事件でございまして、いま先生がおっしゃいましたように、一つには密室内の犯罪であって、しかもその中に被害者も加害者もともに生活をしているという問題、一つは非常に国際的な事件であり、あるいは空港というような特殊な場所で行なわれた事件ということ、しかも現場が絶えず移動
○参考人(川上行藏君) 「よど号」事件は、三月三十一日の八時三十分のニュースで冒頭に報道したわけでございますけれども、この事件は非常に特異な事件でございまして、いま先生がおっしゃいましたように、一つには密室内の犯罪であって、しかもその中に被害者も加害者もともに生活をしているという問題、一つは非常に国際的な事件であり、あるいは空港というような特殊な場所で行なわれた事件ということ、しかも現場が絶えず移動
○参考人(川上行藏君) その点につきましても、いろいろなケースを想定いたしまして、いまお話し申しました兵站部隊と申しますか、それらのものを実地に運用できるような対策を考えております。たとえば、具体的に申し上げますと、この間の「よど号」事件なんかの非常事態も、例には当たらないかもしれませんけれども、第一線がいま申し上げたような異例の際に出動すれば、直ちにそれに応じて兵站部隊が活動を開始して、そして二十四時間
○参考人(川上行藏君) ただいま先生のお話がありましたように、災害はいつやってくるかわからないという点におきまして、私たちは絶えず訓練をいたしておりますし、あるいは毎月二回ぐらい不意に警報を出しましてそういう訓練をいたしております。いまお話がございましたけれども、およそ六つに分けて私たちは考えております。一つはまず非常時対策でございますから、やはり人間が中心であるということにおきまして、いかなる場合
○参考人(川上行藏君) あれは大学紛争、そういう過程において、大学問題の中に入ってこようとした若い学生たちが自己崩壊をしていく、そういいう過程を諷刺的に描いたものです。
○参考人(川上行藏君) 自然的な現象が全体色がついておりますので、テレビは現実的なものを写していく以上は、ほんとうの色が出ているかどうかということは研究を要する課題であろうかと思いますけれども、やはりカラー化というものは必然の方向かと思います。ただ、その番組の効果とそのねらい、そういうものをあげるためにむしろ白黒のほうがいいということは私どもまだ研究する余地はあろうかと思います。特に学習的な問題、児童
○参考人(川上行藏君) 将来の番組傾向全体を見まして、白黒がいいのだということはいつごろの時点まで言えるかどうかということは疑問かと思いますけれども、ただ、現在でもカラーと白黒の写真と対照しまして、白黒のほうが、芸術的効果をあげているという面もございます。あるいは学習的には、たとえば英語会話というのはむしろ色にとらわれないで、その内容を専門に見る、画面としての内容ではなくて、その発音の内容あるいは動作
○川上参考人 いまお話がございました件は、昭和二十四年の朝日新聞記者の証言拒否の事件、このように存じます。これは御承知のような事件で、記者がニュースソースを証言拒否をいたしました。そのために罰金刑に処せられております。しかし、私たち報道関係者から見ますと、この処置としましては、先ほど来申し上げましたように、報道の自由を守るという原則から見て不当ではないかという感じは、すべての関係者が持っておるということでございます
○川上参考人 非常にむずかしいお尋ねかと存じまして、私も的確なお答えはできません。ただ、私個人の意見として申し上げさせていただきたいと存じますが、報道の自由とかあるいは言論の自由というのは、やはり社会生活の基本であるという観点に立ちまして、やはり長期的にこれは育てていただくということを社会全体の方に御理解をいただきたい。そういう観点から、個々のケース、一つ一つの場合においては、あるいは御提出してもそれに
○川上参考人 お答え申し上げます。報道の自由と申しますことは私たちの仕事の最大の目的でございまして、そのねらいと申しますことは、真実をお伝えするというところに目標を置いておるわけでございます。真実を伝えるということが同時にまた、それが今日の民主主義社会のすべての活動の大前提になろうか、というような形で考えております。それで同時に、この報道の自由ということは、真実を伝える、そのために私たちは三つの観点
○参考人(川上行藏君) お尋ねの点につきまして、私たちはできるだけ公正に扱ってきたつもりでおります。たとえば諸外国の例を見ますと、外国では立候補者の数あるいは解散前の議員数、そういう数に比例して放送時間数を割り当てるのがむしろ原則になっております。しかしNHKといたしましては、むしろ政党本位の趨勢が非常に強く出ておりますので、なるべく政党本位に時間を割り当てするというような形でいままで考えてきたつもりでございますが
○参考人(川上行藏君) いま御質問のございました点は四点かと存じます。その四点につきまして一応順次お答え申し上げたい、このように考えます。 まずその前提に、私たちの作業は、自治省からいろいろと御下命があり、あるいはわれわれの意見を徴せられた、その間に放送協会としてもやはり責任があるわけでございますから、その点は十分に勘案しながらお答えをし、最終的には自治省にまとめていただくということになろうかと存
○参考人(川上行藏君) 今回のテレビ政見放送が新しく取り入れられますことにつきまして、選挙法改正に関連する限りにおいて、日本放送協会の基本的な考え方を申し上げさしていただきたいというふうに考えます。 日本放送協会は、従来も明るく正しい選挙を行なうということに十分につとめてまいりましたが、それは、従来、ラジオによる政見放送、それからラジオ、テレビによる経歴放送、この二つの道であったわけでございますけれども
○参考人(川上行藏君) いまお尋ねのN響に対しましては、累計が、これは古い歴史を持っておりますので、ちょっと出ませんけれども、四十年度に二億、四十一年度に二億一千万、それから文化事業団につきましては、四十年度に二千二百万、四十一年度も同じく二千二百万、それから学園につきましては、四十年度二億一千九百万、それから四十一年度は一億九千万、これは三十七年から始まっておりまして、三十七年は三千万、三十八年は