1956-05-15 第24回国会 衆議院 逓信委員会 第19号
○岡部参考人 ただいまお尋ねのテレビジョンの受像機につきましては、一台につきまして六万円で購入のあっせんをいたしたことはございます。NHKといたしましては、月賦のような制度もできませんし、財団法人の電波技術協会におきまして技術講習会用として組み立てたものを、一台六万円ということであっせんしたわけでございます。なお、そのあっせんをいたしました国会議員の方々からは、全部お金をちょうだい済みになっておるということでございます
○岡部参考人 ただいまお尋ねのテレビジョンの受像機につきましては、一台につきまして六万円で購入のあっせんをいたしたことはございます。NHKといたしましては、月賦のような制度もできませんし、財団法人の電波技術協会におきまして技術講習会用として組み立てたものを、一台六万円ということであっせんしたわけでございます。なお、そのあっせんをいたしました国会議員の方々からは、全部お金をちょうだい済みになっておるということでございます
○岡部参考人 お答え申し上げます。ただいま逓信委員が外遊するときには一人当り五十万円をつかませる云々ということでございますが、右の事実は全くございません。
○岡部参考人 さようでございます。
○岡部参考人 ただいまお尋ねの、昨年の当委員会においてお話がございましたサービス・センターの買収につきましては、その後NHKにおきまして会計検査院の意向なども参考といたしまして、今年の二月一日をもってこれを一億二千二百万円で買収することにいたしました。
○岡部参考人 日本放送協会の昭和二十九年度財産目録、貸借対照表及び損益計算書並びにこれに関する説明書についてその概要を申し上げます。 まず第一に二十九年度における事業運営の収支状況について御説明をいたしたいと思います。 ラジオ収支におきましては、事業収入は九十六億三千六十五万円余、事業支出は八十八億五千二十一万円余、差引当期剰余金は七億八千四十三万円余でございます。その内訳につきましてはお手元の
○参考人(岡部重信君) 非常に具体的な実際の問題になるわけでございますが、昇給規程は御承知のように幅がありまして、ある基準の上は何割というふうに、従来ですと、いろいろの関係から何と申しますか、きわめて低い幅で上る。しかしこの原資があるならばある程度満足にいくというまでにいくかどうかしれませんが、相当程度改善される、こういう考えです。
○参考人(岡部重信君) 今お尋ねの定期昇給の原資が認められておってもベースの改訂にはならぬじゃないかというような御説のように拝聴いたしましたが、定期昇給についてベース・アップになるかならぬかという問題につきましては一応さておきまして、昇給原資について数字的に申し上げますと、一万九千二百七十円の現在の月給が、四・八の昇給原資をお認め願うならば九百二十五円上る、こういうふうに予算が組んでございますので、
○参考人(岡部重信君) 御報告申し上げます。資料として差し上げましたテレビジョンの計画につきましては、御承知の通り三十三年度まで年次計画としてごらんに入れておるわけでございます。それで私どもとしましてはこのテレビジョンを始めた早々でありますので、この三十三年度までの第一次の目標をできれば早期に建設いたしまして国民の要望に沿いたいという段階でただいまおるわけでございますが、それで先般も申し上げましたように
○参考人(岡部重信君) 総則の第七条に関連してのお尋ねがございましたが、われわれとしましても、今お話しのような増収という場合に、いろいろ職員の努力というようなものが非常に関連があるのでございまして、それを励ますという意味においても、たとえばちょっと社宅とか、あるいは寮のようなものは、これを取り上げていい対象だと存じております。それで今年度はちょっと忘れましたが、かつてそのような考え方からして、一つの
○参考人(岡部重信君) ただいま久保さんからお話しのありました厚生施設の面でございますが、御承知の通り、比較的協会の歴史といいますか、始まって以来年月がたっていないというようなこと、従いまして、何と申しますか、全国あまねく聞えるようにというような放送法に課せられた使命と建設事業、それに引き続きましてさらに最近テレビジョンというようなことが起ったために、やや厚生施設というものについては十分でない面もあるかと
○参考人(岡部重信君) 日本放送労働組合との給与に関するいろいろ交渉の経過でございますが、結論的に簡単に申し上げますと、この三十一年度の給与の引き上げについての要求でございますが、その内容としましては、月額平均二千四百円を引き上げることというのが主眼点でございます。それにつきまして再々交渉が行われ、闘争の手段として一時あるいは電波にまで影響を及ぼすというような懸念もあったわけでございますが、協会の給与
○岡部参考人 ただいまお尋ねの待遇の問題でございますが、仰せの通り組合の要求に対して昇給の原資を認めたにとどまっておりますことは、おっしゃる通りでございます。ただ従来NHKといたしまして、ベースを上げる場合にとりました方式といたしまして、御承知の全産業の定額給、世帯主本給の定期収入、消費指数の総額平均の指数というものをもとといたしまして、従来国会にベース・アップの御審議をお願いして御承認を得ておった
