○参考人(岩越忠恕君) ただいまの御質問でございますけれども、工業会で五十年の予測をいたしましたけれども、各社でいろいろつくっております車についても差異がございますので、いろいろ御異議があるところと思います。ことに五十年の排気規制がことしの四月から実施されますので、経済の方は物価の安定とともに下期になって上昇というようなことが予測されておりますけれども、実際問題といたしまして、現在アメリカで五十年規制
○参考人(岩越忠恕君) ただいま豊田さんがおっしゃいましたように、低公害車に対してのインセンティブということにつきましてはわれわれも賛成いたしますけれども、現在の基準でつくっておる車あるいは従来の基準でつくった車に対して、それが悪いということではなくて、そのときにはその基準でつくれという中に入っている車に対してさらに課税をされるということに対しては、現在の自動車重量税が昨年から倍になった、あるいは取引高税
○参考人(岩越忠恕君) ただいまの久保先生の御質問に対してお答え申し上げます。 当社といたしましては、五十一年規制につきましては、なるべく早く適合車を市場に供給できるように努力をいたすつもりで現在研究を進めさしております。いずれにいたしましても、当社といたしましては〇・二五という数値を目標に研究をしてまいったわけであります。したがいまして、先般も暫定値を、どの程度のものかということで途中の暫定値を
○参考人(岩越忠恕君) 当社では、このNOxを大幅に低減することにどうしたらよいかという研究には四十五年ぐらいから着手しておったわけでございます。その後、今日まで酸化触媒を主体として、レシプロエンジンの五十年対策車に還元触媒を付加する方式と、NVCCエンジン、ロータリーエンジンなど多方面にわたるたゆまぬ努力を重ねてきまして、環境庁に御報告いたしましたとおり、まことに遺憾ながら、現在までのところ実用に
○参考人(岩越忠恕君) ただいま原先生の御質問でございますけれども、私たちとしてはこういう数値が一応マスキー法としてアメリカでも告示されましたし、できることならばこれをやらなければいけないというふうに思いましたけれども、非常にこれはむずかしい問題だというふうに考えまして、可能な限りの努力はいたしますけれども、それが完成が可能かどうかということについては非常にそのときから当社の研究員一同疑問を持っておりまして
○参考人(岩越忠恕君) 日産自動車の岩越でございます。参考人といたしまして、昭和五十一年度自動車排出ガス規制対策に取り組んでおります日産自動車の現状について御報告申し上げます。 現在わが国の公害問題、特に大気汚染問題につきましては、自動車の排出ガスがその一因であり、大気清浄化のために定められました規制値を一日も早く達成することが私どもの大きな社会的責任であると考え、このため全社をあげて日夜努力を重
○岩越参考人 いまの御質問にお答えいたします。 当社といたしましても、この環境基準が、五十年の問題五十一年の問題あわせてでございますけれども、非常にきびしい問題であるというふうにその当時から申し上げておりました。研究者といたしましても、五十年の数値をクリアするのにも、なかなかたいへんだという状態でございました。しかし、やはり国民の健康という問題を考えると、こういった基準に向かって研究を進めるというのは
○岩越参考人 ただいま登坂先生からの御質問でございますけれども、当社といたしましては、環境基準に示されております内容につきまして、いささかの疑問も持っておりませんで、ぜひこれをクリアいたしたいというふうに考えて努力をいたしております。 しかし、先ほど申しましたように、当社といたしましての研究段階から、当社は車種を非常にたくさん持っておりますので、そのいずれにもクリアするということが会社としては求められることでございまして
○岩越参考人 日産自動車の岩越でございます。 参考人といたしまして、昭和五十一年度自動車排出ガス規制に取り組んでおります日産自動車の現状について御報告申し上げます。 現在、わが国の公害問題、特に大気汚染問題につきましては、自動車からの排出ガスがその一因であり、大気清浄化のために定められました規制値を一日も早く達成することが、私どもの大きな社会的責任であると思っております。 このために全社をあげて
○参考人(岩越忠恕君) ただいまの電気自動車の問題でございますが、電気自動車は万博で走ったようなものをつくるならば、つくることは可能だと思います。ただし現在日本全国に走っております車を全部電気自動車にかえたら、現在の発電量を全部電気自動車のチャージに当てなければならないということで、電力の問題があると思います。もう一つの問題は、電気自動車にいたしました場合にバッテリーの問題でございますけれども、鉛で
○参考人(岩越忠恕君) 現在排気ガスの規制の問題でございますけれども、これは一酸化炭素それから炭化水素、弗化水素というような排気ガスの中の成分を現在よりもどの程度減らすかということが大体七五年までの目標がアメリカでは示されております。日本もその方向でやられるというふうにわれわれは現在承知いたしております。ただ日本とアメリカとの試験の方法というのは違うことがございますけれども、内容はほとんど同じでございまして
○参考人(岩越忠恕君) ただいま御指名がございましたので、リコールの問題について御報告いたしたいと思います。 リコールの問題につきましては、昨年の六月、リコール制度というものの確立ということについて運輸省から御通達がありまして、その後業界におきまして、関連整備業界、販売業界を含めまして、この対策ということについて協議いたしました結果、リコール問題についての各分担というものを明らかにいたして、それぞれが
○岩越参考人 ただいま御指名のありました日産自動車の岩越でございます。 当社の安全対策の実情について御説明いたします。 自動車を製造いたしますまず第一の条件は、昭和二十六年に運輸省が出されております道路運送車両法に基づく保安基準によりまして、最低限度の構造の問題、装置の問題、性能についての基準が定められておりますので、これによって自動車は設計され、製造されておるのでありますが、近来問題となっております