1991-04-25 第120回国会 参議院 逓信委員会 第12号
○参考人(島桂次君) 先生がおっしゃるとおり、オリンピックの商業化と申しますか、オリンピック大会の経費を放送権料、各国のテレビ会社が放映する料金で賄うという傾向が特にロサンゼルス・オリンピックから非常に急速に進んでまいりました。ロサンゼルス、ソウル、バルセロナ、こういう大会ごとにこれが倍々ゲームみたいな形で上がってくる、先生御指摘のとおりの数字でございます。 そこで、私はモスクワ・オリンピックの苦
○参考人(島桂次君) 先生がおっしゃるとおり、オリンピックの商業化と申しますか、オリンピック大会の経費を放送権料、各国のテレビ会社が放映する料金で賄うという傾向が特にロサンゼルス・オリンピックから非常に急速に進んでまいりました。ロサンゼルス、ソウル、バルセロナ、こういう大会ごとにこれが倍々ゲームみたいな形で上がってくる、先生御指摘のとおりの数字でございます。 そこで、私はモスクワ・オリンピックの苦
○参考人(島桂次君) 現段階では、まだハイビジョンは実験放送をやっておりますし、将来これがどうなるかにつきましてはなかなか難しい要素がございますので、今のところ、いろいろの研究をやっておるということでございます。
○参考人(島桂次君) ただいま議題となっております日本放送協会の昭和六十二年度財産目録、貸借対照表及び損益計算書の概要について御説明申し上げます。 まず、財産目録、貸借対照表の当年度末現在の資産総額は三千五百八十億五千九百万円で、この内訳は、流動資産七百七十八億六千八百万円、固定資産二千六百一億二百万円、特定資産百九十八億一千七百万円、繰延資産二億七千二百万円。このうち固定資産の内容は、建物七百十二億五千六百万円
○島参考人 先ほど技師長から申し上げましたとおり、今回の失敗につきましてはNHKの経営の最高責任者としてまことに遺憾と感じておるわけでございます。 私どもは公共放送の一つの任務である新しい時代の放送の先導的役割ということで一生懸命やってまいりましたわけでございますけれども、既に衛星放送は四百万以上の受信者になっております。今さら途中で中断ということは、これは絶対避けなければいかぬし、今後ニューメディア
○島参考人 ただいま御説明いたしました中で数字の読み違いがありましたので、謹んで訂正させていただきます。 昭和六十二年度末の資産総額の内訳につきまして、固定資産分につきまして二千六百一億二百万円と申し上げましたけれども、失礼しました、二千六百百億二百万円と申し上げましたけれども、二千六百一億二百万円が正しい数字でございます。これが一カ所でございます。 次は、六十三年度末の資産総額の中で、「六十三年度末
○島参考人 ただいま議題となっております日本放送協会の昭和六十一、六十二、六十三年度の財産目録、貸借対照表及び損益計算書の概要につきまして、一括して御説明申し上げます。 それでは、昭和六十一年度の財政状態から御説明申し上げます。 六十一年度末の資産、負債及び資本の状況を貸借対照表等で見ますと、資産総額は、三千四百五十七億三千万円で、この内訳は、流動資産六百六十一億九千四百万円、固定資産二千六百十八億三千七百万円
○参考人(島桂次君) ただいま大河ドラマにつきまして幾つかの疑問点を先生から指摘されたと思うのでございます。 こで最初に申し上げておきたいことは、第二次大戦前は別にいたしまして、第二次大戦後私ども一生懸命公共放送としてやってまいりました。率直に申し上げまして、私どももある程度の、皆さん方にある意味で放送の業績を評価されている面があると同時に、我々が反省しなきゃいかぬことは、悪い言葉でございますけれども
○参考人(島桂次君) ただいま議題となっております日本放送協会の平成三年度収支予算、事業計画及び資金計画につきまして御説明申し上げたいと思っております。 平成三年度の事業運営に当たりましては、世界が大きな変革の時代を迎え、我が国の社会状況も変化しつつある中で、国際情報の入手、提供の強化を図るとともに、先見性を持った番組、視聴者の多様な要望にこたえる番組を提供することといたしております。また、衛星放送