○岡部参考人 ただいま松井さんから、駐留軍の放送役務に対してのお尋ねでございますが、現在駐留軍の役務につきましてNHKがやっております事柄は、以前とは非常に趣きを異にいたしまして、韓国語放送とでも申しましょうか、そういう内容のものでございます。それで現在やっておりますのは、東京、大阪の第二放送の施設の放送終了後のあき時間並びに短波の放送でございます。この契約につきましては、長期間の契約でなく、非常に
○岡部参考人 御承知の通りまだ本年度全部を経過いたしておりませんので、はっきりした数字はまだ出ないわけでございますが、大体先般の委員会でも申し上げましたように、二十九年度を上回る数字になる、かように考えております。
○岡部参考人 今八木さんのおっしゃる通り、あるいは場合によりますと年末のボーナスと一緒に出すとか、あるいは年度末に出すとか、そういうような方法で出しているわけでございます。
○岡部参考人 先ほど八木さんからお尋ねの第七条の二項に関する特別の給与についてでございます。先般の委員会で私の申し上げた数字がちょっと違ったために、八木さんが今おっしゃった数字が違っていたのではないかと思いますので、恐縮ですが、訂正さしていただきたいと思います。二十九年度におきまして、この条項によりまして協会が支出しました特別の給与は一億四千八百万円でございました。それからどういう給与に充てているかというお
○岡部参考人 NHKとしましては、この固定資産税につきましては、いわばNHKが他の公社と性格の違う分野もあるかと思いますが、いまだに固定資産税はごかんべん願いたいというので、地方行政委員会などにも私どもの意見は申し述べておるところでございます。予算としましては、先ほど政府側からも御答弁がありましたが、NHKの予算は大体立法措置を要するようなもの、あるいは公定料金などで認可といいますか、許可といいますか
○岡部参考人 予算を提出いたしました時期は、一月三十一日と心得ております。しかしそれは提出時期でございまして、予算を確定いたしましたのはそれより以前でございまして、もし間違ったらあとから訂正いたしたいと思いますが、十一月だったかと思います。
○岡部参考人 現在私どもの考えといたしまして、人件費、物件費というものは分けて、その間における流用は、その分けた物件費、人件費関係のそれぞれにおいてのかれこれの流用ということは、事業の性質上認められてしかるべきものだと存じますが、人件費につきましては、これの措置としましては第七条の弾力条項をもって措置するのが現在においては妥当であろう、かような見解のもとにこの予算を編成したようなわけなのでございます
○岡部参考人 ただいまお尋ねの総則の第四条でございますが、確かにお話の通りこういうただし書きというものは要らないのじゃなかろうかということにつきましては、私どもも研究に値する御意見だと存じておる次第でございます。それと、御承知の通り放送事業が弾力性と申しますか、機動性を要する仕事なものでございますから、いろいろこの予算というものに定められた内容、事項につきまして、弾力性のあるような方向に持っていきたいというのは
○岡部参考人 私も唐津のことにつきましては、数年前の台風の場合でしたか、特にあの辺の御要望を受けまして承知しているわけでございますが、NHKといたしましては、ただいま御指摘の通り、放送法により全国あまねく容易に聴取できるようにというので、毎年計画を立ててやっているわけでございまして、ただいま御指摘の通り、地方におきましては、その土地のローカルのニュースなり、気象通報なりの放送がほしいというのが圧倒的
○岡部参考人 買収の年度につきまして、ただいま御指摘の三十一年度並びに三十二年度という点につきましては、お話の通りでございます。なお番組、給与の点について、そういうことをすることによって、悪影響がないようにというお話でございましたが、私どももまだ実は来年度の予算の構想も立てていないのでありますが、大体できるだけ早く買収したいというのであります。今申し上げたような二年度で買収するというようなことでありまするならば
○岡部参考人 せんだっての委員会におきまして、なるべく早期にこれを買収したいと申し上げた次第でございますが、その後理事会でも検討を加えまして、おそらくとも二年度以内にはこれを買収することにきめた次第でございます。
○岡部参考人 これについてはいろいろ考え方があると思いますが、私どもとしましてもやむを得ずかくのごとき措置をとつたのでございまして、将来会計検査院の御指摘のようになるべく早期に買収したい、かようにただいまのところ考えている次第でございます。
○岡部参考人 昭和二十八年度の日本放送協会財政の概況を申し上げます。 協会の昭和二十八年度決算の結果につきまして申し上げますと、その資本の総額は二十二億五千四百五万円余で、これを前年度末に比較いたしますれば、一億八千七百六十七万円余の減となりました。これに対する資産は五十六億六千三百六十一万円余で、前年度末に比較しますれば、八億八千三百八万円余の増でございます。このうち流動資産は四億二千五百七十七万円余
