2004-05-21 第159回国会 衆議院 環境委員会 第13号
○岩槻参考人 お答えするのが難しい御質問なんですけれども、私、以前は東京大学植物園に在職しておりました。東京大学植物園におりますと、東京大学の植物園は、植物園としては日本を代表する研究機関であるとしばしば言っていただいて、そういう対応の仕方をしたんですけれども、グローバルに見ますと、幾つか優秀な植物園がありますけれども、イギリスを代表する植物園は、イギリスのロンドン市西郊にありますキュー植物園です。
○岩槻参考人 お答えするのが難しい御質問なんですけれども、私、以前は東京大学植物園に在職しておりました。東京大学植物園におりますと、東京大学の植物園は、植物園としては日本を代表する研究機関であるとしばしば言っていただいて、そういう対応の仕方をしたんですけれども、グローバルに見ますと、幾つか優秀な植物園がありますけれども、イギリスを代表する植物園は、イギリスのロンドン市西郊にありますキュー植物園です。
○岩槻参考人 冒頭の説明でもちょっと申し上げましたように、生物多様性に関する科学的な知見というのは、随分進んではいますけれども、全体の情報量からいいますと非常に限られております。 私は、実は維管束植物を扱っている専門家なんですけれども、植物に関しては、どこにどういうものがあるかということに関する知見は相当進んでいるんですけれども、まだ、例えば昆虫類でありますとか線虫類でありますとかというようなものに
○岩槻参考人 御紹介いただきました岩槻です。 環境省中央環境審議会の野生生物部会長をやらせていただいていまして、外来種に関する問題についても、いろいろと答申などをつくるのに協力させていただきました。そういう立場から御説明を申し上げたいと思います。 あらかじめ、事務局の方から、非常によく整った参考資料というのを見せていただいたんですけれども、先生方の手元にも多分届いているのでしょうから、内容については
○参考人(岩槻邦男君) こういうことが生物多様性、多様であるということのその問題点だと思うんですけれども、先ほどちょっと申し上げましたように、ツキミソウというのは日本の自然に定着していますし、例えばクローバーというのは、芭蕉でさえ俳句に詠んでいませんけれども、日本の田園風景でクローバーというのを抜きに考えることができないわけで、そういうふうに定着してしまうものもあるわけですよね。 だけれども、そういうふうに
○参考人(岩槻邦男君) 一言で御返事申し上げるのが難しい、非常に大きい問題だと思うんですけれども、私、環境省にもしばしば申し上げているんですけれども、こういう問題、生物多様性の問題、生物多様性の問題だけじゃなくて環境の問題ということについては、どんなに国がいい政策を取られても、科学者がどんないい提案をしても、それでその環境が良くなるわけではなくて、やはり地球上に今生きているすべての人々がその問題に関心
○参考人(岩槻邦男君) 御紹介いただきました岩槻です。 この法律が是非早期に成立しますようにということを期待する立場から意見を述べさせていただきます。 明けて一昨年になりますか、新・生物多様性国家戦略が編まれましたときに、外来種、当時は移入種という言葉を使われておりましたけれども、移入種の問題というのは生物多様性にかかわる最も危険な危ないその要因の一つとして挙げられております。それ以後、環境省の
○岩槻参考人 最初の陳述のところで本当はそのことにも言及しようかと思っていたんですけれども、まさに今御指摘のとおりで、私ども、ふだん研究者仲間として議論していますときには、御承知のように、生物多様性条約を積極的につくるように推進したのも、中心的なのはアメリカの研究者たちでしたし、こういう問題を提起したのもそうでした。 それから、生物多様性に対する危機というので一番シンボリックなことは絶滅危惧種みたいなものであらわれているんですけれども
○岩槻参考人 先ほどお話しさせていただいたことと非常に関係があるかと思いますけれども、基本的には、技術を非常に高めるということと、それからどんなに高めてもそこに生じてくるリスクというのがあるので、その起こり得るリスクは何かということを予想してそれに対する保全をして、さらにそれが実際使われるようになったときに、使われ始めてから害を起こさないかのモニタリングを続けていく、その筋書きに尽きると思うんです。
○岩槻参考人 おはようございます。 大変おくれて参りまして、ぶざまな格好をしてしまいまして申しわけありませんでした。ふだん、私が乗っております東急田園都市線は割合正確に来るんですけれども、それで、きょうも、大切な時間ですから十分時間の余裕を持って出てきたつもりなんですけれども、何かきょうは運悪く車両故障を起こして、三十分ほどおくれて到着したものですから、おくれてしまいました。申しわけありません。話
○参考人(岩槻邦男君) アメリカは、カルタヘナ議定書だけではなくて生物多様性条約そのものをまだ批准していません。 実際、生物多様性条約を作りますときにはアメリカの研究者が非常に大きくコミットしてきて大きい貢献をしているんですけれども、それにもかかわらず政府レベルではまだ批准ができていないというのは私ども非常に残念なことだと思っています。そのことに関しては我々研究者同士では始終話はするんですけれども
○参考人(岩槻邦男君) 先ほどもちょっと申し上げたことなんですけれども、生物界の中、生物が多様化してくるというのは、要するに遺伝子が移り変わってきて多様化してきたということなんですけれども、その多様化の過程で生物が異種間で遺伝子の交流をやっているというのは、もう生物の自然の進化の中でも起こっていることなんですよね。さらに、人為的にも、農業、牧畜が始まって、栽培、飼育・栽培動植物の作出を行ってきた過程
○参考人(岩槻邦男君) 御紹介いただきました岩槻です。 今日の話題がカルタヘナ議定書に基づく法案ということなので、カルタヘナ議定書は、御案内のように、生物多様性条約のバイオセーフティーを保障するために作られたものですけれども、生物多様性ということについて最初に、私自身の自己紹介を含めるという意味もあって、述べさせていただきたいと思うんですけれども。と申しますのは、皆さん、生物多様性というとよくよく