1987-09-04 第109回国会 衆議院 文教委員会 第4号
○岡本参考人 今おっしゃっていただきましたように、また私が最前申しましたように、本当に子育て中の親の切実な気持ちというものは身に強く感じる次第でございますが、これに即効薬がないということを私はそう簡単に申しておるのではございませんので。 実は御承知の方もおいでになると思いますけれども、入試に関しましては共通一次を委員長として行ったものでございますが、あのときのアイデアは約十三年かかったアイデアでございまして
○岡本参考人 今おっしゃっていただきましたように、また私が最前申しましたように、本当に子育て中の親の切実な気持ちというものは身に強く感じる次第でございますが、これに即効薬がないということを私はそう簡単に申しておるのではございませんので。 実は御承知の方もおいでになると思いますけれども、入試に関しましては共通一次を委員長として行ったものでございますが、あのときのアイデアは約十三年かかったアイデアでございまして
○岡本参考人 会長として最も苦心した点ということでございますけれども、苦心したと申しますか苦しみましたと申しますか、これは先生方からも絶えず批判を受けておる点でございますけれども、本当に国民が渇くように期待しておる問題に、そのまま特効薬のようなものが出せないということが私は大変苦しみではございました。しかし、そもそもこの審議会は、社会と文化の変化に対応する改革の基本的方策を示せということではございましたけれども
○岡本参考人 おはようございます。臨時教育審議会の会長をしておりました岡本でございます。 きょうは、先生方大変お忙しいところ文教委員会をお開きいただきまして、ここで私がごあいさつ申し上げることができまして、また、先般来審議してまいりまして提出いたしましたこの「教育改革に関する第四次答申」、これは最終答申でございますが、これにつきましてあらましを御報告申し上げる機会を得ましたことを、まことにありがたく
○参考人(岡本道雄君) 会を辞任をしてしまった後のことにつきましては、実は私はその点は極めてはっきりいたしておりまして、もう自分に関係のないという認識をしっかり持っておって、特にそれに対してコメントもいたしませんし、特別なことを何も申し上げることはないというのが私の考え方です。
○参考人(岡本道雄君) 先生の御質問の焦点が審議会が政治に左右されておるかということでございますので、私は、審議会の会長としては、そういうものに左右されておらない、今後もされないように努力するということで先生にお答えしたと、そういうように思っております。
○参考人(岡本道雄君) 絶えず繰り返し申しておりますように、臨教審といたしましてはどこまでも自主的に、他のいかなるものにも影響されないように運営していこうというのが主眼でございまして、今までのスケジュールについて、特に政治を意識したということはございません。 なお、一委員の辞職に関しましては、ここで申し上げられることは、本人は、委員でありました間は専心無議に参加して、有益な意見を述べて役割を果たしてきたということでございます
○岡本参考人 この問題につきましては、大変私自身も胸を痛めておる問題でございますが、何と申しましても、私は、子供の成長段階にしっかりした自己が確立してない状況が一番大きな問題だと思っております。これは私の専門的な立場で強くそういうことを感じておりまして、この「はじめに」のところにいじめの問題を書きますときも、この基本は家庭にある、こう申しましたけれども、家庭にあるという表現自身には問題があるとしましても
○岡本参考人 仰せのように、相互の不信の一掃と相互信頼の回復、政治的対立を超えるものとしての教育の復権、教育の主体性を確立することが極めて重要であるという考え方を述べておるわけでございます。これが何を指すかということは、御想像のとおり、やはり日教組を中心とする教育現場と文部省との対立というようなものがあるわけでございますけれども、私が繰り返しこの国会でも申しておりまして、また審議会の方針にもしておりますように
○岡本参考人 今、先生におっしゃっていただきましたように、いじめを初め教育の荒廃につきましては全体にわたっていろいろと詳しく述べておるわけでございます。具体的に国民に向かってということでございますが、具体策につきましても、初中教育の部分で一つの枠を設けましてその対策を述べておることは御承知のとおりでございます。 ただ、一般的に申しましても、やはり国民に訴えるということが大事だと思いまして、二十三日
