1991-12-17 第122回国会 参議院 地方行政委員会 第3号
○説明員(岡本敬三君) 森林の公益機能につきましては、林野庁といたしまして随分昔からいろんな試算をいたしております。 先生から先ほど御指摘のございました三十一兆といいますのは、四十七年段階で一定の前提に基づきます試算をいたしまして、御指摘のとおり三十一兆円余になるという試算をいたしたものでございます。
○説明員(岡本敬三君) 森林の公益機能につきましては、林野庁といたしまして随分昔からいろんな試算をいたしております。 先生から先ほど御指摘のございました三十一兆といいますのは、四十七年段階で一定の前提に基づきます試算をいたしまして、御指摘のとおり三十一兆円余になるという試算をいたしたものでございます。
○説明員(岡本敬三君) 森林の機能といいますものを金額に換算いたしますことは非常に難しい面がございますけれども、幾つかの仮定に基づきまして試算をいたしましたところ、約二十六兆円というような機能があるというような試算もいたしたところでございます。
○説明員(岡本敬三君) 森林につきましては、先生先ほど御指摘がございましたけれども、木材の生産あるいは国土の保全、水資源の涵養、生活環境の保全、形成というような重要な役割を果たしているわけでございます。 しかしながら、近年の森林・林業をめぐる情勢というものは非常に厳しいものがございまして、例えば間伐につきましては非常におくれているというようなことでございまして、森林の整備が必ずしも十分な進展を見ていない
○岡本説明員 最初に、災害関連緊急治山事業及び治山の激甚災害対策特別緊急事業についての採択のお話でございますが、次期の降雨によりまして被害を受けるおそれがあるという箇所につきまして、災害関連の緊急治山事業としまして、本年度早急に復旧を図るということでやっております。その後のものにつきましては、次年度以降に順次計画をしてまいるということで実施をいたしているところでございます。 次に、激甚災の関係でございますけれども
○岡本説明員 第一次につきましては八月十二日に連絡をしたところでございますが、第二次につきましては九月の中旬を予定しております。 それから、島根県分に関します災害関連緊急治山事業でございますけれども、箇所数にしまして三十カ所、事業費で約八億四千万円となっております。
○説明員(岡本敬三君) 松くい虫対策につきましては、林野庁といたしましても法律に基づきまして、年間約六十億程度の松くい虫対策の経費をこれに充てております。 確かに、先生御指摘のとおり、松くい虫の跡地につきましては特別の伐倒駆除というような形でもちましてこれを推進していくということでございますので、それらの事業の中におきましてそういう被害木の処理を推進してまいりたいというふうに考えております。
○説明員(岡本敬三君) 加計町周辺、確かに人工林地帯でございまして、人工林が多いわけでございます。この人工林対策につきましては、治山事業、従前は人工林はこの対象にしないということになっておったわけでございますけれども、六十三年度からそういう地域をも対象にいたしまして治山事業を実施することといたしておりまして、こういう意味で、治山事業を促進することによりまして災害の防止に努めてまいりたいというふうに考
○説明員(岡本敬三君) 今回の広島県、島根県に対します林地荒廃等の被害額が約百九十三億円に及んでおります。このうち災害関連緊急治山事業といたしまして既に第一次分、八月十二日に島根県、広島県を含めまして、災害関連緊急治山事業としまして五十六カ所、事業費約十六億八千万の決定通知をいたしたところでございます。
○岡本説明員 当該の森林につきましては、御指摘のとおり第三期の保安林整備計画におきまして、水源涵養保安林の指定計画とされたところでございます。五十七年から五十八年に現地の調査をいたしまして、森林所有者の理解を得るように努めたわけでございますけれども、同意が得られませんことから現状は普通森林となってございます。
○説明員(岡本敬三君) 林野庁といたしましては、山崩れなどによりまして人家とか公共施設、これらに被害を与えるおそれのある箇所を山地災害危険地区ということで把握をいたしております。約十七万カ所というふうに現在承知しておりますが、それらの山地災害を未然に防止するという意味からは、従来予防治山といいました治山事業ということで対応してきているわけでございます。六十三年度からは、新たにこういう危険地を対象といたしまして
○岡本説明員 先生の方から現在の林業の状況につきまして御指摘をいただいたわけでございます。今審議をお願いしております六十三年度の予算につきましても、従来造林事業で進めてまいりました森林の整備につきまして、特に保安林を中心にしまして新しく私経済では手が出しにくくなった部分につきまして、新規の予算をもちまして治山事業でこれを行うというような考え方も取り入れておるところでございます。 治山事業につきましては
○岡本(敬)説明員 林野関係の事業の進捗につきましては、特に問題があるというふうには私ども聞いておりません。 以上でございます。
○岡本(敬)説明員 昨年の台風十号によります林野関係の被害でございますが、被害総額で二百六十三億円でございました。これらの中で緊急に復旧を要する百四十カ所につきましては、六十一年度中に復旧を完了いたしております。また、治山施設及び林道施設の復旧につきましては、復旧進度を大幅に引き上げまして、現在の復旧進度は九〇%を超しております。今後とも残事業につきましても早期に復旧に努めてまいりたいと考えております
