1976-07-06 第77回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第11号
○島参考人 私ども、先ほどの衛星の問題でも特に今度の風害を通じましてひしひしと感じましたことは、私どもは少しでもより能力の高いものを使わなくちゃいけないという段階なんだなということでございます。私どもは無論いろいろなことを考えます。しかし私どもはいま、先ほども大いに責任を持ってやれとおっしゃいましたけれども、本当に責任を持って上げなくちゃいけないのだということを始終考えております。だから二つ何かの仕事
○島参考人 私ども、先ほどの衛星の問題でも特に今度の風害を通じましてひしひしと感じましたことは、私どもは少しでもより能力の高いものを使わなくちゃいけないという段階なんだなということでございます。私どもは無論いろいろなことを考えます。しかし私どもはいま、先ほども大いに責任を持ってやれとおっしゃいましたけれども、本当に責任を持って上げなくちゃいけないのだということを始終考えております。だから二つ何かの仕事
○島参考人 ただいまのことし二月に打ち上げました電離層観測衛星計画につきましてふぐあいが起こりましたことは、まことに多額の国費を使いながら、申しわけないことだと思っております。 これは、衛星とそれを打ち上げることと二色あるわけでございますが、打ち上げることの方につきましては、非常な成功でございます。私ども開発に関係している者といたしまして、開発成果につきましては、失敗も含めた相当のばらつきを覚悟しなければいけないものと
○島参考人 いまQロケット、宇宙ロケットについてのお話がございましたけれども、私どもが宇宙開発事業団の仕事をお引き受けしたときに、すでに相当の段階まで調べが進んでおりまして、そしてその方向に向かうようになっておりましたのを途中で変えたということは、いまお話がありましたとおりでございます。すなわち、宇宙開発事業団ができます前からそういうふうに決まっておったものでございます。それが宇宙開発事業団ができまして
○島参考人 私どもは、詳細に案を議しまして、それを御審議いただいて予算を決定していただき、それをいただいておるわけでございます。そしてそれに忠実に従って仕事を進めていくわけでございます。 ただし、その間におきまして、外界の事情その他、事開発に属するものでありますし、社会情勢の変化も激しいものでありますから、いろいろの変わりが出てまいります。それにいかに即応すべきかということにつきましては、これは大小
○島参考人 ただいま御質問を賜りましたとおりと私ども心得ております。私ども事業団は、その設立に当たりまして、民間資本が、ごく少しでございますが、入っております。しかし、この運営に当たりまして費やしますところは、ほとんど全部と言っていいほど国民の血税に由来する国家予算でございます。それをいただいておるわけでございますので、それを最も効果的に運営すべき責務を感じております。したがいまして、それに心血を注
○島参考人 わが国で宇宙開発を行いますときの根本的心構えにつきましては、ただいま大臣からお話がありましたとおりに私ども心得ております。その間におきまして、宇宙開発事業団というのは、そのお考えを最も効率よく、と申しますのは、時間の点でも、また費用の点でも、またそれが、宇宙開発そのものだけではなくて、それ以外のところに及ぼします効果も含めましての最も効率が上がりますように行いますのが宇宙開発事業団の務めだと
○島参考人 私どもといたしましては、N計画という御承知のものは、計画いたしましてから順調に進んでおります。私どもは、その後、N計画では上げられないような大きい星を上げるような要求がありましたときに、ある一部におきましては、N計画を改定して、途中から変更をして、大きいのを上げるほうに進むようにというような御議論もありましたけれども、そういうことをいたしましてふらふらしては、すべて事が成り立たないから、
○参考人(島秀雄君) 宇宙開発事業団理事長の島といたしまして御返事申し上げます。 衛星そのものにつきましては、これはまだ非常に若い仕事でございますので、経験のあるなしによりまして非常にものをつくり上げるのに時間の差があることはやむを得ないのでございますが、幸いにいたしまして、今回の気象衛星につきましてはアメリカが二つ打ち上げ、ヨーロッパ連合が一つ打ち上げ、ソ連が一つ打ち上げ、そして日本が一つ打ち上
○島参考人 私どもは、いろいろな衛星がございますが、この衛星はそれぞれ非常な特徴がありまして、似たような衛星があります場合は、似たものをつくる場合には非常に安くなりますし、いままで全然前例のないようなものでありますときにはたいへん高くなる、そういう性質のようでございます。 気象衛星につきましては、これは先ほどのお話のように、米国におきまして非常な競争をいたしまして、たいへんな研究費を投じましてやって
○島参考人 仰せのとおりでございます。
○参考人(島秀雄君) いまの御質問のとおりです。少し大きくするのにはどうするのかと言っていらっしゃるんだと思いますが、まず第一番に手をつけるのが三段目、それから一段目のわきにくっつける方法です。その次が二段目を大きくする。それから、それで足りなければ、根本的に一段目そのものを大きなものにする、そういうことでございます。だから、どこを大きくするかというのは、これは非常にむずかしい問題で、一ぱい答えがありますうちのどれを
○参考人(島秀雄君) ただいままで私どもが仰せつかっているのは、お話のように、宇宙開発委員会でお示しになりました衛星でございます。それよりももっと大きいものができるかどうかということにつきましては、これは宇宙開発委員会におきましてもとの計画を新しい計画に変えていただきますときに、私どもの見込みとして御参考までに申し上げましたことは、ただいまNロケットとして御採用になっておりますもの、これはアメリカの