○岡本参考人 戦前の教育というのは、よく言われますように富国と強兵ということで、もちろん国を富ますということは大事でございますけれども、軍国主義とか極端な国家主義というものがあった。特に強兵という部分を全く変えて、それと国が主体、一番主なものになっておったのを、個人の大切さということを重視しまして人格の完成ということを教育基本法の目的として、平和国家、文化国家、民主、自由、平等の実現をしよう、そういうことが
○岡本参考人 問題点は第一次答申に全部挙げておりまして、その中で、審議経過その三につきましてはそれに向かってできるだけ審議してまいったわけでございます。それでもまだ、審議経過その三の中にも第二次答申にも盛り切れないものがあるということでございます。 また、この第二次答申には、その後残るものはこういうもの、現在考えておるものにはこんなものがあるということはできれば述べるつもりでおりますけれども、第三次答申
○岡本参考人 仰せのように、四月末に出す答申を基本答申とするということを申しておったのですけれども、その後審議を進めていくうちに、次の答申に残るものにも相当重要なものがございますので、これを基本答申と言うのは必ずしも適当でないということで、総会で明言いたしましてこれは第二次答申とする、しかしながら、これに基本的なかっ波及効果の大きいものを盛るということは変わりませんけれども、第三次答申と言われるものの
○参考人(岡本道雄君) 初め基本答申と申しましたのは、任期全体を考えまして、ちょうど中ごろ過ぎといいますか、こういうときにほぼ基本的なものを出して、あとはしっかりそめ後のことをそれから見守ることもできるというふうに考えておりましたので、最初はこれは基本答申にしようということで基本答申と申しておりました。その中には今次の教育改革の基本的なものはひとつ盛っていこうというつもりでおりまして、したがって、波及効果
○参考人(岡本道雄君) この四月末を目途にというのが正式でございまして、新聞記者諸君は二十三日と言ってくれますけれども、まだ総会で決定したことではございませんので、これは四月末というのがなんでございますが、予定は立てましても必ずしもその日程にいくと限りませんので、今のところ我々は二十三日という言い方をしないで、四月末日を目途にというふうに申しておりますので、御了解願いたいと思います。
○参考人(岡本道雄君) おっしゃいますように、教育の審議会でございますので、教育は国民のだれもが関心を持っておりまして、また意見を持っておりますので、この審議会の一つの大きな特徴としまして、できるだけ多方面からの国民の意見を聞くということと、それから審議の内容を率直にできるだけ知らせながら国民と一緒に審議するくらいなつもりでやろうというのが最初からの方針でございました。したがって、結論の出たときには
○参考人(岡本道雄君) まず、このたびの第二次答申、かつて基本答申と申しておったものでございますけれども、それが二十三日がどうかということでございますが、これはそういうふうにはっきりは決めておりません。四月の下旬とは申しておりますけれども、これは一般的に想像して二十三日というふうに申されておりますけれども、まだ運営委員会で決定はいたしておりませんが、そのころだろうということは考えております。 その
○参考人(岡本道雄君) 少しおくれまして失礼いたしました。 調査の内容は、私は科学技術会議の常任議員でございますので、毎年、欧米の私どもの相手になる人たちとお互いの国の科学技術行政の全般にわたってフリーな話し合いをするということをいたしておりますので、それがことしは過日極めて短時日に限りましてヨーロッパ三国と話し合ってまいった、これが主な仕事でございます。
○参考人(岡本道雄君) それで、この審議会は、「教育基本法の精神にのっとり、」ということでございますので、私は自分の感想で読みにくくても、これからこの精神を読み取ることがまず第一なんですね。その意味で、私は私なりに努力をして読みまして、そして今のところ、この中から精神というものを読み取り得ると感じたわけです。それで、このことは第一次答申のときも同じでございまして、そして夏休みにしっかり読んでみても、