○島参考人 先生御指摘のように、残念ながら今の日本の情報発信基地、つまり情報がほとんどヨーロッパ、アメリカから流れ込んできて、こちらから送り出すものが非常に少ないという現状はまさにそのとおりでございます。これは言葉の問題もあり、文化の問題もあり、なかなか難しい面もあるのですけれども、私は、放送のインターナショナル化といいますか、日本の本当の意味での情報を、ニュースだけではございません、番組その他を通
○島参考人 ただいま郵政大臣が御説明申し上げたとおり、最近ここ数年間、放送通信技術革新というのはまさに革命的なものがございます。この新しい情報化時代というのは、一言にして言えばメディアの数がどんどん技術的に可能な時代になってきたわけでございます。御存じのように、私どもは既にテレビ放送、ラジオ放送以外に衛星放送も始めておりますし、ケーブルテレビジョンも、アメリカほどではありませんけれども、日本でもだんだん
○島参考人 ただいま議題となっております日本放送協会の平成三年度収支予算、事業計画及び資金計画につきまして御説明申し上げます。 平成三年度の事業運営に当たりましては、世界が大きな変革の時代を迎え、我が国の社会状況も変化しつつある中で、国際情報の入手・提供の強 化を図るとともに、先見性を持った番組、視聴者の多様な要望にこたえる番組を提供することといたしております。また、衛星放送の普及とその他のニューメディア
○参考人(島桂次君) 磯村先生御指摘のように、公共料金であるNHKの聴視料を三百円上げるということ、これは大変なことであるというふうに私どもは深く受けとめております。ただ、今まで六年間、それからこれから五年間この料金でやっていくということで、いろいろ今まで職員討議その他いろいろ経まして、最終的にこういう五カ年計画を提出させていただいたわけでございますけれども、それは決して生易しいことではない。先生御指摘
○参考人(島桂次君) 衛星放送につきましては、今まで御存じのように国とNHKが主体になってこのBS計画を進めてまいってきたわけでございます。NHKとしましてもこの十数年間相当の経費をこの衛星放送のために支払っております。これから先どうするかという問題、これにつきましては我々数年前から、これは今の地上放送も実はほとんどNTTの回線を借りて我々は放送を出しておるわけでございます。したがって、衛星につきましても
○参考人(島桂次君) 平野先生御指摘の点は我々が最も心がけなければいかぬ問題でございまして、確かに長い間私どもがいいニュースを送り出し、いい番組をつくっていれば少しぐらい金がかかってもそれは仕方がないんだというような感じで、どちらかというと一方通行的な面がかなりあったということ、逆に言葉をかえて言いますと、NHKのやっている仕事、経営そのものについて本当に国民的な理解を得ようとする私たちの努力が非常
○参考人(島桂次君) ただいま先生のお話によって具体的にお話しした方がわかりやすいと思いますけれども、例えばNHKの規模ですね、この問題につきましても一般論的にはこの審議会の答申が出ているわけでございますけれども、私はこの五カ年計画を遂行する間はかなり放送をめぐる社会的環境というのが変わってくるだろう、特に衛星放送がどういうテンポでどういうふうに普及していくかということが一つの大きな問題点であると思
○参考人(島桂次君) この審議会をつくるに当たりましては、先ほど尾畑理事が説明したとおり、放送の恐らく戦後初めての転換期を迎えて、なおかつ、その中で公共放送はいかにあるべきかという極めて難しい問題、極めて困難な問題を審議していただく委員会でございますから、私ども各界各層の方々からそれぞれ意見を聞きまして、あらゆる分野を代表するメンバーの決定は最終的には私がいたしました。 それで、先生御指摘のように
○参考人(島桂次君) ただいま議題となっております日本放送協会の平成二年度収支予算、事業計画及び資金計画につきまして、御説明申し上げます。 平成二年度の事業運営に当たりましては、高度情報社会における視聴者の多様な要望にこたえて、地上放送の充実刷新、海外への情報提供の強化、衛星放送の一層の普及促進に努めることにしております。 しかし、財政的には収入の増加及び経費の節減などの経営努力を図ってもなお極
