1977-03-15 第80回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
○嶺参考人 ただいまの御質問にお答えいたしますが、私は自然保護と言いましても、植物主体の自然保護もあれば、動物を主体にする自然保護もあり、また植物の場合でも、いろいろな種類によって保護の対象、一方を助長すれば一方は駆除しなければならないというようなことも起こり得ると思うのであります。たとえばいま御説明がありましたが、農業の立場で農作物に被害を与える雑草も等しく植物でございますが、これを駆除しなければ
○嶺参考人 ただいまの御質問にお答えいたしますが、私は自然保護と言いましても、植物主体の自然保護もあれば、動物を主体にする自然保護もあり、また植物の場合でも、いろいろな種類によって保護の対象、一方を助長すれば一方は駆除しなければならないというようなことも起こり得ると思うのであります。たとえばいま御説明がありましたが、農業の立場で農作物に被害を与える雑草も等しく植物でございますが、これを駆除しなければ
○嶺参考人 松枯れの原因につきましては、私は、材線虫と木くい虫、当面問題になっておるこの被害が最も大きいとは思いますが、そのほかの原因による松枯れも確かにございますし、また、大気汚染その他の複合によって松が弱って、それにつきやすいということもある。いろいろな場合があると考えております。 それから、この法律を決めるのは、議会の諸先生方が、良識のある国民に納得のいくようなという公式論を述べましたが、結局
○嶺参考人 私は、林業経営学の専門でございますが、自然保護に関しましても深い関心と熱意を持っておりまして、自然保護協会の評議員もやっておるのでございます。 ただいま問題になっております松くい虫の防除の法案につきましては、松が日本の林業にとりましてもあるいは国土の保全、風致の維持等においても非常に重要なものであるという面から、松くい虫の被害によってこれがだんだんと枯れていく、この被害を早く防除しなければ