1986-10-29 第107回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号
○参考人(川上幸一君) 御質問の点は二つあるかと思いますが、一つは処分をどういうふうに進めていくかという点と、それから処分の費用の問題、二十世紀中に問題をやはりめどをつける必要があるという、全く私も同感でございます。 処分の進め方につきましては、私も大分ヨーロッパ各国の状況を見ましたけれども、進め方としては例えばスイスの進め方、これは非常に堅実な進め方をしておりまして、やはり地下実験室をまずつくる
○参考人(川上幸一君) 御質問の点は二つあるかと思いますが、一つは処分をどういうふうに進めていくかという点と、それから処分の費用の問題、二十世紀中に問題をやはりめどをつける必要があるという、全く私も同感でございます。 処分の進め方につきましては、私も大分ヨーロッパ各国の状況を見ましたけれども、進め方としては例えばスイスの進め方、これは非常に堅実な進め方をしておりまして、やはり地下実験室をまずつくる
○参考人(川上幸一君) 調査会の方からお尋ねの点につきまして、若干私見を申し上げたいと思います。 エネルギー需給の全般につきましては、ほかの参考人の方からいろいろお話もございますし、その点は比較的簡単にいたしまして、特に原子力発電の位置づけというようなことにある程度絞ってお話を申し上げたいと思います。そういう御注文でもございます。 一般情勢につきましては、ちょっと予定したところを少し省かせていただいて
○参考人(川上幸一君) 神奈川大学の川上でございます。 着席させていただいてよろしゅうございますか、ちょっとメモを小さい字であれしましたので。
○参考人(川上幸一君) いまおっしゃった通産省の方の数字と電力会社の数字と単価が非常に違っておりますけれども、恐らくその前提条件が違うと思います。つまり、いつごろ運開する原子力のコストを計算しているのかですね。
○参考人(川上幸一君) 吉田委員の言われたことは非常にたくさんの問題がございまして、どこにお答えしていいのかちょっとわからないし、私はかねがね原子力の問題というのは、もう少し時間をかけて一つ一つの問題を十分議論する必要があると考えておりまして、余り簡単にちょっと申し上げたくないのですけれども、ただ、若干先ほどから申し上げた中で、たとえば設備稼働率七〇%、三十年というようなことでコストが出されていると
○参考人(川上幸一君) 最初に一般的なことを少し申し上げまして、それから経済性のことに入りたいと思います。 原子力発電というのは、本格的に開発され出したのは御承知のように五〇年代の初めごろでありまして、したがって現在までの開発年数は大体三十年、その前の核兵器開発の時代を入れますと四十年ということになります。開発を始めたときから石油あるいは石炭の枯渇に備えて原子力を開発するという考えがはっきりありまして
○川上参考人 余り官僚制度のことを勉強しているわけではありませんけれども、原子力の問題の経験から言いますと、スタッフの中にそういう民間からの人を入れるということは前から問題になっていることですけれども、それがなかなかうまくいかないので、原子力委員会の場合も一応事務局のような形がとられましたけれども、これはやはりいろいろなところからの出向者のような形で入っている。必ずしも本当に必要とする人が出ているかどうかというところに
○川上参考人 先ほどちょっと誤解を招くのじゃないかなと思ったのですが、私が開発と申し上げた意味は、原子力委員会のことを話題にしておりましたので、やはり研究、開発の面を中心に考えておったわけであります。実用的なことは通産省ということで、私はその方がかえって原子力委員会の性格がすっきりしていいのじゃないかと思っておりますけれども、技術の方から言いますと、安全性だけを切り離すというようなことは本来技術の立場
○川上参考人 先日事務局の方から資料を送っていただきまして、目を通しましたが、私は法律が専門ではございませんので、私の理解が不十分な点があるかと思いますけれども、きょうは私が理解できた範囲で若干の意見を申し上げます。 まず、原子力安全委員会を設置することでありますが、これは世界の趨勢から見ましても、原子力行政に対する国民の信頼を回復するという点からも当然のことでありまして、むしろ遅過ぎたという感じがいたしております