○参考人(岡部重信君) 沿革的に申しますと、実は何と申しますか、協会独自にやってやりづらいような仕事も若干御承知の通り考えられるわけでございます。このサービス・センターができましたときは、ちょうど新聞の統制時代でございまして、新しくNHKがこういうものをやるとしても、これはやはりNHK自体の性格として、機動性といいますか、弾力性もございませんし、それからそれを頒布するにしましても、NHK自身では販売政策上
○参考人(岡部重信君) ただいまお尋ねの外郭団体ということでございましたが、かねて当院におきましてもお尋ねがございまして、その折お答えしたところでございますが、このラジオ・サービス・センターと申しましたのは、この放送の普及と申しますか、主としてそれに役立つような放送番組の周知、それから放送の催しもの、テキストというものをやっておる財団法人でございます。それで私どもとしましても、御指摘のように、その外郭団体
○参考人(岡部重信君) お尋ねの会計検査院から御注意をいただいたこの建物の問題につきましては、この当時国際放送の拡充というような問題があり、その他番組の拡充強化に伴いまして、スタジオないし事務室が急激に不足して参りました。それで事業運営上この大きな悩みを早急に解決を迫られております。たまたま財団法人のラジオ・サービス・センターで社屋の新築計画もありましたし、同時に離れ離れになっていろいろ困っていたNHK
○参考人(岡部重信君) 私実はただいま久保さんの御質問につきまして申し落しまして、まことに失礼いたしましたが、資料といたしまして、昨日差し上げた中の六番目に、日本放送協会標準放送網計画についてというのがございますが、これに考え方と建設の順序がございますので、御覧いただけばけっこうだと存じます。 それからお尋ねの、いわゆる三十三年におきました場合の世帯数、要するにまだカバーされない世帯の数でございますが
○参考人(岡部重信君) お答え申上げます。ただいまお話の通り、二十九年度予算を御審議いただきましたときに、放送協会の使命に照らし、難聴地域の解消ということに努めなければいけないという附帯決議をいたされまして、これに基きまして、私どもとしましても、当時としては新しい建設は国の政策にもかんがみ、一応取りやめたのでありますが、資金の余裕さえつくならば、できるだけ御要望に沿いたいと存じまして、それから大いに
○参考人(岡部重信君) 私どもとしましては、この総則は実は申し遅れましたが、二十九年度の協会の予算におきまして初めてこの第二項が設けられたのでございますが、多分に業績賞与的なものである。それで私どもとしましては、今御指摘のベース・アップという要素は含まないのじゃないか。臨時の給与であって、それに対してべース・アップというものは予算において別の問題じゃないかというふうに考えておるわけでございます。
○参考人(岡部重信君) 先ほど申し上げたことを繰返すようなことで申しわけないかも知れませんが、一つはこのワクというものについて、自立的に行動をする上においても、やはりある程度のものが必要じゃないかという考え方。それからまた御承知の通りかれこれ流用することができるという点につきましては、また逆の見方からするならば、人件費を物件費に回さない。非常に経営が困っても人件費は確保するという考え方も、まあいささかへ
○参考人(岡部重信君) ただいまのお話の総則の第四条につきましては、私どもといたしましてもお説のような考え方は十分成りたつ考え方だと承知しております。ただ現状におきまして、この国会において協会の予算を御承認を得る、そうしてこの企業体が御承知の通り非常に何と申しますか、機動的でなければならぬという要素もございますので、考え方によれば、項々で定めた金額を経営委員会の議決で流用するのもどうかという問題もあるのでございますが
○岡部参考人 組合の要求といたしましては一緒の、内勤、外勤の差がない要求と存じております。それから内勤、外勤の差がなぜあるかというお尋ねに対しましては、外勤と申しますのは、放送協会の受信料をちょうだいするのに、直接協会でやります集金の地域と、郵政省にお願いしているのとありますが、直接協会の手によって集金をいたす職員を外勤と申しておるわけでございます。この職種に対しましては、固定給として考えられるものと
○岡部参考人 組合の要求しておりますのは、二万二千円を要求している次第でございます。それで結局われわれの方との差があるわけでございますが、具体的に申し上げますと、本年度は実はまだ中途でございまして、結論的な数字ではございまんが、二十九年度予算を御審議のときに附帯条件をつけて、給与の改善に努力するようにというお話もございましたので、増収節約におきまして約一億五千七百万円ほどの金額を、待遇改善に充てることにいたしておる