○島参考人 当然、この衛星の計画が十数年前でしたか、もうちょっと前ですか始まったときは、難視解消という目的で研究開発して、国とNHKの共同開発で来たわけでございます。ところが、難視解消というのがいろいろその後、昔は何百万世帯というような数があったわけでございますけれども、最近私どもの調査でもこれはだんだん減ってまいりまして、十万以下みたいな、大体その感じではないか、都市難視聴の場合はちょっと除きまして
○島参考人 ただいまの私の説明がちょっと寸足らずでございまして、衛星放送につきましては、ニューメディアの中でも既に昨年から衛星受信料もいただきまして、本格的にこれを始めているわけでございます。この衛星放送につきましては、私どもは、今までの地上波では見られない新しいいろいろの放送番組をクリエートしまして、それで衛星をぜひ見たいという、そういうことを少なくとも聴視者の方に認識してもらわないと、これはもう
○島参考人 先生御指摘のように、放送を取り巻く環境というのはこの十年、特にこの数年間大変変わってきております。大きな転換期に来ております。ラジオからテレビに移った昭和二十年代の後半、そのときの十倍、二十倍の大きな転換が今行われている。御存じのように放送も地上放送のテレビ、ラジオだけではございません。現に衛星放送も我々は始めておりますし、ハイビジョンあるいはケーブルテレビジョン、パッケージメディア、極端
○島参考人 先生御存じのように、NHKというのは、本格的な放送機関として始めたのは戦後でございますし、私どもやっておるときには新聞社に追いつけ追い越せという合い言葉でやってきたわけでございます。新聞記事は活字でございます。我々の出しているものは放送でございます。したがって、どうしても新聞記事、新聞活字面の影響というのは非常に根強く体質としてNHKニュースの中に残っているということがございます。 私
○島参考人 私ども公共放送でありますNHKに対して、国民各界各層からいろいろな意味での御批判あるいは御鞭撻、いろいろな声があるということは十分わかっておりますし、私どもも一生懸命やってきたつもりでございますけれども、過去を振り返りますと、やはり今先生おっしゃったとおり親方日の丸的な体質が全く消えておるということではございません。 ほかの役員から申し上げましたように、まさに今NHKは大変な時期を迎えておりますし
○島参考人 ただいま議題となっております日本放送協会の平成二年度収支予算、事業計画及び資金計画につきまして、御説明申し上げます。 平成二年度の事業運営に当たりましては、高度情報社会における視聴者の多様な要望にこたえて、地上放送の充実刷新、海外への情報提供の強化、衛星放送の一層の普及促進に努めることとしております。 しかし、財政的には収入の増加及び経費の節減などの経営努力を図ってもなお、極めて厳しい
○参考人(島桂次君) 御指摘のとおり、ニューメディア時代、これは非常に多メディア時代でございます。今までやってきた状況とは、受信料もいろいろな形で非常に難しくなるということは十分自覚しております。 ただ私は、今全国的な規模を持つ公共放送と五つのキーステーションを持つ有力な民間放送が競争的共存状態にあるということ、これは私は世界の中にいろいろの放送実情ございますけれども、世界各国に比べまして極めてすぐれた
○参考人(島桂次君) 先生御存じのように、この数年間、放送を取り巻く現状というものはもう革命的な変化を来しております。いわゆる情報化社会とかニューメディア時代と言われるものでございます。その中にあって、公共放送としてNHKがやっていくためには、今までにないいろいろの新しい公共放送をこの際再構築しなきゃいかぬということを私は痛感しております。 そこで、今までやってきたやり方を基本的に改めて、これからは