○参考人(岡本道雄君) これはよく注意して読みますと、「教育は、人格の完成をめざし、」と、これが最終のゴールであるということははっきりわかります。それからその次に「平和的な国家及び社会の形成者として、」と、こういうふうに言っているわけですがね。ここらが私は最前申したように、この点はこれは国民としての、最終の全体のゴールは人格の完成を目指したけれども、これは国民としてというので、それから個人としては心身
○参考人(岡本道雄君) この第一次答申のときからこの審議会はそもそも教育基本法の精神にのっとりということでございますから、一次答申は改革の方向から出ておりますけれども、やはり教育基本法をしっかり読んで、そしてその精神を納得して、そして改革の方向というものが出るものであります。そういうふうな努力は私としていたしましたわけでございますが、これは審議会としてもそういう経過をたどっておるわけでございまして、
○岡本参考人 一番最初に申しましたように、一次答申のときにも、当然改革案を述べるわけですから、その際に教育基本法の精神というものを十分検討いたしまして、それに沿ったものを出しております。したがって、挙げましたあの改革の内容は教育基本法の精神にのっとったものだと思っておるわけです。それで、第二次答申になりますとさらに多くの施策も提案いたしますので、それも教育基本法の精神にのっとっておるかということをしっかり
○岡本参考人 今おっしゃっていただきました予定でございますけれども、教育基本法の解釈について検討を進めるということと、それから「審議経過の概要」を発表するという、この予定についてはそのとおりでございます。 その次に、なぜ臨教審は教育基本法の解釈について検討するのかということでございますけれども、今次の教育改革は、教育基本法の精神にのっとって進められるということがまず大前提でございますので、その精神
○参考人(岡本道雄君) この「個性主義」とか――「自由化」という言葉と、それから「個性主義」になりまして、それから「個性の尊重」、「重視」と言葉が転々と変わったように一般的に言われておるのでございますけれども、これはこのたびの審議会の特徴が、およそ審議の内容をそのまま外に出しておるものですから、そういう印象をお受けになることはまことにもっともなことでございますけれども、およそ意見の違った者が集まって
○参考人(岡本道雄君) この改革理念、このたび第二次答申といいますか、基本答申というものをこれからほぼ一年後に想定いたしておりますが、そのときには教育の理念からそういうものを全部入れます。それで、このたびのは、改革の方向といいますか、改革の原則というものでございまして、それがこの一から八というものでございまして、その点、「本審議会の主要課題」というところをごらんいただきますと、全体の構成というものはこういうものであって
○参考人(岡本道雄君) 答弁に先立ちまして一言ごあいさつ申し上げます。 先生方、大変お忙しいところ、きょう我々の作成いたしました第一次答申のためにいろいろお聞き願うためにお集まりいただきまして本当にありがとうございました。どうぞひとつよろしくお願いします。 前の「審議経過の概要」からこのたびの第一次答申の間には、御承知のとおり、公聴会などをやりましたり、その他各団体からも意見を多数お寄せいただきまして
○岡本参考人 第一の「共通一次試験を改め」というのを「代えて」といたしましたのは、今まで共通一次試験というものはいろいろな弊害が指摘されておりまして、それから事実としては、私学が関係しておらないというところもございます。それで、共通一次の続きということでは、そういうものを採用するということにいろいろ問題がございますので、このたび「代えて」としましたのは、もうそれとは別にという意味を強調して、新たに「
○岡本参考人 御指摘の点は極めて大事なことでございまして、臨教審の内部でも決してそのことをないがしろにいたしておりませんので、この二十六ページの下の第三というところに、「企業・官公庁においては、採用、評価などの人事管理において多様な能力が評価されるよう、次の諸点にわたり、」注意してもらいたいということがございますが、これはお互いのこともございますけれども、多様な学校からの採用に関連しましては、三つ目
○岡本参考人 おはようございます。私が臨時教育審議会の会長をいたしております岡本でございます。 きょうは、文教委員会に出席いたしましてごあいさつを申し上げまして、きのうこの審議会が決定いたしました教育改革に関する第一次答申について御報告を申し上げる機会を与えていただきまして、まことにどうもありがとうございました。 先生方におかれましては、教育改革の諸問題につきまして常に大所高所から御熱心な御審議
