1974-02-27 第72回国会 参議院 決算委員会 第5号
○説明員(岩崎隆弥君) ただいまのおことば、まことに処遇としましてそうであろうと思うわけでございます。ただ、東京拘置所におきましてそういったたてまえをとっておりますのは、過去にいろいろ苦い経験を経ておりまして、拘置所でございますから、当然に証拠隠滅の防止という一つの職責を負うわけでございます。房内で自由に筆記させますと、密書をつくりましてお互いに交換し合う、あるいは出所者に頼んで通謀をはかるということが
○説明員(岩崎隆弥君) ただいまのおことば、まことに処遇としましてそうであろうと思うわけでございます。ただ、東京拘置所におきましてそういったたてまえをとっておりますのは、過去にいろいろ苦い経験を経ておりまして、拘置所でございますから、当然に証拠隠滅の防止という一つの職責を負うわけでございます。房内で自由に筆記させますと、密書をつくりましてお互いに交換し合う、あるいは出所者に頼んで通謀をはかるということが
○説明員(岩崎隆弥君) これは拘置所によりまして若干の差異はございます。施設の設備、職員数その他、これは先生御承知のところだと思いますが、若干の差異はございますが、たとえば東京拘置所の例で申しますと、東京拘置所におきましては、訴訟のため書類が書きたい、それから勉学をしたいという場合は、一人の部屋に入れまして、そこで自由に筆記させる取り扱いといたしております。先般来、再々先生におたよりを差し上げております
○説明員(岩崎隆弥君) 実態を申し上げますと、房内におきまして軽く立ち居ふるまいし運動する程度のことは、これはもちろん人間として通常起こり得ることでございますので、取り締まっておりません。つまり許しております。
○説明員(岩崎隆弥君) ただいまお尋ねの、独房が全国で未決に幾つあるかという点につきましては、さっそく、いまこまかな資料を持っておりませんので、調べまして御報告いたします。 なお、この房に突出物があるかないかという御質問でございますが、ただいま局長からお答えいたしましたように、突出物を全くなくするという居房の試作を終わりまして、最終結論を得た段階でございます。今後これを各施設へつくっていこうという
○岩崎説明員 内地の施設と沖繩の刑務所とどの程度の格差があるだろうかという御質問でございますが、これは何と申しますか、見た感じ、また実態等を総合して申し上げますと、やはり内地の施設も設備の上その他でかなり悪いものもございまして、目下着々改修という段取りで進んでおるわけでございますが、沖繩の施設はやはり内地の施設の下位に属するのじゃなかろうか。正直にかような感じがいたしております。先ほど来ちょっと申し
○岩崎説明員 おりあしく私正確な数字を持っておりませんが、概略申し上げますと、定員は六百四となっておりまして、三月末でございますが、入っております総人員は四百八十六で、総体から見ますとやや余裕があるわけでございますが、御指摘のように雨漏り房がかなりございます。なお独居の定員を申し上げますと二百四十四でございます。雑居が三百十三、かような数字になっておりますが、この雨漏り房につきましては、雨が漏りまして
○岩崎説明員 私、担当は矯正施設でございまして申し上げますが、まず矯正施設につきまして申し上げますと、確かに御指摘のとおり、設備面等で劣っている面が多いわけでございます。 そこで大づかみに申し上げますと、昨年一カ年間におきまして、矯正施設側といたしましては、収容者を入れますところの舎房とか工場とかそういったところの便所の改修とかあるいは職員宿舎の改修、あるいはまた浴場ボイラー、そういったものの改修
○説明員(岩崎隆弥君) この百八名につきまして、簡単に申し上げますが、懲役七年をこえる者が八十一名でございます。それから七年の者が十一名、懲役三年六月をこえ七年末満の者十名、懲役三年六月の者六名、大筋かようなことになっております。
○説明員(岩崎隆弥君) 死刑が一名おりますが、内訳を申しますと、これは併合罪の関係でございまして、尊属殺では無期懲役が選択されておりまして、別件の強盗殺人で死刑になっております。したがって、ただいまの数には入れておりません。
○説明員(岩崎隆弥君) これは判決がございました四日現在の調べでございますが、尊属殺人——これは未遂を含みまして、現在服役しております者は総数百五十名でございます。内訳を申し上げますと、無期懲役が四十二名、有期懲役が百八名、かようなことになっております。
○岩崎説明員 お答えいたします。 ただいま御指摘のように、建物、設備がかなり不備でございます。これは私たち復帰当時引き受けましていろいろ検討したわけでございますが、たいへん不備な点がございまして、御指摘のように、刑事被告人を入れます拘置監はかなり狭小な状態になっております。これにつきましては、昨年度約百名ほどの受刑者を内地のほうへ送りまして、入れる場所をすかしまして、そちらへ入れるというような措置