○参考人(島桂次君) ただいま議題となっております日本放送協会の昭和六十一年度財産目録、貸借対照表及び損益計算書の概要につきまして御説明申し上げます。 まず、財産目録、貸借対照表の当年度末現在の資産総額は三千四百五十七億三千万円で、この内訳は、流動資産六百六十一億九千四百万円、固定資産二千六百十八億三千七百万円、特定資産百七十四億二千七百万円、繰り延べ資産二億七千二百万円、このうち固定資産の内容は
○参考人(島桂次君) 消費税問題につきましては、受信料がこれに該当するかどうかにつきまして、いろいろ決定に当たりまして我々は我々の意見がございましたけれども、最終的に法律として施行されている以上、こういう前提で予算を組まざるを得なかったということでございます。 このことにつきましては、私どもこれから大変受信料を徴収して歩くときに相当な困難があるということを十分覚悟し、我々が今回の措置をとらざるを得
○参考人(島桂次君) 私ども公共放送は、すべての受信者の批判を甘んじて受けなければいかぬ立場にございますけれども、ただいま先生が読み上げた中にはそれは反省しなければいかぬ点も若干あるかと思いますけれども、少なくとも私たちは国民の負託にこたうるべく公共放送の責務を全うしているということを考えておりますので、その種の雑誌に対しましては我々の考え方を相手側に一応伝えているところでございます。
○参考人(島桂次君) 御指摘のあれにつきましては、全部とは申しませんけれども大部分の役員が読んでいるというふうに考えております。
○島参考人 ハイビジョンはまさに次の時代のテレビジョンと言われている恐らく画期的なシステムじゃないかと私は思っております。ただ、これは放送だけではなくて映画とか印刷とかあらゆる分野にこの技術が利用できるという、これがこのハイビジョンシステムの非常に大きな特徴でございます。したがって、もう既に、ヨーロッパはもちろんでございますけれども、アメリカも含め、ソビエト、中国も含めまして、全世界が放送という分野
○島参考人 衛星放送につきましては、一年半ばかり前から独自サービスを始めまして、いろいろ実験、試行錯誤的に今一チャンネルを使ってやっておるわけでございます。当然、あの内容のままこの八月から料金をいただくということになりますと、御指摘のように本当に金が取れる放送になるかということを、これは私も、今までもやってまいりましたけれども、非常にこれから重要な課題だというふうに考えております。 私もつい最近、
○島参考人 先生御指摘のように、NHKの財政状態は大変な局面に至っているというふうに、深刻に私は受けとめております。その上、情報化社会、ニューメディア時代、これから放送技術を中心に我々の仕事はかなり多角的にいろいろな展開をしなければいかぬ、まさにいろいろな面で大変な時代になってきております。ことし、平成元年度予算、今御審議願っているわけでございますけれども、これは平成元年度だけではなくて、これから三年
○島参考人 衛星につきましてのお答えをNHKとしていたしますと、確かに発足当時は我々といたしましても放送の先導的役割ということで、当時の前田義徳会長が積極的にこの事業に参画したことは事実でございます。それ以降の経緯につきましては、今の阿部先生のいろいろの御意見、私どもも非常に傾聴に値する意見と思いますので、これから郵政省、科学技術庁といろいろ話し合いを進めていきたい、こういうふうに考えております。
○島参考人 報道というのは公共放送のまさに一番大きな柱でございまして、私どもは、放送法に指示されている精神にのっとって公正な報道をやっているつもりでございます。 ただ、残念ながら日本の現在の状況というのは、政治経済その他社会問題につきましてかなりいろいろな御意見がたくさんございます。多様性がございます。その中で、大部分の人たちにどうやっていわゆる納得できるような報道をするか、それが皆さん方の御納得
○島参考人 副会長になりました島でございます。よろしくお願いしたいと思います。 ただいま先生が御指摘の点につきましてごく簡潔に申しますと、私は、公共放送というのは、質のいい番組をできるだけ視聴者の負担を軽くしてつくりまして、日本では公共放送と民放が併存しておるわけでございますから、これは極めてすばらしい制度だと思っております。したがって、私どもとしては、公共放送と民間放送、両方が力を合わせて日本全体