○参考人(岡本道雄君) 最前のような気持ちでおりますので、いよいよというときには、今後ともいろいろ御意見を承らしていただく機会があればありがたいと思っております。何分なれぬことでございますので、こういうところへ出てくるということはなかなか大変なことなんでございますが、いろんな機会、それからまた国会の方でそういうふうにお決めいただいたときには出てまいりますということでございます。
○参考人(岡本道雄君) 今御親切なお話をいただきましたわけでございますけれども、私も先生のおっしゃいますように理解をいたしておりますが、御承知のようにきのう審議経過の概要というものを出しましたが、これは主に部会の審議内容をそのまま伝えたものであって、これからこの中から何を取り上げてそして第一次答申に盛るかということは総会において決めるのであって、どの問題を取り上げるかということもまだ決まっておらない
○参考人(岡本道雄君) 私が臨時教育審議会の会長の岡本でございます。 ただいまの委員長の御質問に対しましてお答えさしていただきます。 まず第一に、臨時教育審議会の設置期間三年間にわたる審議事項やそれから答申の仕方、時期等についてということでございますが、審議事項は社会、文化の進展に応じて、二十一世紀に向かって長期的な展望を持った教育計画というものでございますが、これと同時に、現在この審議会設置の
○岡本参考人 最前御注意いただきました第一点でございますが、委員の発言が、特に臨教審外での発言なんでしょうが、大変混乱をしておるということでございますが、これは最前申し上げましたように、これで二回、総会においても私から、こういう事実については十分良識をもって注意いたしましょうということで注意してまいりましたが、今後とも御趣旨に沿いまして十分の努力をさせていただきたいと思っております。 それから、読売新聞
○岡本参考人 ただいま御質問いただいたことに対しましてお答え申し上げます。 私が会長あいさつで申しましたことで、教育はだれもすべての人が意見を持つけれども、それはおのおの自分の経験によるものであるから、したがって、それは狭い広いがありまして、人の意見に耳を傾けるという姿勢が大事だと申しましたことは、実は大学紛争のときに、大変狭い自分の経験で若い人たちが強く主張しますことにつきましては、私はやはり、
○岡本参考人 私が、臨時教育審議会会長の岡本でございます。 先生方には、かねてから、本審議会の発足前からいろいろ御高配をいただいてまいりました。また、このたび出席して私が皆さんの御意見を聞く機会につきましても、いろいろ御高配があったと承っておりまして、その点、きょうここに参りまして、これから先生方のお話がお聞きできること、まことにありがたいことだと思っております。 早速今の委員長の御質問にお答えいたしますが
○岡本参考人 いま申しましたように、私立の大学の参加というものは、この国の入試というものを考えますと、当然展望として持っておりますけれども、いまのところ国立に関してこの内容を少しでも遺漏のないようにということで精いっぱいでございまして、公立に関しましては、その参加の実際につきましていま検討中、それは向こうの方が積極的に意思の統一をしておいでになりましたのですから具体的にも検討いたしておりますけれども
○岡本参考人 お答えします。 まず国大協が相当な年月をかけて、毎年二百人、延べ千人近くでやったということでございますけれども、繰り返し申しておりますとおりこれは四十万近いものを扱うというきわめて大数でございますね。いささかのミスがあってもこれは大変でございますし、その試験そのものについても、いまいろいろ御意見を承りましたように批判もございますので、それで、これはまず最初に国立大学が、いままでも三回模擬
○岡本参考人 私、岡本でございますが、国大協の——国大協というのは、国立大学協会といいまして、国立大学の学長の会でございますけれども、そこに入試改善調査委員会というのがございまして、それの委員長をいたしておるわけでございます。今日、私たちが研究してまいりました共通一次についてお聞きいただけますこと、大変ありがたいと思っております。 皆様方十分御存じのことと思いますけれども、概略と申しますかそういうものを