○岡本(敬)説明員 今回の豪雨に伴いまして、林地崩壊が数多く発生いたしております。八月二十五日現在でその被害額は約四十億円に達しております。これらの崩壊箇所の中で、次にまた雨が降りますと再度災害の発生のおそれのある箇所もございますので、こういう箇所につきましては、災害関連緊急治山事業等によりまして早急に対応を図ることといたしております。 秋田県及び岩手県につきましては、既に一次協議も終わっておりまして
○説明員(岡本敬三君) まず最初の、森林がある場合には林地崩壊が起こらないけれどもというお話でございます。森林は林地崩壊を防止する機能があることはまさに先生御指摘のとおりでございまして、私ども、その場合には林地崩壊防止保安林というふうなものに指定をいたしまして、住居等の安全に対処しているところでございます。 次に、国有林の伐採問題でございますけれども、森林は、そこに森林が存在することによりまして洪水
○説明員(岡本敬三君) 森林が水資源の安定確保に果たしております役割は非常に大きいということで、その整備を図ることは極めて重要であるという認識で林野庁としましては施策を進めておるところでございます。水源涵養上重要な森林につきましてはこれを保安林に指定をいたしまして、その保安林の整備に必要な適切な措置を確保するようにいたしております。 さらに、それに加えまして計画的な治山事業あるいは造林事業、さらには
○説明員(岡本敬三君) 保安林の指定につきまして、全面的に知事に委譲すべきではないかというお尋ねかと思いますが、保安林は、水源の涵養とかあるいは災害の防備、生活環境の保全といった公共目的を達成するために、特にそういった機能を発揮させる必要がございます森林を指定しているというものでございます。そういう意味から、 保安林の指定の解除につきましては、国有の保安林あるいは民有林のうち水源の涵養あるいは土砂の
○岡本説明員 シイタケ対策につきましては、最近噴火活動が非常に活発だということがございまして、六十二年度から当該事業に関します予算の要求を行っているところでございます。
○説明員(岡本敬三君) 第六次の治山事業五カ年計画につきましては、昭和五十七年度から一兆四千七百億円の計画額をもちまして、現在実施をしてきております。最終年度でございます六十一年度までの実施額といたしましては、累計で一兆九百七億円という予定でございまして、最終の達成率は七四・二%と見込んでおるところでございます。 なお、現行の五カ年計画は六十一年度をもちまして終了いたすわけでございますが、引き続き
○説明員(岡本敬三君) 栃木県におきます林道施設の災害復旧事業の現地査定につきましては、既に九月の十日から十三日に第一次の査定を終わっております。第二次の査定といたしまして、二十四日から現在も実施をいたしておるところでございまして、二十七日には完了の予定でございます。また、治山施設につきましては、九月の二十二日に現地査定を完了しております。 なお、緊急に復旧を要する河川につきましては、応急復旧の指導
○岡本説明員 今回被災いたしました林道あるいは治山施設の災害復旧につきましては、関係県の準備が整い次第早急に現地査定を実施いたしまして、緊急を要する箇所から順次復旧を図ってまいりたい、このように考えております。
○説明員(岡本敬三君) 林野庁といたしまして、今回の鹿児島市におきます山地崩壊にかんがみまして、このような災害の再度の発生を防止いたしまして効果的な保全対策を講ずるという趣旨に基づきまして、シラス地帯におきます山地保全対策手法を確立する、こういうような見地から鹿児島市におきまして、予防対策としまして具体的な工法等について鹿児島県と共同調査を現在実施しているところでございます。この調査におきましては、
○説明員(岡本敬三君) 今回発生をいたしました山地崩壊箇所のうち次期降雨等によりまして人家や公共施設等に被害を与えるおそれのございます緊急な箇所につきましては、災害関連緊急治山事業によりまして本年度早急に実施することといたしております。このうち第一次分といたしまして、鹿児島市上竜尾地区、平之町地区及び新照院地区を初めといたしまして、十四カ所につきまして事業費約十一億六千万をもちまして、鹿児島県にもその
○説明員(岡本敬三君) 治山施設の災害復旧事業につきましては、八月の七日、昨日でございますけれども、現地査定を既に行っております。今後とも早期着手に努力をしてまいりたいというふうに考えております。
○岡本説明員 林野庁といたしましては、災害関連の緊急治山事業といたしまして、先ほど申し上げましたように、約十一億六千万円の決定をいたしまして、既に県に通知をいたしておるところでございます。 なお、治山施設の災害復旧事業の査定につきましては、八月の七日を予定いたしておるところでございます。 以上でございます。
○岡本説明員 今回のシラス地帯の災害につきまして、林野庁といたしましては、昭和六十年度、六十一年度の両年度にわたりまして調査を実施いたしておりますが、その中間の取りまとめ結果によりますと、山地災害危険地といいますのは全国で約十七万三千カ所に及んでおります。このうち鹿児島県につきましては五千三百カ所というふうになっております。これらの山地災害危険地区につきまして、災害を未然に防止するという趣旨から、治山事業
○岡本説明員 今回の災害が激甚であったことにかんがみまして、災害発生後直ちに担当官を派遣して、被害状況の調査及び応急対策あるいは復旧対策について県等を指導いたしてきております。県におきましては、崩壊面などの浸透水によります再度災害を防止するため、シート類によります被覆、不安定な土塊の除去及び土砂流入を防ぐさく類の作設などを実施いたしております。また、次期降雨等に備えまして、危険箇所を初めといたします