○島参考人 お答え申し上げます。 いまの御質問に際しまして伺いました御意見、きわめて適切な、私としても同感申し上げる次第でございます。 それで、システマティックにものをやるということ、いわゆるシステムとこのごろ非常によくいわれますが、それが大事なことはもちろんでありますが、それに対しましてその形態をほんとうに、何と申しますか形ではなくて内容がしっかりしていることが必要なんでございまして、それに対
○島参考人 宇宙開発事業団理事長といたしましても、ただいま委員長からお話がありましたように、また事業団法にうたわれておりますとおりに、平和に徹して仕事を進めていく所存でございます。
○島参考人 私ども去年の十月に宇宙開発事業団をお引き受けいたしまして、それと同時に宇宙開発計画をお示しいただきましたものでございますから、その中にあります具体的な問題といたしましては、四十七年に電離層観測衛星を打ち上げる、それからまた次の次の年には実験用通信衛星を静止軌道に打ち上げるというようなことが書いてございますが、それを達成するのが私どもへのお言いつけだと思いまして、それをどういうふうに実現させていくかということを
○参考人(島秀雄君) ロケットを上に打ち上げますということにつきましては、もともと誘導いたしますというのは、ロケットが思った方向からそれましたら、それをかじをとってもとへ戻していくということでございますので、だから、かじをとらなければどんなふうに飛んでいくかということを根本においては知っておらなければいけないわけでございますから、その意味におきまして、そういう裸の状態のものをよく知っておくということは
○参考人(島秀雄君) ただいまの御質問に対しましてお答え申し上げますが、わが国におきます宇宙開発に直接関係のある人材というのは、もう非常に少ないと思います。とにかくそういう事業が非常にまだいとけない状態にございますので、少ないのはこれはやむを得ないことだと思いますが、しかし、それを分解いたしますと、電気のことでございますとか、化学的な燃焼のことでございますとかなんとかいうふうな、そういう種類に分けますと
○参考人(島秀雄君) お答え申し上げます。 ただいま種子島でやっておりますのは、これから先大きなロケット、実用衛星を打ち上げますような大きなロケットをだんだん間違いなく打ち上げていくというための予備段階の仕事をいまやっております。大きなロケットを幾つかに分解したようなかっこうで、また、それをもう少し小さいようなものから始めまして、だんだんに打ち上げまして、各部分といたしまして間違いのないものをやりまして
○島参考人 出かけまして、目下鋭意向こうで交渉をしております最中でございます。もうこの月の末までには戻ってまいります。
○島参考人 ほんとうにいまのお話のように重大なことだものでございますから、事業団をつくって目的に合わせようとお考えになったのだろうと思って、私どもその負託にこたえるべく一生懸命やっておるのでございますが、ほんとうに申しわけないことでございますが、おくれておりましたのが当初の計画のようにぴったりいくかどうかということをいま私申し上げるだけになっておらないのです。鋭意督励しているというのがほんとうのことで
○島参考人 宇宙開発事業団のできますまでのロケット衛星その他の計画というのは、やはり必ずしもはかばかしくいっておらなかったのだろうと思うのです。そういうことで、それをうまく生かすために宇宙開発事業団をおつくりになったのだろうと私は思うのでございますが、事実、私どもそれを引き継ぎましてずっと拝見いたしますと、たとえば、Qロケットを中心とします開発なんかにつきましても、あれは、どこの国でもよろしいのでございましょうけれども
○島参考人 お答えいたします。 先ほどちょっと申し上げましたのですけれども、目標が非常に高い精度を要する目標とそうでない目標とあるわけでございますね。いまのQの目標、さらにこれから先のNの目標と、だんだん目標は高くなってまいります。私はNの目標の程度になりますと、いままで行なわれておりました「おおすみ」に代表されておりますようなあの程度の目標と格段に違いがありますので、だから東大のものをそのまま使
○島参考人 先ほど三木先生からお話がありまして、私がお答えいたしましたことのうちで、それを三木先生がもう一ぺん言ってくださいました中に、Qロケットも液体燃料を使うというお話がございましたが、Qロケットはいまのところ四段ございまして、下のほうの二段は固体燃料でございまして、それに補助のノズルをつけましてかじがとれるようにいたします。それから三段目は液体燃料でございまして、それからその上にくっつけますのはまた
○島参考人 お答えいたします。 私は御承知のようにロケットその他のことについて非常に素養が深いというわけではなくて、むしろ傍観者であったのが、お言いつけを賜わりまして、その仕事を客観的に見て、公正な道を見つけながら進んでいくべきである、そういう人間として選ばれたのだと実は思っております。だからそういう意味で、非常に客観的にものを考えようと思っておりますが、その点では私はいまの三木先生の御指摘のとおり
○島政府委員 それでは鉄道総局工作局長から、車両の修繕のことについて申し上げます。車両の修繕につきましては、もともと國有鉄道は、その全部を國有鉄道内の工場において行つて来たものでございます。まだ一部新製の仕事も、國有鉄道内の工場において行つていたのでございます。そうして戰爭中におきましては、外部におきます車両新製の能力が不十分でございましたから、國有鉄道内の工場におきまして相当量新製も行つておりましたが