○岡部参考人 ただいまご審議いただいております予算におきましては、給与の項については仰せの通りでございます。それと申しますのは、昨年給与の改訂をお願いいたした次第でございますが、そのとき資料といたしまして、全産業のきまって支給する給与、次に世帯主本業定期収入、その他の統計を用いまして、いささかこまかくて恐縮でございますが、二十八年度の給与の実施月であるところの二十八年の四月に対しまして、二十九年度の
○岡部参考人 国際放送について申し上げますが、今年度わずかではございますが、南西諸島向けの一方向と、内容の充実した点においては、経費も若干ふやしてあるような次第でございます。
○参考人(岡部重信君) 二十九年度につきましては、只今申上げたような次第でございますので、NHKの確定的な計画ということを申上げる段階には至つておらんわけでございますが、只今考えておりますところの一つの構想といいますか、案を御参考までに申上げれば、第二放送の施設につきましては、五局何とかやつて行きたい。それから増力、いわゆる五百ワットを一キロにするというような増力関係につきまして、少くとも一局やつて
○参考人(岡部重信君) 二十八年度におきましては、御承知の通り難聴地区の救済の建設計画を以ちまして、その実行に当つておるわけでございますが、二十九年度につきましては、御承知の通り新らしい局を作るという計画を取りやめましたものですから、二十九年度これをどうするかということについて、先ほども若干申上げた次第でございますが、御趣旨については私どもも同感でございますので、少しでも早くこの難聴地区をよりよく聴
○参考人(岡部重信君) 只今お尋ねの本年度収支剰余金のことにつきまして、一億六千万円ほど収支剰余金が現われておるわけでありますが、過日の本委員会でお尋ねがあつたのでございましたが、この収支剰余金に該当するものは、実は二十七年度におきますところの建設工事の遅延のために現われたのが主なものでございまして、この収支剰余金が直ちにいわゆる剰余になつているというような性質のものではないのでございまして、主なものは
○岡部参考人 共済会に五千万円支出した分につきましては、先ほど大澤第四局長さんからもお話がございましたが、われわれといたしましては、受信者一千万獲得ということは多年の念願でございます。その目標といいますか、われわれが考えた達成の時期よりも、約半年早く一千万を突破することができたことにつきまして、なお一層職員の努力によりまして受信者に奉仕することが望ましいと存じまして、節約の一部を流用して、資金関係などもにらみ
○岡部参考人 多少こまかくなるかもしれませんが、二十七年度につきましては、御承知の通り当初から予算の編成の際におきまして、長期借入金の返還を全額いたさずに、一部借りかえというか、乗りかえをし、また減価償却を七五%にするというようなことなどをおもにいたしまして編成いたしたわけでございますが、この年度におきましても、物価の高騰等がございまして、それで大体項目的に申しますと、業務機構を簡素化するということをいたしております
○岡部参考人 昭和二十七年度の決算につきまして、概要御説明申し上げます。 協会の昭和二十七年度決算の結果につきまして申し上げますと、その資本の総額は二十四億四千百七十三万円で、これを前年度末に比較いたしますれば、三千四百八万六千円の増となりました。これに対する資産は四十七億八千五十三万三千円で、前年度末に比較しますれば、七億八百八十二万七千円の増でございます。このうち流動資産は四億六千九百二十五万四千円
○参考人(岡部重信君) この外国映画の購入につきましては、ムービー・トーン・ニーユースの映画の上映権でございまして、国内で契約いたしましてこれを上映しているわけであります。御承知の通り、いろいろのニユースを購入するほどの余裕もございませんし、価費の関係と睨み合せまして只今のところいわばまあ最小限度の外国のニユース映画の上映というのを、これは御承知の通りテレビジヨンでございますが、今年度実施して行きたいというような
○参考人(岡部重信君) 今御指摘のような翌年度どうしてもやるというので、前年度まだ支出しなかつたというような建設がこれに入つているわけでございます。
○参考人(岡部重信君) 今御指摘の通り、やはり決算におきまして収支剰余金が出ることは当然なのでございますが、それ以前の場合ですと、御承知の出る原因が、「基本支出において年度内に支出を終らないときは、同一計画事項の場合に限り、予算の残額を翌年度に繰り越して使用することができる。」という総則がございますが、これが殆んど大部分なのでございますが、ただ御指摘の通り予算におきまして、前期繰越収支剰余金を実際問題
○参考人(岡部重信君) お手許に差上げました昭和二十七年度収支予算決算対照表について説明さして頂きます。 一応、予算額といたしまして国会で御承認を頂きました予算を一番左の欄に掲げております。それから増減額といたしまして、只今御指摘の総則に基く増減を次の欄に加え、そうしてその合計を出し、決算額を次の欄にしまして差引を出したのがこの資料でございますが、承認予算額につきましては、特別申上げることはないわけでございますが